【月陽炎 千秋恋歌】感想

【男性向け18禁】

MANYOさんの担当されたゲームをクリアしていく企画第5弾。

2002年03月01日発売
『すたじおみりす(解散)』※リンク先作品紹介ページ(18禁)
【月陽炎 千秋恋歌】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。

ずっと前に終わってたゲームですが感想を書いてたので掲載。

「月陽炎 DVD Edition」でプレイ。
本編の感想はこちら。(※リンク先前回感想)

MANYOさんはこちらのED担当なので、本編が終わり早速開始。
本編のサブヒロイン鈴香と双葉の物語が入っていました。
攻略を見ながら「双葉」→「鈴香」の順で攻略。

『双葉ルート』
主人公の職業がゴロリと変わり、探偵として活躍する本編の双葉ルートの後というお話でした。
地元で発生した事件を解決する為に、再び村に訪れた二人の物語。
探偵として認めて欲しい、大人として認めて欲しい双葉の一生懸命さと、ひたすらラブラブな二人が描かれていました。
ただ、娼館絡みの事件でヒロインがピンチに！な流れなので好き嫌いは分かれそうです。
事件解決はしますが、若干最後主人公が無能になってたり…最後に主人公の機転で一発逆転！を期待してたので少し肩透かしが。
この物語では葉桐さんも生存しており、美月も堕ち神の件での覚醒をしていないので、本当に本編の伝奇とは全く別次元の物語なのだなぁとも思いました。
外に出れるようになった柚鈴がしっかりと地に足をつけ立ち、自分の思ったことをちゃんと言える娘になっていた所が凄く成長を感じて…
こちらの性格の柚鈴が凄く好みな分、攻略出来ないのが凄くもどかしく…柚鈴が占って貰ったおまじないの結果が本編と絡み合ってるのが中々に面白かったです。
あと、本編では空気だったハムスターのみりすがよく出てきます。

『鈴香ルート』
本編が不遇だった為にFDではメイン核に？(私は本編好きですが)
物語は鈴香ルートの祭りが終わってから、告白前のギクシャクして社務をこなす二人のシーンからスタートしました。
本編では彼女との結婚も手伝いの一部に入っていての神社行きなので、ある意味では正ルート？
超・恋愛物でした。姉様可愛い。
本編では結構サクッとお互いの気持ちを打ち明けていましたが、それがお互い素直にならず、もどかしく展開され。
ぎこちなく、穏やかに恋人になっていく二人が描かれていました。
社務所でのエロは大変エロかったです…
伝奇は父の容態以外は殆ど絡んではきませんが、一哉さんの娘や元妻に対しての心境はここで唯一語られた気がします。
気がつくといつも既にお亡くなりでしたからね一哉さん…本編ではこの複雑な家庭事情がある中で彼の心境は全く触れられずだったので、少し株が上がりました。
本編では描かれなかった父と娘の和解も描かれていて、その辺りは良い補完になっていると感じました。
…というか、こういう父と娘のお話弱いんですよね私…色々と和解していく過程が丁寧で、羊羹を食べるシーンは印象に残っています。
そして、本編での何もかも全てを失った二人が外の世界へと旅立つ…幸福ではなく、ED的には不遇なEDかもですがあの「二人の世界」なEDが好きで。
そのEDが凄く好きだったので、後日談で過去を追憶する形で入っていてとても満足しました。
FDとして凄く満足したお話でした。

作曲者さん追いの企画で始めたゲームですが、当時からの名作と呼ばれ、今も名前が残っている作品に触れる事が出来て良かったです。

※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
　参考攻略サイト様：いろりんのとこ for エロゲ 様
【http://irorin.x0.to/erogame/】
　月陽炎 千秋恋歌 ページ
【http://irorin.x0.to/erogame/gamek/tuki_funk.html】