ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

TRUE REMEMBRANCEをn週目している人のネタバレ記録 その18

※この記録は里見しば様制作のTRUE REMEMBRANCE-remake-をn週目する人間の記録です。
※軽く片手の指以上の数の周回をしているのでネタバレ込み、伏線に触れまくりの記録になります。
※好き過ぎてスクショ撮り放題です。
※また、同作者様作『送電塔のミメイ』もプレイしてるのでその辺りにも触れています。


前置きは コチラ

前回 ←←←

TR記事まとめは コチラ






五話 さよならの準備】その③


f:id:AON_KABOCYA:20190309043814p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309043822p:plain


三日間安静にしラは風邪を完治。良かったね、ラ。
風邪の時は体調が悪過ぎて外の景色も見れなかったけれど、今度は目を回しながら元気に全力で外の景色を楽しんでいるラに安心します。


f:id:AON_KABOCYA:20190309043837p:plain


お医者様からもお墨付きをもらい、今度は元気に先生の元へ。
先生も、穏やかそうで良かったです。
この花は先生のご家族でしょうか?
そういえばこの街は封士しか住めないみたいですが、封士が一般の方と結婚した場合どうなるのでしょう…?
と少し考えてふと思い出したのが「満たされた人は封士の能力が消える」というものでした。
あぁ、結婚とかしてたら封士の能力は無さそうですね…
もしかしたら結婚後に封士の能力が目に止められてこの街に単身赴任してる方も居そうですが、その場合はある意味単身赴任して正解のご関係になっていたのかもしれませんし。
教官に成れるほどの能力を持つ先生の『錆色の記憶』に相当するものを考えると、このお花もきっとご家族などではなく先生の教え子からのものだったのでしょう。
でも、先生、先生はお花を持ってきてくれる生徒が居るほど慕われているんですよ…
もう忘却するだけになってしまったからこそ、今までの先生の悲しみや満たされなかった心が忘れられて、後は先生の全てであるその一瞬、瞬間瞬間がお花を持ってきてくれる生徒の優しさなどで満たされる事を願います。


f:id:AON_KABOCYA:20190309043916p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309043923p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309043931p:plain


そして、今まで名前だけが沢山語られていたこの男、右手の登場。
右手、若いですよね。
里見さんの日記】8月10日に塗りまで完了した立ち絵があった事が分かります。
確かに、こことラストだけの登場なのと登場するシーンはかなり重要なシーンが多いので、彼を出す時はCGの方が映えてとても良い演出効果だと思いますが、やっぱり立ち絵も見てみたかった気持ちもあります。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044020p:plain


ここのシーンは周回ならではの要素がてんこ盛りです。
周回するとここの会話の意味が初回プレイ時とゴロッと変わります。


「それもあるけど、僕のお客さまが風邪をひいたから診てもらいに来たんだ」
 「風邪……?」
 不審そうに眉を寄せて男が問うので、


(右手はラが黒目のお客さまとして『錆色の記憶』を癒やしているのを知っているので、『S級封士』が風邪をひいたのか?の意)


私は慌てて言葉を付け足した。


(お客さまとしての自分が風邪をひいてしまっては黒目が怒られてしまうかもしれないので慌てて否定)


「私が悪いんだ。それにもう治った」
 何がおかしかったのか、男は口の端を持ち上げるようにして笑った。


(あの寂れた教会でも平気だったり『S級封士』であるラが風邪をひく事に驚き眉を寄せた訳で、別に怒った訳ではないのに黒目が怒られると勘違いしているラを面白いと思っている or 黒目に対して怒っていないのに、ラは本当に黒目を庇い大事に思っている事を笑った)


のように様々な注釈が出来るんですよ!
もうね、神かと…いや、勝手に神だと思ってます。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044106p:plain


ここで初めて名前が明かされます。
初回プレイ時は彼が噂の…と驚いたものです。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044117p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309044126p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309044136p:plain


右手のお見舞い相手はきっとこの「車椅子に乗った女性封士」でしょう。
この街は封士とお客さま、そしておそらく医者などの専門職の人しか居られないので彼女も必然的に封士になります。
むしろ医者などもキョウのように本業は封士で職を掛け持ち出来る人なのかもしれません。
国は封士を集めて居ますが、四話で語られているように封士も閉じ込めるためにこの街はあるのです。
この「車椅子に乗った女性」も何かで病気になったのかもしれませんが、封士の力がある限り外には出られないのでしょう。
里見さんの日記】9月16日に「右手とは訓練生時代からの同僚で、真面目な右手とは正反対の気性の女性です。病気がちで一番街の病院に入院しています。」とあります。
不真面目…というか融通がきく明るく笑顔の耐えない方のイメージです。
その後に「いつか書いてみたいエピソードですが、本筋とはまったく関係ない話になりそうです。」とありますが、いや、本当に、いつか書いてください、お願いします!!
私はED後、いつか右手とこの女性も、二人が一緒に居ることで満たされていけば良いなと願います。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044216p:plain


オルゴールについて聞かれた事が気に触ったから仕返しをしたのか、それとも単に好奇心か。
右手は自分がした事を分かってて黒目に言ってくるのですからなんというか…
彼もまた「いやらしい」なと。黒目と右手は凄く類友の上で同族嫌悪だなと思います。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044243p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309044251p:plain


ラと右手の会話ターン。
一周目は「黒目がラに対して仕事をしているか?」という意味ですが周回すると「ラが黒目に対して仕事をしているか?」に変わるんですよ。
どうすればこんなに何周もする事で意味が全く変わる文を違和感なく書けるのか、凄すぎて頭を抱えます。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044310p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309044318p:plain


マリア』。そしてラはそのマリアの事を知っています。
マリアを眺めていた黒目、マリアに何があったのかを知っているラ。
この瞬間におそらくラはマリアの記憶処理を行ったのが右手だと知りました。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044330p:plain
f:id:AON_KABOCYA:20190309044337p:plain


そして流れ出すこの作品のタイトル画面曲、Amor Kana様製作「BRIGIT」。
この曲は、ラが歌う時に流れる曲です。彼女は歌います、黒目を癒やす為に。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044753p:plain


最後まで買われる事は無かったベッド。
それはきっと、ベッドを買ってしまうとずっと一緒に住む存在だと勘違いしてしまうからなのではと思います。
黒目も、『じいじ』も、思慮深く何でも出来るのほど器用なのに、どちらも小さな予防線を張るなと…いや、思慮深いからこそかも…


f:id:AON_KABOCYA:20190309044815p:plain


ラの涙は黒目の『錆色の記憶』か、それともラ自身のものか。
でも、黒目の『錆色の記憶』はラの事です。きっと、どちらでも結局はラに辿り着きます。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044831p:plain


ラは、選択します。
黒目の『錆色の記憶』を消す道を。


f:id:AON_KABOCYA:20190309044845p:plain


ラの歌声が優しく響き渡る中、物語は次話へ……。

正直、ここで切りたくは無いのですが…このまま進めたいのですが…
区切りとしてはここなので、一旦〆ます。
もう何周もしているのに目頭が熱いです。
これはもう条件反射、「BRIGIT」にはどう足掻いても抗えないみたいです。
(改めて見て思ったのですが、今回、右手のスクショばかりになってます(笑)彼の登場が重要なので仕方ないとはいえ振り返ってビックリしました)



次回 →→→