ひっそりと群生

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【大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-】感想

【男性向け18禁】



なんとなくオーガストの作品を最初からプレイしたくなったので初回版を購入part13。



2014年03月28日発売
オーガスト』※リンク先公式HP(18禁)
大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-】(PC) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








前作『大図書館の羊飼い』(※リンク先前回感想)と『大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~』(※リンク先前回感想)のFD。


抱き枕カバー付きの初回を買いました。
CDが無ければその他のグッズは正直そんなに興味を惹かれないのですが、何故か抱き枕カバー無しのスタンダード版よりも安値だったのでコチラに。
物量が多いのに安かったのは結構謎…置き場が無かったのでしょうか…?


本編がかなり長かったので、かなり気合を入れてプレイしました。
…が、FDの一話一話はそんなに長くなく。
それなりの時間でサックリと出来たので、お手軽で良かったです。


今回から多岐川さんが攻略可能に。
本編では分かりやすい敵側で結構彼女も魅力的だったので、ヒロインに昇格されたのは嬉しかったです。
エロゲー、ギャルゲー系は、敵側だった女性でも攻略対象になる可能性があるというのが魅力的だと思います。
そして、「おまけ」モードでですが、『放課後しっぽデイズ』の二人と、なんと、つぐみの妹のさよりもエロゲーとして攻略出来るようになったのが魅力的でした!
こういう所は逆移植やFD、強いなと思います!!


あと、メーカーコールやタイトルコールも初かな?
起動時に少しビビりました。


音楽も新たに追加されて、かなりパワーアップしていました!
立ち絵の演出も相も変わらず。
CGではなく立ち絵で表現される事が多く、本編同様、見てて楽しかったです。


基本はメインルート後の物語です。
凪だけ特殊なので羊飼いルートからの物語。


Hシーンも各一回だけなので、少ない気はしますが、物語に無理矢理入るよりかは違和感無く、個人的には良かったと思っています。
メインヒロインに「おまけ」シナリオが2個あり、ギャグ話とエロ話なので、良い感じにバランスが取れてたと思うので。
ただ、サブヒロインには「おまけ」シナリオが無かったのが残念。
会長の「おまけ」シナリオ見たかったです。



プレイ順は、
つぐみ→玉藻→千莉→佳奈→凪→真帆→水結→紗弓実→葵→朔夜→のぞみ→筧

の順でプレイ。
…というかルート選択ではなく、自分で好きな話を選べたので、、順番通りにプレイしました。



『つぐみ 編』
「新しい道を歩く君と」
つぐみ VS 多岐川さん!!
新生徒会と旧生徒会での意見の違いのイザコザは多岐川さんが副会長になった以上、あるとは思ってました。
結局はスーパー善人のつぐみの人望に納得するのですが…
正直に言うと…多岐川さんがめちゃくちゃ可愛い!!
まさかの多岐川さんも筧を狙う恋のライバルとなり…
望月元会長といい、旧生徒会員はつぐみルートでライバルになるなぁ、ってか筧モテすぎ(主人公補正で仕方ないとはいえ)。
多岐川さんが筧を認めて行けば行くほどデレが来て…おい!本編でのツンはどこに行ったよ!!くらいにデレが来てました。
最後には筧を諦めない宣言をしますが、望月さんとお茶をして、きっとつぐみに負けた傷をお互いで癒すのでしょう。
多岐川さんがこれだけ可愛かったので、FDで彼女の物語があって良かったと思います!
無かったら本編の望月さん同様、顰蹙ものだと思うので…


『玉藻 編』
「姫と君主と婿養子」
本編で玉藻の家の事が描かれなかったので、父親が出てきて満足でした。
凄いお家柄なので、どうなるかと思ってましたが、そこまで酷い展開にはならず。
途中、筧が自分ではどうしようもない出生の事でけなされた時に玉藻が怒った時にはスカッとしました。
自分の事では声を荒らげませんが、大事な人が傷付く時には全力を出すのが玉藻らしい。
図書部の気持ちも汲んでくれたようで…皆がどんな手紙を書いたのか気になります。
玉藻が反抗をしないから、調子に乗ってしまっただけという分かりやすい父親で、根は娘思いで良かったです。
しかし、本編でも思いましたが、高峰と玉藻の掛け合い好きです。
高峰がお目付け役だと思うと、尚、良い関係だなと思います。
恋愛にはならない男女のこういう関係好きです。


『千莉 編』
「ディーヴァの還るところ」
千莉の実力があれば、そう来るだろうなと思っていたお話。
けよりなの菜月もですが、結構オーガスト遠距離好きだよね…
子供用ミュージカルで千莉が子供と戯れる姿が可愛かったのと、水結と本当にナチュラルに仲良くなっていた姿が良かったです。
留学期間がたった二ヶ月のオチには笑いました、短っ!!
「おまけ」で彼女の視点から筧の立ち絵が見えるのが新鮮でした。


『佳奈 編』
「二人のための原稿用紙」
佳奈が本格的に物書きで賞を目指すお話。
高峰が色々と美味しい所を持って行っていた気がします。
気を遣われる事に慣れない辺りが佳奈らしいなと思ったり。
お互いが孤独に慣れているからこそ、共に居ると、好きだけれど気まずくなってしまう。
佳奈の物語は本編でも思いましたが、リアルです。
佳奈の物語だけ、キャッキャウフフの学園ラブコメよりか現実よりだなーと思ってます。
立ち絵の電話してる上半身だけ見せて、別の画面で立ち絵の足先だけを見せて、座って電話をしているように見せる演出は良いなと思いました。
あと、佳奈の物語だけ(実質一択の)選択肢があるの優遇されてるなと感じました。
「おまけ」でアプリオでのエロシーンがあったのは嬉しかったです、見たかったので。


『凪 編』
「未来へのオーダー」
凪が一人立ちするためにアプリオで働くお話。
今まで羊飼いを目指していた分、現実を生きると決めた以上、働く道は通らなければならない道。
今まで現実には居なかった分、彼女にとっては凄く難しい事ですよね…凪っちゃん、頑張れ!という気持ちに。
しかし…羊飼いといい、アプリオといい…凪はいつも試験してますね、大変だ。
ある意味では凪編でもあり、ナナイさん編でもあり。
ナナイさんの最後の罪滅ぼしというか…唯一の父親としての行動が描かれてました。
羊飼いの一件がある本の一部を与える事で、筧と凪の出会いは消える事は無くなった。
凪との思い=羊飼いなので、この辺りがハッピーに繋がって良かったと思います。
本編では「最後まで折れない父親を放棄した羊飼い」だったので、最後にナナイさんが「父親」になってくれて良かったです。
さりげにアプリオの背景にしっぽデイズ組が居たので、おお!となりました。


『真帆 編』
「遠くて近い背中」
会長、可愛いよ、会長。
本編でもだったのですが、会長が一番好みだったので読んでて一番テンション上がりました。
完璧なのに料理だけは出来ない所もまた…一部の隙があって良い。
何故、会長が筧の事を好きになったのかも明かされ満足。
何気ない会話の中で惹かれていくって良いですよね、最初から主人公を好きなヒロインはある意味でズルい、魅力的です。
会長編は千莉編と違い、ガッツリ留学で…やっぱりオーガスト留学好き??
会長が留学して、そして筧も留学する。
成績トップの筧だから出来る芸当です、頭が良い主人公は選択出来る範囲も広くて良いです、流石。
多岐川さんが見た映画、「Asphodelus ~親愛なる世界へ~」が完全にユースティア…
聖女様が完全にイレーヌで驚きました。
酒場「ヴィノレタ」といい、ユースティアネタ引っ張って来て楽しかったです。


『水結 編』
「マネジメントデイズ」
夢に向かって本気で頑張る子は素敵です。
本編でもでしたが水結もとても好みの子でした。
千莉も良い友人関係を築き、体調が悪い中でのライブでもしっかりと助けてくれる存在に。
千莉と水結の友情が好きだったので、この辺りが見れて凄く嬉しかったです。
彼女が演技でアレなシーンを演じる。
地雷の人も多そうですが、筧が夢に向かうのならと寛容な所も個人的に好きです。
筧は思慮深く、割り切りが出来るタイプな所好きだなと思います。


『紗弓実 編』
「遠い日のリコイル」
嬉野さんがキャラ的に個人的に苦手だったのですが、あぁ、基本逃げの姿勢だからか…と納得。
会長や水結がキャラ的に好みなので、そりゃ逆のタイプは苦手になるよなと。
しかし、嬉野さんと会長の一面を見る事が出来ました。
昔馴染みの彼女達の物語も見る事が出来、二人の距離の意味を知る事が出来ました。
人と離れるのが怖いから、最初から好む人を見つけない嬉野さん。
この事を知った時、かなり好きだなぁと思いました。
人間味を感じると一気に好きになります…アプリオ組は妙に現実的で人間臭い。
最後には救われたから救い返すという展開で…私はこの展開に弱いです。
会長との経緯や、彼女の心情の変化を含めて、かなり好みのキャラになりました。


『葵 編』
「儚いものほど美しく」
まさかの多岐川さん編。
いや、でも、つぐみ編で輝いていたので、無いほうがおかしいとも言うべきでしょうか。
出てくる名前付きの女性キャラは全員攻略できる所は流石というか…本編、スピンオフ、FD、全部合わせると凄まじい大容量です。
ミナフェスをパクろうとして失敗する多岐川さん。
元々ミナフェスは弱者の集合で楽しむイベントだったのに、そこから更に選別しようとしたらそらそうなるというスタート。
大失敗した後、自分には無い物を筧が持ってると知り、彼女は筧の元へ弟子に来る。
多岐川さん、基本真面目なので、筧を尊敬しだしたら一直線な所が可愛い。
筧との一週間の中で自分の欠点に気付きますが、流れが早かったので、もう少し気付く流れがゆっくりでも良かったのでは?とは少し思いました。
まぁFDだし、その辺りは仕方ないか…
ケープを脱いだ多岐川さんと望月さんが見れたので満足です。
しかし生徒会組の初体験は生徒会室でと決まっているのでしょうか…二人共同じ場所で驚きました。


『筧 編』
「真夏の平和なバトルロイヤル」
筧が誰とも結ばれなかったパターン。
ある意味全年齢のハーレムルート。
皆でワイワイが好きなので凄く楽しかったです、青春だ。
作中で遣われた『FORTUNE ARTERIAL』のトランプ、良いですね。
あと、凪もけよりなのさやかさん同様、「ぽてりこん」が好きなのも面白かったです。


『朔夜』
「私の断食系彼氏」
「おまけ」シナリオより
彼女に一ルート無いのは残念ですが、スピンオフのキャラクターなので仕方無い。
主人公が筧ではなく、慶で良かった!!
これでしっぽデイズ組も筧と…とかだったら、カプ厨の私はブチ切れてました、本当に良かった。
しっぽデイズが全年齢だった分、エロシーンにはテンション上がりました。
ある意味では、しっぽデイズはFDと合わせて完成な所があります。


『のぞみ』
「密室トライアル」
「おまけ」シナリオより
彼女に一ルート無いのは残念ですが…ry。
主人公が筧ではなく、慶で良かった!!part2
のぞみは本当に見た目が好みなので凄く素直に楽しかったです!!
どちらの話でも「彼女よりも猫が好きそう」と言われる慶…マジで慶。
好き嫌いは分かれそうですが、エロシーンで慶にも顔が描かれてるのが個人的高得点でした。
エロシーンで主人公の顔も描いて欲しい派なので。
こう…のぞみがエロシーンで「やってやんよ!」の気持ちで挑んでる姿が凄く好きでした。
「いいってことよ……ふふ」
の台詞、めちゃくちゃ好きです!!
朔夜は二回戦で、のぞみだけ一回戦なのが正直、ぐぬぬ…なのですが、まぁ仕方無い。

正直、しっぽデイズ組の物語、もっと見たいです、ゲームで…
ハーレムルートみたいなの…
もしくは全年齢でもっと3人で仲良しなお話…
二人共、スピンオフだけには勿体無いくらいの良キャラだと思います。


『さより』
「うちの義妹が変なんです」
「おまけ」シナリオより
あるとは思わなかった…本当に全員の女性にルートが付く事に…
まさかの姉妹丼…
今までの「おまけ」シナリオの3Pは完全夢オチだったのですが、今回はもしかしたら…となってた所に違いを感じました。
本編じゃなく、「おまけ」シナリオなので個人的には有りです。



オーガストのFDらしいFDでした。
けよりなの時とは違い、シリアスに走らなかったのも個人的に結構好きです。
シリアスも嫌いではないですが、『大図書館の羊飼い』には全ハッピーが似合うと思うので。
お酒の描写など若干移植するの前提でシナリオが書かれているような所が気になりましたが…
移植の際に書き直すよりかは、既にグレーゾーンっぽい書き方をしていた方が楽といえば楽ですね。
気にはなりましたが、上手いなとも思いました。


タイトルロゴクリックは…
ボイス無しの凪話。
おっぱいおっぱいでした。
王は居ないからやっぱりストしなかったか…


次回は移植版『大図書館の羊飼い -Library Party-』をプレイしたいですが…
若干後になりそうです。
でも、移植版は追加キャラも居るらしいので、楽しみです!!