ひっそりと群生

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【おじいちゃん、お見舞いに来たよ】感想

【男性主人公全年齢】



2018年01月07日配信
神秘一族』様 ※リンク先公式HP
おじいちゃん、お見舞いに来たよ】(PC&ブラウザ) ※リンク先ノベルゲームコレクション
以下感想です。








初っ端から破壊力しか無く始終変な笑いが漏れてしまう迷作。



『○月×日、孫が見舞いに来た。でも様子がおかしい…。よ、よすんじゃ!!』
(公式より引用)



一周約3分で終わる超高速お見舞い劇。



『システム、演出』
ティラノ製。
コロコロと変わる選択肢が面白かったです。
色々と選びましたが、何か法則はあるんでしょうか…?


『音楽』
素材曲が数曲。
BADENDから曲が変わりますが、コミカル調の物とロック調の物があり。
ロック調の曲に笑いが耐えられませんでした。


『絵』
可愛い…可愛い?
ほのぼのとしていますが…うん…ギャップがとても良いです。


『物語』
話というか…何か深い事情があるのでしょうか…
こうしなければならない理由とか…


『好みのポイント』
ちょっと予想の斜め上過ぎました。
好きです。





以下ネタバレ含めての感想です





約3分の中に含まれたブラックさとスピーディーさとシュールさに笑いが耐えられませんでした。
「孫がやってきて、お見舞いでお話する」というほのぼのとしたお話だと思ってたので、ノコギリ出た瞬間にまさに「!?」状態。
動けないお爺さん視点だからシュールでありつつも妙に怖く。
ほのぼのとした絵柄でジワジワと迫ってくる孫に恐怖と笑いが耐えませんでした。
選曲も相まって時間制限付きかと思いましたが、時間制限は特に無かったので色々と楽しく選択肢を選べて良かったです。


選択肢を選ぶとたまに孫の心境が語られ。
お爺さんとの思い出や母親の事が少しだけ語られますが、しっかりと語られる事は無く。
おそらくプレイヤーが色々と空白を埋めて台詞から想像するタイプなのでしょう。
全ての台詞を見れた訳ではないと思うのでしっかりとは分からない箇所もありますが、おそらく「徘徊」や「同じ事を言う痴呆」に耐えられなくなって行われた行動…なのかな?
孫の台詞から何となく察せる部分がありましたが、それが全てかは不明。
私は「介護に孫の母が耐えられず孫が母を想いとった行動」に見えました。
展開はシュールですが、人によって受け取り方が変わりそうです…そういう部分がとてもフリゲっぽくて好き。


私は最初に助かるENDに何故か行けました。
でも、駆けつけた看護婦が孫にあっさり注射を打つ辺り…この病院もヤバそうです…
何周かして一応BAD(というかDEAD?)ENDも見ましたが、BAD後のリトライで音楽が変わった際にとてもロックで、テンションに耐えられず爆笑してしまいました。
音楽はリトライでいくつか変わるみたいです、ロック調といいコミカル調といい、良いセンスだと思います。


エンディングは助かるENDとBADENDのみなのでしょうか…?
クリアされた方のコメントも見てみますが、まだあったら見てみたいです。


最初の衝撃から走り抜けるように選択肢を選び、孫の奇行に唖然としたり爆笑したり出来る、短い中で様々な衝撃を受ける迷作でした。