ひっそりと群生

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【ムギュ~っと!ペットめいど】感想

【男性向け18禁】



MANYOさんの担当されたゲームをクリアしていく企画第16弾。



2003年04月25日発売
SAGA PLANETS』※リンク先公式HP(18禁)
【ムギュ~っと!ペットめいど】(PC)(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








ずっと前に終わってたゲームですが感想を書いてたので掲載。



初のSAGA PLANETS作品です!!
いやね「ナツユメナギサ」とか「はつゆきさくら」とか「花咲ワークスプリング!」とか、最近では「金色ラブリッチェ」がある中で、初サガプラがこれでいいのか?という気持ちを若干持ちつつも、ずっとこの流れでやって来ているのでそのまま触れる事にしました。
ジャンルは育成系。
一年間の間に3人の「ペットめいど」と呼ばれる少女達を育てる事になります。


獣耳!メイド!!謎の口癖!!!
まさに2000年前半の「萌え」を凝縮したような作品。
そういえば最近では「萌え」という単語すらあまり聞かなくなりました…若干死語に片足突っ込んでる感じがして悲しいです。
「ペットめいど」という存在が人権無しで明るく存在できる世界観の時点で、「深い事は考えるな!俺たちの萌えを見ろ!!」という強い力を感じました。
とにかく、ふわっふわして萌え萌えな女の子達と明るいファンタジー世界の日常を過ごしたい方には凄く合うと思います。


ただ…育成パートが若干作業。
凝った戦略みたいなのは皆無で、繰り返し同じことをします。
攻略サイト様を見ながらプレイしたのですが、「清潔度」は「メイド服」というアイテムを使用しまくればOKなので実質他のアイテムが必要無く…
「清潔度」を「カリスマメイド」に上げておいてパロメーターを上げると効率が良いのですが、「シャンプー」とか「リンス」とかは序盤も序盤、最初から持っている分しか殆ど使いませんでした。
というよりも「カリスマメイド」に上げるには「メイド服」以外のアイテムを仕様しても殆ど上がらないんですよ実際。
なので、他のアイテムの意味が皆無です。
パロメーターも、「料理」「掃除」「洗濯」「運動」の4つですが、基本は上がるだけで下がる事は殆ど無いです(というか自分がプレイした限り下がらなかったような…)。
パロメーターで焦る事は殆ど無いので、余裕を持って進められます。
しかも引き継ぎ可能なので、二周目からはヌルゲー状態。
一周目は大会でギリギリ50位くらいでEDだったのに対し、二周目では30位、三周目以降は余裕でSランク狙えます。
なので周回する毎に育成パートの意味が無くなって…
引き継ぎ無しスタートだとやりごたえはあるかもですが、この手のタイプで引き継がない人って居るのでしょうか…?
引き継ぎと一緒に育成パートスキップもあっても良かったなとは思います。
2003年だし、仕方無いとは思いますが。
育成パートのキャラクターアニメーションがCtrlキーで飛ばせるのはGOOD。
最初飛ばせず、ずっと眺めてないといけないのかと焦りました。
攻略サイト様の通りに進めれば六周でコンプリート出来ます。
…が、結構育成系で六周って大変でした。
勿論育成系で一年楽しめる作品もありますが、戦術(?)がある程度定まってしまう育成系で一年は辛かったです。
あと、クリックしてもたまに誤反応起こしたのが少し困りました。
選択してないアイテムを選択してしまって…私のパソコンだけ?


物語は…とにかく萌えっ萌え!!いや、本当に。
獣耳を持つ少女達を育てるキャッキャウフフ生活です。
少女達を育てる訓練の中に普通に「H訓練」というのが存在するので、恋愛関係になる前にサクサクっとエロシーンが入ってきます。
関係を深く築いてからH!が好きな人には向かないかも。
そういう方はパッケージで見て分かるこのタイプには手を出さなそうですが。
抜きゲーのノリでサクサクっと肉体関係築いていくタイプ好きなのですが、この手のタイプは最初にエロシーンがあるヒロインが固定なのが個人的にはあまり好みじゃないです。
だって、そのヒロインは下手したら主人公の始めても頂けるヒロインな訳で…
最初にエロシーンが固定で入るヒロインって特別な印象を個人的に感じてしまい、最初にエロシーンが入って特別視されるヒロインって何かズルいなって。
勿論物語の根幹から特別で、メイン中のドメイン!!なヒロインなら有りですが、この手のタイプのヒロインが皆平等!でありながら最初のエロシーンで差が付くのがどうにも得意では無いです。
まぁ今作は、あまりにも世界が萌えっ萌えしていたので、そういうこだわりすらも吹っ飛んだのですが…萌えって凄いなぁ……


でも、明るくありながらも若干「この世界観でソレするんだ!!?」な展開もあり。
医者のイベントとか、娼館のイベントとか。
回避は可能ですが、行こうと思えば簡単に行けるイベントなのでビックリしました。
医者のイベントはリンネが本当に可愛そう…他キャラは平和なのに…
苦手な方はリンネを預けないようにして下さい。
娼館は…お金が手に入るのでそういう意味では有り難いのですが、結構主人公ゲスいなと思いました。嫌いじゃない。
ハナ、ココア、シアンのサブキャラにもしっかりとエロシーンが実装されていて、出てくる女性にはほぼ全員エロシーンがあるので、満足度は高いかと思います。
でも、シアンはリオンと仲良く居て欲しいなぁ…
二人のエピソードとかもっと見たかったです。


絵柄はまさに2000年前半の萌え絵。
それ以上でもそれ以下でも無いです。
キラッキラしてました。
立ち絵は変化無しで若干斜めに傾いてるように見えますが、左下に表情が有り、それがコロコロと変化して楽しかったです。
洋服は基本変化無し、メインの3人はたまにイベントで洋服が変わります。
正直、メイド服よりも私服の方が好みでした。
(でも、立ち絵の洋服が変わっても、表情の方の洋服はメイド服のままなんですよね、残念。)
アニメーションなど凝ってますが、周回するとほぼCtrlキーで飛ばすのでアニメスキップ機能が欲しかったです。


声は女性キャラのみフルボイス。
この仕様は2000年前半っぽい。
この年代でボイスリピート機能が付いてる事に地味に驚きました。流石のサガプラ。
演技は…まぁ全員有り。流石ビジュアルアーツ傘下だなと思いました。


音楽は主題歌の「ペットめいど」がMANYOさん作編曲。
MANYOさんに珍しい電波ソング。破壊力抜群です。
ラテン調の曲に合わせて掛け合いや、ミミの口癖の「うきゅっ!?」という掛け声が入ってたり…流石の電波ソング
タイトル画面や育成選択画面で常にインスト版が流れてます。
インスト版を求めている方は是非!
正直、育成選択画面が作業になって若干辛かったですが、インスト版で救われ飽きる事無く進められました。
音楽の力って偉大。
BGMもどの曲もクオリティ高くアップテンポで、この辺りも流石のビジュアルアーツ傘下。


エロはかなり多い方。
萌え抜きゲーという感じ。
メイン3人は共通ルートの時点でエロが入りますし、育成パートでエロの選択があります。
育成パートのエロはマニアック寄りな事をするので、見てて楽しかったです。
でも絵は同じ構図の使い回しが多いので少し残念。
サブヒロインは2回サブサブヒロインは1回。
全部見ましたが、娼館に行って見世物になるエロが個人的には一番好きでした。


ルートは攻略サイト様に従い、
まったり ルート→チハヤ ルート→サクラ ルート→ミミ ルート→リンネ ルート→フウア ルート→シアン回収
で攻略。



『まったり ルート』
引き継ぎの為のステータス上げと、各ヒロインのエロシーンを一部回収したり。
最後、大会の勝敗によってEDが分岐しますが、ここで負ける方がかなり難しいです。
二周目以降とか最強のデータになっていくので、このルートの最後の大会直前でセーブしておく事を推奨します。
最強のデータになっても最後の大会は苦戦する事があったのでラストはレベル調整入ってそうですが、それでも負け展開を見るために一応直前セーブ推奨です。


『チハヤ ルート』
眼鏡、年上、謎のデカイリボン。
人気としてはかなり苦しい属性が入ってる気も…ってかなんだそのデカイリボンは…?
友人ポジションキャラのシイナがライバルとして出てきますが、ありがちな友人が恋のライバルポジションで主人公とヒロインをくっつける為に当て馬として出てくるのではなく、かなり本気で狙ってきます。
こういう本気で狙うタイプ珍しかったので楽しかったです。
ってかシイナの外見、立ち絵がめちゃくちゃ好みなのですが…
タバコに緑髪に眼鏡の男キャラは私に効く。
正直チハヤさんよりもシイナに目を奪われてました。


『サクラ ルート』
急に主人公の事をお兄様と呼ぶ娘さん。
従姉妹がお兄ちゃんと呼んだり…年下が兄呼び流行ってたなぁ。
後半の分岐の選択肢でルートによってはお友達のミミちゃんを主人公に奪われたり、お友達を取られるとか、よく考えたら悲惨だなぁとも思います。
信じて送り出したペットめいどのミミちゃんが主人公の(変態)調教にドハマリして乙女心、恋心を奪われるなんて…


『ミミ ルート』
恋を知らない子が恋を知っていく。
そういうお話好きなので題材は好きでした。
まぁ、作風からそんなに重くはならなかったのですが。
最初は「うわっ!頭弱そう!!!」ってなりましたが進めると愛着が湧くから、萌えって凄いね。


『リンネ ルート』
辿るルートによっては重いキャラ。
序盤で変態医者に処女奪われたり、後半娼館に行って娼婦として客の相手するし。
選択肢一つ間違うと他の男の相手をするのでダメな人はダメそう。
明るい世界観の中で、猫のイベントとか、彼女の元飼い主とか、一番人間の醜さが示唆されてたように感じました。


『フウア ルート』
一番謎多きルート。
歌ったら人を癒すけど自分は死ぬ→でもなんやかんや死なない→主人公が刺されて死にそうになる→主人公の為に歌って力を使い果たしそう→でもやっぱりなんやかんやで死なない
死なれても困りますけどね、この作風で。
でも、そんなに重くする必要あったか?みたいな。
結論として死ななかったし、歌い続けられたし良かったです。


『シアン回収』
シアンのリオンへの一途さが伝わってくるルート。
選択肢によっては主人公がド外道行為します。
誰の高感度も上げようとせず、Hの訓練だけして、お金の為に娼館に渡す(というか売る)ような行動を取ってたのでまさに外道
このルート辿ってれば誰のルートにも入らないです。
誰とも結ばれない場合の保険のようなルートが無くて良かったです。
こんなド外道行為してたら、だれも付いて来ないわな。



萌え萌えでふわっふわした世界を堪能しました。
しばらくは同系列の雰囲気の作品は良いかな…
大収穫は主題歌「ペットめいど」のインスト版を聞けた事。
聞きながらこの感想を書いていましたが、インスト版も最高です…MANYO節が伝わります…
SAGA PLANETS作品はプレイしたい作品もあるのでまたいつか触れてみたいです。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:FiNALIoN 様
https://finalion.jp/
 ムギュ~っと!ペットめいど ページ
https://finalion.jp/game/sagaplanets/petmaid/