ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【うたわれるもの】感想

【男性向け18禁】



なんとなくLeafのノベルゲーム作品を最初からプレイしたくなったので購入part11。



2002年04月26日発売
Leaf』※リンク先公式HP(18禁)
うたわれるもの】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








Leafのノベルゲーム作品を最初からプレイ…兼、10作に一個は名作と呼ばれている作品を挟んでプレイしないと心が死ぬと2019年は学びました。
というわけで、この感想がいつ投稿されるかは分かりませんが、2020年の40作目は「うたわれるもの」に。


今でも尚続編が作られ、最近ではソシャゲ化も果たした本シリーズ。
「ゲームをスマホから取り戻す」というフレーズをうたっていたにも関わらず「取り戻せなかったよ…」となっていた話題は耳に入っていました。
間違いなく今現在のLeafは「うたわれるもの」で半分飯食べてると思います。
まぁそれだけ今尚人気のシリーズな訳ですが、これだけ長い歴史がある中で本作のネタバレは全く踏まずに来れたのは奇跡的だと思っています。
うたわれるもの」で知っていたのは「箱根の皆さ~ん、うたわれるものですよ~!!」「くり」、あと主人公のハクオロさんが実は凄い人(どう凄いのかは知らない…)という事のみという…
アニメ化した際の声優さんのラジオが酷いという事しか知らなかったので…えらく偏った知識だったなと思います。
殆ど真っ更な状態でプレイ出来たので良かったです。


まずシステム面、7でもインストール可能でした。
ただ、そのままでは起動が不可能でしたので、コマンドプロンプトでKB3086255を無効にしなければ動きませんでした。
管理者でコマンドプロンプトを起動しKB3086255を無効にすれば恐らく起動できるようになるとは思います…が、その後何が起きるかは保証しかねますのでご了承下さい。


最初の最初、CD版でプレイ。
ディスクレス起動不可。
戦闘は…まぁ…かなりヌルゲーな気がします。
この手のタイプはサモン◯イトのみプレイで戦略ド下手の自分が自主的に死なない限りゲームオーバーにならなかったレベルだったので(そういえば移植でもフライ◯プラン関わってた気が…)。
サモ◯ナイトよりもキャラの向きでの補正や高低差補正などが無く、属性を全く考えなくても進めました。
キャラ数がそこそこだったので捨てキャラが居なかったのも嬉しい(サ◯ンナイトは最終的にキャラ多すぎて捨てキャラ多くなりがちだったので…)。
一部時間経過内に陸に上がる…の部分で一回死んだくらいかな?
あとの戦闘はラスボスまで余裕でクリア出来ました。
DVD版で難易度が調節出来るようになったのも分かります。
個人的にはこの難易度が有り難かったのですが、強い方々は絶対に飽きるポイントだと思うので…
戦闘での役割もほぼ決まっていてアイテムなども無いので戦局のドンデン返し!などは無いと思います。
難易度の低いSRPGで個人的には助かりました。
ちなみに重宝したキャラは、ハクオロは必然として、エルルゥ、アルルゥ、オボロでした。


物語は一本道。
記憶喪失の主人公がメインヒロインに出会い行動を共にして徐々に国の闘争に巻き込まれ国の中心人物になり様々なヒロインと出会い更に他国との争いに巻き込まれていく…その中で主人公は特別な存在である事が明かされていき…
記憶喪失に国のトップに一本道でヒロイン多数でハーレム…あれ?なんか最近のなろう系に通ずる物があるな…と凄く思ってました。
いや、もう、完全にコチラが始祖です。
主人公が現代科学の知識を使って科学の無い世界に発展を与えていく所とか、その知識を与えてしまったが故にお国の事情に巻き込まれていく所とか、読んでて凄く原点を感じていました。
でも、それでも嫌味が無かったのは主人公がある程度の落ち着いた年齢である事と、現代から召喚された~とかではなく本当に世界にとって特別な存在だったからが大きい気がしました。
ヒロイン達のハーレムも、個人的に主人公に一人ヒロインの一対一が好きなのですが、かなり違和感無く受け入れられたのは話の流れの中である程度納得できる形で肉体関係が描かれていたのと、これがSRPGだったからが大きく。
SRPGでヒロイン分EDが分岐とかよっぽどシステムが良くないとちょっと地獄だと思うので、この一本道というのはSRPGというジャンルの上では物凄く有り難かったです。
いやぁ…少し前にプレイしたゲームがシステムが良くない上でヒロイン毎にEDがあったので本当に…一周で終わるというのは嬉しいです。
ヒロインも皆魅力的なんじゃないかな?
個人的に凄く好み!は居なかったのですが、どのヒロインにも見せ場がありましたし。
ただ、野郎がかなり最高でヒロインよりも好みだったりはしましたが(笑)
オボロとか…最初は敵視してたのに前半の終わり辺りから完全に弟分ですからね…ツンデレのオボロ可愛いです。
絶対裏切らない見た目は怪しさ満点の商人のチキナロ、好きです。


絵はとにかく美しく…流石の甘露さんでした。
女性キャラは勿論、男性キャラがとても良かったですね…老若男女、どのイラストも美しかったです。
(クロウのサムズアップには妙に笑いました。)
ドット絵も大変綺麗でした。
…というかゲーム性が有るタイプのエロゲでバグが無いのが本当に素晴らしいです。
CD版ではそうでもないかもですが、やり込もうと思えばやり込めるのは良いゲームだと思います。


BGMはどの曲も民族音楽風で場面には合ってました。
ただ、個人的に「この一曲が好き!」は無かったかな…
あと7ではループしませんでした…させる方法は探せばあるのだと思いますが、少し残念です。


物語は…この手のタイプの王道でとても良かったとは思います。
国の争いに巻き込まれたり、主人公の事が明かされていったり。
ただ…物語がセリフのみで綴られていく所が多いので読んでいて「今どういう事だ???」と自分の頭では理解出来ない箇所が多々ありました。
前半は地の文があるのですが後半地の文が殆ど無くなりかなり抽象的に進んでいき、状況を地の文で纏められる事が少なくなっていくので理解にかなり時間がかかったり、後にwikiを見て物語や関係図を把握する事が多かったです。
クーヤの精神崩壊も唐突感を感じましたし…
あと、アイヌ民族をモチーフにしているからでしょうが特殊な発音とカタカナ文字が多いこと多いこと。
横文字覚えられない人なので正直凄く困りました(笑)
人類が滅んだ後の地球(というか日本?)が舞台だったり神や邪神…鬼のように良い面も悪い面も持ち合わせている存在が居たり、信仰の為に戦ったり…そして主人公は信仰を知らないからこそ予想外の行動を取れたり。
そういう神に対しての向き合い方とかはかなり好きでした。
ただ、国と国との対立や人と人との戦いで、こう…三つ巴とかになる事が無かったのが残念。
一度仲間に入ると完全に仲間のままなので、仲間内で裏切ったり敵視したり不安を抱えたりが無く…
そういう三つ巴や疑心暗鬼が大好きな自分としては国をかける戦い物としてはちょっと物足りなかったです。
キャラクターも性格が善の方向で良いキャラばかりで…悪かったと言えるのはヌワンギくらい?
でも悪いと言っても、人の感情を理解出来ない愚かの方面の悪いで、頭が良く人を操るのが上手く、性格が(負の意味で)良いというキャラは一人も居なかった印象…なので邪悪なキャラが好きな自分としてはピンとくる魅力的な悪役は居ませんでした。
それにプラスして前半はそれなりに楽しかったのですが後半は神との戦いになりますし…人vs人が好きなので…そこはまぁ好みと分かれたなーと。
でも、最後の主人公の選択は好きでした。
某有名国民的RPGの10作目もだったけど主人公が最後にああなるの…流行ってたの…かなぁ?
最後の最後で再会できたっぽい描写がありますが…そこはプレイヤーの想像に任せるって感じなのでしょう。


裏切りや疑心暗鬼が無くどこまでも真っ直ぐな部分も含めて原点というか…王道だとも思ってます。
当時アニメが凄く話題で大成功したという話は聞いていました。
ラジオのネタしか知らないので、PC版クリアした記念にいつか見てみたいとは思っています。
DVD版も増えてる要素があるらしいのでいつか触れたいです。
ただし、本っ当に弱いので、難易度は簡単でプレイしたいと思います。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:うたわれるもの攻略wiki
https://utawarerumono.gorillawiki.jp/