ひっそりと群生

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【2年3組の魔女】感想

【男性向け18禁】



2003年07月03日発売
雨傘日傘事務所』様 ※リンク先公式HP(18禁)
2年3組の魔女】(PC)(18禁) ※リンク先DLsite.com(18禁)
以下感想です。








ニコニコ、ニパニパ、中村先生と幼馴染と萌えライフ…に見せかけて圧巻の戦闘!!



『変わり者の先生とやたら小さい幼馴染との萌えライフノベルゲームです。
 とある学園、1年間の休学からようやく復帰した主人公は小動物的幼馴染と再会。
 そこではすこし変わった先生とも出会うことになります。
 ちょっとだけ不振な行動をみせる幼馴染と不振すぎる国語教師とのふれあいをお楽しみください。
 エンディング数は4パターン、CG総数は46枚。』
(公式より引用)



雨傘日傘事務所作品も順に追って行きたい!という気持ちでゲームとしては2作目の「2年3組の魔女」をプレイ。
雨傘日傘事務所様作品のプレイでは前に感想を書いた『午前零時の讃美歌』と感想は書いていませんが「隷妃双奏」『ラミエルパークのエルフ』(※リンク先感想)と続き4作目。
プレイ時間は約1時間30分くらい。
分岐は4箇所ほど有り。
内容は、上記の公式文だと萌えライフとありますが、エロシーンのプレイは安定の雨傘日傘事務所様、かなりハードなプレイが揃っています。
凌辱、調教、肉体改造は当たり前、ナチュラルに乳首ピアスと秘部にまち針を刺したりするシーンがあるので痛いのアウトな人にはキツ目かも。
事故により一年休学していた主人公、八鉱は幼馴染の志乃が学校で遠巻きにされている事に気付く。
遠巻きにされている志乃を気遣うクラス担任の中村と、志乃と付き合い始めたという友人の信弘。
志乃は夜に数々の凌辱調教を受けている中で、その行為の裏側には人ならざるもの「雨竜」という存在が隠れていた……
という内容。
志乃の件を追う内に異形な存在に触れていき、そして中村先生の秘密にも触れていく事になります。
前半はハードなプレイが揃いつつも、後半はその「雨竜」を倒すというお話になり、それはもう格好良い戦闘シーンがたっぷりと描かれます。
ラミエルパークのエルフ」では「紅湖の皇子」のルートでのみその片鱗が見えていたのですが、今作では後半にはもうまさに雨傘日傘節!とも言える戦闘シーンが目白押しで。
ハードなエロから幼馴染イチャラブエロまで…様々な方向性のエロを描きながらも芯のブレなさは流石でした。
雨傘日傘作品の戦闘の原点がココにあった気がします。
サクサクと小気味よく、けれど魅せる所は魅せる、そんな安定した作品でした。



『システム、演出』
FAB system製。
コチラも初めて触れます。
システムはコチラも正直読むだけ、履歴も無し。
セーブは流石にゲーム内部に保存されたので安心しました。
ただ、CGモードが上手く起動していないのか…見たCGが表示されなかったりします。


『音楽』
今回から音楽有り。
7でも普通に聞けました。
曲はシーン毎に合っていたと思います、みんなだいすきジムノペディ


『絵』
ポーズは固定ですが、洋服や表情差分などが多く、表情豊かなキャラクター達が見ていて楽しかったです。
男キャラの信弘もお上手ですし。
志乃も中村先生も基本スレンダーですが、エロシーンだと肉体改造によってムッチリたわわな胸になる所が雨傘日傘事務所さんらしく…
中村先生に至ってはスレンダーとムッチリ、両方完備で大変良かったです。


『物語』
幼馴染を助けるお話…で間違いはないのですが、ほのかに見える中村先生と主人公の過去の関係などがしっかりと描かれないながらも想像を駆り立てるものでした。
ハードなプレイはありますが、「幼馴染との萌えライフ」という部分に間違いがないのも事実。
「幼馴染との萌えライフ」でもありながら、「不思議な先生との交流萌え(?)ライフ」でもあったと思います。


『好みのポイント』
中村先生、最高すぎ!!
ニコニコニパニパしていて掴み所がない中で、明るく陽気な雰囲気がありつつもどこか妖艶で淫靡な雰囲気が漂っている女性で。
独特な空気を纏いながら更に戦闘はとにかく格好良いという…
上半身裸で戦うのにあの格好良さ!
こんな女性好きにならないはずが無いじゃないですか!!
人外で人知を超えた存在なのは察せますが、彼女の纏う独特な空気がたまらなかったです!
プレイ後には「なかむらぁぁああ!!!」と叫びたくなる事間違いなし!!





以下ネタバレ含めての感想です





ネタバレ部分になると…中村先生の正体とかラストの戦闘になってくるのですが…
ラストの戦闘は…このツールが色々と動作的に動きが宜しくない中で、よくあそこまで格好良い戦闘が描けているなぁ…と驚きました。
一枚絵で戦闘を魅せる底力は流石。
ツールがあまり良い物では無くても、絵の見せ方を工夫すればあそこまで圧巻の戦闘を描けるのだなと。
特に中村先生が羽を広げ、主人公と先生の顔がカットインで入り、術式が作動し、光の一柱が包み込むシーンは格好良い以外に言葉が出ません。
戦闘の中でも志乃への触手凌辱というエロは忘れないという徹底っぷり。
そして中村先生の敗北触手エロも有りという完備っぷり。
雨傘日傘さんは格好良い中でもエロゲのエロを忘れない上で、格好良さを損なわずに戦闘を描き切る所が素晴らしいと思います。


今回はEDは多めで、「何も解決はしないけど志乃救済ED」「中村先生放置ED(BADかな…)」「雨竜討伐中村先生ED」「雨竜討伐志乃ED」の4つになるはず。
どのEDも良いのですが…メインEDの「中村先生ED」で語られる中村先生と主人公の過去や、彼女の涙が印象的でした。
幼馴染ゲーだとは思いますが、中村先生が魅力的過ぎるんですよね…
けれど、幼馴染ゲーとして志乃はEDが2個有り。
幼馴染とはほんわかした関係…に見えて、「何も解決はしないけど志乃救済ED」を見て信弘の会話を聞くと主人公も志乃に色々としてたのかな?と深読み出来る描写があったりします。
果たして本当に清い関係だったのか…真実は過去の中のみ。
志乃と結ばれると、志乃とのエロを覗き見しつつも楽しそうにオカズとして保存しながら二人を応援する中村先生も拝めるので、コチラはコチラで中村先生が大変楽しそうで何よりです。


雨傘日傘さんの戦闘の原点に触れられたような気がします。
カットインと戦闘の流れがとにかく格好良くて…
確かに、この格好良さだとツールが良い物に成れば更に良い戦闘を期待出来るのが分かります。
次回作から吉里吉里を導入されるみたいで…どのように動きが変化されるのか、楽しみです!