ひっそりと群生

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【ビューティフルパフォーマー】感想

【男性主人公全年齢】



2011年09月12日配信
ENTRANCE SOFT』様 ※リンク先公式HP
ビューティフルパフォーマー】(PC) ※リンク先ふりーむ!
以下感想です。








熱血少年漫画並の熱い展開!そして癖があるけれども受け入れれば最高の男女コンビの「笑い」に全力投球する熱血青春作!!



『あの頃、僕らは色んなものに憧れていた。
 スポーツ選手、パイロット、総理大臣、お菓子屋、大工、漫画家、ゲームクリエイター、エトセトラ…
 だけど、その憧憬は月日の流れとともに薄らぎ、いつしか失われていく。
 大人と子供では、見えているものが違う。
 子供の瞳に映るのは、現実よりも燦然と輝く夢。
 大人の眼が捉えるのは、輝いていたはずの夢よりも、くすんだ現実。
 そうして、多くの人たちは、かつて抱いていたはずの想いが見えなくなってくる。
 だけど、たまに、ごく稀に、子供の視力を保ったまま成長できる人間がいる。

 桜山パフォーマンス祭り舞台を観て、大野雪人は一組のお笑い芸人に憧れた。
 同時に菜々川かなみは、一組のバンドに憧れた。

 それから五年。
 十代という時間を消費していく中で、雪人は当時の熱をどこかで忘れてしまった。
 それに対し、かなみは今でもなお、その情熱と向き合い、夢のステージを目指して走り続けていr。
 そんなかなみを雪人は羨ましく思いつつも、だからといって何をするわけでもなく、曖昧な日々を過ごしていた。

 そして、高校生になったその日、雪人は江崎巴と出会う。
 飛び抜けて整った容姿を持つ彼女は、周囲に冷たく言い放つ。
 「それの何が面白いの?」

 ある日。雪人はその瞬間を目撃する。
 クラスの誰とも交流を持たず、いつも不機嫌そうに窓の外を眺めている、彼女の油断した姿を。
 ―――江崎巴の微笑みを。
 巴の真意を知ったと、雪人はかつての自分を取り戻していく。』
(公式より引用)


夢を見つけた場所で夢に破れ、しかし夢に破れた場所で夢を取り戻すために帰ってくる!!


コレは少年漫画ですか?となるほど、完全に熱血少年漫画!
週刊少年誌に載っててもおかしくない程の分かりやすくも熱い構成!
万人にオススメ出来そうな程の熱さとそして光を放っている作品…


ですが…熱血少年漫画と明らかに違いがある部分があります。
それは、構成が熱い以前に完全に男女のコンビ系作品が好きな人向きであるという事。


主人公、雪人と巴の為にあるようなイベントがほぼ全てと言っても過言ではない程の構成。
全てのイベント、シチュエーションが二人の為に有り、共に解決していく姿は熱くてとても良かったです!
そういう構成の為に、男女コンビが好きでないと入り口がかなり厳しく、雪人と巴の二人が受け付けなかったら即アウトになると思います。


特に巴は個人としてはとても難がある女性。
女性キャラを個別に好む傾向がある人は彼女の性格で躓く率も若干高いと思います。
そういう意味ではもう一人のヒロインと言っても過言ではない、かなみの方が個別では魅力を放ちます。
個別だとかなみが魅力的なので、かなみ至上主義になった人にも、
「かなみが良い!!」
と、ややウケが悪くなるかもしれない所も感じました。


それとまぁ肝心の漫才がパロネタだらけで、個人の好みもあるでしょうが何一つ面白くない。
画面の向こう側ではバンバンウケて居ますがコッチは画面内がウケるたびに白い気持ちで見つめるしかありませんでした。


システム面でもいくつか難点があり、まず若干文字が読みにくいです。
メッセージウィンドウに文字フォントが合ってない気がしました。
フォントの選択も出来ないので、もっとガッシリしたフォントが見やすかったと感じました。


それと、視点が数回変わるのですが、俯瞰視点になる所でメッセージウィンドウの色を変えて差異が欲しいと思ったり。
読み始めて数秒して「あ!コレ雪人視点じゃない!!」ってなる事多かったので…


それでも、文字表示的な読みにくさというシステム面での難しさを抱えつつも面白いと読み進めてしまう。


その最初の取っ掛かりを除けば、完全に熱血少年漫画、構成、展開分かりやすく、キャラの思考もつかみやすい!
正直最初から最後までのある程度の流れは把握できるので、最後がどういうイベントで終わるのかなどは直ぐに予想が付きます。
予想は付きつつも目が離せないほどの「二人の夢の為にある物語」に引き込まれ、そしていつの間にか物語の終わりを迎えていました。



『システム、演出』
文字表示のフォントが…文字が薄くて読みづらいです…
選べたら良かったのですが、どうしても見づらさを感じました。
強い演出はないですが、EDの入り方がズルい。
ただズルい…久しぶりにEDの入り方で「おお!」と思いました。


『音楽』
BGMは全10曲。
オリジナル…かな?
タイトル同名曲、
「ビューティフルパフォーマー
好きです。
全体的に明るめの曲調が凄く合っていました。


『絵』
絵柄はフリーとしては普通ですが、枚数が多く、制服と私服で夏服冬服。
そして特殊な時の衣装と見ていて飽きませんでした。
背景はとっても安定の安心感のある背景でした。
フリー素材とひと目で分かるタイプです。
写真は動物のみで背景は絵に統一してたのは良かったです。
明るくキャラの表情がコロコロ変わるのがとても良い雰囲気を出していて。
とにかく明るく、作風的に光方面に輝いていました。


『物語』
文章は読みやすく、サクサク進みます。
問題は上記で書きましたがフォントです…
フォントがかなり足を引っ張っていました。
構成は、
「どこの読み切り少年漫画!?」
と思うほどの先は読める、けれども飽きる事はない。
しっかりとした構成でした。
引きはそれこそ巴さんが合って男女コンビが好きなら間違いなく引き込まれると思います。
話も綺麗に纏まっているので、読み始めたら引き込まれていくかと。
ただ一点、漫才が重要の作品なので、パロネタではなくもう少し「漫才」をして欲しかったです。
キャラクターは上記で語りましたがコレにほぼ全振りするくらいにはキャラゲー
というか雪人×巴ゲーです。
男女コンビ好きは絶対にプレイして損はないです!!


『好みの部分で思った所』
本当はもっと男女コンビ好きとしてもっと好きな気持ちがある!
しかし「漫才」がメインなのにパロネタばかりで「漫才」をしていない部分と、亮弥…亮弥の扱いだけは許せず、拭いきれませんでした…
主人公が良い主人公だからこそ余計に。
彼個人にどうしても、もっと光が当たる部分が欲しかったです。





以下ネタバレ含めての感想です





ネタバレと言いつつも、そこまでネタバレに拘る作品ではないです。
ただ、こちらではキャラ評などで自分の萌えポイントと思いっきりぶちまける事にします!


久しぶりにここまで清々しいカプ厨ゲーをプレイしました!
全てのイベントが雪人と巴の為にあると言っても過言ではないくらいの男女カップル好き歓喜ゲー!!
もう何度も書いてますが本当に全てのイベントが雪人×巴の為にある!!!
なんと清々しい事か…その上で「夢」に向かうストーリーも忘れていない…


間違いなく良フリゲです!良フリゲです!!
が、数カ所引っかかる所もあり…
巴さんを個人として見た際に思った部分と亮弥の扱いに関して。


本当にこの部分が残念だった!
巴さんに関してはね、正直彼女の性格上の問題で、この物語が終わればきっと色々と解決していく事だとは思うんですよ。
ただ亮弥が明らかに良いキャラなのにこんなに扱いが雑だと流石に悲しく…


あと上記でも書きましたが漫才のネタがスベりました。
漫才というよりも本当に少し前のアニメのパロネタばかりで。
正直に言うと、漫才してる時や、漫才のネタを考えている時、漫才を意識している時以外の、
「なんでもない時の二人の会話や友達との掛け合い」
の方が遥かに面白く、この世界での笑いって何だろうとは感じました。
そういう世界の上で巴さんは、
「普通の会話は面白くない」
となってるので「彼女の中の笑いとは…?」となったりした部分も。


それでも、それでもニヤニヤしてしまう程の破壊力をこの作品は放っていました!
もう、その輝きの部分はほぼキャラに委ねられている上、グダグダ書いても仕方ない程にキャラ語りがしたくなる作品なので、各々の感想はキャラ評項目で書きます!!



『各キャラ感想』


【大野雪人】
良主人公。
空気を読めて、相手を思いやれて、突っ込める。
(だからこそ亮弥への扱いだけが本当に残念で残念で…)

この作品の引き所はとにかく最初の雪人から巴さんへのアプローチに全てが詰まっていると思います。
とにかく雪人と巴さんの距離の詰め方が好き過ぎる…
「お前を絶対に笑わせてやる!!」
と下手に恋愛じゃなく、喜怒哀楽で攻め落とそうとするの本当に…どこのプロポーズですか?と。
「世界一面白い人間は巴に譲るけど、巴を世界一面白くさせられる人間は俺でありたい」
とかも本当に良い!凄く良い!!
そして二人に訪れる数々の難関!
難関部分は結構分かりやすく先が読める中で、ラストどうなるかな~と思ったらまさかの敗北…

ここが…ここがまたニクかった。
勝つと思うじゃん…勝ってバンザイしてると思うじゃん…
でも、負けてるの、負けながらも進んで、進んだ先で「びーなす」は「スノーマン」と戦ってるの…
都合よく勝っても良いくらいの中で、才能に負けさせる展開を取る。
凄く清々しい気持ちになりました。
雪人は、戦い続けるんですよね、自分の名前が付けられたバンドと戦い続けられる限りずっと、雪人の名前が付けられているという部分にも永遠に自分と戦い続ける。
自分の限界を越えていく感じがあって…
あの場で勝たなかったからこそ、勝っていたらこの戦いは終わってしまっていたかもしれないからこそ、その後でずっと挑み続けている感じが凄く好きです。
スポーツではきっと難しい異種混合戦でもパフォーマンスとなれば同じ舞台の上で戦う事が出来る。
片方は音楽の世界で、片方は漫才の世界で、それぞれで輝きそして戦う時には全力を出し尽くして、自分の名前が入ったバンドに向かい戦って行くんだろうなと思いました。

男女コンビスキーとして文句が殆ど無い良主人公ですが、コンビで一言言うなら…巴への気持ちに気付いて欲しかった!
いや、気付かないのが良い所の一つでもあるとは思うのですが巴→雪人のままで最後まで行くのが…
そこが一つの良さとも思いつつ、ぐぬぬと思ってしまう部分でもあり…
雪人、君の巴さんへの思いは相棒愛を大分越えてるんだからな!
巴さんが大事だという気持ちには絶対に気付いてると思うから。
今後も巴さんをそっちの意味でも幸せにしてくれよな!!


【江崎巴】
男女コンビとしては間違いなく好みなのですが、若干彼女個人ではカチンと来るのが多々あったんですよね…
「私は面白い事を知ってる、他はつまらない」
と断定して、つまらないからクラスの会話に混ざらない。
けれども、面白い話しはしたい…みたいな部分。
「自分からその状況作ってるのに…」
と思ったり…
ヒロイン個人へ向ける思いは、とても巴さんのこの部分の影響大きい気がします。
けれど好きな物ほど、
「私は知ってる、分かってるのよ(フフン」
になってしまう…若い頃にありがちな思考も分かります。
彼女の笑いへの真剣さとしてその感覚を否定できません。
その真剣さと性格があるからこそ、あの素敵な負けず嫌いな部分もあると思うので。
自分は「お笑い」について凄く知ってる!
誰よりも知ってるから他の人は下なんだ!!
となる気持ちは真剣であればあるほど持ち合わせる感情だと思います。
(勿論あまり良くはありませんが)
しかし、雪人との出会いによって、
「笑いとは漫才などの笑いの他に『好きな人と話しているから』巻き起こる事もある」
という事にも気付いていきそうで…
その余裕と彼女の真剣さ、そして負けず嫌いさでこれからも「びーなす」は進んでいくのだと思います。


【菜々川かなみ】
個人的に一番好きなキャラ!
「雪人の隣に立つのは自分ではない」
事を自覚し、
「自分は雪人と戦い、戦いの中で雪人を光らせる存在」
という事も自覚している素敵な娘さん。
間違いなく天才格です。
最初は天才の部分や恋など無自覚かな~と思っていたのですが物の見事に裏切られました!
雪人の向かう先に自分が居る事知ってたんですよ彼女…
自分の恋よりも好きな人が好きなことで輝いて、自分に立ち向かってくる方に喜びを感じるって…
もう完全に素敵な敵キャラじゃないですか!!
この辺りから私も仁君化が始まってましたね…ヤバイ…好き過ぎる…と。
この「倒すべき位置」が主人公の友人の男性ではなく、あえて主人公に好意を抱いている女性を持ってくるのもニクい。
男性視点で絶対的壁が女性なのって、結構…いや、かなり主人公辛いと思います。
そういう部分含めて構図が上手く…ニクいなぁと一人呟いてました。

「自分の欲しい物を得ても、得た時に周りの雰囲気も楽しくないとつまらない」
となるタイプで…一番ある意味強欲だと思いますし、自分が得することはしっかりと考えており、その上で相手の得をどうしたら両立できるか計算した上であの行動をとり、おとぼけな行動を取りながらも自分の得する結果が最も胸糞が悪くならない形で得られるように周りを掌の上で転がす…
天才だと思います。
アホに見える本当は策士とか中々に描くのが難しく、ただのアホになりがちな中、かなみはワザとそういう行動をとる天才だというのが分かって…
キャラ個別で見ると本当に一番大好きですかなみ!
仁!かなみ教に入れてくれ!!

巴さんvsかなみの構図も完全に少年漫画で…
女の性格の悪さを感じずスカッとした二人で大変見てて気持ちよかったです。


【藤村仁】
イケメン、そしてかなみ信仰者。
いや、彼がかなみ信仰者になるの痛いくらいに分かりますよ…
魅力的ですから彼女…
そして恋愛対象ではなく信仰対象というのが良いですね!
仁→かなみ→雪人
で、確かに面白くはないでしょうが、別に敵視はしていないのと、かなみが望むのならば相手が輝く為に敵側に回る。
…どこまでかなみ大好きなんだ君は!でも気持ち分かるぞ!
と彼の信仰心と、その意味、そしてかなみの魅力が分かった時には、ただ彼の行動にウンウンと頷く事しか出来ませんでした。
かなみに魅せられた人の鏡的ポジだと思っています。


【工藤亮弥】
本当に、なんでこんなに扱いが雑なのぉぉおおお!!
良い人じゃん!良いキャラじゃないですか!!
昔からそういう関係とはいえ良い奴だからこんなに良いキャラなのに雑さが嫌だと思ったのが素直な気持ちですよ…
彼が居る事で完全なスノーマンでP-1出場だと思うのですが、パフォコンの時に彼が抜けた事でも成功した部分に絶対に思ってることあっただろうからもっと、
「そういう扱いに居るからこそ、重要だけども他の二人とは明らかに扱いの違いが有る、重要視されないからこその苦悩」
みたいなのも見たかったと思ったり…
ビューティフルパフォーマーは雪人&巴とスノーマンの物語で、それ入れたら暗くなるだろうなと思いつつも、夢を追い求める上での凡人と天才の差みたいなのがあると。
やっぱり彼の立ち位置でも凄く気になりました。
私が個人的に、
「良い友人キャラが雑に扱われる」
のが本当に苦手なので、もっと焦点を当ててほしかった…


【松田一志】
面白い漫才師のラジオでくりぃ○しちゅーのオールナイトニッポンが浮かび…
イメージが完全にくりぃむ○ちゅーの上田さんでした。
でも本当は名前的にはダウン○ウン?
色々助言をくれて気付かせてくれる人ですがさり気にシスコン(従兄弟ですが)。
「憧れと同じ事をしてたら越せない」
とか、
「自分が合わせるんじゃない、相手が合わせてくるように自分が引っ張れ」
とか…もう熱血スポーツ漫画並の助言をくれます。
良い指南役で良い兄ちゃんだけど巴が雪人とくっつくのは面白くないんだろうなぁ…


【相川明日香】
いいんちょ。
印象薄いけど良い子ではある。
何故か見た目といい印象薄いけど。


【吉田】
あ、お前、居たかな?居たっけ?
レベルの小物で…ここまで小物だと嫌いじゃないです。
ってか名前なんだっけと考えてましたが。
公式見たら名前無いんですねw
やっぱりそういう人です。