ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【おじマイ】感想

【乙女全年齢】



2012年02月26日配信
ぼへ』様 ※リンク先公式HP
おじマイ】(PC) ※リンクVector
以下感想です。








夜のバーで素敵なオジサマと出会うオジサマ攻略作品。
かと思ったら全部一人のキャラに持って行かれた…



『主人公は会社員女性。
 行きつけのバーでマスター相手に仕事の愚痴をこぼしていた所、様々なオジサマが彼女の前に現れて…』





以下ネタバレ含めての感想です





短時間で終わる攻略キャラ全員おじさんの完全なるネタゲー。
どのおじさまも素敵ですが関羽、全部関羽に掻っ攫われました。
…で、マスタールートはどこですか?



『システム、演出』
ツールはLiveMaker。
最初のLiveMakerのロゴが飛ばせなかったりしますが、LiveMakerの基本オプションは揃ってます。
選択肢関係も分かりやすく常に選択後でセーブロードを繰り返せばすぐにコンプリートでき、エンディングコンプリートなどとても簡単で、ネタゲーとしてとても優しいです。
ただ、起動画面で「つづきから」選択後に右クリックすると固まるのでご注意を。


『音楽』
良く聞く系の素材曲。
ですが、一個一個雰囲気の邪魔をせず合っていたと思います。
SEも普通に合っていました。
というか「テッテレーン」は何かズルい。


『絵』
背景は素材で写真加工。
基本ずっとバーの中で良い雰囲気でした。
絵はオリジナル。
というかオジサンめっちゃ上手いんですけど…
オジサン関係は上手い下手が分かれる中でしっかりと本当にお上手で。
立ち絵は一つで表情差分は殆どありませんでしたが、オジサマ攻略ゲーとして絵柄は大事な中でとても良かったです。
後から調べて分かったのですが、
「魔法☆中年 おじまじょ5」
の方なんですね。
そりゃオジサマに特化してお上手なはずです。
こちらも色々と色もn…インパクトが強い作品でキャスト豪華なのでお好きな方は是非。


『物語』
エンディングは8個。
行きつけのバーで様々なオジサマに合うという短い本当にオジサマ特化ネタゲー。
文章も読みやすく、話も分かりやすいので、短いですがネタゲーとしてはやり切ったと思います。
以下、素敵なオジサマ方、

『八坂龍二
見た目や何から堅気では無いですが、見た目とのギャップ系で地味に可愛い系。
そして眼帯はものもらい。
彼を追うと堅気の世界から足を洗うことに。
エンディング分岐で追いかけないと仕事柄お亡くなりになるので地味に鬱でした。

『御藤義明』
既婚者で子持ちですが攻略キャラ。
主人公が既婚者関係なくグイグイ迫ると攻略出来ます。
まぁ禁断の愛ルート。
攻略キャラの中で攻略後真っ先に一緒に夜の街に消えます。
穏やかそうに見えて抜け目ない方でした。

『廣敏・L・バジオーラ』
攻略キャラの中では一番年が下(と言いつつも38)。
最初に愚痴をこぼしていた上司であり彼のルートは彼との和解なのと、選択肢分岐が彼だけが最初の選択肢での分岐なので、彼とのエンディングが一番正規ルートな気がします。
堅気の世界で今の仕事のまま不倫もしないし…
彼のルートは最後どちらを選んでも一番安定していました。

『マスター』
攻略出来ません…ぐぬぬ
でも常に画面には居ました。

関羽
このゲームの全て。
『御藤義明』さん登場からの分岐でお目にかかれます。
選択肢によっては主人公が歴女になり途中で歴史をスラスラと語る所には笑いました。
歴女ルートでは「真実の愛」をお互いに見つけ主人公は関羽の時代へ…
壮大な幕が上がって即締まります。
あれだけ歴女してれば関羽の時代で血を流し戦うのも彼女にとっては楽しそうだなぁとも思いました。
…で、関羽はどうやって来たんでしょうねコレ。


『好みのポイント』
関羽…全部関羽が…
ネタバレというか公式HPでおもいっきり載ってるので分かるのですが、攻略キャラで一人浮いているキャラがおり…
おじ様攻略ゲーな所もあり、公式HPそれぞれのプロフィール…というか年齢がはっきりしていて、それぞれ生まれた年の出来事、同世代の有名人などがプロフィールにあり、しっかりしたネタゲーとなっています。
しかし関羽の所だけ完全に歴史年表化しており…
「結構忙しかったんだなあ…。」
など、「ソコ!?」みたいな所も本当に光っていて、ゲームだけでなく公式HPからしっかりネタに走っていました。
マスタールートありそうなのに無いのが悲しいですが、
「うっかりシナリオ入れ忘れたので攻略対象外」
なら仕方ないね!!


こういうタイプの公式HPから何から一つのコンセプトがあった上で、一人のキャラが完全にネタに走っているのが大好きです。


短時間の中でコンセプトのしっかりした自分好みのサクッと楽しめる良ネタゲーでした。