ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【虹色水晶】感想

【男性向け18禁】



MANYOさんの担当されたゲームをクリアしていく企画第15弾。



2002年10月25日発売
『ジュエリー(解散)』
虹色水晶】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








正直、MANYOさん追っかけてないとメーカーにも気付かなかったし、おそらく触れなかったゲームです。
内容は…うん…
クリア後に直ぐ感想書いてますが、どんな内容だったっけ?レベル。
ネタに出来る部分がある訳でもなく、物語で心踊った要素も特に無く。
あー、しいて上げるならジャンルが「純愛学園双六アドベンチャー」とあるように、双六するといえばしますが、双六というより完全に一日を占う感じ。
双六ってマス目があって、面白い事が書いてある所に止まれたら良いなってゲームなのに対し、このゲームはダイスを降って出た数字分マスを進んで、後からそのマスに何を書いてあるかが分かる仕組みになってます。
(あれ?こんな洋画があったような…)
これ双六って言うのかな…?
そして、そのマスに書いてある事が起こる…というタイプなのですが、その書いてある事があまりにも詩的過ぎます。
詩的過ぎてちょっと何言ってるか分からない。
特殊な出来事が起こっても「あ、言われてみれば確かに出た言葉にも受け取れるかな…?」レベル。
コールドリーディングみたいになってたので、双六というよりは占い。
ダイスの目によって一日のイベントが若干変わりますが、重要な要素でもなく。
正解といえば正解です、ダイスの目によって重要なイベントや攻略に必要なイベントが起こってしまうと目が出るまで延々と攻略しないといけないので。
(とか言いつつ決まったマス目で止まらないと手に入らないCGが2枚程あります。)
でも、もう少し需要な位置に持ってくることは出来なかったのかとも思います。
例えば止まったマス目でイベントが起きた時に、そのイベント中の選択肢によって各ヒロインの高感度が上げられて、どれが誰の高感度が上がるかが分かりやすい選択肢である。
とかだったらやる気も起きると思うんです…とにかく意味のないイベントが多いですし、ダイスの目によって起こるイベントが殆ど主人公の友人の直也を起点に起こるので、実質ダイスの目は直也イベントだったりします。
ヒロインとは…?
昨今、双六系でも成功しているゲームもあるっぽいので、双六と相性が悪いとは言いませんが、少なくともこのゲームに関しては双六の意味が無いです。
時代を見ると挑戦しているとは思うのですが…
あ、でも、キャラクター全員が関西弁になるというマス目でボイスが全部関西弁になるのは面白かったのと、キャラクターの口調が変わるマス目は面白かったです。
関西弁はエセなので本場の人は怒りそうですが。
おそらく6日ある内の4日分くらいエセ関西弁版と、口調が変わった版のボイスがあると思われます。
そういうこだわりは面白いなと思いました。
まぁ…ボイスに関してですが、上手いと思う人が少ないので面白い試みでもそういう所は残念ですが。


話は1周1時間あればクリア出来ると思います。
遅い自分でもそのくらい+αだったので速攻でクリア出来ます。
まぁ話の厚みは無いです。
面白い所も思いつかないので…お察し下さい。
とりあえずノルンルートが無いのはどうかと思うのと、後半地味に急な謎のシリアスが入ったのはどうかと思いました。
結構鬱々と終わるのでBADエンド??と思ってましたが、どのEDもクレジット入ったのと、CGは埋まったのでこの鬱なEDが正規のEDなのでしょう、きっと。


絵は、個人的には好きですこのタイプ。
というか『てんてこ温泉時代劇 ~亀屋~』(※リンク先感想)と同じ方でした。
素朴な可愛さというか…地味な感じで好きです。
立ち絵もコロコロと変わるので絵は見てて飽きませんでした。
でも、一般受けは良く無さそうですね…
あと、女の子の絵柄は好きですが直也はあまりにも男には見えませんでした。
亀屋の男性は普通に男性に見えて好きな絵柄だったのでもしかしたらわざとかもしれません。


エロは1キャラ1回(一部例外あり)。
サクッと終わりました。


音楽は主題歌「遠く彼方に虹を見た、午後の空。」作編曲がMANYOさん。
ギターが素敵な曲です。
歌唱力に関しては…まぁ2002年っぽいかもです。
ゲーム内にInst版もあるので、収集家の方は集めても良いかも。
BGMはまさかのAngel Noteさん。
クレジット見て驚きました。
曲はどれも良いと思うのですが、居なくなったヒロインを探したりする時の曲「Overcome The Gathering Dusk」はお祭りっぽい曲なので、慌てている感じがそんなにしませんでした。


システムは、ボイスリピートは無しで、男性キャラにボイスは無し。
これもまた2002年っぽい…?
ウィンドウを離れると動かなくなるので、スキップ時などは大変でした。
でもその点以外は2002年にしてはシステム技術は高い方かも…EDムービースキップ出来たりするので。



『一之瀬水希 ルート』
実は双六から生まれたんだよ従姉妹。
ちょっとよく分かりませんでした。
そもそも時系列が水希に会ってから双六を手に入れるなので、それは無理がないですか?
双六の予言が水希を指していたとしても、やっぱり時系列が…
最後は消滅してしまうので、鬱だと思います。
「あなたにとっての運命って……なに?」
と言われましても…
色々とルート辿りましたが消滅エンド以外無さそうなので、鬱以外の何者でもないと思います。


『国枝琴乃 ルート』
パンと卒業文集と幼馴染。
主人公はよ卒業文集出したれや。
幼馴染と恋愛関係になってく…以外の印象が無いです。
さり気に彼女のルートだけエロシーンが2パターンあります。
辿るエロは1回ですが、選択肢で別パターンが見れたり。
幼馴染特権かな?


『篠宮千里 ルート』
途中、幼児退行したかと思ったら立ち直ってました。
主人公の事を「おとうさん」と呼んだり、やべぇぞ、やべぇぞ。
前回プレイしたゲームといい、この時代父娘プレイ流行ってたの??
絵を描いたり、幼児退行したり…そのくらいしか印象が無かったです。


『野々村奏子 ルート』
道端でチェロ弾いて拍手喝采は出来すぎでは??
一番主人公が可愛そうなルート。
耳が聞こえなくなるってどんだけ…
奏子がチェロを弾くルートですが、双六の影響(最早呪い)で耳が聞こえなくなり彼女の声が聞こえなくなるという展開に。
どうしてこうなった…?
最後はジワジワと音を取り戻して行きますが、奏子の留学で遠距離恋愛遠距離恋愛のまま。
最後に再会!などもなく主人公が一人でバイオリンを弾いているので地味に鬱暗かったです。
焼き芋食べて屁をこいたり、エロシーンで放尿したりしたメガネっ子でした。


『月村環 ルート』
辿り着くのに正直苦労しました。
何度辿っても途中退場して他ルートに入ってしまい…頭を抱えました。
1時間近くグルグルしてたかも。
他のヒロインの高感度を少しでも上げすぎると直ぐにルートが変わります。
なんとか頑張ってルートに入りましたが…ここまで苦労しなければならなかった理由がイマイチ分かりません。
ルートに入りづらいのは彼女が野生に溢れているからでしょうか??
水希の事もあり、「猫が人に変身してるパティーンか?」と思ってましたが、まさかの猫と合体しているヒロイン(キメラかな?)。
最後は猫と分離しますが…どうしてそんな事が出来ていたかはよく分からず。
まぁ、最後には人に戻ったし、良いのでしょう…多分。



ルートの感想箇条書きしましたが、本当に特に感じる事も無く。
双六システムみたいなポイント以外は主張も無く、萌えも無く、THE・虚無。の代表みたいなお話でした。
一周が短かったのは良かったです。



※ゲームの攻略サイト様を毎回失礼していましたが、今作は攻略サイトが見つからず…
 選択肢のメモは録ってるので、誰得な攻略を作るかもです。