ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【白夜十六】感想

【男性向け18禁】



2003年08月12日発売
雨傘日傘事務所』様 ※リンク先公式HP(18禁)
白夜十六】(PC)(18禁) ※リンク先DLsite.com(18禁)
以下感想です。








お姉さんのような女性と日が沈まない不思議な白夜の町でラブラブ調教16日!



『姉のような彼女との同棲生活AVGです。
 CG枚数28、パターンCG100以上。体験版あり。
 新たに二人で暮らすことになった誰も住んでいない古びたアパート。
 そこには管理人も開けたことのない倉庫部屋があったのですが…。
 エンディングは2パターン。』
(公式より引用)



雨傘日傘事務所作品も順に追って行きたい!という気持ちでゲームとしては3作目の「白夜十六」をプレイ。
雨傘日傘事務所様作品のプレイは5作目。
プレイ時間は約1時間15分くらい。
分岐は1箇所有り。


名家の主人の妾の息子として屋敷に監禁のような状態で過ごしていた主人の亜紀は父親付きのメイドの女性、真由と姉弟のような関係を築いて過ごしていた。
真由が「自分は主人の父親の情婦である」と告げた日の夜、主人公は父親の部屋に呼ばれ、父と真由の情交を見せつけられた後に、真由と無理矢理関係を結ばされてしまう。
それからというもの、主人公も飼われるかのように父親から性的虐待を受ける日々が始まった。
しかし、そんな名家も戦火によって焼かれ、主人公と真由は逃げ出すように屋敷を出る。
家の侍従で良くして貰っていた中島という人物の弟を便り、二人は日が沈まない不思議な町で中島の弟が管理している夕月荘というアパートに訪れる。
夕月荘で平穏に始まった二人の生活、しかし、中島さんも開けたことがないという地下への扉を開け、その先で数々の性的な拷問器具を目の当たりにした事により、真由は過去の調教を思い出し、主人公に地下での調教を乞うようになり…
日が沈まない町で祭りまでの間、二人の愛に溢れた調教の16日間が始まった…


…というのが今作の内容。
初っ端は悪役むき出しの父からの調教で始まり、後半は調教によって性癖を歪められてしまった真由への主人公からのラブラブ調教という、雨傘日傘さんらしいプレイと、姉系女子と弟系男子というコチラもまた雨傘日傘さんらしい関係の二人が日常を紡ぐお話で。
ハードなプレイをしつつ、ほんの少し過去を思い出しながらも、それでも過去なんかを振り切るかのように地下の調教場でハードなプレイを満喫する二人が見ていてとても楽しかったです。
後半の展開や一部の分岐も…日が沈まない不思議な白夜の町という独特な世界観も合わさって、とても神秘的な雰囲気が溢れていました。
今作では初めてスカトロ(大も小も)があるので、苦手な方は注意です。



『システム、演出』
吉里吉里製。
今作から雨傘日傘さんは吉里吉里を導入されたみたいです。
後に吉里吉里で神がかった演出を数多く作られますが、今作はシンプルに使いやすいツールとしてありました。
その中でコロコロとキャラが動いたり、何よりも立ち絵での目パチはとても丁寧で。
2003年からかなり使い込まれているなという印象でした。


『音楽』
やっぱりみんなだいすきジムノペディ
基本はピアノの曲が多く、主人公が経営を任される古本屋や不思議な町の空気に合っていました。
曲はジムノペディしか分からなかったのですが、他のピアノ曲も有名クラッシックかもしれません。


『絵』
最初から初めた雨傘日傘さん作品の今までの中で真由姉は一番おっぱいが大きい気がする…
父から調教されていた事もあり、真由姉の肉感はかなりムチムチでした。
アナルパールで引き抜く時に色が濁っていたり、モザイクはありますがその後の大スカのシーンも気合が入っていたり。
あとは尿道カテーテルを使ったプレイなど、今作はかなりスカの方で力が入っていた気がします。
苦手な方は要注意ですが、お小水に耐えられない真由姉はエロいと思いました。


『物語』
基本は過去の開発された性癖を貪るように調教プレイなのですが、その中で、主人公が過去の父と自分を重ねてしまい悩んだり、そんな主人公に対して「あの人の事は思い出せない」と真由姉が優しく伝えたり…
プレイはハードですが主人公と真由姉の二人はラブラブでとにかく見ていてニヤニヤしました。
1時間くらいですが、ラブラブな調教系が好きな人にはたまらない作風だと思います。


『好みのポイント』
日が沈まない町、神秘的で良かったです。
古書店の空気も良く…全体的に住んでいる町の空気が良かったです。
ただ、古書店の空気が良かったので、もう少し古書店で働いている描写が見たかったです。





以下ネタバレ含めての感想です





後半の分岐はやっぱり、現実に帰還するか、白夜の町で癒やされ続けるか…という分岐で良いのかな?
灯籠流しを辿れば現実へ帰還し、朝も昼も夜もある世界で時間を重ね、そして子供も宿る事が出来、二人一緒に末永くラブラブしながら暮らす事になり。
灯籠流しを辿らなければ、白夜の町のあの地下の部屋で優しい町に癒やされ続けながらラブラブ調教を享受し続ける…
という事で良いのでしょうか?
どちらも最終的に二人一緒に暮らし続けるのでラブラブEDなのは変わらないと思いますが…やっぱり個人的には現実に帰還するEDが好きです。
「赤ちゃんが出来ない」と諦めていた真由姉ですが、先に進む道を選んだ二人には子供が宿りましたし、なんだかんだ陽のEDだと思います。
勿論、もう片方のEDも別に陰ではないですが、こう…停滞し続ける道を選んでいるのでラブラブ調教は続くけど、特に何も変化なくそのままな感じ。
でも乳首リングピアスはあった、流石雨傘日傘さん。
勿論それでも幸せでしょうけど…少しは良い方向に変わる方がやっぱり好きです。


1時間という短い時間ですが濃いプレイと二人のラブラブな生活を堪能出来ました。
ただ、二人の関係がかなり良かったので、もう少し日常シーンも沢山見たかったのが心残りです。


次回は「エリュズニールの騎士」を予定。
次作から「ラミエルパークのエルフ」以来久し振りに再び雨傘日傘さんのファンタジー世界観に戻ってくるので、どういう世界が繰り広げられるのか、楽しみです!!