ひっそりと群生

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【妹「お姉ちゃんクソビッチなんで私にしませんか」】感想

【男性向け18禁】



2013年12月31日発売
夜のひつじ』様 ※リンク先公式HP(18禁)
妹「お姉ちゃんクソビッチなんで私にしませんか」】(PC)(18禁) ※リンク先DLsite.com(18禁)
以下感想です。








ビッチに迫られ処女に迫られ、最高の姉妹丼!…と見せかけて実は最高の姉妹愛物語…かも。



『ビッチ姉 vs 処女妹。

 合コンで逆お持ち帰りされた主人公は
 姉・木乃花と熱い熱い一夜を過ごす。
 しかし翌朝、妹・咲耶佳が現れて言った。
 「いいんですか? お姉ちゃん、ビッチですよ」
 姉と他の男と絡む動画を見せつけられ
 ショックを受ける主人公に妹は告げる。
 「私は処女です。……私にしませんか」

 「新品ま○こにぴかぴか子宮ですから」
 「童貞なら処女と付き合うべきです。ぜったいです」

 ビッチ姉妹誘惑ADV!』
(公式より引用)



夜のひつじさん作品8作品目プレイ。
こちらは再プレイになります。
プレイ時間はゆっくり読んで約2時間30分くらい。
分岐有り、EDは2つ。
咲耶佳を気遣い続けると咲耶佳ED、木乃花にも気を奪われると姉妹丼EDへ。


ビッチに迫られた後、処女で脱童貞し、更にビッチに再び攻められるという夢のようなシチュエーション。
ビッチ萌え持ちの自分からしたら木乃花さんの聖女ビッチっぷりはたまらないですし、その上で処女と童貞の初体験好きとしても初々しいシーン満載で…
自分の好きな性癖が両方詰め込まれていて最の高でございました!
その上でいつもの夜のひつじ様らしく、木乃花さんのビッチの部分に関してはどこか哀愁や触れられない部分も描かれていて。
こういう「寂しさ」を文章で書かれたら本当に右に出る方はいらっしゃらないなと唸りました。


再プレイでようやく色々と掴めた所がある気がします。
ある意味、過去作のとあるキャラの救済部分も含まれているのかなーと思う所があり。
連続してプレイしていると色々と思う所もある中で、単作としても楽しめる一作でした。



『システム、演出』
吉里吉里製。
安定のシステムでプレイ中不便に思う所は無し。
今回は前作と違いスクショの大きさはそんなに変わらなかったので困りませんでした。


『音楽』
ピアノ曲も良いですが、咲耶佳登場時のコミカルな曲が特に好きでした。
毎回BGMモードが無く、曲名も気になるのでそろそろ夜のひつじさんのサントラをDLしたいです。
声はどちらも夜のひつじ作品では初参加かと。
かの仔さんの猫なで声がまさにTHEビッチ!男を知って手の平の上で転がす声!!でゾクゾクしました。
若干音質が悪めなのが残念。
寧音さんは音質も演技も良く、こう…初々しさがたまらなかったです。


『絵』
「純情セックスフレンド」と同じくかんぴょうマスターさん。
「純情セックスフレンド」の時にはちょっと絵に悲壮感があったのですが、今回は可愛さが全面に出ていた気がします。
「恋妻くずし」以降久し振りに中出し断面図有り。
NTRとかダーク系じゃなく断面図有りは今作が初な気がします。


『物語』
基本エロで進みますが、その中でも細かい所で夜のひつじさんらしく心を揺さぶる箇所があり。
作品に対しての「好き」という気持ちの持ち方や、咲耶佳EDラストの姉への想いと常識で板挟みになってる気持ち、姉妹丼EDの木乃花への感情などは読んでいて小さな表現ながらも納得や頭を抱えました。
いつもよりもビビッと来る表現は少な目でしたが、安定して読みやすく、時間いっぱいゆっくりと楽しめる物語でした。


『好みのポイント』
ビッチも良いし…処女も良いし…美味しいとこどりだなー…主人公爆ぜろ。
木乃花が次々と男をとっかえひっかえするシーンはイラストレーターさんも相まって過去作を思い出したり。
それでも暗くならなかったのは咲耶佳が居た事と、なんだかんだ姉妹はお互いを大事にし合ってるのを感じたからでしょう。
これで姉妹仲が本当に悪い二人だったら闇ひつじになっていただろうなと思いつつ、今作は明るく楽しいエロ!だったので少し安心した気もします…闇ひつじも見たかったですが。
咲耶佳に見られながらもお仕置きエロシーンも暗くはならず…木乃花がなんだかんだ妹が大好きで「主人公を奪ってやる!」と思っていない所や、咲耶佳もなんだかんだ姉に似て性欲旺盛でビッチの気がある所がこの作品を最後まで明るい方向で保っていたように感じました。
咲耶佳が姉のハメ撮りを見せながら主人公を煽るシーンはもう…「やっぱりお姉ちゃんは素敵だから…」という咲耶佳の気持ちが溢れていて、姉が大好きで理想としている部分があるのが伝わってきて。
咲耶佳の方に興奮する主人公もまたいじらしいし、主人公を奪った事では無く咲耶佳に嘘を吐かれていた事に悲しんだりお仕置きと言いながら主人公を奪うよりも一番は咲耶佳をからかって意地悪したり…好きな子をイジメるのを楽しむお姉さんな木乃花さんがズレていながらも妹思いで。
そして、その部分に唯一木乃花さんからフワフワしてない人間味を感じたり。
まさに三位一体というか。
ビッチと処女がお互いを大事にし合ってる組み合わせは良い物だ…と主人公を挟んだ姉妹愛を感じました。





以下ネタバレ含めての感想です





「ビッチ姉 vs 処女妹」と紹介ではありますが…
本編をプレイすると咲耶佳も木乃花もお互いの事が大好きなのが伝わってきてあまりvs感が無かったような。
咲耶佳は木乃花が良い姉なのを知っていますし、木乃花も咲耶佳を可愛い妹と思っていますし。
険悪になる箇所が全く無く、とても良き姉妹でした。
むしろ、咲耶佳EDでは「自分は世間の評価に流される事が有り木乃花を良い姉と言い切れない所があった」と語っていて、姉の行動…沢山の男と性的接触を持つ、性欲が旺盛である…つまりビッチなのはいけない事なのか?と姉が好きであるが故に悩んでおり。
その悩みを主人公と性的関係を持ち自分の性や性欲を知った事で初めて「姉はおかしくはない」という結論に辿り着いていて。
そして姉妹丼EDでは、木乃花のどこかフワフワとしていてどこに本人が居るか分からないような部分や彼女の語る「寂しい人が好き」という部分に咲耶佳を通す事で初めて触れられた所があり。
木乃花は沢山の男性と関係を持ちながらもどこにも自分が無く、ある種の虚無であり、でもその中で咲耶佳を好きな気持ちだけは本物で…「誰かを通して初めて理解できる人が居る」そういう人も世の中には居て、まさにそれが木乃花だったのでは。


そういう虚無属性でビッチというとやっぱり「純情セックスフレンド」の透を思い出して。
透はそういう姉妹のような「唯一確実な確固たる相手」が居なかったので最後まで虚無のままで居ましたが、木乃花には咲耶佳が居たからそういう虚無持ちでも救いがあるのかなーと感じました。
実際、木乃花は主人公が妹の咲耶佳を手に入れたからビッチでは無くなり自分も主人公だけに抱かれるようになったと思いますし。
妹の物を一緒に欲しいという気持ちや、大好きな妹を手に入れた存在だから自分も初めて男に全てを委ねようという気持ちになったのかなと。
ある意味、木乃花は主人公を通して大好きな妹の咲耶佳を手に入れ、主人公は咲耶佳を通して虚無に触れられて木乃花を手に入れ。
そして咲耶佳は主人公を通して大好きな姉の木乃花を手に入れてる所がある…と最後の「さんにん」を見て思いました。
なのでvsというよりお互い好きだけれど理解できなかった姉妹が主人公を通して相手を理解し更に通じ合うお話なのかなーと。
お互い好きで大事にし合ってるけれど、相互理解は出来ていない姉妹が主人公を通して理解し合う物語だったのかなと思いました。
実際最後にリードミーを読んだら「純情セックスフレンド」の透の名前と「救い」という単語が出てきて、凄く納得しました。


主人公置物にも見えますが、咲耶佳は主人公の事を好きですし、木乃花は咲耶佳を愛してくれる主人公の事が好きですし、良い感じに綺麗な三角形が出来た三人で…
咲耶佳の唯一も、そして木乃花の特別も手に入れた主人公はやっぱり爆ぜて良いと思います。
羨ましすぎる童貞の捨て方だ。
三つ巴系か!!?と思わせて実は仲良く、そして3人になった事でようやくお互いを理解し合う、そんな究極の三位一体で姉妹愛物語だったと思いました。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:2DFan 様
https://www.2dfan.com/
 妹「お姉ちゃんクソビッチなんで私にしませんか」 ページ
https://www.2dfan.com/topics/10724