ひっそりと群生

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【美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女-】感想

【男性向け18禁】



2012年07月27日発売
ωstar』※リンク先公式HP(18禁)
美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女-】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








プレイ時間は約3時間15分くらい。
7でもインストール可。
ディスレス起動可。
こちらは再プレイになります。


※この感想は過去に書いた物を再構築しました。



前作プレイして良かったので今作も期待してプレイ。
でもなぁ…主人公がなぁ…
前作のように世界観系で推す作風ではなかった事と今回は主人公が苦手過ぎて。
前作の「変態だけども愛だけは本物」の主人公から良い所も変態という個性も抜いて、ただダメさを足しただけの男に。
ホラーが強調されましたが物語もその苦手な部分が前提にあり。
コレ微妙な話の時の世◯も◯妙な物語なんじゃ…
なんというか、苦手な方向に振り切れてしまったなぁと。
おそらくホラーとジャンルを言っているのでこの方向に行ったとは思いますし、確かにホラー要素は前作よりも上がってはいました。
ですが、その要素が入る事によってクズ主人公になり。
クズだけれどもヒロインに凄く好かれていて、何処に良い所があるのかが分からず微妙な感じに。
「実は雫が死んでた」もしくは「主人公の妄想の世界」など早い段階で予想がつくのもあり、最初に勿忘草を埋めた所が出てくるので「ここで事故にあって実はもう雫は死んでる、けれども主人公が忘れてて友人が微妙な目で見てる」と予測してましたがクズ主人公の方向で裏切られました。
幼馴染の雫と再会し交流を深めていく物語、に見えて真相はこの世界は主人公の妄想的世界で、現実世界で人気になっていく雫が嫌で自分だけのものにしたく思い出の場所で脅していた…ってなんじゃらほい!?
殺そうとする前にレイプして、レイプ後に自分のした事に耐えられず自害しようとしたのを雫に止められ、ってなんなんだよと。
正直雫が何でそこまでされたのに主人公が好きだったりこんなにネガティブなのに恵に惚れられてるのかが全く理解で出来ませんでした。
顔か?顔なのか?公式見る分顔は確かに悪くないな主人公。
主人公、本当にクズで、常にネガティブなだけならまだしも雫が約束を忘れていたら鬼のように怒るというのに自分が学校へ行く約束を守れないと仕方ない、みたいな感じになるのが本当に…なんなんコイツ?という気持ち。


物語の流れは選択肢によって大きく分岐するのですが、途中の恵の誘惑を跳ね除け雫を選び続けると雫が死んでいた事すらも覆り主人公が自害しようとしたけれども昏睡状態のままで、実はこの世界は主人公が作り上げた世界という事が分かり昏睡状態から目覚め雫と現実世界で添い遂げるEDへ。
恵の誘惑に負けフェラもセックスも行い真実を思い出す選択をすると雫を想う中で雫の代わりに恵と関係を持っていたという流れになり真実を知ろうとするカウンセリングから逃げ出し雫の元へ向かい雫と幸福な日々を過ごしているかのように見えるが全てが主人公の妄想で終わるEDへ。
恵のフェラだけを受け入れその後を拒否すると雫の死が覆る事無く主人公も自害し後追いするEDへ。
恵のフェラもセックスも受け入れた後に真実を思い出さない選択をするとまた再び最初の雫に手紙を書いているシーンから始まり無限ループって怖くね?EDへ。
それぞれに分岐します。
正史はおそらく「雫をレイプ→精神が耐えられず自害→昏睡状態→妄想世界へ→本編→昏睡状態から目覚める」だとは思いますが、恵と関係を持った一件ってどうなんでしょう。
恵を全部受け入れた上で真実を知るEDでは主人公は確実に狂っているので恵の件も主人公の妄想だった可能性が大いにありますし、受け入れた上で真実を知らないEDでは妄想世界で無限ループするのでこれもまた妄想世界のまま、フェラだけを受け入れて他を拒否しても妄想世界の中で自害するので、恵との関係は結局主人公の妄想な気はします。
恵と肉体関係だけ持っててもまぁ違和感ないクズ野郎ではありますが、雫への一途さが妄想世界が現実のままか妄想世界から抜け出すかのトリガーだと思うので、正史のED、現実では恵とも関係は築かなかっただろう、と。


ただ、そういうあまりにもあんまりな主人公だったので正史であろうと思われる「実は主人公が入院していて、全て主人公の妄想世界だったED」が都合が良すぎて全く納得できず恵と関係を持った上で真実を知る「主人公が狂っていて裸エプロンで徘徊ED」が一番しっくり来たというか。
個人的にこの主人公に相応しいEDはコレだなとは思いました。
このEDがあったので少しは主人公の扱いに納得たというか。
正史はありつつも基本はプレイヤーの判断に任せられるタイプだと思うので。


ホラー要素もオチが分かりやすい話のため怖いと感じるよりも「やっぱりか」となる部分が強く。
唯一ゾクッとしたのが医者のドアップで雰囲気全く怖くなく、絵だけでゾクッとさせてもなぁと。
それと今回はやけに()が多様されており(ドキドキ)などが多くて若干気になりました。
まぁ前作の耽美な世界と二人だけの世界が個人的に強すぎた所はあります。
いやぁ、でも、振り返れば振り返るほど主人公が嫉妬からヒロインを殺そうとするダメな方の病んでる行動が最低で。
思考も文学系を拗らせた思考を持ってるという良い所が分からない上で、現実世界でも雫が主人公に心酔しているのが本当によく分からず。
主人公の良い所が分からないままで何故か主人公大好きなヒロインが居るとヒロインの魅力も感じにくくなるので地味に辛かったです。


ただ、エロに関しては百点満点超え。
エロい、とにかくエロい。
3発連続当たり前なのに加え、今回は雫がおっぱい大きい子なのでパイズリパワーが半端じゃ無かったです。
アニメーションもありパイズリがとにかく強かったのですが、折角前作のヒロインより巨乳の設定なのでもう1つくらいアニメーションで欲しかったなーとは思います。
正直めぐみのフェラでアニメーション1個入るくらいなら雫のパイズリで欲しかったという気持ち。
でも、パイズリ力(ヂカラ)強いなと思いつつもツボったエロは授業中手コキと窓際エロと海の中でのエロでした。
バレるかバレないか…みたいなシチュが性癖なので。
そういう意味では前作の周りは気付かない術をかけて授業中大勢の真ん中で致すシチュが強過ぎた、あれは最高だった。
不思議な力で露出プレイは強すぎますわ。
あと、「自転車運転後ろから手コキ」が前回の「高速走行カーセックス」並に笑いました。
エロシーン立て続けでエロい気分優先でも笑いました、どう考えても事故る。
このシリーズは高速で動く物に乗りながら致す系を絶対に入れないといけないのか?
抜きゲーに分類されるので色々言っていくのが野暮だとは思いつつも、どうしても笑ってしまいました。


グラフィックは相変わらずの美麗さ。
相も変わらずCGは本当に美麗。
特に今回は背景が素晴らしいと感じました。
最初の公園のパンダの乗り物や踏切、足元の看板など一度しか使われない、むしろ画面の切り替えの際に一瞬しか映らない背景が一枚一枚丁寧に描かれていて。
背景の方、本当にお疲れ様です。
立ち絵も勿論美麗なのですが、今回はギャグ顔がありギャグ顔にはすこし違和感を感じました。
><の顔になったときに表情と輪郭が浮いてるなぁと。
リアル寄りの絵柄なのでギャグ顔あまり似合わない気がします。


BGMは可もなく不可もなく。
全体的に見るとタイトルに使われている「虚しい祈り」が好きでした。
声は雫の御苑生さんは流石でございました。
自分がプレイした中ではあまりお見かけしてないのですが、エロゲでキャスティングを見るとかなりの頻度でお見かけする事があって。
可愛らしい、けれども品がある声が素晴らしかったです。
ただ、恵と甲児もどちらもお上手で良いのですが、医者(主人公)があまりにも棒過ぎて。
ダメ主人公だからワザとですか?
それなら若干納得してしまいそうなのですが。
他が上手い分、医者だけが、医者だけがどうしても納得出来ませんでした。


まぁ抜きゲーなので話にグダグダ言うのは野暮ですが主人公が合わないと流石に辛かったので。
話に対しては「小さい頃に約束した勿忘草の場所に行き、主人公のレイプと自害未遂抜きで思い出の場所でなんらかの事故があり主人公が眠っている上での妄想世界」くらいの方が主人公に悪印象抱かなかったなとは思ってます。
ですが短編物としては本当にCGが美麗で。
このシリーズやっぱりCGだけでお腹いっぱいになれます。
CG、特に背景に関しては前回よりも沢山の場所が出て堪能できたので良かったです。



フリゲや同人ゲームはもう諦めましたが商業はプレイ本数が少ない為、全部感想を書いていきたいと思い再プレイ。
覚えている限りでも主人公、性格良くなかったよな…という記憶でしたが記憶違いでは無かったです(笑)
ただエロ方面では現在新たな性癖も加わった事で前よりも色んなシチュを楽しめて、再プレイしたのは良かったと思っています。
このシリーズは最近最終作が出たのでゆっくりと追って行きたいです。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:誠也の部屋 様
https://seiya-saiga.com/
 美少女万華鏡 -忘れな草永遠の少女- ページ
https://seiya-saiga.com/game/omega-star/biman2.html