ひっそりと群生

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【PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞】感想

【男性向け18禁】



MANYOさんの担当されたゲームをクリアしていく企画37弾。



2006年09月29日発売
Innocent Grey』※リンク先公式HP(18禁)
PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。






プレイ時間は約6時間くらい。
7でもインストール、起動可。
ディスレス起動可。
自PCではロードすると音がバチバチ飛んだのですが、再ロードすると治りました。


Innocent Grey作品は『カルタグラ ~ツキ狂イノ病~』(※リンク先感想)より2作目。
相も変わらず杉菜水姫さんの美麗な絵が目を惹き、背景の細やかさで絵に関してはやはり最強。
立ち絵の多さと表情の多さ、色彩の落ち着いていながらも上級な塗りは他の追随を許しません。


ボイスもナチュラルな声質の方が多く、落ち着いた声色が大変良し。
風音さん、岩田さん、草柳さんなど他でよくお聞きする方。
井村屋さんは「天いな」「カルタグラ」で、うえおかさんは別名義がとてもお名前をお聞きしていて。
男性陣も、富士さんはもう…低い声質も最高で、巌さんは「TtT」でも老賢者で貫禄がありましたが今回も威圧感が凄く、声だけでお強い。
声に関しては言う事無し、満点越え!
音楽も全曲MANYOさんで今回はジャズ系の曲が多く、ジャズ大好きなのでどの曲も聞いてて飽きませんでした。
挿入歌の「all the way」に関してはガチバーで流れててもおかしくないです。
というか最初に聞いた時に「エロゲソング…?」と本気で首を傾げました。
「蝶」もパワー系の曲では無いのでインパクトは若干欠けますが、しっとりとしながらもサビで盛り上がるので大変良曲。
サビの「戸惑いの中倒れても」の部分の一旦途切れてギターが響き渡る所がとても好きです。
今回はサントラも同梱でイノグレの中では手に入りやすいサントラなのもGOOD。


絵良し、音楽良し……で、なんで話がこんなに駄目なんですか!チクショウ!!!
今回雰囲気に関してもちょっと「カルタグラ」の昭和初期の雰囲気に負けてますし。
前作の主人公、秋五が主人公としては駄目過ぎたなーと思っていたのですが更に主人公が駄目になってるとは。
いや、噂では聞いていたんですよ、某スレでもネタになってましたし。
でもここまで駄目だと思って無くて。
スレも誇張だろ~くらいに思ってましたが…ここまでスレの内容通りとは。


殺人事件の犯人の容疑をかけられた主人公の奏介、金はピアノ演奏で働いてる酒場のマスターから給金以上の金額を貰った上、ヤクザな組織の女幹部に目を付けられメチャクチャ良い住処を充てがわれ。
なんかよく分からない内に出会う女にモテにモテて。
その中の一人の綾音という少女といつの間にか恋仲になったものの綾音を抱いた翌日に綾音は隣で死体になっており再び容疑者に。
今度は幼馴染の美華夏に住処を充てがってもらい、そこに久遠という少女も流れ込み。
今回の殺人事件は実は人の精神を操る音を流す機械が関係しているんだよ~、という真相に。
奏介はヤンキーみたいな組の下っ端には喧嘩で強いけどガチで強者の相手には弱く、でもその時はマスターが助けてくれて大丈夫。
事件の情報も奏介が動かなくても周りの女性陣や友人の琢磨が一生懸命調べてくれて奏介は動かなくても情報が入ってくるね!
今回前作主人公は推理しなかったけど推理パートがあるよ、でも基本自分から推理するのではなく周りの女の子に話を進められてなんとか推理して。
本当の命の危険になったら琢磨が身体を張って守ってくれるよ。
琢磨は美華夏が好きだけど、美華夏は奏介が好きだから琢磨を振ってて、奏介の妹の柚芭と付き合うけど肉体関係は無くて柚芭は本当は奏介の事が好きで。
琢磨が途中で奏介をかばって死んじゃっても奏介は琢磨の葬式にも出ないよ。
でも、奏介は傷心してるし逃亡してるからね、葬式に出ないのも仕方ないね、私達はそれでも奏介が好きなの。
琢磨は死んじゃって可愛そうね、でも琢磨の出番はこれでおしまい、後は奏介のお話。
色々と組織の陰謀を食い止めてヤバい機械を壊したけど、解き明かしてボスを倒したのは久遠とマスターだよ、奏介は後半何もしてないね。
でも、平和は訪れて、奏介は選んだヒロインと添い遂げるよ!
めでたし、めでたし♪


………じゃねーよ!!こんなん納得出来ますか!!!
前作主人公が推理をしない、仕事してない家賃払わない、でも住処を提供して貰えてるヒモでありながら何故か女性に迫られる竿役で。
でも、性格だけはキツく無くナチュラルであり、一応事件の諸悪の根源であり、説明不足ながらもラスボスの女性に想われているのもまぁ分かる…と思える中。
奏介はヒモに竿役に更には口が悪く治安が悪いという要素まで加わりただひたすらに主人公が駄目になってるじゃないですか!!
「奏介のピアノに惹かれたから」「貴方のピアノの音色でこの機械は作られた」って、なんだそりゃ…
世の中には凄いピアニストもゴロゴロ居る中でこんな場末のピアニストがそんな、流石に主人公補正効きまくりじゃないですかね?
ってかそもそもミステリー物で「精神を操る機械」ってなんやねん。
ミステリー物として無いです、反則でしょう。
某症候群レベルでミステリー詐欺ですよ…
まだ「不思議な現象」とか持って来なかった前作の方がミステリーしてました。
なんでグレードダウンしてるんですか?
もうね、なにもかもヒドイ、酷すぎます。
特に琢磨の扱いの酷さよ。
正直、琢磨の方が足で情報稼いでメチャクチャ頑張ってるのになんで琢磨より奏介がモテてるんですか?意味が分からないです。
奏介何もしてない上に口も悪く性格もそんなに良くないのに「善人」だの「実は良い人」だの言われてて。
こんな男のどこが「良い男」なのか全く分かりませんでした。
全く主人公が魅力的じゃない、それなのにモテるから本当に…酷い。
そんな男なのに出会う女性全員に身体を求められいつの間にかよく分からない内に恋愛関係が出来上がってて、関係性の描き方もなんというか…雑。
文章も読みにくくはないですが所々おかしいし。
「好きな食べ物ってなに?」と聞いた後に「特に嫌いな食べ物はないけど」って返しおかしくない?
好きな食べ物聞いてるのに好きな食べ物を答えず嫌いな食べ物で返すの、会話のドッジボールか??


本当にネタスレ通りの内容でビックリしました。
何も嘘じゃ無かった、逆に凄い。
「後、ピアノが上手い」
じゃないよ!本当にピアノが上手いだけだよ!!
「ハッ――」「やれやれ」「五月蝿ぇ」とかいちいち話し方も鼻に付くし。
この男の主人公としての良い所が全く見えませんでした。
正直話もタコ焼き買ってた記憶しか無いです。
タコ焼きの親父は「カルタグラ」から再登場ですね、美味しいタコ焼き制作頑張って下さい。


エロも成り行きエロばかりで全く感情移入出来ず…
本当に、絵と音楽ゲーでした。
絵と音楽と演出は最高、極上、それだけを求めるなら有り…かな?多分。
あ、でも久遠の悪女さと、マスターと久遠の関係は好きでした、正直、奏介との関係よりも好きです。


全然OPが流れずPVで見てきたOP流れないなーと思っていたら4章でまさかの主人公がメインヒロインを殺してそこでOP!というインパクトは好きでした。
そういうインパクトは上手い、上手いけれど、うぅん…
他の要素が噂に違わぬ出来で。
もう少し違って欲しかったのですが…予想を悪い意味で上回って行ったので凄く残念でした。



プレイ順は
千花→美華夏BAD→瑠宝→久遠BAD→久遠→柚芭BAD→柚芭→美華夏→CONDUCTOR→綾音
の順で攻略、おそらく最終ルートは固定。



『千花 ルート』
事件も何も解決しないけど、一緒に逃げようねルートその①。
ただ千花と逃避行するだけ、それ以上でもそれ以下でも無し。


『瑠宝 ルート』
事件も何も解決しないけど、一緒に逃げようねルートその②。
千花に近いですが、唯一違うのは主人公も一緒に逃げないと瑠宝はおそらく死ぬ所。
自殺するのを食い止められないのもですが、自殺を見るシーンが無くても死んでると思うんですよね彼女。
…というか、あそこまで見てて落ちた瑠宝を周りの目を気にして助けない辺り、奏介マジで主人公してないなと思います。


『久遠 ルート』
色々あったけど久遠に許されて、久遠と一緒に居られて良かったね。
でも、久遠はまだ謎があるよ、みたいな、そんなエンディング。
…というかエンディングの内容忘れてて再度全クリ後見ました…
一番空気が薄い気がする。


『柚芭 ルート』
柚芭を抱くとBAD、抱かないとGOOD。
正直BADの方が好きです。
抱くと肉欲に溺れ事件を無視し、おそらくマスターに殺されるという。
カルタグラ」でもでしたが主人公の人生を狂わせる妹、好き過ぎる。
抱かないと仲の良い兄妹のままですが、インパクトあるのはやっぱりBADだなと。


『美華夏 ルート』
色んな事件も解決し、久遠は炎の奥に消えて色んなものを失ったけど、でも美華夏が居るね。
これから2人でやっていこうねED。
BADでもですが、唯一陵辱シーンがあるのが中々に好きでした。


『CONDUCTOR ルート』
久遠の出生などが見れるルート。
双子の姉の件など見れるけれど心理描写が曖昧過ぎてイマイチ感情移入出来ず…
なんか頭脳明晰だけどサイコな姉妹の過去という感じ。
マスターとの経緯が見れたり、実は綾音の殺人をけしかけたのが久遠だったり。
腹黒い彼女が見れたのは良かったです。
でも、組織の女幹部の葵が主人公にあそこまで執着してたのは全く分かりませんでした。
何が良いんだあの男。


『綾音 ルート』
オールエンド。
他ルートをクリア後に解禁…のはず。
他ルートでは必ず死んでいた綾音の救済ルート。
他の女の誘いを断って行けば行けるのがメインヒロインっぽい?
でも、メインヒロインだけど綾音は正直薄すぎるというか…
組織の件も機械の件も何にも関わっていない本当にただの田舎娘の為、あまりにもパッと出のヒロイン過ぎて正直久遠の方がヒロインとして濃いです。
よく分からない内に主人公に一番好かれメインヒロインになって救済されるという、救済に有り難みが無いヒロインではありました。
まぁ初回ルートで衝撃的なシーンからのOPなので、そういう意味では彼女の救済がゲームの本質にもなってる気はします。



某所でダメ主人公に上がっているのも納得の主人公でした。
ミステリーとしても良くは無く、話は期待値以下ですが、絵と曲でなんとか許せてしまうのでそこは本当に強い。
次はFDの「和み匣」を予定。
カルタグラ」と「ピアニッシモ」の見たかった部分を見れるのか…それともお遊びゲーになるのか…
それでも絵と曲は良いと思うのでそこは期待します。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞 ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/h/pp.html