ひっそりと群生

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【死神の接吻は別離の味】感想

【男性向け18禁】



2009年04月24日発売
ALcotシトラス(解散)』※リンク先公式HP(18禁)
死神の接吻は別離の味 】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








おぅんごぅる(おるごぅる)さんの単独作に触れるのは6作目、「死神の接吻は別離の味」に。
プレイ時間は、約7時間30分くらい。
システム面は7でもインストール可。
ディスクレス起動可。


シナリオ、おるごぅるさん、原画、風見春樹さんのタッグなのでほぼ実質イージーオー。
実質はイージーオーコンビではありますが、何よりもまずシステムが素晴らしく良かったです。
逆を申し上げますとイージーオー作品は話は別として2000年半ばとしては本当にシステム面が宜しく無く。
挙動がかなり危うかったのでALcotに移りシステムが改善されていたのには驚きました。
イージーオー最終作から2年も経っている為当たり前なのかもしれませんが、動きに関してこんなに変わった事に時代を感じます。
動きの滑らかさもですが、メッセージウィンドウが切り替わる度に左下の蓮の花が咲く演出は見ていて非常に細かく。
そういう細やかさが世界観を一層盛り上げていました。


今作はALcotの姉妹ブランドであり現在はALcotハニカムに統合されたALcotシトラスの唯一の作品になります。
ALcotハニカムは『キッキングホース★ラプソディ』(※リンク先感想)のみプレイ済みですが、ハニカムよりも世界観が大人しく「静」寄りの印象。
ALcotらしい強い萌え要素を含みながら静けさを中心として描かれる作風でした。
UIやシステム面など全体が青紫を基調とした色彩で包まれタイトルの「死神」とあるように「死」をモチーフとした作風が一層静けさの方面で盛り上げており、とても雰囲気が良い作品に仕上がっていました。


物語自体もシンプルに「良いお話」の作品。
「君が居るから、明日も生きて行ける」という主題をずっと貫き、しっとりとしながら優しさに溢れていました。
イージーオー作品ではギャグはテンションが非常に高く、シリアスはシリアスでグッと来るように締めるおるごぅるさんでしたが、ALcotシトラスの作風からかギャグのテンションはかなり低め、むしろほぼ無に近く、シリアス時を緩やかに淡く続けており、「ギャグ無しでこのような静かな作品も描けるのか」と読んでいて少し驚きました。
文章も非常に澄んでいて所々で垣間見える「死生観」の表現が美しく、そして今までよりもノベル作品として一行ずつの切り所が細かく読みやすく、非常に「テキストが良い」と言える作品でした。
(まぁ、しっとりとしている分、バイト先の店長の下ネタとかは合わなかったとは思いますが。)


ただ、そんな風に非常にテキストが良く、話自体も「良いお話」ではありましたが、全体的に見ると唸ってしまう箇所も多々あり。
今作は「主人公が幼少期に告白前に自分のせいで事故に合い死んでしまった幼馴染の日和をずっと引きずっているお話」になるのですが、とにかく最初から最後まで日和ゲーになります。
どのヒロインのルートに行っても主人公は日和の面影を探し続けます。
ほのかルートでは「ほのかの笑顔が日和に似ている」と言い、雫ルートでは「雫と肉体関係を持ってもなお日和を呼び続ける」という。
そういうコンセプトなので仕方ないとは思いつつも、ヒロインと付き合った後も日和を呼び続けるので見ていて非常に他ヒロインが不憫に感じる所があり。
生きている人に死んだ人を重ねるのは生きている側に失礼だと思っているタイプなので見ていて気持ちは良く無かったです。
あとはそういう「死んだ人間を追い求める事を吹っ切り、生きている人間と生きる」というコンセプトの物語かと思っていたのですが、琥珀(日和)ルートがある事でそのコンセプトが裏返ってしまうのが何とも…
正直琥珀ルートは琥珀ルートであって欲しかったというか、「死神と人間の相容れない恋」が描かれるかと思っていたらそうでは無く。
まさかの完全日和ルートで驚きました。
「そう来るとは思っていたけれど、それをされると他のヒロインは何なの?」みたいな気持ちに。
だって絶対に主人公は永遠に日和を忘れられない訳で、そんな中で他のヒロインを攻略後のオールENDで日和が来ちゃったら、そりゃあ日和の圧勝でしょうとしか言えなくて。
私は「一人のヒロインの為にある物語」など大好きなのですが、それを描く場合は完全固定ヒロインにするか、他ヒロインに少しでもヘイトが向かうか、もしくは他ヒロインもその「一人のヒロイン」の為に行動するようにある程度物語の調整が必要だと思っていて、今作はほのかも雫も「日和をなんとかして助けたい!」とは思って無かったり、ほのかも雫も「どこかに欠点があって難があるヒロインである」とかそんな事は無い上でオールENDで日和一直線になるのでほのかと雫が見ていて非常に可愛そうで。
結局「死者に生者は勝てない」を地で行く作品なんですよね。
そんな中、「それでも相手は死者だから生者のヒロインは主人公の隣をこれからも歩んで行ける」という強みでほのかも雫もEDを迎えたのに、日和ルートが発生し生還EDが発生する事でほのかと雫は何一つ勝てる要素が無くなった所があって。
これで性格に難があってヘイトを稼いでいたヒロインならプレイヤーとしても納得する所があるのですが、二人共良い子だから辛くなってしまいました。
こんなの、ほのかと雫はピエロで二人のルートは日和ルートから見たら蛇足で茶番じゃないですか。
これだったらいっそルート分岐など無く、固定ヒロインとして描かれていた方が良かったです。
最終ルート後にはタイトル画面が主人公と日和が幼少期の姿で海辺を歩くCGに変わりますし、こんなの完全に日和も主人公も生存が正史じゃないですか…
ほのかも雫も良い子な分、二人のルートが茶番に終わる流れになるのは凄く嫌でした。


あとは単に「死なない」という点に都合の良さを感じました。
「死神が見える人間は死が近い」という設定がありながらも最後結局誰もメインキャラは死なないという。
そこが拍子抜けですね。
正直主人公が各ヒロインルートに行っても日和日和と言い過ぎてるので「各ヒロイン分岐後にヒロインへの好感度判定があってヒロインの生と死でEDが分岐する」くらいの分岐はあって良かったのでは?とは思っています。
折角「ゲーム」なんだし、そういう分岐を付けるのがゲームらしさだと思うので。
付き合っても尚、日和を追い求める事がどれだけ他のヒロインにとって残酷な事か、主人公は多分分かってないというか。
「死人と存在を重ねられる事」や「付き合っても死者を一番に想い続けている事」ってヒロイン側からしたら非常に辛い事だと思います。
なんと言うか「忘れられない事は分からなくは無いけれど、それって残酷だよね」という想いを抱え、しかもその想いを隠し通すならまだ主人公を庇護出来ますが、付き合っている相手に見え見えな所が酷いとも思い。
だからこそ、「今、浮ついた心で付き合っている相手の死」に直面した時の反応が見たかったです。
そして、琥珀ルートも、日和ルートがある事で物語の回収はされますが、単に「死神と人間の恋」も見たかった側としては、死神ルートと日和ルートに分かれたりもして欲しかったです。


絵は非常に美麗。
というかいきなり変わりましたね風見さん。
うちの妹のばあい 純愛版」から2年、間に別作品が挟まり更におそらくサークル活動もされていたとは思いますが、ここまで変わるとは。
一気に現代色が強くなりました。
元々等身高めだった絵柄に更に00年代後半の可愛らしさが加わったと言うか。
とにかく綺麗、塗りも綺麗。
立ち絵表示もバストアップだけでなく距離により引きがあったのもGOOD。
特に雫の長身が他のヒロインと並ぶと一人だけ抜きん出てる所が好きでした。
惜しむべきはもう少し洋服の差分が欲しかったです。
琥珀も他の衣装が見たかったですし、とりあえず立ち絵に各パジャマ姿は欲しかったです。
それ以外はかなり良い感じかな?
所々崩れが気になったCGも確かにありましたが総合的には良かったです。


音楽は流石のマッツミュージックスタジオ、全曲BGMとしては高品質。
「向日葵」「渚の少女」辺りが好きです。
主題歌の「Le baiser de l'ange-天使のくちづけ-」はバラードをあまり聞かないタイプですが凄く刺さりました。
一番ではほぼピアノ伴奏で二番から他の楽器が入ってくる所がとても良き。
ただ、サントラを持っているのですがトラック1番目のイメージソング(?)の「Distant Promise」はあまりにも作風と掛け離れてて改めて聞くと驚きました。
いや、MintJamの曲好きなんですよ、好きなんだけど、エレキギタージャカジャカは合わないかなと。
曲自体は良いのですが本編では流れなくて安心しました。
声は女性キャラは皆さんお上手。
ALcot系列らしく男性キャラフルボイスなのも良し。
ただ、男性キャラは演技力が若干女性陣よりかは低めかなと思いました。
鮎川さんは「天使のいない12月」「夏音」でお聞きしましたがこういう純朴な少女にとても声質が合います。
五行さんは「鎖」「カタハネ」でお聞きしましたが、雫のようなダウナー寄りの声もお上手で芸達者だなと。
夏野さんは「サナララ」「Triptych」でお聞きしましたが、クール系も合えば中心になるメインヒロインの声が非常に良く、ある意味で一人二役お疲れ様でした。
個人的にはミルフィの榎津さんがとてもハイテンションの良い演技で好きだったのと(というかパーソナリティのラジオ聞いた事ありますがほぼ中の人のテンション)、一色さんの低い声が最高で。
Triptych」のハノンでもでしたが、自分は一色さんの低い時の演技が凄まじく好きみたいです。
というか女性声優さんの低い声に弱いので声質が好みドンピシャでした。


エロは初々しいエロスキーとしては良かったです。
エロいかは別として。
童貞×処女のシチュは良いですね、王道ですが好きです。
フェラシーンが多めに感じたので純愛でのフェラ好きな人には当たりなのでは?全員フェラ演技お上手ですし。
しかし…フェラで2、3発した後に普通に挿入で2発とかして計5発とかするので主人公の絶倫っぷりにはビビりました。
主人公、お前、日常シーンで性欲薄そうにしてたの嘘だろ…
日常でそういう素振りも見せずにエロでいきなり絶倫かますのでエロゲとしては正しいのですが、ちょっと興を削がれた所はあります。
こういう風に「生に執着していない」系の主人公なのでエロシーンでの絶倫は無くても良かったんじゃないかな?
むしろ性に対しても薄いほうが「生に執着していない」感が出てたと思うので、作風としては性欲薄い方が良かったのでは?と。
まぁエロゲとしては正しい描写だとは思いますが。
あと、日和ルート時のエロは仕方ないとはいえ他ヒロインよりも特別感があったのもまた他ヒロインが不憫だなと。
どうしても全ての描写で日和ゲーになるので、そこは…うん、割り切れないとキツイかな。


全体的に「雰囲気や文章は最高に良いけれど、所々気になる箇所がある」という印象に落ち着きました。
中編作として物語の回収はちゃんと行い綺麗には収まっていたと思います。
各ルート最後の「死」に関してはちょっと都合が良いと思う所はありますが、「優しい世界」で収まっていたなーと。
文章も読みやすく展開も早めで展開が早い方が好きなので楽しめた一作でした。



プレイ順は
ほのか→雫→琥珀
の順で攻略
琥珀は最終ルート固定



『新島ほのか ルート』
作中でずっと「良い子」として描かれ、確かに「善人」ではあると思いますが、「誠実」では無いなとは思ったり。
里中さんの視点から見れば「自分の恋の応援をしていた子が自分の好きな人と付き合う」訳で、そりゃあ面白くない上に兄も事故で死んでて心の依り何処を失った彼女が狂うのも仕方ないかなと、
里中さんから見れば、ほのかの主人公への恋を知らない以上(というかほのかは自分の恋の応援をしてくれていたので、ほのかが主人公を好きだとは絶対に気づけ無いと思われ…)、ほのかの行動は裏切りになります。
主人公に振られ、兄を失い、親友だと思っていた子に裏切られる、そりゃあヤンデレ化もやむなしという感じですね。
ほのかが本来取るべきは里中さんから主人公の恋心を告げられた際に自分の恋心も明かすべきだったと、そして、明かさず里中さんの恋を応援した以上、主人公への恋は墓場まで持っていくべきだったと、そう思います。
自分も主人公へ想いを明かすなら里中さんに言われた際に自分の想いも明かさないと不誠実なんですよ。
結局、彼女は「優しいから」里中さんへは主人公への想いを告げられず里中さんの仲介役をしているような描写になっていますが、その「優しさ」は本当に里中さんの為にあるのか?と。
里中さんに対して「自分も主人公が好きなのは申し訳ない」という想いで里中さんに告げなかったのなら、主人公へ自分の想いは絶対に明かさないのが「誠実さ」だと思うんですよね。
でも彼女は主人公へ想いを伝える。
それって、結局は「里中さんと同じ人を好きで、それを里中さんに告げたら里中さんとの友情が崩壊する」と思っているからで、それは完全に保身ですし、その上、里中さんの友情を信じてない事になります。
彼女の行動って「優しさ」に見えて全部巡り巡って「自分の為」なんですよね。
だから確かにこういう「優しさ」もあるのは分かるけれど、無自覚な所で「保守的」であり「不誠実」だなと凄く感じた子でした。
作品内では里中さんが問題あるように描かれてますし、確かに暴力的行動に取った事は里中さんに圧倒的に非があるけれど、全てが自業自得だなぁと。
ただ、主人公からしたら「ずっと一緒にバイト先で働いていて、笑顔が失った幼馴染にそっくりな少女」の方が好感度高いのは当然なので、里中さんでは無くほのかに気持ちが向かうのは里中さんには悪いけれど仕方ないです。
分が悪かったと言えば分が悪いですが、もうちょっと里中さんへの向き合い方があったよね?とは思います。
「優しくみえて実は無自覚に保守的」という現実的な「良い子」のあり方をしていた子だと思いました。


『天宮雫 ルート』
めっちゃ童貞馬鹿にされる。
「妹に童貞を馬鹿にされる」などそういうシチュが好きな人にとってはたまらないのでは?
完全にツンデレキャラで主人公が好きなの見え見えだけれど、素直になれない妹。
彼女のルートはかなり兄妹が強調され、おるごぅるさんらしさを感じました。
ただ、同時にここまで兄妹を連呼しなくてもなーとも思ったり。
「兄妹らしさ」って別に「兄と妹」を連呼する事では無く、生活の中で何となくそういう空気が流れる事だと思っているので、何度も言葉で「兄妹」を強調してきたのは「それはちょっと違うかな…」となりました。
ただ、キャラや話の流れ的には好きです。
妹と関係を持って、妹を大事に思うけれど、決して日和は忘れられず。
ずっと日和を想い続ける兄を想い続ける妹。
この構図は非常に好きだった。
だからこそ、上記で語ったように「生ルート」と「死ルート」が欲しかったです。
「雫への大切さ」って正直、雫を失わないと絶対に気付かない事だと思うんですよ。
途中で雫も死神が見えるようになり死に向かう流れになってから主人公は焦りますが、それでも日和の影はチラついて居て。
「雫が死に向かうのが分かったのだから、せめてそれが分かってからは雫一筋で居ろよ!」と本気で思いました。
雫の主人公への想い、「兄が生きる為、兄を残せないから兄よりも生きなきゃ」が凄く好きだったので、だからこそもっと主人公にも雫を好きになって欲しかったというか。
完全に雫の想いの方が大きくて、雫の大きな想いの一方通行感が強かったので、「雫を失ってから初めて彼女の大きさに気付く」みたいなEDも欲しかったです。
死んだ人を追い求めている以上、「失わないと気付かない」タイプだと思うので、主人公。
「死神が見える」という設定も空気になっていましたし、やっぱり後半でED分岐は欲しかったです。


琥珀 ルート』
まぁ、何となく真相は察していました。
分かりやすかったのもですが、実は某有名な作者様のMADで本作のMADを見た事があり、ある程度のネタバレは踏んでいました。
とは言ってもネタバレ踏まなくても気付いてはいたと思います、分かりやすいので。
確かに、琥珀の真相で話が纏まり話的には全てが綺麗に回収されました。
されました、が、うーん…
話としては纏まりましたが腑に落ちないとは思いました。
真相で完全に日和ゲーになった為に「死神の琥珀」はある意味で無意味というか。
上記でも書きましたが「死神と人間の恋」という点では終わりを迎えました。
「恋出来ない相手とどうやって恋をするか?」を若干見たかったので、そこからは完全に外れて。
自分の期待から離れただけなので、問題は無いのですが、「死神」の部分そんな重要だったかな?と思ったり。
「死神が見えると死期が近い」という設定も有耶無耶になり、「死神」の設定も有耶無耶になると、本当にただのスパイスとして死神が居たなぁくらいになりました。
十六夜様くらいかな?死神の設定が生かされたのは。
でも、彼女もある意味で自分の好奇心で日和を死神化させているので、「死神」としての矜持を保っていたキャラは居なかったなーと。
もうちょっと「死神」の部分で矜持を見せるキャラが居れば…とは思いました。
タイトル自体はまさに「綺麗な日本語」と言わんばかりの美しさなのですが、タイトル回収がされるのが後半なのと、後半唐突に「死神のキス」の設定が出るので、もう少し順序立ててタイトル回収して欲しかった所はあります。
最後は砂浜で子供が二人で歩いていますし、おそらく主人公が死ななかった事が正史になったのかな?
というか完全に壮大な夢オチで「こんな夢を見た、明日があるか分からない、だから今、言える事を言おう」という事で日和に告白しますが…
まぁなんと言うか「今日出来る事をやる、今日言える事を言う」というコンセプトは好きですが、これにより他ヒロインルートの意味が無くなったので、他二人が本当に不憫で。
「一人のヒロインの為にある物語スキー」としては好きですが、「他ヒロインルートが茶番になる物語は苦手派」としては微妙な心境になりました。



「良いお話」なんだけど、間違いなく「良いお話」なんだけど、個人的に「良いお話」止まりでした。
雰囲気とかは好きなんですけどねー。
もう少しパンチが欲しかったです。


次回はALcotハニカムの「リアル妹がいる大泉くんのばあい」を予定。
コチラは好きな人は凄く好きというお話を聞きます。
タイトルからおるごぅるさんの妹観がダダ漏れになりそうで。
どういう方向に行くのか、期待しています。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 死神の接吻は別離の味 ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/s/ssb.html