ひっそりと群生

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【ナツウソ -Ahead of the reminiscence-】感想

【男性向け18禁】



2016年04月22日発売
Campus』※リンク先公式HP(18禁)
ナツウソ -Ahead of the reminiscence-】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








プレイ時間は約2時間15分くらい。
7でもインストール可。
ディスレス起動可、初回パス認証必要。


ヒロインが固定されてるタイプの作品に触れたくプレイ。
「Campus3周年記念box」内のゲーム。
Campus作品は『天文時計のアリア』(※リンク先感想)に続きプレイ3作目。


Campus作品は「抜きゲーかな?」と思わせる部分が多いと2作プレイして思いましたが、今回もまた「抜きゲーかな?というか抜きゲーじゃん、むしろ、抜きゲー主人公より主人公が酷くない??」という感想に行き着きました。
いや、本当に、マジで主人公酷く無いですか?
だって今回の主人公が行った事って、

・過去に実はヒロインの葵と付き合っていた事がある。
・その流れも「気持ちが通じてないと付き合うとかしたくないんで(キリッ)」みたいに言っておきながら会長の「付き合わないと分からない事もある」系の助言で、生徒会のお目付け役として主人公を監視している中で主人公に惚れてしまった葵の告白をサラッと受ける。
・付き合うけれど葵が本当に好きか分からず手は出さない主人公。
・付き合って一ヶ月で不安になった葵は主人公に自分の事が本当に好きか?と聞くが、主人公は好きか分からないと答え傷付いた葵は主人公に別れを告げる。
・そして本編開始、葵にサキュバスが取り付き、男の精子を取り込まないと男を次々に襲う事が発覚。
・それを知った主人公は葵に抱く事を告げ、主人公を今でも好きな葵は抱かれる。
・葵を抱いたけど、付き合った時に傷付けた償いから葵の助けにはなりたくても好きかは分からない主人公。そんな中で葵は失態を犯し凹む。葵を助けたいと申し出ると葵は「抱いて欲しい」と懇願、断れない主人公は弱った葵を抱いて慰める事でエロに突入。
・そして中盤へ…

…という流れなんですが、マジでクソ野郎過ぎて。
「自分が好きか分からないから付き合ってても葵を抱かない」を徹底して葵を傷付け別れたのに、サキュバスが取り付いたらサクッと「抱かせろ」って言うのなんなんだよと。
お前頭湧いてんじゃ無いのか?と本気で思いました。
そこで、「葵が他の男に抱かれるのは嫌だ=葵の事が好き」という結論に至って「抱きたい」と言うのならまだしも、そういう感情にもならず「応急処置だから!!」と言って抱くの、女の子の純情を何だと思ってるんだよと。
その上、薬の反動とはいえ最初に抱いた事は忘れるわ、その後のエロも断って他の方法で頑張る選択などはせず、「葵を慰める為…」と自分の感情にケジメも付けずにただ抱くわで、(一応)純愛で売り出してるエロゲーでコレは無いわ状態。
まぁ、葵も断れない状態なのを分かってて言うのでだいぶ悪女めいてますが、過去付き合ってる時に「好きか分からない」でやらかしたなら同じ轍を踏まないようにしろよ主人公。
固定ヒロインのイチャラブは「ハルウソ」の辺りで見切りを付けましたが…まだ抜きゲーの主人公の方が「俺がエッチしたい!だから抱きたい!!」という欲望丸出しで抱くのでスッキリ見れるのですが、今作主人公は「葵の為だから…」と自分の欲望を晒すのにヒロインを盾にして言い訳してるのが普通にムカつきます。
そういう事をしておいて作中で誠実とか言われてモテるので訳分かりません。
この男のどこに誠実さがあるんですか???
「嘘を吐かない」と作中でしきりに言われますが、嘘を吐かないと言うよりはその場その場で思ったことをただポンと言ってスッキリしてるだけ、言わなくても良い事を言ってるだけなんですよ。
そりゃあその場で思った事を包み隠さず言えたら人間スッキリしますわな。
でも人間関係、嘘を吐く事で話が纏まる事だってある。
本人も「良い嘘もある」とか言ってますが、そう言っておきながら「俺は嘘を吐かない(キリッ)」とかしてるから、「いや、ここは嘘でも良いから言っておけよ…」という場面でヒロインの乙女心をブチ壊す発言をして見事にKY男になっていました。
どう見てもKY男にしか見えない部分に対し、ヒロインが「嘘を吐かない、ステキー」ムーブをかますので、見ていてコッチはシラケると言うか。
何故モテるか分からない主人公のモテモテを見せ付けられて疲弊しました。
葵が主人公を最初に好きになった理由もそういうモテのムーブがあるのであまり納得出来ませんでしたし。


エロも、回想で13回で欲しいシーン自体は揃っているのでエロとしては優秀だとは思いますが、話の中で葵を慰める為にするエロがあまりにも多過ぎて。
色々なやらかしで葵が凹む→慰めエッチに発展するの…あの、普通、純愛系だったらその「慰める」部分に主人公が一生懸命誠意を見せて奔走する所であって、何楽してエロでカバーしてるんだ?状態。
その為、純愛ゲーというよりは抜きゲーの印象が更に強くなってました。
今回も発端はサキュバスが取り付いたから~という「ハルウソ」同様に外的要因ですし。
このシリーズ、外的要因無いとエロに出来ないんですかね?他のイチャラブゲーもっと上手くやってるのですが。
むしろ抜きゲーの方が色んな要素丁寧だぞと思う部分もあり、読んでいて非常に疲れました。


まぁ、酷評しましたが好きだった部分も確かにあって。
過去に確執を持つヒロインに決着を付けるという部分は非常に好きでしたし、生徒会長の(今は)非攻略キャラ特有のお助けキャラ的言動は好きでした。
「ハルウソ」を微妙に通りつつも桜月とは関係を結ばないルートを辿ってるのも好きです。
これで「ハルウソ」を完全に通ってる設定だったら「どういうことやねん」となってたので。
桜月も同じ部に入るルートを通りながら、主人公に対して「諦めてないから」という野心剥き出しな所もまた最高。
「ハルウソ」はもう過ぎ去った物語ですが、それでも尚、諦めない姿に負けヒロインポジではありますが、したたかな女性スキーとしては非常にソソられました、桜月は選ばれない事で魅力が出るヒロインだなぁと。
ただ、最後自分の気持に自覚してアフターでイチャラブが来るか!!?と思いましたが…何か夏特有のイベントとそのイベントに沿ったエロをトントン拍子に回収していくような流れで、ちょっと突貫過ぎない?ともなって。
締めもそんなに心躍りはしなかったです。


絵は「ハルウソ」で書いたので省略。
立ち絵とかは良いのですが、このシリーズ一部の体位が何か遠近感なのか違和感があるCGがあったりします。
UIはもう自PCとの相性が悪いと思い諦めました。
…が、途中で履歴を開くと一部シーンで落ちるのはどうかと。
未改善なのはどうかと思います。


音楽はOPはとても好きです!
AiRIさんとハイテンションと夏の曲は良いですね、合います。
声は夏野さんの後輩ボイスは良きでした。
「先輩」の可愛さは凄まじいですし、弱ツンデレっぷりが良いです。
個人的には攻略キャラではない魅力的キャラとしての会長の話し方が好きです。
榊原さん…ゆいにゃん…明るい系の声が多い印象がありましたが今作でカリスマ溢れる優雅なお姉さんボイスも上手く、ベテラン力を感じました。


良かった所は上記で書いた一部の好みの部分と、OP曲と声くらいかなぁ。
固定ヒロインイチャラブゲーとしては2作目辺りから好みに合わず見切りを付けてる部分があります。
次回Campus作品は「罪恋×2/3」ですが…ダブルヒロイン物が好みに合わない物が多い上でちょっと信頼が薄れてきているので不安な部分が大きいです。
どう転ぶか分かりませんが、プレイして行こうと思います。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:誠也の部屋 様
https://seiya-saiga.com/
 ナツウソ -Ahead of the reminiscence- ページ
https://seiya-saiga.com/game/campus/natsuuso.html