ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【連続>>>レイプ】感想

【男性向け18禁】



2007年03月23日発売
『Stellar(解散)』
連続>>>レイプ】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








プレイ時間は約4時間くらい。
7でもインストール可。
ディスレス起動不可。
パッチはボイス関係で有り、進行には問題無し。
現在公式からは入手不可ですが「テックジャイアン ブリリアント 2007年上半期」に修正パッチ収録。


なんとなく黒パケゲーをしたく、「どんな事があっても絶対に屈しないヒロイン」という5chのスレかどこかで「時間封鎖」の麻耶佳を見た後、今作の里桜と湊の名前を見かける&ライターが「時間封鎖」と同じ方だったので期待して開始。
うん、ライターの方を信頼して良かったです。
まず、凌辱物としては個人的に強い方だと思います。
「逃げた先に、俺がいる!」というキャッチフレーズから分かる通り、本作は肉体操作系。
主人公はヒロインのこよりに痴漢行為をしていた所、それを見た同級生の里桜に咎められ駅で尋問を受けてしまう。
尋問中、里桜に襲いかかろうとした時、何者かに突き飛ばされ主人公は線路に落下、大事故に合い意識不明の重体に。
一年後、昏睡状態から目を覚ましたが身体は指一本動かず、記憶を失っていた。
意識はあるが身体は動かない中で主治医が主人公の身体に触れた時、主人公は主治医の肉体を乗っ取る事が出来、主治医になっていた。
主人公は自分の意識がある身体に他の肉体が触れた際、触れた身体に「転移」し、「寄生」出来る上、「寄生」した肉体の位置を知る事が出来るのを知る。
「転移」と「寄生」を重ね、ヒロインの一人で教師の菜苗になり学校に潜入した際、主人公は里桜とこよりの二人を見つけ、異常な感覚を抱き興味を持つように。
「寄生」先が駅のホームに行った時、事故の時の記憶を断片的に思い出した主人公は里桜とこよりが最後に関わった事を思い出し、「あの二人が居なければこんな事には…」という逆恨みを向けるように。
他の誰にでも「寄生」出来るが、何故か里桜にだけは「寄生」出来ないという謎が残りつつも、事故の原因となった里桜とこよりに復讐すると決め凌辱劇が始まる…という内容なのですが、初っ端から主人公の逆恨みでの凌辱劇な所がTHE・黒パケゲーでクソ主人公でそのクソでクズな所がジャンル的に最高でした。
凌辱抜きゲーは主人公がクズであればあるほど抜ける&最高になる。


最初に里桜かこよりのどちらをターゲットにするかを決めますが、それ以降は怒涛の凌辱劇。
彼女達がどんなに逃げても周りの男に「寄生」し襲い続け、更には里桜以外のヒロインには一度でも触れたら本人にも「寄生」可能な為、本人を操り男の前に引きずり出せるため最早最強状態。
「寄生」中は意識が無いのですが、気付いたら男に襲われているという状態から始まりひたすらに凌辱エロシーンでそちらの性癖の人には「意識が途切れながらもひたすらにエロシーン」になっても違和感が無い設定の中で凌辱エロが行われるので理屈に納得しながらもエロを楽しめると思います。
里桜ルートとこよりルートの分岐から更にヒロインの湊と菜苗を巻き込んだルート分岐などに分かれますが、ヒロイン全員が処女でルートを辿ると全員凌辱で処女を散らすのが悲惨さが有り大変良し。
同意エロ一切無し、全方向完全凌辱仕様で触手などは無くエロシーンは全て人間の男が相手になります。
触手、嫌いじゃないんですが、触手が出ると一気にファンタジーになる所もあるので作風によっては大好きでも現代が舞台になるとやっぱり人間の方が良いなと思ったり。
人間相手の方が「汚される」感が強くなってリアル寄りになる為、触手無しで怒涛の人間相手の方が悲惨さ的な意味で好きだったりします。
相手に「寄生」出来るので色んな職業の人間が出てくるのも面白く、個人的には学校関係者やお国を守る公務員の人は「守ってもらえない」空気が出ていて好きだったり、汚らしい浮浪者は単純に汚くて好きだったり。
あとは湊は実の弟に「寄生」するシーンや里桜は実の父親に「寄生」するシーンが絶望感があって好きです。
逆恨み復讐スタートの為、エロも快楽目的よりも堕としやねじ伏せる、屈服目的だったのも主人公のクズさが際立ちながら徹底的で良かったと思います。


で、「どんな事があっても絶対に屈しないヒロイン」という5chのスレ(だったかな?)で見た通り、里桜と湊は本当に「折れないヒロイン」として君臨し、その孤高さが最高でした。
湊は一匹狼タイプらしく飄々としている上で頭が良く、どんなに犯しても常に分析を重ね主人公の正体に自ら気付いて行きます。
どのルートでも折れる事は無く、唯一心が揺らぐのが上記の実の弟が絡んだシーンくらい。
そのシーンの後も揺らぎはするけれど折れず、主人公に「私はお前を許さない」と啖呵を切るシーンが最高でした。
里桜もまた湊とは別の方向性で折れる事は無く。
彼女は自分の中に一つの矜持がありどんな目にあっても震えながら立っているのですが、「絶対に負けない」と歯を食いしばりながら耐える姿は本当に強く。
周りの全てに裏切られても強く立ち続けた姿は見ていて圧巻でした。
「時間封鎖」の麻耶佳もだったけどこのライターさんの描く「強いヒロイン」本当に強くて、どんな目にあっても折れないのでこのジャンルで輝きまくりです。
前情報に偽り無しでした。
「絶対に折れない分析タイプ」と「絶対に折れないプライドタイプ」が居るので「折れないヒロイン」の別系統を一作で味わえると思います、気高く美しい物を汚す事は一つの嗜虐欲を満たしてくれます。


菜苗はあっさりと堕ちますし、こよりも後半では自ら男を求める程に堕ちますが、菜苗は完全堕ち担なのに対しこよりは若干違う方向性というか。
間違いなく堕ちはしますが、こよりはかなり主人公に近付く形で堕ちて行きます。
この作品、「どんな事があっても絶対に屈しないヒロイン」目当てでも勝ったのですが、「辻褄が合っている」という部分にも惹かれて買い。
こよりの最後の行動や里桜の強い矜持など、全てがラスト一つにちゃんと集約されます。
なので「辻褄が合う」や「理にかなっている」作品が好きな人もまたエロの方向性だけでなく楽しめるかと。
ぶっちゃけ「TRUE END」以外のEDははBADっぽいのですが、それ全てに意味があったりします。
「時間封鎖」もでしたがラストの描き方が近い所があり、「凌辱モノだけど凌辱だけじゃ終わんねぇよ」という気持ちを感じて好きでした。


システムは(おそらく)吉里吉里
作りに華やかさは無いですがシンプルで読む分にはサクサクで使いやすかったです、流石。
でも履歴はシーン自体が巻き戻るのではなく文章で表示にして欲しかったです。
これは「時間封鎖」もだったので、履歴に関しては使い辛さは仕方なかったなとは思ってます。
絵は「時間封鎖」と同じくさだおさん。
悲惨な時の表情がかなり好きです。
萌え系統の絵柄はあまり好みにはなりにくいのですが、追い詰められた時の泣き顔が最高にソソる描き方をされます。
でも、1年後発売の「時間封鎖」の方が絵柄的には好みなので、成長の前段階を感じました。


音楽は珍しく音楽鑑賞モード有り、嬉しい。
ゲームがゲームなので暗く、重く、そしてエロはロック調の曲で「らしさ」が凄くありました。
この曲が好き!はあまり無かったのですが、全体的に悲惨な作風に合っていたと思います。
声は湊役の三池さんの冷静に分析している演技が凄く好きだったのですが、この方出演本数が少なくてビックリしました。
この業界名義を言い出すと無限にあるのでこの名義だけかは分かりませんが、もっと出てても良いのになーとは思いました。
こより役の愛川さんもまた本数が少なく驚き、ほそぼそした話し方だったので判断が難しいのですが声質は好きでした。
まりのさんは安心信頼の良さ、ただ、自分はまりのさんはハキハキ系か独特系のハスキーボイスが発揮される演技が好きなので菜苗が好きかと言われると…うん…まぁという感じ。
里桜役の東さんは「はるとま2」の卯里役でお聞きしてました。
卯里が静かな少女だったので、こういう明るくプライドが強い役も出来る方なのだなぁと。
悲惨なシーンの中、決して折れない気高さが良かったです。
ただ、声質の方向性では卯里などの静かな方の声が好きだなーとは思いました。


前情報での「折れないヒロイン」部分は本当に情報通りで気高いヒロイン大好きなので楽しめました。
真相では里桜がメインで里桜の強さも好きですが、個人的には湊が好みで湊と弟のややこしい関係も深く語られはしませんが好みで良かったです。



プレイ順は
END1→END2→END3→TRUE END
の順で攻略



『END1』
こよりルート選択からの湊もターゲットしたルート。
こよりルートに入ると里桜は対象外になります。
しかし…こよりルートではこよりの処女喪失シーンが描かれますが、主人公に「寄生」されて気付いたら喪失している流れで。
これって主人公、こよりに「寄生」してからオッサンの挿入まではこよりに意識あったって事ですよね?
それ考えるといくらこよりの身体になったとはいえ、オッサンの挿入まで耐えるのメンタル強いなというかガッツがあるなと思いました。
女でも嫌だけど、男が好きでもない限り男の方がもっと嫌でしょう男からの挿入…
主人公の復讐心にアッパレでした。
湊をターゲットにした場合に弟との関係が若干見えますが、このルートでは弟との絡みが無かった為ちょっと残念に。
湊の折れない姿は最高でした。
このEDでは主人公はどんどん意識を失い、二人の調教途中で力尽きますが、ちゃんとTRUEで回収されて良かったです。


『END2』
ターゲットをこよりだけに絞ったルート。
男を求めるようになっても浮浪者では嫌な所がリアルだな、まぁ選べるなら小綺麗な人が良いよなとは素直に思います。
こよりはそんな事言ってられず浮浪者に犯されるのが可愛そうで最高なのですが。
このEDでは後半こよりが「男を求めている」というよりも「主人公を求めている」のが分かり、主人公の居場所を特定出来ていたのがちょっとした恐怖がありました。
最後主人公を病院で見つけ、こよりとの行為後に主人公が意識を取り戻し目が覚めた時に「あなた…誰?」と言うので完全に特定出来ている&ここで地味に真相が開示されていて。
このEDから「なるほど…」と思っていました。


『END3』
里桜ルートからの全員巻き込みルート。
このルートでの湊と弟の一件が好き過ぎます!
他のルートで「弟は努力して出来が良かったけど自分の方が努力をしなくても何でも出来てしまった為、弟の扱いがあまり良く無く、それが嫌で素行を悪くしたり飄々と生きてきた」という湊の行動が明らかになるのですが、湊の生き方自体が不器用な弟への愛で弟基準で。
弟も湊と目を合わせないくらいの関係だけれど、姉をどこか意識していて主人公が「寄生」した姉の痴態には目を背けられず。
自分を縛れと命令した後、弟の方に「寄生」し犯し処女を奪い、射精の段階で弟から離れ弟に自我を取り戻させる流れが…個人的に今作のエロの中で一番好きでした。
弟は意識を取り戻して自分がした事に驚愕しますが「湊の身体を抱きしめたまま放心状態になっている」というのがまた湊への複雑な想いを察して、湊は冷静に「寄生」の事実を分析し、「おまえが誰であろうと、アタシはおまえを許さない」と啖呵を切る所で弟の描写が入るので、湊も弟への真っ直ぐではない愛情が感じられて。
このルート後の湊と弟の関係がすこぶる気になります!
絶対弟は今まで以上に姉に距離を置くけど、今まで以上に姉を意識するでしょうこんなの。
でも湊は「寄生」の事を知ってるから絶対に弟を責めず、むしろ気遣う方向に行きそうで。
なんかもう、そういう一生癒えない傷を抱えたまま、いっそ男女の関係になっちゃえよyou!みたいな気持ちに。
弟君クソ真面目そうだし姉の処女を奪った事一生引きずりそうだもんな…そのまま複雑な男女間に発展すれば良いのに(良いのに)と妄想が捗ったルートでした。
弟君、今回の件で姉を性的に見てはいけないのに見てしまうようになり、オカズにしてしまったりとか夢とかで汚すようになって性癖は誤魔化せず自己嫌悪して、それを姉に心配され弟の精神を守る為に湊が一肌脱ぐ(物理)みたいな展開になれば良いと思うよ。
そういう邪悪方面の二次創作脳を働かせるなら圧倒的にこのルートでした。
ラストは里桜とこよりを犯している間にフェードアウトという、コチラもまた真相を見ない限り謎が残るので、後味的には謎のまま終わります。


『TRUE END』
里桜ルートからの里桜だけを追い詰めるルート。
他ヒロインを巻き込まない所に主人公の執着を感じます。
ここでようやく里桜の矜持の元が明らかに。
とことんまで追い詰め、追い詰め抜き。
里桜は限界を迎え、自分の心の唯一の拠り所の人の元へ辿り着きます。
それは病室で眠っている里桜の幼馴染の智哉で。
智哉の存在を知覚した時、全ての記憶を取り戻す主人公。
主人公は本当は痴漢していた少年、和哉では無く、和哉を突き飛ばした少年の智哉で。
突き飛ばした瞬間に「転移」が発動し、和哉に「寄生」したままになっていた主人公。
里桜に異様な執着を向けていたのは里桜が大切な人だったからで。
里桜が他の存在を支えにしてプライドを守ってきた事に許せず犯し続けたけれど、その支えは本当は自分だった事を知る。
「辻褄が合っている」と聞いていた部分や「時間封鎖」でも結構捻ったラストだった為、予想はしていましたが、「実は主人公は里桜の大事な人なのでは?」という予想が当たってしまいました。
あんまり当たりたくは無かったですが…
里桜を犯したい、里桜の美しく気高い心を折ってしまいたいという想いが根底にあったのか、そこまでは分かりませんが里桜に執着し他の男を使って犯し尽くした主人公。
自業自得ではありますが喪失感が凄かったです。
「時間封鎖」でもでしたがライターのなるみさんはこういう「特殊な力を用いている為、法では裁けないけれど、ラスト主人公が真相に気付き、その真相こそが主人公の今までの行動や心を打ち砕く程のもので、裁かれはしないけれど自身が苦しみ悶える程の後悔に襲われる」というラストを描くのが上手いなぁと思いました。
凌辱物ですが「やった事はやった事だ、報いを受けろ!!」という熱い気持ちを感じます。
まぁ、凌辱プレイヤー的には「俺的にはスッキリ性癖で抜きたいのになんてラストを用意してるんだよ!!」となり激萎えしそうだとも思うので、ジャンル的に大丈夫か?と心配にはなってます。
自分はこういう因果応報ED大好きですが、大好きですが!!(強い肯定)
TRUEが里桜だけを追い続けたEDで他ルートでは「里桜だけへの執着」とは言えないのですが、そこはまぁ分岐物なので多少はという感じ。
TRUEでは他ヒロインに目もくれず里桜だけを犯し続けるからこそ、他ヒロインが真相に気付いても里桜の件を嫌悪しながらも主人公の被害者では無い為、それなりに話して答えてくれる所も今までのルートとは違っていて。
「里桜をボロボロに犯したのはお前で、里桜を汚したのはお前なのだから、どういう説明をするにしても里桜の答えを受け止めて一生背負って生きていけ」という結論が自業自得で良かったです。
ただ、「時間封鎖」よりかはちょっとカタルシスが少なめには感じました。
あっちは世界設定から結構入り組んでいたのとヒロインを個別に凌辱した為、一人一人のヒロインと向き合っていた感が強く。
そういう分岐だった為、ラストヒロイン達と話す際に一人一人と話している時に感慨深い物を感じたのですが、今作は里桜以外はルート分岐の中で巻き込まれただけのヒロインだった為、個人へ向ける感情は薄くなった所が残念でした。
菜苗とか即オチしますし、話にほぼ関わらないしで空気ヒロインですし…
「時間封鎖」は麻耶佳がつよつよヒロインで最高なのもですが、優がキーパーソンだったり、ほのみがメインヒロインっぽく見えるのになかなかに病みが凄くて「この子主人公とは別の意味でヤバいんじゃ…」となり良ヒロインが多かったのが強かったなと。
あとは「時間封鎖」は主人公が「凌辱が性的趣向だけどそれは悪い事だと自覚し、隠しながら生活している」というタイプだったので凌辱導入が分かりやすかったのに対し、今作では主人公が「元々は里桜の幼馴染で里桜を横から助けるくらいには良い奴なのに凌辱をかます」みたいな立ち位置になっている為、凌辱行為をするタイプの主人公と結び付かないというか、「逆恨みでこんなヤッベェ事をする奴とずっと一緒に居る???」みたいなそんな気持ちに。
まぁその点も「時間封鎖」の主人公みたいに「実は密かに持っていた性癖」だったり「無自覚だった性癖が記憶喪失によって表に出た」という場合もある為、否定は出来ないですが。
「一緒に居て自覚は無かったけれど、里桜みたいな気高い少女を心のどこかで汚して自分に屈服させたい願望があった」という場合もありますし、性癖の隠し方は千差万別で自分も知らない性癖を持っている事だってあるので、「里桜と幼馴染で仲の良い主人公」が凌辱をする事に違和感を感じつつも理由付けすれば許容範囲ではありました。



タイトルに偽り無く本当に連続で凌辱で、「タイトル通り」が好きな自分としては満足なのと、「凌辱物で辻褄が合っていてラストに予想外の展開がある作品」としてこのライターさんは毎回面白い物を見せてくれるなぁとなり。
「折れないヒロイン」で気高いヒロインの部分も満足出来たので、また同ライターさんの他作にも触れてみたいですし、「どんな事があっても絶対に屈しないヒロイン」スレで上がっている作品にも触れたいなぁと思いました。
強く気高く折れないヒロインはやっぱり最高です!



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 連続>>>レイプ ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/r/renzoku.html