ひっそりと群生

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【幼馴染のいる暮らし】感想

【男性向け18禁】



2021年04月30日発売
あざらしそふと』※リンク先公式HP(18禁)
幼馴染のいる暮らし】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








プレイ時間は約2時間くらい。
7でもインストール可。
ディスレス起動可。


ヒロインが固定されてるタイプの作品に触れたくプレイ。
1年以内(2021年11月現在)に発売された商業ゲームプレイは7作目。
完全に珍しく無くなりました。


ざらしそふとプレイは初。
「アマカノ」で有名らしく、同じライターさん作らしいです。
話はもう、ひたすらにイチャラブ!最高!二人共溶けて融合してしまえ!!と叫びたくなる一品でした。
子供の頃の主人公の「恋人にしてやる」という子供らしい言葉をそのまま真っ直ぐ受け取って来たヒロインの舞雪。
子供の頃の言葉は忘れているけれど、舞雪の事が大好きで恋人になりたいと思っている主人公。
この、「子供の頃の子供らしい何気ない約束を大人になるまで信じて受け取っている」というシチュエーションは幼馴染系として大好き過ぎるので最初の段階で幼馴染物として「満点!!」という気持ちになりました。
コレがある程度の年齢になって言った言葉なら責任感の無い言葉になって一気にガッカリポイントになりますが、「物心付く前の子供の頃」という一点で許されるので、もうねー、幼馴染系だからこその強みですよねー、強い。
舞雪はずっと主人公の事を恋人だと思っていて、主人公は幼馴染だけど恋人になりたくて悶々しているという二人のギャップが初っ端からたまらなかったです。
主人公がもう舞雪一筋で、舞雪に告白された夢を見た後に「やっぱりどうしても舞雪が好きだから、夢みたいに舞雪に告白してもらうんじゃ駄目だ、俺から告白しないと!」と意気込むのも見ていてとても好きで好きで。
ヒロインに対して好きの気持ちを隠さない主人公大好きなので主人公の舞雪への想いが地の文で表現される度にニヤニヤしました。
告白して、恋人になって、そこからはもうずっとイチャラブの日々。
横入り一切無し、変なシリアス一切無し、ストレスフリーでニヤニヤが止まりませんでした。
ファーストキスだけでめちゃくちゃに恋愛初心者感が溢れて「キス出来る?…いや、出来ない!!」みたいになるのがもう、たまらんです、甘い、甘いよー!!
恋愛でこれでもかと段階を踏むのが大好きなのでキスに数日掛ける二人を見ているだけで心が満たされました。
幼馴染から恋人になった事で当たり前に出来ていた事が気恥ずかしくなったり、舞雪が「恋人は幼馴染とはまた違う」と気付いた時に、幼馴染の好きでは無く恋人の好きを自覚し、今まで無かった別の好きに戸惑い、好きすぎて主人公と上手く話せなかったりした所が幼馴染からの変化が出ていて良いなーとなり。
主人公もまたそんな舞雪も「好き過ぎて逃げてばかりでごめんなさい」と謝る姿を見て「俺の事を考えてくれてたのなら逃げてない」と言った所が舞雪を想った一億点の解答過ぎて、主人公の良さと幼馴染パワーと強く浴びる事が出来ました。
所々で舞雪が「今まで恋人じゃないと思ってたのにこんなに優しくしてくれたんだー」となる所に主人公の人柄が表れてて。
舞雪が好きだからこその優しさですが、恋人になる前から全ての行動が舞雪第一で二人の間にある年輪を感じました。
ラスト、幼い頃の忘れていた会話を思い出して幕を閉じるのもまた幼馴染物らしい終わり方で、幕引きも美しく素晴らしかったです。
メイド服が途中で出てきますが、前作にあたるらしい「メイドさんのいる暮らし」も絡まる事でただのメイドプレイになって無かった所もGOOD。
メイドさんのいる暮らし」のヒロインらしいイブというメイドさんが良い感じに舞雪の悩みの相談相手になってくれて話をスムーズに回してくれるのと、「舞雪の憧れる相手」としてキャラ立ちもしっかりとしているので、メイドプレイが「憧れのあの人みたいになりたい!」とちゃんと理由があって行われて違和感が無く。
前作ヒロインの幸福な後日談が描かれるも良く、「メイドさんのいる暮らし」は未プレイですが、こういう上手い繋がりで前作ヒロインを出されると「メイドさんのいる暮らし」もプレイしたい!と思えるので非常に上手い作りだなと唸りました。


ただ、数点だけ、「こうしたら好みだった!」というのもあり。
まず、完全にヒロインと主人公の世界で進むのと起承転結の転が薄めなのでちょっと起伏が少なく感じた所が有り。
ですがこれに関しては、「二人の世界」が大好きなので大満足だと思うのと、こういう「穏やかで何もない」事が最高で望まれている物だとも思っているので、作品の流れとしては満点と言いつつも、モブ以外でヒロインの友人キャラが出て、ヒロインと仲良く話す…みたいなシチュがあっても良いなとも思いました。
イブとお姉ちゃんが出てきますが、もう一人くらい同じ学生目線の立ち絵と声有りのヒロインの友人キャラが居ても良かったなーと思ってます。
イチャラブがほぼ「あ~ん」ばかりなのでバラエティが無いなとも。
あと、キスが段階をかなり踏むのでとても大好きだったのですが、これだけ段階を踏む最高の関係の変化を描いておきながら、セックスの前にパイズリフェラから入るのと、初体験が教室はいかがなものかと…
すっごく流れが丁寧だったので、そこは本当に残念でした。
これだけ、これだけ段階を踏むなら、ちゃんと肉体関係も段階を踏んで欲しかったですし、せめて初めてはベッドが良かったです…これは個人の好みなので仕方ないですが、初体験ベッド好きとしてはどうしてもモヤッとしました。
「幼馴染」というとても近い関係であるからこそ距離感がおかし(褒め言葉)く、初めてがパイズリフェラで順番が違う所がまた二人の距離感の良い意味でのバグりを見せている為、有りだとは思いますが…初体験は、初体験はやっぱりベッドが良いです、初体験ベッド好きを宜しくお願いします。
次にシステム面ですが、所々でヒロインの舞雪視点が入って主人公へのLOVEが溢れる描写は最高なのですが、視点が変わった際にメッセージウィンドウに変化が無いので、唐突に変わった事で「今どっち視点?」となった時が多々ありました。
せめてメッセージウィンドウの色の変化などは欲しかったです。
あとは単純に絵柄や原画の好みというか…
等身は高めで大好きですし、キャラの骨格などは好きなのですが、どうも主人公と舞雪の目元だけが受け入れにくかったです。
なんとなく目の描き方が怖く感じてしまった所があります。
ハイライトなのかな…絵に詳しくないので上手く言えないのですが、イブの目は好みだったので、イブのちょっと現実離れした見た目の目の色、光加減などは好みなのですが、主人公や舞雪の現実寄りになるとちょっとリアル過ぎるのか怖かったのかもしれません。
ただ、舞雪が目を細めたりしたシーンではとても好みの目元だったので、イブもですがこの原画家さんの切れ長の目は好みだなと思いました。
複雑な時の体位の時の主人公の位置などに若干不安な時がありましたが、ヒロインの体付きや立ち絵での表情自体はとても良かったので、完全に好みの問題だと思います。
舞雪の頬を膨らませている立ち絵と、CGで焦った時に目をグルグル回している表情が良かったです。
最後に、超個人的な好みで言わせて頂くと、主人公が、もう少し、童貞力が強かったら最高でした!!
コンセプト的に初めて同士だとは思うのですが結構落ち着いてる方だったのと、文章でそういう描写が少なかったので、童貞厨としてはもう少し描写が欲しかったです…もっと慌てたり焦ったら好みに突き刺さりまくりでした。


エロは回想で8シーン。
パイズリ、フェラ、正常位、対面座位、バック必要な物は揃っていたと思います。
ヒロインのオナニーシーンからの主人公にバレは大好きなのであったのが嬉しかったのと、授乳手コキはヒロインが巨乳なのであって満足。
外でのプレイも好きなので、学校の中庭で1シーンあったのは良かったのですが、個人的には「バレるかも…」が好きなので、そういう要素が無かったのは残念。
ただ、純愛物だと野外でも他人に見つかるシチュは好まれない傾向にあると思うので、他人の介入が一切感じられない野外の方がウケが良いのは分かります。
需要と供給は満たしているなと思いました……が、やっぱり自分はバレるかもシチュが好きです。


音楽は低価格でも音楽鑑賞モードがあるのが嬉しく。
「春に始まる恋だから!」が好きでした。
主題歌の「セツナイロ」、良い曲ですね…
CooRieさん、少し前のアニメ主題歌やCIRCUS関係以外であまり聞いた事が無かったので久し振りに歌をお聞きしましたが、純愛系にとても合う歌声で好きです。
作曲がANZIEさんで、ピアノ綺麗可愛い曲の作りががそりゃあ上手いはずだと納得しました。
声は舞雪役の月野さんはしっかりとお聴きするのは初。
ウィスパー系の空気を含んだ声で更に嫌味の無い可愛らしさで、可愛らしい台詞の時に溢れんばかりの「可愛い」が全面に出ており。
フェラやキスなど粘液系の演技で唾液が溢れ後を引くのを音で感じ取れる程にエロさがあり、通常演技、エロ演技両方とても良く。
OPムービーでお名前をお見かけしたり、好きな人が「凄く好き!」と言っているのをお見かけしていたのですが…なるほど、「グワーッ」とな悶絶する可愛さという意味ではとても心を揺さぶられる声でした、この声質と演技はハマる人はハマると納得しました。
イブ役の海原さんは、本当に、この方はそもそも地声が強すぎてズルいので話す度に「ズルいわー」となってしまいました。
小さくクスクス笑う時の大人な可愛らしさは反則でしょう…強い。
綺麗で可愛く穏やかなメイドさんでCV:海原さんとか…「メイドさんのいる暮らし」もいつかプレイしないとという気持ちになってしまいます。
お姉ちゃん役の飴川さんは、小動物系お姉ちゃんの色々忙しない感じが良く出ていました。
作中ではお姉ちゃんや姉さんとしか呼ばれないので分からなかったのと他サイト見てもお名前が分からず…
今作シリーズだとは思うのですが、いつかお姉ちゃんの名前が分かったりお姉ちゃんを攻略するゲームが出るのでしょうか?気になります。


全体的にバランスの取れた固定ヒロインゲーで、なるほど、あざらしそふとが「アマカノ」で強い指示を得ているのに納得しました。
同じライターさんなのできっと安定感が凄いのでしょう。
メイドさんのいる暮らし」は別ライターさんらしいのですが、イブの話も気になったのでいつか触れたいです…なんとなくイブはロボとかそんな気はしています。
ざらしそふとは「アマカノ」も好みに合いそうなので、シリーズ追いとかしたいなと思ってます。
あと、あざらしそふと+1の「槇村葉月の恋語り」も購入済みでプレイ予定なのと、他の固定ヒロインゲーも好みに合いそうなので、今後も期待しています。