【Demons Roots BonusCafe】感想

【ツクール系全年齢】

2021年12月17日発売
『深爪貴族』様 ※リンク先公式HP(18禁)
【Demons Roots BonusCafe】(PC) ※リンク先DLsite.com
以下感想です。

喫茶店で奏でられる闘争曲。

『DemonsRootsから喫茶店が出張!
　蓄音機でサントラ収録の7曲をループ再生できます。
　さらにBGMを流せばミニシナリオが発生!
　本編の舞台裏を少しだけお楽しみいただけます!』
(公式より引用)

プレイ時間は約20分くらい。

場所は永世中立国クミンにある喫茶店。
喫茶店に訪れた彼(彼女？)は操作キャラとなり店主に蓄音機で好きな曲を流すように勧められる。
流せる曲はShede氏作曲の7曲。
本編を彩った数々の曲と共に喫茶店に濃い客達が訪れて…

【以下ネタバレ含めての感想です】

流せる曲は、
「Revenge the Demons」
「Black line Over」
「Change the Beats」
「Ground Dasher」
「BLOSSOM」
「ENDLESS ENGRAVE」
「regurgitation」
の7曲。
それぞれ曲によってやって来るキャラが変わります。

「Revenge the Demons」はクラウラとメビアス。
「Black line Over」はシンガナ王とドルベージャ。
「Change the Beats」はナージェジタ、カリンカ、サラーサ、ダイアナ。
「Ground Dasher」はデスポリュカとディアブロ。
「BLOSSOM」はメビアス以外のパーティーメンバー。
「ENDLESS ENGRAVE」ははなでかおじさん(大神父)と盲目の子供(スティアラ)。
「regurgitation」はフードの人物(グイーネ)。
が登場。
何度か曲を変えましたが、ランダムで変わるなどは無さそうです。
蓄音機の右から調べると曲のラフverと切り替える事が出来ますが、ラフverでもキャラ変更などは無し。
オマケ程度なので、本編が覆る程の重い情報などは無いのですが、ほんの少しの平和な彼らを垣間見る事が出来ました。

個人的に響いたのはドルベージャがシンガナ王が連れて来た桃色の髪の奴隷を救い「桃色の髪を見ていると心がざわつく」と言ったり「今の地位を得る為に信頼を捨てて来た」と自覚していて。
本編では小心者で卑怯で最低な男ではありましたが、彼なりの苦労が垣間見えたり。
ディアブロがデスポリュカに自分の理想の世界を目指す世界征服を持ちかけますがしっかりと断りつつ、二人がどことなく似ているタイプだというのが察せられたり。
本編で「悪魔のような女神」とディアブロはデスポリュカを称しましたが、似ているからこそデスポリュカの本質を見抜くのが上手いんだろうなぁと感じ取れると同時にディアブロもやり方は悪魔めいているけれど、彼の中の揺るぎない正義がある所に憎めなさを感じたり。
はなでかおじさん(大神父)と店主は年齢的に知り合いらしく、年の功らしい会話をし、はなでかおじさん(大神父)が世界とスティアラの未来を憂いたり。
フードの人物(グイーネ)がコーヒーは苦手そうにしている所にあのラストの行動とかけ離れた子供らしさを感じました。

「見たかった要素が見れた！！」というタイプでは無いですが、サントラのオマケ要素としては細かく作られていました。
テーブルと他キャラで埋まると先に進めず先にいるキャラに声をかける事が出来ない為、全員に声をかけられなかった所が「全員の会話を聞きたい病」が発症するRPG的には辛かったですが…まぁ声をかけても赤の他人なのでさほど何も変わらなかったとは思います。
というか操作キャラがスーツ姿でこの世界に似合わない為、ちょっと時空が歪んで現代と繋がった形で、操作キャラはオーバードなのかな？とも感じました。

Shadeさんの華麗なBGMをゲームを操作しながら聞けるのは中々にロイヤルな感じがしました！
ただ一点、これは店主も音楽を変える度に毎回言いますが…喫茶店で戦闘曲は合わないですね！！
背景がイベント会場やライブ会場なら超映える曲なのですが、喫茶店のコーヒーには全く合わないのに笑いました。
元々流れてた曲と「BLOSSOM」くらいかなぁ…コーヒーと合いそうな曲。
そういうギャップも含めて喫茶店の店主も驚きの壮大な戦闘曲達だったと思います。
短い時間のプレイ時間ではありますが、サントラのオマケに一本短編が付いてるのはかなり豪華なサントラだと思いました。
でも、自分は、現物のCDが大好きなので、原曲収録のCD発売を永遠に待ち続けています！
いつか宜しくお願いします！！