【男性向け18禁】
2013年04月26日発売
『hibiki works』※リンク先公式HP(18禁)
【LOVELY×CATION2】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。
最近普通の恋愛モノに触れてないので普通の恋愛モノに触れたくこの作品を挟みます。
というわけで、この感想がいつ投稿されるかは分かりませんが、2013年の名作と言われている「LOVELY×CATION2」をプレイ。
プレイ時間は約22時間15分くらい。
7でも起動可能、ディスクレス起動可。
立ち絵良し、一枚絵良し、背景良し、動き良し、イチャラブとしての物語良し、サブキャラ良し、声良し、音楽良し…と、マイナスになる所が殆ど無く、「これは2013年の名作に入るなぁ」と納得するほどの出来でした。
付き合う前の段階から関係を築いて行くイチャラブ物として、別れる別れないなどの展開は無く、サブキャラが恋愛に割り込んでくる要素も無いのでプレイヤーが不快になる所が殆どありません。
それぞれのヒロインと全員初対面から始まり、スタート地点がほぼ同じで、初対面→近づく→友人→告白→恋愛の過程をしっかりと踏んでいるので、過程を踏む恋愛物が好きだったり、攻略順が無いイチャラブメインの話ならヒロインは同列の扱いが良いというような人にはピッタリと合う作品だと思います。
ラブリーコールシステムも、おそらくよっぽどの風変わりな名前じゃない限り、男性名なら入っているかと。
名前の頭文字だけ呼ぶとかもあるので、それで対応も出来ると思います。
前作、LOVELY×CATIONには無かったデフォルトネームもあるので、主人公の名前を自分の名前にしたくないorデフォルトネームで進めたい派の人にも有難い仕様。
それでも、作中で名前を呼ばれる箇所は少なく、君とかあなたとかの二人称が多くは感じますが、前作に比べて主人公が呼ばれる頻度自体が少なく感じたので、「これって、名前を呼ばれるラブリーコールじゃなく、君コールだよな…」と違和感を感じるのが少なかったのは上手い仕様だと思います。
今でこそ名前を呼ばれる機能は発達しましたが、2013年だとこれが限界で、呼ばれた箇所だけ違和感をどうしても感じてしまうので、「あえて名前を呼ぶ頻度を落として会話を描く」という風に避けているのは知恵だなと。
そういう特殊システムがある上での上手い回避の仕方が前作に比べて上がっていた所もですが、前作と比べて更に良かったのはサブキャラが濃かった事です。
サブキャラに立ち絵は無く、恋愛的お邪魔キャラも居ないのですが、とても良い方向にサブキャラが配置されていました。
前作、主人公とヒロインだけの世界でそれはそれで良かったと思うのですが、イチャラブパートは良くても日常パート…特に学園パートが薄くなりがちで、振り返ってもあまり覚えている箇所がないという。
それを払拭してくれたのが立ち絵は無くても濃いサブキャラ達で、日常を影から盛り上げてくれていました。
特に天童、嵐山、日向の父あたりは立ち絵が無いのに顔が見えてくるという濃さで、良い脇役をしていたと思います。
そういう主人公とヒロインの恋愛を邪魔しないというバランスを保ちながら、日常を彩ってくれたサブキャラのおかげで、かなり前作よりも印象に残る物語になっていたと思います。
ただ、前作よりも改善されていたものが多い中で、これは前作よりも面倒くさい部分になっていたのですが、ステータスシステム、この作品に必要かな…?と。
ステータスによって見れるエロシーンが変わるのは良いのですが、入手出来るアイテムが変わり、しかもかなり細かく分岐する箇所もあるので、ステータスが整わず何周も同じ箇所を繰り返したヒロインが居ました。
しかも、攻略サイトを見ても、同じ流れになれないほどに複雑化していたり、二週目でパラメーターの補正が変わったり。
攻略を見ていると、最初の趣味を選択出来る段階で、「コレとコレを選べば全ヒロインの攻略安泰」の趣味が一応決まっていたり…
安泰があってしまったら「ヒロインと同じ趣味を選んで関係を深めよう!」のコンセプトに意味が無いですし、そもそもイチャラブがメインのジャンルでパロメーターって必要か?という。
こういうのを好きな層って、なるべく手短に物語を摂取したいですし、選択肢だけで分岐出来るのが良いと思ってる層だと思ってるんですよね…ステータス管理が好きな層ってまた違う気がして…
なので、攻略を見て進めても全く同じ展開になれない時点でゲーム性の部分としては良くない、面白く無かったと思っています。
アイテム回収とか嫌いじゃないですが、このゲームに求めていない、そういう気持ち。
なので、主人公の数値を管理しながら毎回楽しさとは別にパロメーターに振り回されていました。
このステータスでの回収関係が攻略通りに出来ない事も含めて前作よりも面倒になっていたので、かなりの改悪だと思っています。
あとは、姫と星音のルートの後半の展開、それに伴う主人公の言動にだけイチャラブモノとして物申したいのですが…これは下記の各ヒロインの項目に書こうと思っています。
絵は唯々月さんの絵はもう、正直パーフェクトというか、あまりにも自分の好み過ぎて何も言えないタイプ。
等身高く、可愛くも艶があって華やかで。
この絵を拝めるというだけでエロゲに投資されている方が絶対いらっしゃると思うくらいに好きな絵柄です。
立ち絵の何気ない表情の中にある色っぽさが全ヒロインに完備という恐ろしさ。
一枚絵も違和感無く、かなり色々な角度から描けるという絵の上手さ。
そして、元々の艶やかが加わり、エロシーンの一枚絵が本っ当にエロいという。
エロゲの原画家としてかなりの強みを持ってる方だと思います。
この絵柄だけでそんなに評判が良くない作品にも触れてみたいと思うので、強いです。
今はエロゲの原画が少ない感じですが、またどこかで描いて欲しい方です。
音楽は全部海沿いの町というコンセプトに合っていたと思います。
個人的には「希望の空」「ねがいごと」が好きです。
今後の未来への希望がいっぱいな感じが良い。
歌曲はEDの「ピュア・ブロッサム」…ズルいですね…
同じ曲を攻略ヒロインの中の人が歌うEDとか大好きなんですよ。
こういうのが嫌いな人います?いません(暴論)。
クリア後も「あー、このヒロインとEDを迎えたんだなー」という余韻がたまりませんでした。
サントラとかで合唱タイプがありそう…今度サントラ探します。
声は姫役の夏野さんは元気っ子似合います。
プレイした他作でも印象に残ってるのは元気っ子が多いので、「女性らしさに憧れる元気っ子」は夏野さんの真骨頂だと思います。
日向役の遠野さんも大人しそうで消えそうだけど芯が強い、そんな女の子が似合う似合う。
日向も日常や初対面の相手にはではアワアワしながらも陸上にかけてはスポ根に溢れた子だったので、遠野さんがピッタリでした。
和琴役のさくらさんは…はい、お姉さん役似合いますよね。
自分は某月のお姫様役で存じ上げたのですが、背筋がピンと伸びた凛々しい女性、そういう女性そのもののお声をされていらっしゃいます。
背筋が伸びて凛々しく見えて、でも愛嬌もあって、強いお声です。
星音役の門葡さんは、今作で初めてお見かけしましたが、お声は存じ上げております。
年下や妹が多い印象ですが、中にはお姉ちゃんも居たりで幅が広い方だなと。
今回は妹でもお姉ちゃんでも無く、不思議っ子でしたが、こちらもまたお上手。
門葡さんだけは他の方の「キャラとピッタリの印象の方!」と違い「お、予想外のキャラが来た!」という感じでしたが、やっぱり上手かったです。
あまりお聞きしない低いタイプの声でしたが、星音の独特でヌボーっとしつつもブレない何かがある、そういうキャラにとても合った演技で、新しい演技の幅をお聞きできました。
他にはサブキャラの天童役の小倉さんが印象に残っています。
立ち絵は無いんですが、美少年だけどおネエ系で美少女になりたがっている…設定がモリモリでしたが、キャラもまた濃く。
彼(彼女?)が話し出す度に面白かったです。
小倉さんのここまでテンションの高いキャラは初めてだったのですが、イイキャラしていました。
そんなにダウナーなシーンは無いのですが、今作の中でテンションが低めになりかけた時も彼(彼女?)の「んまー!!」みたいな話出しで明るくなったので、とても良い盛り上げキャラでした。
プレイ順は
姫→日向→和琴→星音
の順で攻略
『成川姫 ルート』
元気っ子で、とてもよく出来た女らしい姉が居て、姉に劣等感を抱えている。
良いですね…女の子の劣等感を抱えているヒロインは良いぞ(良いぞ)。
でも、姫も、ボーイッシュという訳では無く、ただ音ゲーが好きで、ちょっとだけ大雑把な所があるだけで、めちゃくちゃ女の子してるんですよね。
ポニーテールも可愛いですし、「(お姉ちゃんよりも)女っぽく無いから…」みたいに卑下するのを見てた時、何度も「いや、十分女の子だから!もっとすんげぇのいっぱい居るから!!」と心の中でツッコミました。
彼女の「女性としての完璧さ」が全て姉に向いているので、登場しない姉に対して「どんだけ完璧超人なんだ…」と震えましたが…おそらく姫が劣等感とか特別意識を向け過ぎてるせいで、お姉さんはわりと普通なんだろうなと思います。確かに姫よりも凄い所は多いだろうけど、それも少しだけ、傾国出来るほどの女性らしさは持ってないんだろうなと。
そういう子が主人公との恋愛にハマり、今まで頑張っていたバイトが疎かになっていくのは見ていて辛かったですし、最後、ちゃんとバイトも頑張るに落ち着いたのは良かったです。
バイトを頑張っている姫にも惚れているので、そこを辞められたら惚れた所を一つ失う事になり、やっぱりガッカリしてしまうので。
ただ、後半の、妊娠に関しては…うん。
上記で書いた後半の嫌だなと思った部分になるのですが、こんだけ中出しセックスしておいて更には「妊娠しても一緒だよ」とか言った癖に、最後の最後で、「学生だから妊娠はやっぱ嫌だな」みたいな事を抜かす主人公には「は???」でした。
「んならちゃんと避妊せぇや!!」としか言えないですし、そら嫌かもしれないけど、姫に対しては「学生だから妊娠は嫌だけど、でも姫の為になら頑張るよ」くらい言う甲斐性見せろや!!!と最後の最後で主人公の誠実さが無くなり、梯子を外された気持ちに…
それまでが良かった分、なんで最後、クズ台詞吐かせるんですかね…いや、本当に、この発言さえ無ければこのルートはパーフェクトでした。
『韮崎日向 ルート』
一番流れが好きなルートです。
スポーツを頑張る女の子とそれを支える主人公の物語。
シンプルですが、スポーツへの一途さや、父子家庭の大変さ、努力して努力して、高みへと向かっていく。
大きく語る所は無いのですが、恋愛とスポ根の良さが詰まっていたルートでした。
あと、日向が小さ可愛いエロなのがもう…たまらんです。
唯一の年下キャラなのですが、人見知りでオドオドしながら徐々に慣れてくる姿がたまらないですし、小さくても一生懸命動く姿がたまらないですし、なんと言ってもスポーツウェア姿がエロたまらんです。
ヒロインで一番体型では幼いのですが、その幼い姿の子がピッチリのスポーツウェアを着るの最高じゃないですか?
間違いなく胸に関しては貧なのですが、その貧が逆にエロくてエロくて。
あまりロリコンの気は無いのですが、メリハリが付いた肉体のヒロイン達の中に居る唯一のロリっ子みたいなポジがめちゃくちゃに好きなので、日向のロリっぷりに性癖を鷲掴みにされました。
しかも、他のヒロインよりも小さいけれど、生活面ではどのヒロインよりもしっかりしているというギャップもまた良くて。
話の展開も良く、キャラも良く、見た目も好みで、何もかも好きなルートでした。
日向のお父さんの立ち絵が無いのが残念なくらい、韮崎家、好きです。
『出水和琴 ルート』
先輩、巫女さん、クール系美人。
色々揃っているのに、時々常人離れした感覚が覗いているのが面白かったです。
アイテムを回収しているかによりますが、エロシーンの後に顕微鏡で主人公の精子を観察する女、初めて見ました。
あなたが「おもしれー女」だ。
星音が分かりやすくマイペース、天然、自分の世界持ちなら、和琴はクールに見えてマイペース、変な価値観、自分の世界持ちな気がします。
見た目は本当に美しくクールなのですが、予想に反した行動を取られるので、見ていて面白かったです。
和琴は家が神社で、物語序盤に町の恋愛での伝承を聞かされるので、「和琴のルートで伝承の何か掘り下げがあるかな?」と思っていましたが、全く無く、逆に安心しました。
掘り下げ、あってもいいですが、掘り下げがあると一気に伝奇モノになるとも思うので、イチャラブ系とは合わないと思われ…
なので、伝承ガン無視でシンプルにイチャラブに特化していたのは逆に嬉しかったです。
学園のマドンナのような人と付き合って、周りが何か言ってきてシリアス…のような事も無く。
周りがひたすらに優しい世界だったのも含めて、良いイチャラブしていたと思います。
『吉野谷星音 ルート』
分かりやすく天然、分かりやすくマイペース、分かりやすく自分の世界で生きているヒロイン。
こういう、ヌボー系ヒロイン、好きです。
ただ、上記でも書いた通り、和琴が「主人公の精子を顕微鏡で観察してくる」というとんでもない奇行に出る為、「突拍子の無さ」は和琴に負けていたと思います。
星音も「おもしれー女」ではあり、突拍子が無い所は確かにありますが、和琴に一歩及ばず…
突拍子が無いというよりも、「常日頃から自分の世界に居る為、人間関係が激薄」なヒロインでしたね。
特撮やアニメが大好きな子。
好きなものの話になると、会話はモダモダしても文章では長文になるという…分かりやすくオタク気質。
キャラとしてはかなり見た目も言動も好みですが、彼女の話は、演劇の話になるかと思えばならず、彼女の「笑顔を上手く出せず、父親と疎遠になった」という話に踏み込むかと思いきやあまり踏み込まずで、色々な要素が顔を出すけれど、あまり深堀りせずに表面上を過ぎ去っていったなーという気持ちにはなりました。
主人公とのイチャラブ、恋愛としては有りだけど、シナリオとして見ると、「そこ、踏み込まないんだ…」が多かった印象。
まぁ、踏み込んでしまうとシリアスになりすぎたとは思いますし、他ヒロインと話で差が付きそうな要素ではあったので、表面をなぞるのが正解だとは思いつつ、なんとなく消化不良な感じもあります。
あと、彼女にだけBADが存在するのですが…これもまた妊娠関係のBADで、ちょっとイチャラブとしては胸クソになる部分かと。
このBADだけ異様に質感がヌメっとしていますし、いきなり、「妊娠させるかさせないかの選択を迫られる」という重さ。
エロゲなので妊娠が入ってくるのはいいのですが、いいのですが…この作品でこれを求めた人居るのか???とはなり。
明るいイチャラブゲーの中で星音が主人公に依存していく過程での妊娠展開なので「ここだけシリアスゲー」の毛色の違いが半端なかったです。
他ヒロインにBADが無いのに星音だけBADがあるのもどうかと思いますし…この展開、もう少し軽く出来なかったかな?と本当に思います。
あと、星音はクレーンゲームの景品がエロシーンに反映されるので、地味にステータス管理関係が面倒という。
見た目やキャラや声など良い所が満載なのに、なんだかイチャラブにそぐわない部分が結構あって、損してるなーと感じたヒロインでした。
上記で書いた通り、全体的に良い要素満載だったのですが、姫と星音のラスト方面で引っかかる部分が出てきたゲームとなりました。
イチャラブモノで妊娠シリアス展開や妊娠で曇らせが見える文章や会話はあまり無い方が良いんだなと思ったり。
ステータス管理でもストレスフリーとは言えない所があったり。
ただ、海沿いの町の空気感や友人から恋人になっていく過程などは本当に良く、隣を歩くアニメーションなど、当時にしては画期的だったと思うので、凄い部分が多かったとは思っています。
他の要素がもれなく最高な部分が多かったので、ガッカリポイントが大きく見えた部分はあると思うので、凄い所は凄い!でもだからこそ引っかかる所は引っかかった、と感じた一作でした。
※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:誠也の部屋 様
【https://seiya-saiga.com/】
LOVELY×CATION2 ページ
【https://seiya-saiga.com/game/hibiki/lc2.html】