ひっそりと群生

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【ハピメア】感想

【男性向け18禁】



2013年02月28日発売
Purple software』※リンク先公式HP(18禁)
ハピメア】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








森崎亮人さんの作品に触れるのは6作目、「ハピメア」に。
プレイ時間は、約14時間30分くらい。
システム面は7でもインストール可。
ディスクレス起動可。


2013年の名作に入っており、今年に入ってリメイク版も出たらしいですが、自分は旧版をプレイ。
キャラ絵良し、一枚絵良し、背景良し、演出良し、音楽良し、声良しなど、良い所が揃ってはいた本作ですが、肝心のストーリーはというと…
すみません、先に謝っておきます、自分には世間で楽しまれているほど楽しめませんでした…
ここから数点、不満点を上げていくと思います。


まず一つ目、文章の読み辛さ、クドさが凄い。
笑いのツボと文章の読みやすさというのは個人差が大きく、好みが大きく分かれるポイントだと思うので、これに関しては本当に個人個人で受け取り方が変わると思うのですが、自分はどうしても文章が合わなかったです。
森崎さんらしく一文一文の情報量が多いというか、今回はそれが更に顕著になったというか。
自分は森崎さんの作品を追っている為、個人でシナリオを担当された同人作『きのこまち』から『シュガスパ』『シュガスパP☆P』『シュガスパ2』『フェイアズ』『リバコロ』(※リンク先感想)と連続してプレイしているのですが、なんかどんどん読み辛さが加速している気がします。
個人的になんだかんだ「きのこまち」が一番読みやすかったという。
勿論、本当に文章は個人の好みが反映される世界で、沢山の方が評価しているという事は世間的に見たらこの文章は受け入れやすいのかもしれませんが、それでも自分にはどうしても合わなかったです。


そういう、まず、文章が自分には合わないから始まった上で、次に思ったのが、一つ一つのイベントが全く面白く感じなかった事。
なんというか、理路整然としてないというか、散らばっているというか、読んでいて話の幹が無いというか。
「これは夢の話だから、夢は意味がなくて当然」、それはそうかもしれませんが、自分が夢の話に求めているのは「意味不明でも伝わる楽しさ」だったんですよね。
今作、文章はキッチリと理性を残しているのに対して、展開が理路整然としていないので、そこでガタつきを感じるというか。
もっとこう…文章での狂気があった上での理路整然の無さを見たかった気持ちがありました。
主人公が明晰夢を見るタイプなので、夢の中でも理性はあると言われればそれまでですが…それでも、真人間のまま狂気を書こうとすると、サムくなるよね?みたいな気持ち。
そもそも、本作、わりと雰囲気ゲーでキャラゲーの側面が強く、雰囲気にノれないと辛いですし、キャラ絵を見て「この子達可愛い!この子達と話をしたい!!」となってグイグイとキャラから食い付かないと辛いタイプだと思うんですよ。
キャラ絵からは食い付きが少なく、物語を読んでいく上でキャラを好きになるタイプの人にはあまり合わない気がします。
森崎さんらしく、精神面は面倒なキャラが多いので、物語から好きになる人はあまりキャラを好きになれないのでは…?と思うほど。
キャラのビジュアルからキャラを好きになって話にのめり込んで行ける人向けな気がしました。


そも、話の構成も、有栖ルートでループしているのが完全に明かされますが、他キャラ攻略した前提で進むので、これ、ルートロック必要だったよなとは思います。
聞いた限りルートロック無いとお聞きしたので、少なくとも有栖と舞亜には全キャラクリア後のルートロックが必要かと。
一周目有栖で進んでノーマルED行って二周目有栖のTRUE EDから攻略してしまうと、各キャラを既に攻略したという存在しない記憶を植え付けられる事になると思います。
それに、有栖から行くと真相が全て開示されてしまうので、それがまた良くないというか、有栖からプレイすると他ルート行かなくてもよくね?になりますし、その真相も予想通りどころか予想の中の一番面白くない予想が当たってしまったというか、とにかく真相全てに「でしょうね」となってしまいました。
話が面白い!と言われている作品で肝心の真相がこれは流石にちょっと…拍子抜けです。
予想通りの真相や王道の真相でも、どこか琴線に引っかかり、「やって良かった!」となるのなら良いのですが、今作は全くカタルシスを感じず。
可哀想だなと思うキャラは居ますが、各イベントでキャラに思い入れを抱けなかったので、可哀想さを見せつけられても始終「ふーん」という気持ちになってしまいました。
今まで「シュガスパ」シリーズはシステムが面白かったり、「フェイアズ」「リバコロ」は特殊設定の世界の謎解明がそれなりにちゃんと面白かった中で、今作は、根底の世界の謎も予想通りですし、そもそも荒唐無稽になっても「これは夢だから」で押し通せるある種のズルさが垣間見えて、そして「夢」として狂った世界を描いたにしては狂気が足りず、キャラのビジュアルの可愛さと「夢」の設定と雰囲気でグイグイと押し進み駆け抜けた、そういう印象がありました。
話の流れでも「夢から醒めたい」のか「夢から醒めたくない」のかが明確に分からない為、主人公達の目的、やりたい事が上手く分からないまま夢に翻弄されて行く感が否めず。
「舞亜が居なくなれば夢から覚めるのでは?」となっても舞亜を必死に探したり舞亜と対峙しても戦うなどは特に無く、始終「目的や指標が分からないまま夢に流されて進む」ので、登場人物の自主性が見えなかったり、ゴール地点がある程度見えていないと辛い、というタイプにはキツイ話になっていたかもしれないなと。


あとは、序盤から有栖と舞亜に関してはある程度の察してしまうところ。
最初の舞亜の「お兄ちゃん」の伏せ字も公式に同じ名字でキャラ紹介があるので伏線にもなにもなっておらず意味が無いですし、有栖が主人公のヒーロー側で、舞亜が主人公の敵側という初期印象で始まるのですが、ある程度物語を知っている人間は「あ、これ、ひょっとしたら有栖の方に問題があって、舞亜は実は味方や良い子なのでは?」気付くとは思うんですよ。
そしてまぁ、その通りになるという。
その上で、舞亜は一応は巻き込まれた側ではあるものの、メスガキ仕草や行った事は「良い事」とは決して言えない為、「実は味方」とか「実は良い子」の部分があまり覆らなかったのがなんというかこう…「あまり反転しないじゃん」となりますし、有栖も本人自身には問題が無かった子なので、有栖も舞亜も性格的な反転は無い以上、「立場が反転した!」となり、印象が覆る事が殆ど無く、「確かに真相は逆だったけど、本人の性格は特に変わってないのでさほど…」となった所がありました。
そしてこれ、色々とメインビジュアルなどで分かるように有栖と舞亜の物語なんですよね…
あまりにも真相や役割が二人に偏りすぎているので、他3人のヒロインが若干空気になっているという…
正直、他3キャラのルートは連続で見せて、1ルート終わる度に主人公の記憶がリセットされ、そのまま次のキャラへ~と選択肢無しで進みラストに有栖ルートか舞亜ルートを選ぶようにした方が効率が良かったとは思ったりしました。
選択肢で主人公が選ぶ事に意味があるとは思いますが、別にそこは「主人公が選んだ!」というような文章を入れても良かったと思うので。


最後にこれは、キャラの言動への不満なのですが、今作、全員抱えてるものがあるのですが、自分の抱えてるものは最上級の悩みだと思いながら、それが夢に影響を及ぼし周りに迷惑をかけた上で、自分を棚に上げて他人の抱えているものにはしっかりと説教かます流れが多すぎて疲弊しました。
叱るという行為は自分を棚上げしないと出来ない、それはそう、それはそうなので、一箇所くらいでそうなっても別に良いのですが、叱る箇所が全部そういう感じなので、何度も「いやいやいやいや、貴女の悩みでも周りは被害を被っているが??」と叱るキャラに苛立ちました。
これが上記の「キャラの見た目でまず好きにならないと好きになりにくいのでは?」と思っているポイントで、森崎さんらしく面倒臭い精神構造しているキャラ達だなーと思うポイントになります。
全員が全員、自分を棚上げして叱りますし、叱っている時に本人の問題が解決しているかと言われればそうでは無いですし…
お叱りのターンで何度も「コイツにだけは言われたくねぇ…」が発生して苛立ちました。
主人公もまた2010年代らしい斜に構えながら何故かモテるタイプでモテる理由はお節介だからという謎理論でのモテモテ系主人公。
正直このタイプの主人公が好きでは無いので始終「なんでコイツがモテるんだ…?」となりっぱなしでした。
まだ森崎さん作品の前作の「調子こいてるけどやる時はやるタイプ」や「酸いも甘いも噛み分けていて冷静だけれど熱くなるところでは熱くなる」そんな主人公達の方が好感持てました。
「女の子達にお節介で優しくするから~」とありますが、「いや、こんなに可愛い女の子、お節介焼く男ばっかりだろ!!」となりますし、主人公は臆病で実際に行動には移す度胸はありませんがしっかりと性欲はあるので、「彼は性的に見てなかったから~」も通じませんし、上記で語ったように自分を棚上げして叱るのが一番多いのは主人公ですし…いや、本当に、この男のどこに良い所あるんだ!!?と始終困惑状態。
更には今作、主人公が救けられる姫ポジで、精神面で漢前なのはヒロイン達なので、騎士系ヒロイン×姫系主人公になっているんですよね。
で、この時点で「ナヨナヨしい主人公は嫌いだ!!」という人からは嫌われそうで好みが分かれそうなのですが、それ以上に、騎士系ヒロイン×姫系主人公が好きな自分にすら刺さらなかったという。
何が問題かって、パワーで進まないといけない所とか、倒すべき敵が先に居る道中は女の子に任せた上で、最後の最後で美味しいところは主人公が持っていって、叱る(しかも自分を棚上げ)という流れが多いのが本当に嫌だったんだと思います。
いや、姫系主人公なら最後までヒロインに守られとけよ!なんで中途半端に漢気を見せようとするんだよ!!なら最初から全部ヒロインに頼らずに全ての道中ちゃんと自力で進めよ!!!と。
普段は斜に構えながら、大変な所はヒロインに任せて、美味しいところだけ持っていく…そんな主人公が嫌で嫌で…
日常会話は文章が合わずつまらなく感じ、各イベントもヒロインに傾注していないのでさほどノリ切れず、イベント毎のラストでは今までヒロインに任せっぱなしだった主人公が美味しいところを持っていき…その流れが各話各話で続くので、ずっとつらい気持ちを味わいながらプレイしていました。


絵は月杜さんと克さん。
月杜さんはパープルの昔からの常連というイメージ。
個人的には克さんの絵が好みで好みで…
ちょっとパンツの露出が凄い所とロケットおっぱいに癖が偏り過ぎな感は否めませんが、絵柄としての艶や人目を引き付ける画風だと思っています。
一枚絵の構図や遠近感も上手く、克さんの人気が凄く分かりましたし、この絵柄でこの作品の魅力の7、8割あると思っています。
現在パープルは克さんで持っていると言われても過言では無い気もします。
こもわたさんのSDキャラもまた味があって良く、こもわたさんの絵は可愛いが全面にあるのであまりアダルティにならず、この絵でアクリル商品が作られるのが凄く分かる絵柄です。
キャラ萌え、キャラ押し系の作品でのデフォルメを担当されたら本当に強い方だなと思います。
背景絵にはとても拘りを感じ、現実の背景と草木が生えた背景、お茶会の部屋の光加減のバリエーションの豊富さ、演出など、その辺りは非情に凝っていて見ごたえがありました。


音楽は全曲品位があってとても良かったです。
品位とオシャレと優美さが合わさっていました。
個人的には「Of cat psychology」「灰色の群像」「錯綜する記憶」「幸福の残滓」が好きです。
歌は「夢の無限回廊」が好きですが、個人的にはサビ部分よりも「夢か誠か~」の序盤部分が好きというちょっと珍しい部分が好きになった曲でした。
声は有栖役の北見さんはベテランの一人。
北見さんのツッコミの時の演技は「メイラバ」でめちゃくちゃ良かったので、今回もとても好きでした。
ボケてる時の演技よりもツッコミ時の演技が好き派です。
あと、後半の有子との演じ分けが非情に良く、アッパーとダウナー演技を使い分けていらっしゃいました。
咲役の青山さんは、正直個人的に凛々しい系の演技が好きなので、序盤は微妙な気持ちでしたが、お淑やか系、ゆったり話す系もまた悪くは無かったので、幅は広い方だなと。
ただ、やっぱり青山さんは凛々しかったりガナリがありそうなキャラが好きです。
弥生役の風音さんは、もう、ピッタリ、こういう役は風音さんだと思います。
要領が良くからかって来るドS系年上、まごうことなく風音さんです、風音さんの十八番のような演技で安心感が凄かったです。
景子役の青葉さんはロリボイスなイメージが強いですが、個人的にはこちらのダウナー系で低めの声が好みなので、とっても聞きたいりんごりんの声を聞けました。
魂の双子が出演する某他幸福感ゲーでもダウナーで蠱惑的な演技が良かったのですが、景子の若干の呆れや見下しの入った「先輩」という言葉、最高だったと思います。
あと、りんごりんは歌が上手いので、歌うキャラにあてたのはとても良かったと思いましたが、最高の歌声で挿入歌とかも欲しかったです!キャラソンはあるみたいですが、挿入歌があったらもっと盛り上がったと思います!!
舞亜役の遠野さんはロリキャラの鑑。
そういえば二作前にも遠野さんのお声を聞いているのと両方ロリ系なのでご縁があるなと。
ただ、前にプレイしていた「ラブリケ」では明るく元気っ子なロリだったのに対し、今作は蠱惑的ネットリメスガキロリなので声の出し方や演技の仕方が全く違い、ロリ声の幅に驚きました。
ネットリしながらもどこかすぐに消えていきそうな危うさを抱えた演技で、聞いていてイヤらしさと不安があり、とても良かったです。
今作は全員、このキャラにはこの方ですよね!と納得出来るキャスティングの上で、「あまりこういう演技を多くは聞かないかも…」となる部分があり、新鮮な気持ちでお声を聞く事が出来ました。



プレイ順は
咲→弥生→景子→有栖→舞亜→BAD、ノーマル回収
の順で攻略
有栖(TRUE)と舞亜のみルートロック有り



『蓮乃咲 ルート』
正直、咲が好きかと言われると…うん…
嫉妬系ヒロインが苦手な上、森崎さんらしい面倒臭さが加わり、そんなに…という感じでした。
主人公の精神を守る為に自分を妹として主人公の側に置く健気さとかは幼馴染属性も加わって嫌いではないのですが、そうやって妹を選んだ上で恋愛から外れる覚悟をしておきながらも主人公が他のヒロインの方に行くと嫉妬をぶちかますので、「だったら最初から女性としての好きで主人公を支えれば良いのに…」となってしまい。
主人公が舞亜を失ってふさぎ込んでも、妹以外でも支える方法はいくつもあったのでは?と過去を見ると思ったり。
結局は、主人公が失った妹という枠組みの中に自分を滑り込ませて今の立ち位置よりも主人公の近くに行きたかっただけなんだなーとなりました。
まぁ、したたかなヒロインで、したたかなキャラは好きですが、したたかな上で「私は物分りが良いからですね」みたいなムーブがなんとなく苦手だったりします。
あんな嫉妬しといて物分りは良くないですよ、と。
個人的に見た目も性格も好きなポイントが殆ど無く、虚無に近い気持ちで見ていたので、話もあまりノリ切れませんでしたし…
キャラ萌えが重要なゲームでキャラ萌えし切れなかったとなったヒロインでした。


『弥生・B・ルートウィッジ ルート』
めちゃくちゃ好きです。
頭の回転の速さや容量の良さやもですが、特にラスボス的立ち位置に居るキャラからその能力を奪うみたいな。
最強の座を奪う系ヒロイン大好きなので、赤の女王化は大変盛り上がりました。
我儘に見えて、自分の本当の両親のクズさと義理の両親の優しさを知っているので、そこには迷惑をかけまいとわきまえている所も好きですし、唯我独尊に見えて自分の立ち位置を理解しているところが本当に好きです。
ただ、弥生がかなりヒロイックに格好いいキャラだからこそ、あの主人公を選んだという事でマイナスポイントに感じてしまうのがどうも…
脇役の「なんであの男と居るんだ!!」「選んだのあの男かよ…」みたいな気持ちが分かってしまう、そんな感じ。
各方面で活躍するので、正直主人公よりも主人公してた時が多かったなーと思いました。


『平坂景子 ルート』
独りが好きに見えて人との繋がりは欲しくて、無視して欲しいのに構ってほしくて、全てを諦めているようで何も諦め切れていない。
そんなアンバランスさの中にある女の子で、個人的には好み。
好き嫌いは分かれそうだなーと思いますが、ダウナーに振る舞ってて若干のイキリが見えて小物っぽさがあるキャラ、嫌いじゃないです。
ただ、彼女も正直主人公よりも弥生に救けられていた印象があり、主人公と居るのに違和感があるキャラ。
というか、弥生と景子の関係の方がめちゃくちゃ好きで、弥生と景子でいいんじゃね?となっちゃうほど。
似た者同士、同族嫌悪、水と油、そういう言葉が似合う二人で、そういう二人は百合として大変良いじゃないですか…
なので、弥生と景子に関しては「主人公、さほどいらなくね?」となったところはありました。
弥生と景子、主人公抜きで仲良く喧嘩してて欲しいです。


『鳥海有栖 ルート』
真相ルート。
正直、この夢の原因が彼女に関わっているというのは序盤からなんとなく察していました。
FDのパッケージなども知っているので、有子が関わって来る事もなんとなくお察し。
ただ、有子の理想の姿で、夢から醒めたら消えるヒロインで消滅が確定しているヒロインというのは惹かれたりします。
あと、正直、有子は夢に閉じ込めてはいましたが、主人公達は夢に流されに流されるので、「お前が夢に閉じ込めやがって!」みたいになった時にも「いや、そんなに危機感もって夢に居なかったじゃん…」となり、有子と有栖に怒りを向けるのはどうかと思ったり。
有子のポジション的には願望投影機、幸福増幅器…歪んだ聖杯みたいな立ち位置で、願いそのものは主人公達のものなので、閉じ込めていた事は攻められるかもしれないけれど、そこで起こった事は別に攻められるものではなくない?みたいには思いました。
最後は一番最初に出会った有子の記憶まで戻り、有子が有栖のような女の子に半分でもなれるように改ざんし、有栖の人格も婉曲的に救う…という流れは良かったのですが、ただ、あの、有子が何故夢に誘えるのかは分からないままで…
他の人も特殊能力がある異能系の物語や伝奇系でも無いので、その辺りは雰囲気ゲーしてるなーと思っていました。


『内藤舞亜 ルート』
黒幕に見えて黒幕じゃないよ系ヒロイン。
彼女が夢を作り閉じ込めているかと思いきや、主人公の前に無理やり現された被害者枠。
ただ、被害者枠ではあるのですが、現れた上で翻弄したり夢を弄ったりするのは本人の行動だったらしいので、加害者でもあるかなと…
「せめて幸せな夢を」と繰り返す夢の中からマシな夢を選別していたとは思うのですが、それでもあの振る舞いはどうかなと。
元々の舞亜がそういう性格だったとはいえ、あのメスガキムーブは明らかに敵を作るので、良くないと思うよ…
まぁ、メスガキムーブが好きで、主人公やプレイヤーを翻弄して行って、実は被害者枠…という立ち位置が好きな人にはたまらないとは思いますが、自分、そこまでメスガキムーブ好みじゃ無いのに加えて、演技とかじゃなく素であのムーブをされたらイラッと来るタイプなので…
これは好みの問題なので仕方ない。
あと、なんとなく舞亜との過去回想が少なかったのも舞亜に気持ちを寄せられなかった部分にはなります。
もう少し主人公が舞亜に傾注する過去とか、幼少期の思い出などが沢山見られれば自分も舞亜に傾注出来たのですが…あまりにも過去が少なくて、兄妹とはいえ、「なんで???」とばかりなってしまい。
もっと二人の思い出が沢山本編で語られて欲しかったです。
死者なので彼女もまた有栖と同じように夢の世界でしか生きられない為、彼女を選ぶと永遠に夢の中に居続けるEDは好きでしたし、夢の中でも更に夢の中に溺れないと彼女とは居られないというのは「ハッピーナイトメア」というタイトルにピッタリだとは思います。
性格的に好みでは無かったのですが、作品を担っていたのは間違いなく舞亜だとは思うので、彼女が一番人気なのには納得しました。



色々と物語に関しては負の気持ちの方が多かったのですが、絵や音楽や演出などは間違いなく良かったです。
シンプルに自分にはあまり合わなかったなぁという気持ちです。
ただ、ファンディスクまで買ってはいるので、ファンディスクまで含めてプレイはしたいと思ってはます。
キャラ萌をおこしていない自分に果たしてファンディスクが楽しめるかは…分かりませんが、このまま進めて行きます。



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