ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【スズノネセブン!】感想

【男性向け18禁】



2009年01月30日発売
Clochette』※リンク先公式HP(18禁)
スズノネセブン!】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








時期が冬モノのイチャラブコメディ系をプレイしたいと思い立ち、「スズノネセブン!」に。


プレイ時間は約9時間30分くらい。
7でもインストール、起動可。
ディスレス起動可。


しいて言うなら、超普通の魔法学園モノ補習物語。
突飛つして面白い!と感じる設定や話の展開が殆ど無く、イチャラブもさほど…に落ち着きながら、同時に不快に思う無駄シリアスなども無いという話としては超無難な出来。
各ルート、「こういう話の流れにしたい」というのが示唆されると、プレイヤーも「ああ、こういう流れになるだろうな」というのが予想出来、起承転結が予想の通りに起こる…という、予想から外れる面白さも無いけれど、同じように予想から外れる不快さも無い感じ。
イチャラブコメディを期待していた身としては、イチャラブ部分はそんなに無く、むしろ魔法設定の説明要素の方が大きいので、女の子とのイチャラブよりもずっと魔法の勉強をしていたような気持ちになりました。
魔法学園モノなので間違いでは無いですが、期待していたイチャラブモノとは違ったな~と。
魔法設定要素も、アッと驚く展開もあまり無いので、まぁ、想定の通りに話が進んだな…という印象。
コメディも、個人的に面白いと感じる部分は無く、笑いの感性があまり合わなかったので、ずっと淡々と平行線を描いていたお話になりました。


…というくらいに、話としては可も無く不可も無い作品だったのですが、絵に関しては本当に良く、キャラクターの見た目やバランスが高レベルで、そこは本当に見ていて飽きませんでした。
今作はとにかく、キャラデザの御敷さんの力が一番凄かったです。
絵柄としてはこのタイプのいかにも萌え絵(死語)というタイプの絵は好みでは無いのですが、それでも「この絵はパワーあるな…」と思わせる絵柄で、好みでは無くても目を惹かれる絵柄でした。
立ち絵の躍動感良し、一枚絵のバランス良し、男キャラも上手い、これだけ揃えばパーフェクトな領域。
あとは、立ち絵の動かし方や表情の動きもめちゃくちゃ良かったので、スクリプターさんの仕事も映えていました。
物語が個人的にさほど…な中でも絵で魅せてくれたので、絵の力って凄いです。
エロの一枚絵もバランスが良く、どんな体位でも綺麗に描写されていたので、視覚での楽しさは常にありました。
あと、エロも全員キッチリシーン4回と平等だったので、ヒロインが横一列に攻略出来るタイプでエロの回数に差が出るのは苦手なタイプとしては有り難かったです(柚子里だけ4回ですが、1回分は莉里の一人遊びに割り振られてるのでエロはかなり平等に割り振られてるなーと好感触)。


なので、絵力で引っ張っていく萌え系としては一級品だと思っています。
まぁ、そう考えると、不快な点は学園長のヒロインに対してのセクハラくらいか…
一応実力者なのと後半助けてくれるので、さほどヘイトは向きませんが、キャラ萌えするタイプの作品ではちょっとご法度キャラだったよなーとは思います。
そこ以外はマイナスで気になる箇所は特に…でした。


音楽は…これまた普通。
個人的に「これは!」という曲はありませんでしたが、BGMとしては文句無し。
OPは、純粋な恋愛ソングで作品には合っている感じ。
EDはEDらしく前半しんみり、サビで盛り上がる曲で、個人的にEDの方が好きという珍しいタイプでした。
声は仁乃役のヒマリさんはメインでは『euphoria』や『Triangle Love』以来かも。
ああいうタイプの大人しめな演技では無く、ハッチャケ元気系の演技は初聞きだったので新鮮&良い演技でした。
柚子里役の夏野さんは最近連続でお聞きしています。
結構正統派ヒロインのお声が多かったので、お姉さん先輩キャラはあまり触れた事無く。
ですが、やっぱり頼れるお姉さん系の演技もお上手でした、バリエーション豊かなお方です。
美奈都役の桜川も声の幅が広いお方で…大人しい系、性格キツイ系など色々とお聞きしましたが、聞く度にお声が違う…演じ分けが凄い方です。
個人的に美奈都のテンション高く媚びてない悪友のような声の演技がめちゃくちゃ好きで、今まで聞いた中でかなり好きな方の演技だったと思います。
すみれ役の佐々さんは一番印象深いのが『SHUFFLE!』のシアでしたが、この生意気系後輩もまた…でもどこかお声に品位があるので、生意気だけど良いところのお嬢というのは感じ取れてキャラに合っていました。
サブは要役の風音さん、桃子役のまきさんは流石…
役が先生だったり、ヒロインの姉だったり結構逆らえない系の役どころなのですが、このお二人のお声に囲まれると逆らえる気がしないです、良い配役でした。
真役のルネ山さんは、主人公の悪友で良いテンションのお声を何度も頂きました。
ルネ山さん…某ギャグ漫画アニメでお聞きしていましたが、やっぱり良いテンションの演技で聞いていて楽しかったです。



プレイ順は
美奈都→柚子里→すみれ→仁乃
の順で攻略
色々なサイトを見て仁乃は最後が良いらしいのと、他は人気投票順で決めました。



『三峰美奈都 ルート』
悪友から恋人に…というある種の王道展開。
主人公の補習内容はどのルートも「魔法で他の人の願いを叶える」。
美奈都の補習は「過去3年間の魔法犯罪を調べる」。
美奈都が過去に巻き込まれた魔法犯罪、そこにたまたま通りかかった静穂さんが魔法で自分の命を救ってくれて…美奈都は魔法を信仰と言っていいくらいに崇拝しているので、「魔法はそんなに万能なのか?」と突き詰めていくルートなのかな…?と思っていたのですが、そういう事はそんなに無く…
過去の巻き込まれた魔法犯罪が語られるのかな?と思ったら、それも無く。
また再び美奈都が魔法犯罪に巻き込まれ、今度は主人公が発明していた疑似魔法で美奈都を救うというお話で、話としては起承転結しっかりしているのですが、「もう少しここが掘り下げられると思ったのに…」となった部分が掘り下げられず、妙にモヤモヤした部分がありました。
このルートだと美奈都が死にかけるのもちょっとシリアス度が高いので人を選びそう。
悪友から友人にの関係性の変化も、エロい魔法に巻き込まれて~から始まるので、「もうちょっと、もうちょっと細やかに関係が変われば!!」と思ったり。
美奈都のキャラは結構好きなので、関係性の変化が雑だったのが勿体なかったです。


『鷹取柚子里 ルート』
魔法少女、マジカル柚子里。
「魔法少女が魔法犯罪を企てた犯罪者を捕まえる」という情報が美奈都ルートのラストに来るので、美奈都ルート後の方がしっくり来るかも。
とは言いつつ、かなり招待がバレバレなので驚きも無いのですが…
魔法があるとはいえ、顔すら隠さず隠密()に魔法少女をやってるの、かなり無理があるのでは…?
良い所のお嬢様に加えて見た目ツンデレっぽくて高飛車に見えるので性格キツそうに見えますが、実際は周りをしっかりと見ていて主人公が失敗してもあまり怒らず、先輩らしさがあるヒロインでかなり良い先輩キャラでした。
彼女は「魔法少女をやりたい」が願いなので、桃子の魔法が発動してしまい、マスコットキャラになって願いを叶えるというのは面白かったですし、最後、「魔法少女をずっと続けるのは現実問題無理があるので、魔法犯罪対策科という警察の機関に所属することになる」という話の流れは現実的で良かったと思います。
従者であり友人の莉里に暗い過去があったりしますが、そこまでシリアスに傾かなたかったのも良かったですし、「莉里が主人公を好きなのでは!!?」みたいになりつつも、そんな事は全く無く、莉里は柚子里一筋で三角関係に…な展開にならず、下手にシリアスに傾かなたかったのも良かったです。


『代官山すみれ ルート』
すみれのお父さんの発明を辿るルート。
すみれがかなりファザコン気味で、主人公に最初に惹かれたのも父に似ていたからというブレの無さが良かったです。
すみれは後輩…では無いですが、身長などが小さめで、イイ性格をしているので、時代が早いメスガキタイプ。
人気投票1位なのもなんとなく分かります…みんなメスガキ好きよね…
作中、何度か胸が小さいネタが来ますが、バスト78…小さいか?と思いつつも、たしかにClochetteでは小さいですね、今作から片鱗がありますが後におっぱいゲーメーカーになるので…
話は…すみれの父の発明を辿り、すみれの課題「学園に来た意味」を探るもの。
一緒に行動していく事で親交を深めていくので、急展開で恋愛!があまりなく、関係が徐々に進むタイプ好きとしては一番好きな関係の発展の仕方でした。
ただ、代官山家の事をもう少し知れるかな~と思っていたらそうでも無く。
結構謎の多い一族のままだったので、家の掘り下げが無かったのは残念でした。
でも、下手に家の掘り下げなどがあるとシリアスになりそうなので、丁度良い塩梅だったかもしれません。


『野々村仁乃 ルート』
魔力が暴発する子で、課題は「魔法制御を出来るようになる」というこれまた王道展開。
…のはずですが、後半、昔、公園にある船を飛ばす実験を仁乃の母が行おうとしていて頓挫、それを仁乃が引き継ぎ、船を飛ばす為に魔法制御を出来るようになる…という話の流れに。
確かに作中背景で公園の船だけ妙に浮いていたので「何かありそうだなー」とは思っていましたが、仁乃ルートで活躍する事になるとは。
仁乃は母親と喧嘩になったり、でも仲直りしたり、なんだかんだ、ちゃんと最後には船を飛ばせて魔力を制御出来るようになるのがメインヒロインルートらしかったです。
あと、他ルートはヒロインに分岐したら他のヒロインはあまり介入しな中、仁乃ルートでは仁乃が船を飛ばせるように他のキャラ達が一丸となって行動してくれるので、確かにラストルートに相応しいというか、全キャラが主人公とヒロインのために頑張ってくれる!!というような話が好きな人にはラスト推奨でした。
仁乃も魔力が制御出来るようになりハッピーハッピーなルートですが、一点だけ物申すなら、船が飛んだ一枚絵も欲しかったです。
飛んだ船に乗ってる主人公と仁乃の一枚絵しか無く、船が飛んでいる差分などは無かったんですよね…
仁乃が飛ばした船を一枚絵で見たかったので、その辺りは残念でした。



あまり悪い所も無く、同時にグッと盛り上がった箇所も無く、個人的に結構淡々と進んだなーというお話でした。
悪くはない、けれどグイッと惹かれる箇所も少ない…とっても無難な萌えゲー。
超初心者向きで、エロゲ初心者にはとっても向いている作品だと思います。
絵のパワーは本当に素晴らしいので御敷さんの絵はとにかく楽しめました。
一応Clochetteは『カミカゼ☆エクスプローラー!』も所持しているので、コチラもプレイ予定。
カミカゼはClochetteの中でも高評価なのと、キャラデザも御敷さんなので、絵柄目的でもまた楽しみたいと思いました。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:誠也の部屋 様
https://seiya-saiga.com/
 スズノネセブン! ページ
https://seiya-saiga.com/game/clochette/suzunone7.html