【大図書館の羊飼い ～放課後しっぽデイズ～】感想

【男性向け全年齢】

なんとなくオーガストの作品を最初からプレイしたくなったので購入part12。

2013年09月27日発売
『オーガスト』※リンク先公式HP(18禁)
【大図書館の羊飼い ～放課後しっぽデイズ～】(PC) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。

前作『大図書館の羊飼い』(※リンク先前回感想)のスピンオフ。
スピンオフがPCで出て、全年齢なのって面白いですね。

今回からキャラデザが夏野イオさんに！
前回は原画補佐みたいな立ち位置だったはず。
よく考えたら今まで、原画はべっかんこうさんだけだったので(オーガストなので当然と言えば当然ですが)、なんかこう…新鮮です。
と言っても、べっかんこうさんに似た絵柄の方を起用されているので違和感は無いです。
…よくここまで似ている方を探し出せた or 育て上げられたなぁ…という気持ち。
原画家の方一人がずっと続けていらっしゃるのも特色があり素敵ですが、一人の負担を考えると、二人くらい似ている絵柄の方がいらっしゃるのが調度良いのかもしれません。

舞台は『大図書館の羊飼い』と同じ学園、「汐美学園」の図書部とは違う別の部活、「ネコ写真部」の物語。
巨大学園系はこういうのが出来るから面白いですね。

今回はヒロインが二人とかなりお手頃！
個人的にはヒロインが多くて長いよりも、少なくて短い方が好みなので、凄く有り難いです。
…このくらいが調度良い……

そして、眼鏡男子大好き党の私が見て、とても好みな見た目の主人公の慶と、のぞみの見た目がとても好みなので、凄くワクワクして始めました！！

写真を撮る部活なので、写真を撮る演出なども細かく、見てて飽きませんでした。

プレイ順は
朔夜→のぞみ

の順で攻略

『朔夜 ルート』
正直、のぞみの見た目が好みドストライクだったので、見劣りしてしまうかも…と思っていましたが、素直に可愛く告白してくる可愛い妹分でした。
そして、ギザ様、マジギザ様。
図書部の時は、ふてぶてしい猫のイメージでしたが、まさかの猫達のボスだとは。
その貫禄に恐れ入りました。
これから、実家のお母様と仲直り出来る事を祈ってます。

『のぞみ ルート』
正直、見た目がめちゃくちゃに好みです！
好き過ぎる…
声も好きな声質で万々歳。
話に関しては、のぞみを選ぶと朔夜ルートでは見る事の出来なかった、のぞみの傷付いた姿が描かれて…
朔夜ルートだとそのまま何事も無かったかのように明るく進んだ分、辛かったです。
のぞみが「一度フラれた」と思っていた理由など、こちらのルートの方が恋愛に結構踏み込んだ気がします。
のぞみルートのみキスシーンがあったり…朔夜ルートよりも若干の優遇を感じました。

今回の主人公、慶は、本編主人公の筧よりも鈍感系だったのですが(というか、筧の人生が特殊だったのであの鋭さは仕方がない…)、スタンダードな恋愛物として楽しめました。
幼馴染の女の子二人の恋の取り合い、オーソドックスですが良いものですね。
昔の全年齢ギャルゲーみたいだ。
幼馴染の時点で既に関係が固まっているので、3人の関係に入り込みやすかったです。
お話は短めでしたが、元の値段が1500円だと考えるとこのくらいは商業では許容範囲。
短いと感じる人も多そうだなと思いましたが、私は満足でした。
…というかむしろ、萌え系はこれくらいの長さが調度良いと思ってしまったり…あまりにも長いと逆にダレるので、個人的にはこの長さ、好きです。
短い中でも演出や立ち絵、本編に出てきたキャラクターとの掛け合いも含まれており、良かったです。
3人が凄く仲が良いので、いっそ3人でくっつくルートもあればいいのに…とも思いました。

エロシーンが無いのが残念だと思いつつも、このくらいのヒロインの距離感が心地良いなとも思いました(ある種エロゲー向いてない気も……)。
あと、そもそもが全年齢なので、そこは仕方無い。

エロシーンに関しては、本編と、そしてこちらのスピンオフを合わせたFDがあるらしいので、そちらに期待します！
楽しみは沢山あって損する事はありません！！
FD、楽しんでプレイしようと思います！！

そういえば、恒例のロゴクリックの王がストはありませんでしたね。
流石にスピンオフでは無いかぁ…と少し残念でした。