ひっそりと群生

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【夜明け前より瑠璃色な】感想

なんとなくオーガストの作品を最初からプレイしたくなったので中古で初回版を購入part5。



2005年09月22日発売
オーガスト』※リンク先公式HP(18禁)
夜明け前より瑠璃色な】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








オーガスト、本当に進化したな…と素直に思いました。
世間では黒歴史アニメのせいでキャベツキャベツ言われていますが、アニメ化するほどの人気だったのも事実。
はにはにが15分のアニメ枠だったのに対し、30分のアニメ枠でアニメ化してる辺り人気が伺えます。
まぁよっぽどじゃない程エロゲ関係のアニメ化は失敗する事が多い&原作超えは少ないので仕方なし。
見た中で成功してる方だな~と思ったのは君望やD.C、(色んな意味で)スクイズSHUFFLE!くらいでは?
アニメの成功は別として、ゲームとして、バイナリィ→プリホリはにはに→FBとプレイしてきましたが、明らかに演出の強化が光る光る。
立ち絵に後ろ向きが追加された事により、ヒロインと同じ場所に居るという一体感が凄かったです。
重要なシーンではコマ割りのような演出もされ、なお物語に没頭できるようになったのもGOOD。
音楽も今までも好きでしたが、こう…クラッシク的な部分での上品さに力が入っていて、音楽も凄くパワーアップしているなと感じました。


ただ、こちらはコンシューマ版をプレイしてないので、上手く言えないのですが、コンシューマ版の追加要素と続編にあたるファンディスクの事を考えるとコンシューマ版の逆移植をプレイした方がお得なのも相変わらずのオーガストクオリティ。
18禁のファンディスクで普通にコンシューマ版のキャラが出てくるっぽいという話はコンシューマ版基準らしいので、この無印→ファンディスクをプレイすると結構?になりそうですね。
そういえば今作からコンシューマ移植の際にLeafAQUAPLUSのようにオーガストARIAとして自社の移植ブランドが出来ましたね、おめでとう御座います。
自社が移植に手を付けるのは良い事だと思います。


物語にも深みが増し、今までもオーガスト特有の雰囲気がどこかにありましたがその雰囲気も健在。
そしてSF…というか世界観の要素が更に細かくパワーアップしていたと思います。
特にフィーナは初回固定なのと同時に全キャラ攻略した後のグランドエンドも兼ね備え、まさにメインヒロイン。
今までメインヒロインが薄い印象があったオーガストですが、「もうメインヒロインが薄いとか言わせねぇよ!」という意気込みを感じました。
それと同時に他のヒロインが薄い…というか実質全体的な大きい物語だけならばフィーナルートだけで良かったのでは?となってるのは事実なんですが…両立って難しいですね…


恋愛面で見るならフィーナは昔一度だけ主人公と合った事がある、麻衣はある時期から主人公を男性として意識してた、菜月は幼馴染で主人公を想い続けてきた
…と、主人公の事を昔から想ってるキャラが多いので、それぞれのヒロインと結ばれると他のヒロインの事を考えてしまうのが少し悲しかったです。
分岐ゲーとはいえ辛いなぁ。


プレイ順は
フィーナ(初回固定)→麻衣→菜月→さやか→ミア→リース(最終固定)→夜明け前より瑠璃色な(グランドエンド)
の順で攻略



『フィーナ ルート』
プリホリが親しみやすいヒロインでお姫様というよりも純粋で可愛らしい女の子だったのに対し、今回はまさに姫。
姫という重責と違う国の平民を愛してしまうという天秤で揺れるお姫様像が描かれ姫という立場に深みがあったと思います。
プリホリみたいにサクッと恋愛も良いですが、こう…悩みに悩んでも良いですね。
フィーナルートでは若干解決方法がカレンの説得だけなので「え!?月の国としてはそれで良いの!?民への信頼は!!?」ともなりますが…
まぁあまり重くなりすぎるのもオーガストっぽく無いのでコレはコレで良いか(とか言ってると穢翼のユースティアで重みに押しつぶされそうな予感)。
途中のデートでのすれ違いのシーンは主人公に対し姫を支える男としては狭量さを感じましたが10代だと考えるとまぁ仕方ないか…
後半ちょっとご都合主義でしたが、お姫様らしいお姫様との恋愛としては楽しめました(プリホリのレティがまるでお姫様っぽくない様な言い方ですが、彼女は姫というよりは純粋無垢なおとぎ話、まるでディ◯ニーの様なプリンセスなので)
…というかこちとら幼い頃にF◯9で「お姫様と平民(盗賊)の恋」というシチュエーション萌えを植え付けられてるんですよ。
まぁ萌えないわけないですよね…と、自分の中のツボを突かれたようなお話でした。
あと、さり気に一周すると、彼女が最初の出会いで「お久しぶりね」と言ってる事が分かるようになってますね。
フィーナは最初から主人公が昔自分を案内してくれた少年だと知っていたんだなと。
こういう細かい違いは凄く好きです。


『麻衣 ルート』
「義理の妹」は公式では表に出てるのでセーフなのでしょうか?
自分妹萌えは無いのですが、妹党の人からはどう見えるのか若干気になります。
妹との禁忌を描きたいのだろうけど何度も「あなた達は実の兄妹じゃないのよね?」みたいな台詞が入るので気になったり。
個人的に好きになってしまえば実の兄妹だろうがなんだろうが仕方ないと思ってる派なので、そんなに何度も確認しなくても…とはなりました。
人様の目はあるだろうけど、別に他人に迷惑かけてなくて法に接してなければいいんじゃね?
実の妹好きな人からしたらこの「義理の妹だから許す」みたいな展開は許せないんじゃないかな~とも若干思ったり。気にし過ぎかな?
さやかさんに対しても「好きになっちゃったんだし、しゃあないやろ、認めてやろうよ…」という気持ちが強かったのですが、実の兄妹だと思って家族として頑張ってきた身からすれば辛いのかなぁとも。
…というか単に実の兄妹だと自分に嘘を吐かれてたのが嫌だったんだろうなぁ、自分が家族の中で仲間外れだった疎外感で悩んでたのなら結構納得。
色々と思う所はありますが、人気投票で2位ですし、彼女の「お兄ちゃん」という台詞を纏めた動画がある辺り、お兄ちゃん党の人気は高そうで、私が懸念してる程では無さそうだなとは思います。私が単に引っかかって気にし過ぎなだけか。
メインルートとおまけで何度もHシーンで「こういう事、私にしかしちゃダメなんだからね」というのは個人的には健気で好きです。話を抜きにしたら性格では一番好みかも。
兄妹の誓いがリボンにかけられており、リボンを最後に飛ばす演出は好きでした。
彼女のエンディング曲「トゥルペ -heartfelt mix-」は彼女のフルート曲のアレンジなのですが、けよりな曲の中で一番好きです。


『菜月 ルート』
翠ぃ!翠ぃぃいいい!!!
いやぁ、コンシューマ版で翠が攻略キャラになったのが納得できるルートでした。
当て馬ポジションでしたが明るく素直で可愛いんだもんよ…
菜月の物語としはまぁ王道。菜月の獣医の夢の元になった主人公の忘れられた記憶を取り戻したり、翠との交流により自分の気持ちに気づいたり、菜月の明確な目標に主人公が引け目を感じたり。
無難に良いルートだったと思います。
個人的に良かったと思ったのは、菜月が獣医の夢を絶対に諦めないしそこで悩むような事はしなかった所です。
主人公と夢で揺れ動く…みたいな展開にはならず安心しました。そういう展開も嫌いじゃないですが、同じ天秤にかけるようなものではないとは思うので。
しっかりと「獣医になる」という意志が根を張ってたのは好きです。
プリホリの時以来の海原エレナさんのお声でしたが、やっぱり良いですね。
エレノアの凛々しさも好きですが、菜月のしっかり明るい人気者な幼馴染感も良いです…ってか改めて考えるとエレノアも菜月も双方の主人公にとっては幼馴染なんですよね。
エレノアが幼馴染の印象薄いですが、海原さん二度目の幼馴染だったと今更ながらに思いました。


『さやか ルート』
大人のお姉さんと子供の自分で板挟みになるという年上ルートではオーソドックスなお話。
一生懸命大人になろうとしている主人公はとても良かったと思います、空回りもせず、自分の出来る範囲内での努力で見てて痛々しくもなく。
ただ、若干、やるべき事に勉強も追加されれば…とも思ったり(人のことは言えませんが)。
結ばれる過程や流れもそんに障害なく良かったです。
というか麻衣ルートではさやかが結ばれる際の壁になってましたが、さやかルートでは麻衣はすんなりと受け入れるしむしろ喜ぶので、逆に麻衣の株が上がったり。
麻衣ルートでもこうやってすんなり受け入れてほしかった気持ち。
月への再留学の件で色々とあり、相続税などのお金関係のお話になりますが、もう既に解決してるというアッサリっぷり。
結局はさやかさんの離れたら家族じゃなくなるかも…みたいな気持ちの問題だったのですね。
本当にさやかさんは家族にこだわるなぁという気持ちと、こだわりすぎて普通の家族らしさがある意味で消えてる感じがします…自分の家の家庭環境が良くなかったので仕方ないか…
さやかさんは個人のお姉ちゃんルートとしても好きですが、他キャラの…特にフィーナルートの時が好きだったりしました。


『ミア ルート』
実はミアルートに入ってからプレイ完了までめっちゃブランクがありました。
私生活が忙しかったとはいえ、かなり空いたので、つまらなかったのか?とか思いましたが、始めてみるとサクサク進んだのでそんな事は無かったなと。
内容は動物との戯れ、ミアと小鳥と犬という感じ。
小鳥の世話をする事で主人公と距離を縮めていく過程は自然でとても良かったと思います。
ちっちゃい子が頑張る姿って良いよね!
距離感も、お姫様ほど手が届かない存在ではない、けれども必ず月には帰らなければいけない存在で、いい塩梅だったと思います。
「王族は損得勘定が無ければ寄り添う人がいないからミアはそんなの関係なくフィーナの側にいる存在になる」
「そして、フィーナが間違った道に行った時は止められる存在になる」
その信念もとても好きで、フィーナに物申した時は凄く良かったです。
ただ、だからこそ、ラストは少し悲しいと言うか…その信念を貫き月に帰って欲しかった気もするというか…
主人公と結ばれる的にはハッピーエンドなんですが、こう、月に帰って後に、主人公が月に行くでも良かったんじゃないかな~とも若干思ってしまいます。
それくらい、フィーナとミアの関係が好きだったんだろうなと。
ただ、ラストのミアを送り出すフィーナのCGは好きです、そっと耳で語りかけるイラストが良い。
エロシーンも、フェラシーンで主人公がミアの頭を撫でるではなく、髪を摘んでいてなんかグッと来ました。
流石のメイドさんというか、ほぼメイド服でのエロシーンなので賛否は分かれそうですが、メイド服好きなので満足です。
オーガスト好例(?)の裸エプロンは今回はミアが担当みたいですね。
ミアルート、結構好みだった分、おまけの「玉座に君を」にエロシーンが無いのが少し残念に感じました。


『リース ルート』
情報が与えられないまま進むのと、結構急展開が多いので?が多い印象でした。
リースの事、フィアッカの事、ロストテクノロジーの事もこのルートでは明らかにならないまま進みますし。
なのでリースの人格が消えるのは確かに悲しいけれど、色んな事が分からないまま事態が急変しすぎるので主人公と気持ちの乖離が大きかったです。
いつの間にか恋心を抱いてるのでその辺りも結構急だなと。
しかし…麻衣の時は妹という事が障害になりましたが、リースに関しては年齢は障害に上がらないんだなと。
ぶっちゃけ妹と恋愛よりも家族だったら色々と言われそうですが…
でも、無表情で感情を知らない+小さい子は最高ですね。
べっかんこう氏の描かれるロリっ子は至高。
エロシーンで見せるドロワーズや主人公の腕にスッポリと収まるCG大好きです。
リースルートでは結構主人公がリースの事を想い涙を流すので、主人公が泣くシーンが好きな自分としては大満足でした。
EDもシビアなEDで、こういうED好きなので個人的には好きです。
ルート開放も他ヒロイン後でEDもメインテーマのアレンジな所が凄く特別感を感じます。
おまけシナリオが完全にカレンさんvsリースで、カレンさんが可愛い話だったので、カレンさん好きとしては大変嬉しかったです…まぁリースの話を読みたい気持ちもありましたが。


夜明け前より瑠璃色な
全ての謎が明かされるルート。
フィーナの母の事、ロストテクノロジーの事、主人公の父親との確執、全てが明かされます。
フィーナルートのその後なので、実質このゲームはフィーナルートとこのルートさえあれば全ての謎は解明されるんですよね。
そこが若干他のヒロインが薄く感じてしまう所というか…EDで違いを見せたリースくらいかな印象深かったのは。
キャラゲーなので仕方ないとはいえ、シナリオに大きな差があるのがすこし残念です。
あと貴族への説得は…綺麗事だけで終わったようにも見えるような…
まぁキャラゲーなのでそこに期待はあまりしていなかったというか、論じ合いに期待はまた違いますよね、うん。
ただ、今まで月という場所が沢山語られていた中で、主人公が月に辿り着くのを見る事が出来るのが唯一このルートな所は好きです。
あと、フィーナのパートナーになって初めて母親の気持ちに気付いたシーンは凄く好きなのと、
「二人でベッドの中から見た。夜明け前の空を思い出した。」
から
「今の地球は、あの日の空よりも瑠璃色に輝いていた気がするわ」
の流れは好きです、つまりは、「夜明け前より瑠璃色な
タイトル回収は凄く綺麗だと思います。



今回は主人公が明らかにド童貞で、経験に意味が無いのなら出来れば童貞主人公大好き教の自分としては大満足でした。
仁さんも左門さんも良いキャラで、仁さんの全てを察するお兄さんキャラと、左門さんの全てを理解する良いオッサンキャラが凄く好きです。
とりあえず、オーガストの主人公に近いオッサンキャラは至高。
仁さんも…聞いて分かる◯西さん声…相変わらず男性声優良い人を起用される。
カレンさんがめっちゃ好みだったんですが、移植やFDでもメインルートは無さそうなんですよね…残念。
まぁ、サブキャラだから素敵なキャラというのも分かるので残念ですが、仕方ないです。
しかし、今回、おしっこエロシーンが2箇所もあったのですが…オーガストさん、目覚めましたか?今後が楽しみです。

全ルート攻略後のタイトルロゴは後から気付きました。
けよりなから全クリ後のタイトルクリックおまけがあるみたいです。
王がスト…まさかのオヤジギャグ…陛下ぁ……
最後の光の柱が上がるシーンはプリホリからの流用で笑いました。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 夜明け前より瑠璃色な ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/y/keyorina.html