ひっそりと群生

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劇場版 名探偵コナン 紺青の拳を(流れで)3回見てきました【ネタバレします】

前年度の「安室の女」現象のように、「キッドの女」だから3回も見た訳でもなく。
なんかこう…たまたま流れが重なりに重なって見る事になりました。



別に評論家でもなんでもないのでくっそ甘口で「面白い」としか言ってなかったり、思った事を言ってるだけですが、ネタバレ込なので畳む感想。






今までコナン映画は一応は見てきていました。

「時計じかけの摩天楼」
14番目の標的
「世紀末の魔術師」
「瞳の中の暗殺者」
天国へのカウントダウン
「ベイカー街の亡霊」
「迷宮の十字路」

まではおそらく世代的に連続で見ていたはず。
この辺りから空白が空き、

「紺碧の棺」
戦慄の楽譜

を見て、テレビ放送で

「業火の向日葵」

を見ました。
そして去年コナンに落ちた友人に誘われ

「ゼロの執行人」

を通常版と4DXで見に行く事になり、コナン映画が普通に再熱。


今年も見たいと思い、「紺青の拳」を放映開始日の次の日に見に行ったのですが、GWになり再び友人に誘われ2回目。
まぁ、コナン好きだし良いかと思っていたらGW後半に父親にも誘われ3回目と見る事に。
3回目は悩みましたが、映画館の費用は父親持ちだったので、「無料(タダ)で見れるなら、まぁいっか!」の根性で見ました。
なんだかんだ去年友人に「コナン(現)全巻読破」の宿題を出されていた為、話にはしっかりと付いて行けたのが嬉しかったです。


しかし、人物相関図には付いていけますが、最近のコナン映画難しくないですか??
誰が何してるのか一回じゃ把握できない!!
私の頭が付いて行けてないだけかもしれませんが、去年の「ゼロの執行人」といい、今年の「紺青の拳」といい、情報量が多くて多くて…
あれ…コナン映画ってこんなに情報量多かったっけ?と…「ミステリーだから」と言われたらそれまでですが。


「ゼロの執行人」の時はとにかく組織図が分からなかった。
警察庁、警視庁、検察庁とか、ち、違いがわからない…!!と途中、上戸さん(境子先生)の話の時には常に???状態でした。
2回目になってようやく、誰が何をしているか、何をしたかったのかが把握できたので、ある意味2回見れて良かったなと思っています。
1回目、安室さんが何をしたかったのかが全く分からなかった…
というか、1回目の時はコミックス全巻読破の宿題をしていなかったので、安室さん自体を存じ上げていなかった…
あの時の私は、ベルモットとジョディ先生が別人だった!くらいまでの知識しか無かったです。
沖矢昴…?誰それ??声は置鮎さんなの???状態。
本当に申し訳ない、その後、ちゃんと読破して把握したから許して…
「ゼロの執行人」2回目で全キャラを把握し、1回目の真相を知った上で見たら、それなりに分かって(ると思う…)楽しかったです。


だから、きっと今回もそんな感じだろうなぁと予測。
予測は的中してました、1回目はストーリーと人物相関図を追うだけで、何も、何も分からない!!
そして、今回は舞台が海外!
コナンは英語台詞はマジで英語で話すタイプの作品なので、作中で英語台詞が多い多い!!
洋画も顔負けの字幕っぷりでした…コレ、小学生低学年にはキツくないか???


とりあえず1回目で把握できたのは、今回のコナン君はアーサー・ヒライという偽名になる事、キッドとずっと共闘する事、シンガポールがやっばい事になる事、そして京園、圧倒的京園と京極さんの天下一武道会
私の頭では正直それくらいでした、申し訳ない。


キッドはねぇ…毎回最初の方で敵対→後半で力を合わせないといけない!みたいな状況が多かったので、最初から最後まで共闘するってのは面白かったです。
(と言っても映画のキッド回「世紀末の魔術師」と「業火の向日葵」しか見てないけど…)
(帰国の為)常に協力しないと行けないキッドとコナン、そして仲良く(?)ハングライダーで空中浮遊…
これ、Kコの民生きてる?大丈夫??という気持ちになりました。
だって、息が長いジャンルだし、キッドは昔から居るし、絶対に好きな人多いでしょう…というか、古参で好きな人が多いでしょう。
そんな人達が息をしているか心配になるくらいにずっと一緒でしたね。


そして、京園。
京極さんメインだからこそでしたが、こちらも絶対に長く好きな人が多い二人でしょう。
大丈夫?もっと息してる??
キッド回とか平和回はそれなりに何度かあってるけど、京園回は初な訳で…
京園の民、おめでとう、おめでとう、という気持ちでした。
京園、同人とかを追いかけるではないですが、普通に好きな二人なので、映画でメインがあって良かったと思ってます。


シンガポールも良い感じにボロッボロになるし。
いや、コナンだし、察してましたけど、まさか海外を木っ端微塵にするとは思ってもおらず。
シンガポールよく許したな…クレジットで協賛してたよ…


京極さんがメインの時点で察してたのですが、爆発の中、天下一武道会が見れると期待して、最後に見れたので、その辺りでもう大満足でした。
正直、そこさえ見れれば良いと思っていたので。
最後の鉄拳一発のシーンはもう…あそこだけ作画が違うでしょう…一人だけ完全にジャンプの格闘漫画の人で、安定の京極さんにある意味安心しました。


コナンは毎回ラストの10分くらいに、メインテーマがかかり、アニメ映画ならではの大アクションを魅せてくれますが、あれ、毎回ズルいですよね…
もう、メインテーマがかかった時点で、脳汁ブワーッ!!ですもん…
「これは…始まる…最後の疾走が…」って20年間の歴史の中で刻みつけられてますもん…
蘭が巻き込まれる、大崩壊、「らぁーーーーん!!」、「江戸川コナン、探偵さ」はもう様式美。
この流れがないとコナンじゃないです!今回もあって良かった安心した!!


途中で、蘭と新一に変装したキッドのラブラブ(?)を見てモヤってましたが、ラストには意味があり、納得。
やっぱり、蘭には新一じゃないとダメだし、蘭は気付いてるよね、良かった良かった!!という気持ちになりました。
それにキッドには青子だしなぁ(「まじっく快斗」未読&未視聴だけど…)
青山先生の、「俺の最高のオリジナル自カプを見ろーーーー!!!」という意気込み、正直好きです。
オリジナル自カプ書く人はあれだけ貪欲に書いて欲しい。


まぁ、そんな中で「紺青の拳」1回目見終わったのですが…
ミステリーの要素は…正直理解が出来ていませんでした…おっちゃん並に迷探偵過ぎる……
作中最初の被害者のトリックは理解できましたが、正直裏ボス(裏犯人)のやった事はイマイチ分からず…いや、好きなんですけどね、あの人。
表ボス(犯人)がクッソ悪い事してたのは分かるのですが、裏ボス…何した…?
園子を罠に嵌めようとした…くらいじゃない?あと発砲。
ラストで表ボスと一緒にしょっぴかれてましたが、そんなに悪い事してないよなぁ…な気持ちで複雑でした。
ってか、あの人はあの人で可愛そうだしなぁ…
表ボスが圧倒的悪だったのは凄く分かります、あいつは悪いわ、悪だわ。


これが、1回目の感想。
とにかく作中のカップル描写とアクション描写のみで大満足していました。





以下、犯人のネタバレ込みでの感想





で、ネタバレすると書いたのでネタバレしていきます。



今回の表ボス、レオン、圧倒的悪でしたねー。
彼が何をしたかったのかは、2回目以降に気付きました。
「都市開発を否定されたから街をぶっ壊して作り変えてやんよ」って事ですよね。
いやぁ…中々にサイコ野郎です、コナンの犯人は結構突拍子も無い理由でやらかしますが、今回のレオンも中々にキてました。
殺人は犯すわ、街は破壊するわ…劇場版コナンの犯人らしくやりたい放題。
とんでもねぇ奴ですが…山崎さんの悪のカリスマな演技、上手かったなぁと。
今回、彼がゲスト声優だとはクレジット見るまで気付かなかったです。
上手すぎません?下手な若手より上手い気が…というかキャラに声が合ってた。
その上で英語と日本語でキャスティングが違うダブルキャストではなく本人が英語も担当。
凄いの一言です。
「舞台演劇っぽい」「オペラっぽい」とかも聞きますが、レオンのキャラ的に別にその演技に違和感はなく。
過剰なくらいが調度良いようなキャラだったので、めちゃくちゃ違和感無かったです。
前回の上戸さんといい、長く話すキャラに上手い人をあてる良い配役だと思います。
博多さん?…博多さんはあれはあれで……「ユルセマセン!ユルセマセン!!」好きだよ。
河北さんも英語日本語両方だったのですが…正直日本語の演技よりも英語演技のほうが上手くて。
英語を聞き取れる耳はしていないのですが、英語演技はどちらもお上手に感じたので良かったです。


逆にビックリしたのがリシ君、ダブルキャストだったのに驚き。
よく梶さんに近い声質の海外声優持ってきたな…
梶さん、進撃も少し見てましたが、エレンのような激情家タイプよりか、こういうタイプの声質が好きだなと思いました。
敬語、成人済み、大人しめ(というか俗に言う犬系)、そして裏があるキャラ。
私は梶さんのこういうキャラをもっと漁るべきだなと思いました、それくらい演技の声質が好みだった。
裏ボス(裏犯人)としては…彼がした事って、レオンの裏を突き、海賊と隠れて繋がっていた事…くらい?
街を壊していたのはレオンだし、シェリリンもレイチェルも殺したのはレオンですよね?あれ、違う??
だからこそリシ君がしたのは、キッドに罪をなすりつける、海賊と手を組む、園子を狙う、発砲…これくらいなんですよ…
裏でレオンを操っていたように見えたけれど、レオンはレオンで自分の目的の為に動いていたので、レオンがしていた事を黙認はしていたけれど、あまり操っていたようには見えず。
まぁ、お父さんのカタキを取れれば良かったんだろうなとは思っています…失敗したけど。
レオンの口に銃口ブチ込んで発泡しようとした時にキッドの煙幕に邪魔され、殺す事は出来ませんでしたが、彼の手が血に染まる事が無くて良かったとは思ってます。
あの時の「お前が見ることは無いがなぁ!!!」の演技、好きです。普段表は温厚な分…荒ぶるキャラ良いよね…
少なくとも殺人を犯してないので、レオンよりは罪が軽いはず(シンガポールの法律知らないけど)。
でも、彼、今若干、様々な所で小さくブームが来てるんですよね…29歳、褐色、裏表がある…おや?去年の誰かを思い出す…
去年の公安の人は置いておいても、分からなくもないなと。
CV:梶さん、裏犯人(レオンも犯人なので真犯人ではない)、温厚と激情のギャップ、ラストにコナンに問いかける…とか美味しい役回りですからね。
更には29歳(には見えない若作り)、褐色、モミアゲ、糸目→開眼…落ちる要素、沢山あるの、分かります。
腐でも、夢でも広い順応性があり、落ちる要素は大きい…けれど、問題なのは、今後絶対に出ない事!!!
こういうキャラにハマると辛いですよね…分かります、私も若干リシ君、様々な要素が絡んで好みの為に今後の事を考えると辛い。
我々が開拓するしかない!!というキャラの為、ガチでドボンと沼った方、心中お察しします。


今回は海外の為、海外声優の方が多かったのですが、浅川さんは流石の日本語英語両方話されて、そして高橋さんもいらっしゃいましたね。
穢よk…最近プレイしたゲームでお二人ともお見かけしました、好きです。


2回目になってようやく分かったのは、キッドが何故京極さんのミサンガの事を知っていたか。
1回目、京極さんの抑えていた力が解き放たれる時(間違った事は言ってない)、コナンがキッドにミサンガを最後の一枚のトランプ銃で撃って切れと言うのですが、何故キッドがミサンガの事を知っていたのか分からず。
2回目に見て、あのミサンガを付けるシーンでさり気なくキッドが変装して清掃員になっていた事に気付きました。
なるほど、ここで、キッドもミサンガの事を聞いていたんだと。
清掃員の服を脱いで自分で治療していましたが、あの時完全に変装を解いていたので、前から見たら完全に快斗だったはず。
コナンが変装を解いたキッドの前から行って話しかけない辺りに二人の関係性が表れていて良かったです。
コナンはキッドは捕まえたいけど、快斗が弱っている所につけ込んで捕まえる気は無いんだなぁって(あと今回、捕まえたら帰れないし)。


園子と京極さんも始終見せ付けてくれて。
あぁ、京極さんは作中最強で、一人だけサンデーじゃなくジャンプの人なんだけど、彼の弱みは園子だけなんだと実感。
園子が関われば途端に弱くなる辺りが、凄い魅力的だなと思いました(その上でCV:檜山さんだから強い)。
今度こそ離れないと園子を背負って戦いますが…あの時の園子の声が本当に悲鳴で。松井さん凄い。
一歩間違えば園子にも当たる、けれども離れない戦いを選び絶対に園子を守り通す。
私が園子だったら怒りそうなものですが、受け入れて、更には京極さんを守っていたのは自分だとも言っちゃう寛大さ。
京極さんの隣に居る事が出来るのは園子しか居ねぇや…と鼻の下を指でこすり、二人を見守る気持ちでした。
改めて二人の強すぎる絆と赤い糸を見せ付けられる映画でした。



いやぁ、コナンとしては大満足です。
これぞコナン!!という映画でした。
ただ…個人的に、初代コナン映画のキャラ数が少なかったからこそゲストが大量に居て、「誰が犯人か?」という映画も見たい気もします。
キャラが増えるとキャラの方に焦点を当てた物になりがちなので、ミステリーの方に焦点を当てたのも見たいなーとも思ったり。
前回はフーダニットでも一応あったけれど、犯人を探していくというより、ホワイダニット、何故こんな事をしたのか?公安との間に何があったのか?の方が描かれていたのと(犯人の証拠はありましたが、犯人を探していくというより携帯を弄っていた姿で捕まったので)、今回は犯人が明らかにレオン!!のハウダニットだったので、次はガッツリ、フーダニットも見たい!!と思いつつ…
来年は赤井さんらしいので、黒の組織寄りかな~とも思ってます。
黒の組織寄りになるとミステリー要素よりも「コナン世界」としてのガッツリ物語になりますからね…(「コナン映画」なので、それはそれで正解なのですが(笑))


公開日の次の日に行った中で、映画が終わり赤井さんが一言だけ喋り、後ろから黄色い悲鳴が聞こえてきたので、「あ、来年ヤバそう…」という気持ちを感じ。
赤井さんメインなのか、赤井家がメインなのか、もしかしたら赤井さんと安室さんがメインなのか…
ま、どれにしてもヤバそうですね!!
Huluにもコナン映画が殆ど全部来たらしいので、見ていなかった分の映画を見つつ、来年の劇場版コナンも楽しみにしています!!



(あと、今まで映画の感想は一個だけだったので、見たらチョコチョコと記録したいとは思ってます。)