【寄生怪獣ふさふさ】感想
【三人称全年齢】
2015年01月29日配信
『のどかプラネタリウム』様 ※リンク先公式HP
【寄生怪獣ふさふさ】(PC) ※リンク先ふりーむ!
以下感想です。
5分ほどで終わる小話。
生まれつき頭に毛がない主人公と謎の生物、フサフサとの出会い。
短いですが文章が好みでした。
『システム、演出』
吉里吉里製。
欲しい機能は全てありました。
ただ、若干文字と背景が混合して見づらいとも思いました。
『音楽』
5分程度なので数曲ですが選曲は良かったと思います。
『絵』
短いですがコロコロ動きます。
表情や人だかり、教卓に立って会議などの見せ方が良かったです。
『物語』
フサフサを欲しがる主人公の気持ちなど、短いけれども濃くて、文章が好みでした。
『好みのポイント』
短くてあっさりとしていますが、好みの流れやスピード感だったので、「もっと見たい」となる部分では残念ですが、短い中で楽しませて頂きました。
あと、フサフサ可愛い。
【以下ネタバレ含めての感想です】
そう、本当に出会いだけの物語。
本当にそれだけなので大変短いですが、短い中に色々と濃さが入ってました。
スキンヘッドで眉なしで…でもそれは望んだ姿じゃない、本当は可愛い物が大好きで、けれども見た目からザ・ヘッドと呼ばれていて、自分が全く望んでない境遇の主人公。
そんな主人公の前にとてつもなくキュートな生き物が目の前に現れ、クラスメイト内でその可愛い生き物をどうするか?の会議が開かれる…それだけの話なのですが文章の表現が好きでした。
可愛い生き物に対しての可愛いという気持ちを爆発する主人公の心情。
その生き物をどうしても欲しがる欲求の描き方がとても面白く5分程度の中に主人公とそしてクラスの濃さがありました。
可愛い生き物がフサフサと名付けられ、そして主人公の元に来るだけの話なのが勿体無く。
もう少し主人公とフサフサの物語が読みたかったです。
結局最初から最後まで主人公の名前も不明ですし。
あとフサフサの存在も…
一体何者なんだフサフサ…