ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【鎖 -クサリ-】感想

【男性向け18禁】



なんとなくLeafのノベルゲーム作品を最初からプレイしたくなったので購入part22。



2005年09月22日発売
Leaf』※リンク先公式HP(18禁)
鎖 -クサリ-】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。






システム面は7でもインストール起動可能。
ディスクレス起動可。
プレイ時間は約14時間45分くらい。


洋上陵辱サスペンス。
Leaf初の陵辱ゲーという売出しだったと思いますが、『』『』(※リンク先感想)を辿ってここまで来た身としては一体どの口が…とは若干思ってしまいます(笑)
陵辱メインの話としては初だという意味では間違いないかも。
でもこれ…主人公が居る上でヒロインが他の男性に犯されるシチュエーションなので陵辱というよりもNTRでは?と思ったり。
モニターで犯されるのを見てるしか出来ないシチュ多数ですし…
岸田さんという面白寝取り男の無双物語。
ただ、2005年でNTRという言葉が浸透してたか?というと浸透はして無かった気がするので、当時の広いカテゴリでは陵辱な気がします。
寝取る側の男がユニークでインパクトが強いというのは最近かなり見かけますが、2005年と思うと時代が早く。
ジャンル区分で時代を感じるのが面白いです。


システム面…というかフラグ面としては非常に出来がいいです。
その時その時の主人公の選択一つでヒロイン達の境遇が180度変わる選択肢での影響力、手に入れたアイテムによって生死やその後に取れる行動が全く変わるアイテム収集要素など、かなり綿密で、同時に難易度の高い物となっています。
なので自分は最初から攻略を見てしまいましたが、「悩む」という要素に楽しさがあるタイプにもなるので、初回は攻略を見ない方が楽しめたと後になって気付きました。
スムーズにはプレイできましたが、「悩む」要素は完全に捨て置いてしまったのでそこは少し残念だったなと。
あと、履歴を開くと今流れているボイスがミュートしていったのは残念だったのと、既読文の色が必ず変わって変更が出来なかったのがちょっと不便でした。
色の選択可能にして欲しかったです。


次に話に関してですが、本作は前々から話題を若干聞いていた事もあり、プレイ後にジャンルをサスペンスとして見た時とメタ的な意味で見た時でかなーり印象が変わる物語でした。
まず、単にサスペンスというジャンルで見た時には中の下くらいの印象。
全てのルートを辿る事で謎が多い他のEDの意味が徐々に分かるようになる構成は良いのですが、この作品、とにかく無能オブ無能が揃っていて、有能枠が誰一人居ません、冗談抜きで。
ギリギリ使える枠と、一歩間違えば狂気枠が居るくらい。
明乃、可憐、志乃、友則が無能枠で珠美が唯一ギリギリ使える枠、そして主人公の恭介、ちはやが狂気一歩手前枠、恵が諸事情あって若干枠外という感じでしょうか。
主人公側の8人中4人が無能枠という、とんでもない無能比率っぷり。
サスペンス物として進めると非常に疲れます、人間が無能過ぎて。
いやね、リアルっちゃリアルですよ、実際人間が集まったらこんなもんだと思うので。
でもフィクションでここまで無能をサスペンスで詰め込まれるとちょっとストレスが半端ないというか…全てが後手後手に回る上にロクな人間が居ないので絶対人間でギブアップする人も居ると思います。
最初に恭介が疑われるのですが、どう考えても今まで一緒に居た同じ学校のメンバーよりも後から岸田が乗ってきてこの状況になってるわけだから岸田が怪しいに決まってるじゃないですか。
アリバイが無いから~という話になりますが、ミステリー物でここに集まった人間が全員初対面だとアリバイ無い人間が監禁なのは分かりますが、同じ学友だったのならアリバイ無く疑うとしてもまず動機とか聞くべきだし、唐突に現れた岸田に疑いを向けるべきだし、とにかく全員頭が緩くて。
その上で彼らの学校での話とかどんな交友を築いてきたのかとかが全く描かれないので、彼らの人間関係に感情移入する事はほぼ不可能です。
なので、サスペンス物として見るとフラグ面以外は非常にお粗末というか…
(全員の頭が緩めなのも学校での交友が描かれないのも理由があるのもなんとなく分かりますがそれは下記に)
サスペンスだけで見るととても賛否が分かれる物になっています。


ただ、本作が本領発揮するのは先人の方からのお言葉なのですが「萌キャラに対するアンチテーゼ」「萌キャラをサスペンスに放り込んだ際にどのような事が起こるか?」というメタ的な要素が絡まった時だと思っています。
サスペンスとしては非常に悩ましい物だったのですが、先人の方のこの言葉をお聞きして「なるほど…」と深く頷きました、このメタ要素が入る事で本作には全てに意味が出てくるのです。
全員の頭が緩めなのはギャルゲー、萌えゲーのキャラだから。
学校での交友が描かれないのは彼らのキャラ付けに意味があり彼らの過去は一部以外必要ないから、なんですね。
明乃はお転婆幼馴染、可憐は高慢お嬢様、珠美は不思議系ロリ、恵は優等生眼鏡っ娘、ちはやはお兄ちゃん大好き妹。
志乃は仕事は有能な母、友則は悪友。
確かに、全員ギャルゲーのテンプレ的存在です。
そんなテンプレ属性のキャラの中に岸田という存在が割り込み陵辱劇を繰り広げていく。
彼女達は現実を突き付けられて行き、萌キャラでは居られなくなっていく…
先人の方で「鎖というタイトルは彼女達の持っている鎖を解き放っていく話」と言っていらっしゃる方がいました。
その「鎖」とは他所で触れられているように「兄への恋心」や「殺人」の「鎖」の要素もありますが、個人的には「鎖」とは萌え属性…彼女達のアイデンティティだと思いました。
現実を突き付けられ、アイデンティティを捨て、成長しなければ生存出来ない。
つまり、今までの平和ボケした自分を捨てないと生き抜く事は出来ないという。
彼女達は岸田に犯される度にアイデンティティを失っていきます、萌えキャラにとってはユーザーからとても重要視される処女を奪われ、今のままでは生き抜けない事を悟っていきます。
そして萌属性を最後にはかなぐり捨てます…それが製作者から課せられた「鎖」から解き放たれるという事なのだと思うとある意味とんでもない二次元キャラの成長物語だと感じました。


そんな中、2名だけ異端なキャラが居ます、明乃と恵です。
明乃は成長しません、全く何も行動を起こさず、足を引っ張り、変わる事無く二次元キャラで居続けます。
二次元キャラの成長にある意味で歯向かい続けたキャラでした。
彼女は幼馴染でありメインヒロインのような立ち位置に居るのにEDは一つしか無く、その上で彼女のEDでは今までは例え空気が読めず足手まといでも「無知だけど善人ではある」と明乃をギリギリで許していたプレイヤーすらもドン引きさせる一言をラストで放ちます。
この一言により彼女はおそらく全プレイヤーからヘイトを一気に向けられるキャラと化すのです。
二次元キャラで居続け、萌キャラのままでアイデンティティを失わずに居られた明乃、けれどそのアイデンティティを守った故に二次元に唯一愛を向けてくれるプレイヤーから愛を向けられなくなる。
作中で愛の大切さが説かれるシーンがありますが…明乃に愛を向けるプレイヤーは居ないでしょう。
「イイ性格してるキャラ」というキャラクターとしての面白さで好きな人は居るかも知れませんが、「俺の嫁」的な愛を向ける人はきっと居ないと思います。
そういう意味では萌キャラのアイデンティティを貫いた結果、最も本来あるべき萌キャラから外れてしまった存在という独特な立ち位置を確率していました。
彼女だけがパッケージやメインビジュアルで「鎖」に繋がれたままなのは、彼女だけは「鎖」を解き放つ事は無い…という事なのかもしれないです。
とある所で彼女に対して凄く物申している方が居て、どんなキャラなのだろうとずっと気になっていましたが…なんとなく分かりました。
ただ、彼女の自己愛と無知無垢故のある種の非常識さは萌キャラであるが故の行動なので、構築が凄いキャラだとは思いますが自分はさほど囚われなかったです。
やっぱり自分の意思で動いた上で女の情念や非常識さをみせるキャラの方が個人的に強い反感が向かうなと思いました。
あと、明乃ほど空気が読めないとは言いませんが、非常事態になった際に自分が足手まといにならないとは言えないので…強く非難も出来ないなと。


そして恵、彼女は作中でどんな選択を選んでも岸田の陵辱を回避出来ません。
恭介が最初に恵の陵辱を見た時ですらもう手遅れで、既に犯された後の演技だったという事が後で明らかになります。
彼女だけは絶対にアイデンティティを失い、そして最も悲惨に陵辱を受け、現実を受け入れるしか出来ないキャラとなっています。
真っ先に死体の前で犯され処女を散らし、機械の中に人が居たのにスイッチを押す事を岸田に強要され殺人の片棒を無理矢理担がされ、萌キャラ属性の全てを失い、それでも生きる為に現実の女性らしく強くしたたかに生きるしかなくなった存在。
岸田に従順するしかなく、状況を守る為に友則にも身体を差し出し、肉体的に穢を受け続けても尚、精神は高潔で有り続けた。
彼女の生き様はおそらく多くのプレイヤーの心を惹き付けたでしょう。
事実彼女にはEDが4つも用意されていて、製作者側からしてもメインヒロインであるという事が伝わってきます。
恭介が呟いていた曲を歌い、その曲がED曲である所からも恵のメインヒロイン力が顕著かと。
今作では強く現実を生き抜く女性こそ、メインヒロインの称号が与えられるのです、萌キャラのままでは居られないのです(とはいえ明乃が居て対比が成り立つので明乃は裏ヒロイン的立ち位置だとは思いますが…)。
彼女は陵辱後に眼鏡を失っていますが…それすらもきっと、彼女が真っ先に眼鏡っ娘という萌え属性を失った姿なのかもしれないと思いました。


他キャラに関しては…
志乃は「出来る大人」に見えるキャラのアイデンティティが崩壊するとあぁなるよね…みたいな気持ちと「大人」の排除。
友則はエロゲでは友達思いの友人キャラは数あれど、ここまでゲスな友人も珍しい、恭介、友達は選ぼうぜ…と思うくらいに最低最悪な友人(?)キャラなのですが、友人キャラのアイデンティティ崩壊を考えるとこれは正しい気がします(選ぼうと言いつつ、恭介も恭介でアレなので類友でもある…)。
友人思いの友人男キャラが崩壊、反転すると小物悪役になるんですね…
彼が恭介を憎むのもヒロインから心を寄せられてる恭介の立場をズルいと思っていて、「主人公の立ち位置を羨む永遠に主人公のポジションには成れない友人枠」という感情の面からもギャルゲの友人ポジションの面からも小物になる理由が備わっていたのが良かったと思います。
腸煮えくり返るようなゲス行動を取りますが、キャラと立ち位置で納得したのと、死ぬ所でサクッと死んだ所もまた小物っぷりと舞台装置っぷりが悲惨だったので一周回って哀れで良い配置キャラだったと。
他ヒロインに関しては下記の各ED項目で細々語ります。


絵は立ち絵も構図も塗りも綺麗です。
2005年にしては凄く綺麗で今でも全然通じるかと。
流石のLeaf


音楽も流石でございます。
サスペンスらしく緊迫感のある曲が多いのが良きです。
「ACROSS THE SEVEN SEAS」が好きかも、Leafっぽさのある格好良い曲だと思います。
OPとEDはどちらも知ってはいましたが、どちらも名曲。
OPED曲両方に差がなく好きなのは自分の好みでは珍しい。
声はとにかく最っっっっっ高でございました!!!!(力強く)
中本さん…小nod……流石に聞いただけで分かります。
エロシーンでも男性ボイス有りで、「エロシーン男性ボイス有り大好き教」の自分としては本当に聞いてるだけで幸せで…
その上「………」などの息遣いも完備。
叫びに喘ぎに悲鳴に囁きに、流石、今でも最前線に居る方でどの演技もとてもお上手でした。
女性陣も悲鳴が最高、流石黒パケゲー、こういうのを聞けるのが黒パケの醍醐味。
五行さんはかなりエロゲ界で見かける方でしたが、今作がデビューして初期の方でビックリしました。
ほくとさんはTears to Tiaraでエポナ、高奈さんはTears to Tiaraでスィール、秋月さんはTears to Tiaraでエルミン、安芸さんはTears to Tiaraでガイウス…TtT勢が多い!流石同社。
特に安芸さんの岸田さんはお見事としか…
どんな叫びも陵辱シーンも完璧に演じられていらっしゃり…安芸さんの功績はかなり大きいです。
ほくとさん、演技は良かったのですが、若干リップノイズが目立ってたので編集の方には頑張ってほしいなと思いました。
演技が良かった分残念。


エロは陵辱としては普通というか…コアでも無く、よくあるシチュエーションでした。
内蔵関係でのグロは無し。
ただ、CGが出ないシーンのエロ部分が妙に印象に残ってるというか…
志乃さんの壁ハメ慰めエロや、ちはやのエロシーン自体も好きですがそれよりもCG後の描写などが妙に覚えていて性癖に刺さりました。
そもそも主人公の恭介が最初に陵辱映像を見てる所やNTR系主人公であり助けられず犯されるヒロインに対して鬱勃起するタイプの主人公で。
結構陰寄りの性癖持ちなので、他ヒロインの陵辱で興奮してた所、そしてその陰寄りの部分は後にちはやEDのちはや以外全員虐殺などで実際に発揮されるので…主人公の危うい気質とも合わさり彼の性癖そのものが印象深かったです。


サスペンスとしての好みとメタ的な好みでかなり自分の中でも好みが分かれてはいるのですが、二次元キャラからの脱却、現実を生きるという事。
そういうメタな要素に気付くと単なるサスペンス劇ではなくなるという非常に類を見ない作品に仕上がっていたと思います。
中々に面白い作品に出会えて良かったです。



プレイ順は攻略通り
夜は明けず→守るべき家族→怪物の名は→真実の扉(ノーマル)→真実の扉(ハッピー)→遅れてきた救援→勇者・最小版→かごめかごめ
の順で攻略



『夜は明けず』
攻略を見て最初に辿り着いたルート。
恵ED、真相は闇の中ver。
恵の真相を知らないまま終わった方がこのルートラストでの恵の「どうして私が最初だったのよ」みたいなセリフに対して「どういう事なんだ?」という楽しみがあるので、このルート最初で良かったです。
攻略サイトの管理人様、本当に感謝です。


『守るべき家族』
明乃ED扱い。
だけどエピローグの最後の一言でプレイヤーから明乃へのヘイトが確定します。
あの一言、今までギリギリで許してたプレイヤーすらも「は???」という気持ちにさせるので本当に絶妙だと。
無垢で無知で無自覚でなのは時には罪になる…わざとの方がまだマシ、を体現したような一言でした。
このルート後に明乃が岸田に犯されるルートに行くと最初は『夜は明けず』ルートで可愛そうだなと思っていた明乃があら不思議、処女を奪われ念入りにキスも奪われる姿にガッツポーズしたくなりますね(笑)


『怪物の名は』
ちはやED。
このED好きな方多いみたいですね、なんとなく分かります。
兄妹共に堕ちるのは良い物だ…
実妹解禁後の実妹なので実妹好きさんがとても盛り上がってた事でしょう(多分)。
普通だったら結ばれようとも思わなかったけれど、異常な事態だからこそ結ばれるしかなくなった…という流れもかなり良く、恭介とちはやの二人が結ばれる過程もかなり丁寧な方なので人気なのも頷けます。
エロもちはやが上手く気持ちよくなれないのがリアルで良き、あと恭介(小n…中本さん)の吐息やべぇ。
とは言っても、元々メンタルがかなりヤバい兄と兄の為なら何でも出来る妹という…この兄妹の元々の気質がヤバく、それに火を付けてしまった岸田さん、ご愁傷様です、という気持ちにもなります。
ちはやはお兄ちゃん大好き!何でも出来る!な妹の萌属性を持った上で、その大好き!何でも出来る!部分は非常に危ういという…今で言うヤンデレ属性を内包していて、萌属性だった物が「鎖」を解き放った結果ヤンデレに傾いた感はあります。
今でこそヤンデレは萌属性ですが…当時からしたらメンタルがヤバいというのは現実の女性の気質のカテゴリだったんだろうなぁ。
NTRといい、ヤンデレといい、2005年に挑戦し過ぎですね、先取り感凄い。
このルートでの見どころは間違いなく兄妹の化物化だと思いますが、個人的に面白かったのは岸田さんの動きです。
岸田さん、ちはやには恭介で処女喪失させようと画策してたり、二人が交わってるのを見て高笑いして少し拘束しただけで出ていったり、兄妹に対して近親相姦させようとしてたり近親相姦してる二人を見て「堕ちた!」とか思ってるわけですよ。
こう…岸田さんほどに人殺しして陵辱するレベルになった人間でも近親相姦に対しては禁忌や嫌悪する物として扱ってるのが…面白い心理してるなぁと。
過去の銃撃戦でスリルを追い求めるようになってしまって人を殺して回って、法からも外れて法を捨てたと言ってる人間が、なんだかんだ近親相姦という法…いや、法では裁かれないのですが、倫理的に世間では受け入れられ難い行為に対しては「堕ちるもの、堕とすもの」という認識でいるわけですよ。
なんだかんだ倫理観に囚われてる人だなぁというか、法は捨てたけど細かい倫理観は捨て切れて無いんだなぁと思いました。
その差なんでしょうね…きっと兄妹に負けたのは。
兄妹はそういう倫理観を全て捨てた、岸田さんは捨てられなかった、その差が敗因だと個人的に思ってます。
人としての全て倫理を捨てた兄妹はこれからも船上で暗躍し続けるのでしょう…船の上で元気な子供を産んで欲しいですね!


『真実の扉』
恵ED。
ノーマルとハッピーは恵が生きるか死ぬか。
恵が死んで狂う恭介、ちはやEDに近く、狂気が芽生えてて大変良きです。
恵が生きてる方は、これが正しい恵EDだと思います。
恵が腕を広げて銃弾を受けるCGはどこかで見た事がありました、ここのCGだったとは。
全ての罪が受け入れられ、岸田も正しく殺し、ようやく恵に安息が得られたと信じたいです。
このルートの恵とのエロシーン前での恭介が肉体を見せるシーンが印象に残ってます。


『遅れてきた救援』
恵ED。
岸田と恵心中ver。
岸田さんと恵の関係もなぁ…歪だけど、この最後に絶対に許せない人間の最後を看取り最後を共にするというのが最っ高に好きな関係で。
いや、絶対に恵は許さないだろうけど、妙な共犯者意識があるんだろうなぁと思うと胸が熱くなります。
ただ、恭介にとっては本当に絶望でしょうけど。
そしてエピローグでおそらく恵が這い上がって来ますが、彼女が岸田の行動を引き継ぐかもと思うと…
絶対に許せないけれどもどこかで同類になってしまったとか、やっぱりこのEDでの岸田さんと恵の関係は妙に刺さるものがあります。


『勇者・最小版』
珠美ED。
珠美ーーー!!好きだーーーー!!!
シナリオ、構成が恵だとするならキャラは珠美が一番好きです。
小さくて変な口調で妙な所で本能的に察する。
そしてこの中で珍しく有能枠、珍しく有能枠(2回目)。
他サスペンスからすると少し使える枠くらいですが…本作は他が酷すぎる。
色々作ったり、色々気付いたり、あと果敢に立ち向かったり。
本作は萌キャラが前提なので皆基本屈するのですが、珠美だけはどんな目にあっても立ち向かって行ったり、見ていて気持ち良かったです。
というか陵辱系で堕ちるヒロインよりも立ち向かうヒロイン好きなので、そりゃ珠美好きになりますよ。
彼女は体型もあって若干他のヒロインよりも陵辱少な目なのも屈さない理由かもですが…岸田さんもロリの穴には流石にタジタジだったので、ロリは行為や規制含めて難しいね。
可憐思いなのもとても良くて…珠美が主人公をヨシヨシするシーンは大変バブみでした、珠美ママ、あぁ珠美ママ。
明乃が本人のルートで純愛エロが無いのはアンチテーゼ的な物だとは思いますが、珠美にも恭介との純愛エロが無いのは若干解せないです。
いや、岸田さんのも入らなかったから無理なのは分かりますが…それでもキスシーンとか欲しかったなぁ。
珠美は恭介と可憐に結ばれて欲しそうですが、自分は珠美と結ばれて欲しいです。
数年後仲良くお付き合いして映画に行ってて欲しいなぁ。


『かごめかごめ』
可憐ED。
可憐まぁ無能枠なのでなんとも…
基本口だけですし。
彼女にも家の事情があって、それで耐えてきたり家が決めた婚約者に従ったりなどの背景は良く、最後にはそういうしがらみを全部捨てて岸田に立ち向かい自立したのは大変本作のテーマには沿ったキャラだとは思いますが。
「鎖」を解き放つ事では一番可視化はされていたかも、珠美のセリフにもありますし。
珠美が好み過ぎて語る事が無くなりましたが…ちはやと可憐のみ陵辱回避して主人公とのエロがあったのがこう…ちはやともども二次元と現実の間に居るキャラだとは思っています。



結構ネット上では岸田さんはお見かけしていて。
実際岸田さん無双で、中々にお茶目で小さな所で「そこ気になるんだ!!?」みたいな箇所があり細かい所を気にする絶対的悪役でありながらもユーモラスでどこか憎めず、そして女性を犯すのは過程にしか過ぎず、男と戦うのに最高の価値を見出す…ある意味で恭介に対してクソデカ感情を抱いていた方で、確かにネットで語られるのにも納得の方でした。


そして、それ以上に先人の方のお言葉、知恵によって別の方向性からの解釈、主題などが見えてきて。
初見や表向きはありがちで、サスペンスとしては普通の作品に見えながらも、深堀りしていくととても独創的な主張を持った作品だったと思います。
サスペンスとしてしか見ていなかったら無能が集うストレスでイライラする話としてしか受け取って居なかったと思うので、先人の方には本当に感謝致します。
二次元キャラが自ら製作者が縛った萌えという「鎖(設定)」に立ち向かい解き放つ良質な作品でした。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:Enjoy Game Life 様
https://tryspace.net/
 鎖 -クサリ- ページ
https://tryspace.net/game/kusari/