ひっそりと群生

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【雨やどり】感想

【男性向け18禁】



2001年09月28日発売
イージーオー(解散)』※リンク先公式HP(18禁)
【雨やどり】(PC)(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








おぅんごぅる(おるごぅる)さんの単独作に触れるのは2作目、「雨やどり」に。
プレイ時間は約10時間くらい。
システム面は7でもインストール可。
ディスクレス起動は可ですが音楽再生には必要になります。
_inmm.dll』に対応、コチラを導入すればディスクレスでも音楽再生可能。


いつまでも… ~神長さん家の春夏秋冬~』(※リンク先感想)から続き、イージーオーは2作目プレイになります。
まずはシステム面、前作からかなりグレードアップしていてウィンドウモードと履歴と既読スキップが実装されていました、有り難い。
このグレードアップは作中でもネタにされていて、主人公がエロゲに対しての要望を出した時には笑いました。
前作でそういう要望めちゃくちゃ来たんだろうな…
なのでシステムに関しては問題無く、現代のノベルゲームに必要な分はほぼ揃っていて前作よりもサクサクと進めました。
しかし、シナリオ。
シナリオに関しては主人公の要望にあった「鬱なストーリーしか書けないシナリオライターはクビにしろ」という部分は全く反映されていませんでしたね、むしろ逆にパワーアップしていました。


本作は餌をあげた野良猫が女の子に擬人化して主人公の元へ訪れ、猫の姉や妹など沢山の女の子が集いイチャイチャラブラブニャンニャン♪する萌えゲー。
…の皮を被りながら、中身は「人と猫は同じ生き物になれない」「人間という生き物が他の生き物を飼う事の傲慢さ」「人間の身勝手さ」を隅々まで描き、最終的には幸福になれない結末を迎えたり、終わりが幸福に見えながらも長い目で見たらこの幸福が長く続かない事を感じ取れる非常にリアルを追求した鬱ゲーでした。
最初はコンセプトから「猫の擬人化萌えゲーか?」とか「最後は人間になって幸せに暮らすとかかな…?」と思っていましたが…全く真逆の方向性に行きビックリ。
猫の擬人化の手法を取り「猫と人は同じ生き物にはなれない」、ここまでは描かれる事がありますが、最後の最後まで徹底してそれを貫く作品は萌え系統では珍しいので見ててとても新鮮でした。
主人公と猫の間で繰り広げられる物語からは「人間という生き物が他の生き物を飼う事の傲慢さ」、主人公と人間ヒロインの間で繰り広げられる物語からは「人間の身勝手さ」がとことん描かれ、そういう人間が持つ「勝手に生き物のトップだと思い込んでいる」部分も作中で「寂しい生き物」として称されて。
「寂しい生き物」で「悲しい生き物」で。
おそらくきっと「愚かな生き物」だというのが端々から伝わりました。


今作の主人公、普通のエロゲとして見た場合は別に悪い奴じゃないと思います。
正直前作の主人公よりも気持ち悪いと感じる部分は少なかったので。
ですが、猫側から見たら非常に無計画な人間で。
でも、この部分はこのゲームの流れがある上で人間である以上仕方なく。
人間であるが故に本作ではダメ主人公になってしまうという特殊なタイプでした。
主人公の「経済力や飼い主としての責任や計画性の無い人間が猫を飼う」という事もしっかりと描かれていて。
生活に困窮し仕事を始めたり、猫の本来持っている体質を全く気にせずに猫を飼ったり。
本人は頑張りますが、生き物を飼う飼い主としては正直主人公は向いてません、何もかもが足りない、ガバガバです。
食事、お金、責任、他の萌えゲーならなんとなく許されそうな部分が全く許さておらず、非常に隅々まで現実的で。
そういう現実的な部分が重なり、主人公が非常にダメになっていて。
読みながら「これが生き物を飼うという事か…」と。
自分は他の生き物を飼った事は無いのですが、もし何か飼う機会が訪れたら金銭面と責任はしっかりとしないといけない…とまさかの(見た目)萌えゲーから思いました。
あと、ミオや妹の茜をバッコバッコ叩くのはどうかと思うよ?
冗談で叩いてるかもだとは思いますが、音が痛いので聞いてて非常に痛そうでした。


絵は、うん…00年代。
風見春樹さんのエロゲデビュー作なのかな?
実は「死神の接吻は別離の味」のパッケージだけ持ってて絵だけは存じているのですが…後に凄まじい進化をされるみたいですね。
エロゲデビュー作なのでまぁ…くらいな絵柄ではあります、良くも悪くも00年代。
そしてイージーオー恒例(?)らしく様々な箇所で陵辱シーンが挟まります。
回避は可能ですが、見てた方が話の繋がりは分かります。
あと、ルートによっては前作の姉ルートの一部エロシーンを見れるという謎仕様、前作の4兄妹の話も作中に出てきて中々に面白かったです。
開始早々本作のタイトル画面が出てエロゲをしているという話の作りになっていて、最初は驚きました。
何故前作のタイトル画面じゃないのか、正直、最初かなり混乱しました。
音楽は前作よりも耳に残る曲が多かったです。
ピアノ曲が多く、好みに近かったのかもですが。
「タイトル」は印象に残ってます。
そして今回から女性のみフルボイス。
2001年くらいからなのかな?どのメーカーでも女性のみフルボイスが主流になったのは。
「声付きの始まり」という感じで音質に関しては正直微妙。
演技も…うん…この時代の演技で時代を感じます。
ただ、アヤ役の天天さんは絶妙に上手かった、流石いたる所でお名前を聞く方だなと思いました。
今の演技基準で行くなら声にこだわりのある人には全体的に厳しい音質と演技してるとは思います。
まぁそこは時代なので、仕方ない。
あと、これはエロシーンでの演出だと思うのですが、フィニッシュシーンで文章に無い台詞を言うのには驚きました。
自分は文章とボイスは連動して欲しい派なので、こだわった演出だとは思いますが違和感が凄かったです。


良い感じにEDは鬱な部分が多く、「猫は人間になって主人公と幸せに暮らしました、ニャンニャン♪」がどのEDでも全く無かったのが逆に高評価です。
現実的な主張や鬱めなEDを求めていて時代でのシステムや作風を気にしない!という方がいらっしゃれば是非触れて頂きたい、そんな隠れた(主張やEDの鬱では)名作と言えるようなゲームでした。



プレイ順は
ミオ→ユイ→茜→ゆかり→アヤ
の順で攻略



『ミオ ルート』
人間の傲慢さ。
餌をあげた猫で擬人化する少女。
2つあるEDはどちらもビターで。
作中の情報からおそらくミオがずっと人間で居続ける事は不可能な事が察せられます。
だからきっと、この二人の恋は終わるのだろうな、と。
というか、そもそも、ミオに関しては最初から最後まで「彼女」と最初に場を凌ぐ為に言いますが、恋人らしい関係になる事は無いんですよね…
最初から最後まで妹とか弟くらいのノリで接し、エロシーンですら発情期を迎えた事で致すというもの。
この二人が最後に「恋人になりました、めでたしめでたし」で終わったら凄い違和感を感じていたと思うので、これはこれで良いと思います。
永遠に逃れられない人間と猫の壁、人は人でしかなく、猫は猫でしかない。
全体的に見るとミオを飼うには主人公では力不足で飼い主パワーが足りないという所が至る所から感じ取れて。
そういう意味でも主人公の責任感の無さが非常に表れていました。
かといって、ミオがこれだけ懐いた状態で他の人にミオをあげるというのもまた人間の我儘で。
じゃあどうすれば良かったのか?何が正しかったのか?となったら、それはきっと主人公がどんな状況でも最初にミオを餌付けしなければ良かった、この一点だと思います。
自分が責任を持てない状態で他の生き物に手出しするべきではない。
ようは出会いを間違えていた二人。
こういう出会から間違っていた二人というのは大変好きなので、終わった後に非常にしんみりしました。
陵辱ルートは主人公がアレな選択肢を選びまくると起こるので、まぁ分かりやすいです。
ヒロインとして見た場合、どんなに進んでも中身の成長はせず、非常に我儘に見えて「人間の姿をしてるんだからここでの心情察してやれよ!」と思う部分が出てくる子ですが…
「そりゃ無理ですよ、だって彼女は猫なのだから」と彼女にプレイヤーが感じた苛立ちすらもちゃんと人間の傲慢さを感じ取れる仕様になってるのが凄かったです。


『ユイ ルート』
飼い主としての責任感の無さ。
普通は猫を拾ったら動物病院に行くのですが、その責務を果たせなかった結果…という感じ。
ユイも人間になっていて幾度も病院を拒むのでそういう面では「病院に連れて行けなかった」という事に理由付けがされていて非常に上手い作りにはなってはいます。
しかし、どんなに人間の姿になっても猫は違うというのを念頭に置いておけなかった主人公の責任感にはあるなぁと。
ミオとユイ、二人の猫が出てきますが、ユイの見た目が好みでユイにだけ甘かったり男性的に反応するのもまた人間らしさが出ていて。
非常に主人公の人間臭さが出ていたと。
2つあるED、どちらもユイは亡くなったり、長生きが出来ないのだろう…というのが示唆されていて、主人公の生活がどれだけ負担になっていたかが分かります。
猫でしか居られなくなったユイを無視して人間の女の子ばかり見るようになった主人公というのもまた。
「猫になっても人と同じく愛し続ける」というのが無いのがこう、現実的だったなと。
そうだよね、そういうのが現実ですよね。
最後の最後まで主人公を慕い続けたユイの健気さと、主人公の無責任さが溢れていたルートでした。
ユイの飼い主もミオを捨てた事は身勝手で、姉妹を引き離したが故に起こってしまった今回の一件や、増えすぎた猫の責任を負えなかったのは最低だと思いますが、それでもユイの飼い方に関しては主人公よりもちゃんとしていて。
最低な部分は多くても、ユイ一匹を飼う事に関しては主人公よりも飼い主をしているのだろうな…と感じ取れる事があったので、愛している事と愛されている事と、正しく飼うという事がイコールで結び付かないのが中々に難しいなと感じました。


『新庄茜 ルート』
弱った人間に漬け込む人間のしたたかさ。
茜は分かりやすく主人公の事が最初から好きなのが見え見えで。
ぶっちゃけ、茜は見た目が眼鏡の上に変な髪型で見た目はモロにキモウトなので、彼女の話自体はそんなに…
弱った心に漬け込むように迫ってきたという部分しか刺さらなかったのですが、最後の最後でやられました。
自分は義理の妹である事を告白し、主人公の異性としての心を揺さぶり主人公と関係を築く茜。
しかし、最後、主人公との会話シーンでの間が本当に絶妙で。
「え、これ、ひょっとして茜が吐いた嘘で、本当は実の兄妹なんじゃ…」と察せられる所が凄かった、上手かった。
確かこの時代、実妹表現は禁止されていて、作中で義兄妹という事を言いながらも最後に会話の空気で実兄妹を察するように出来てる作りがね、なんか上手いなぁと。
茜、それまでは見た目微妙なキモウトだったのに、この間を感じ、したたかさを知ると結構好きだな、と。
間、空気の描き方が本当に絶妙でした、あの会話シーン良かったです。


『河野ゆかり ルート』
人間の身勝手さ。
ゆかりルートが正直一番好きです、どこまでも身勝手な人間で有り続けた少女。
主人公の昔の親友の妹であり茜の親友。
けれど、本当は今まで好きになった人が皆、茜の事が好きで、好きな人が茜にフラれる度に自分の元へ告白しに来るので惨めさを抱え。
主人公と兄の友情が崩れた一件も、本当は兄のせいだったのに、世間の噂を信じ、主人公に対して嫌悪している部分があって。
ずっと気になっていた男がやっぱり茜が好きで、茜の主人公への想いを捨てさせる為と一番は茜への逆恨みでの復讐を果たす為に主人公の気を引き主人公と寝る…というトンデモ少女。
萌えゲーとしたらバッチバッチに嫌われそうですが、非常に良いキャラをしていました。
こういうヒロイン好きだ、もっと流行れ(絶対流行らない)。
何が凄いって、ゆかりルートになった瞬間にゆかりが主人公になるんですよね。
コンセプト的に「人間の醜さ」みたいなのを描いている本作で、今まで「猫と人間」の部分では主人公側が「醜い」担当だったのに対しゆかりは「人間同士での人間の醜さ」での「醜い」部分の担当で。
他のルートで主人公が人としての醜い部分が溢れどれもビターなEDを迎える中、このルートだとゆかりが自分の本来の想い人が茜にフラれその人物が今度はゆかりに迫り、今までの男と一緒だと悟り主人公への想いに気付くも、主人公の心を踏み躙りながら主人公に気があるフリをして寝て主人公を傷付けたからこそ、もう主人公と関係を気付くのは不可能になっていて。
傷付いた主人公はミオ、ユイ、茜に癒やされ。
ゆかりは、なんだかんだ醜くはありながらも優しい主人公に許されるけれど、ミオ、ユイ、茜、主人公の「暖かな関係」の枠には決して入る事が出来ない事を悟る…というのが見ていて非常に道化で。
主人公と兄の一件も自分が世間の噂に流され真相を何も知らず勝手に主人公を心の中で侮蔑していたという部分も非常に道化で。
どこまでも道化で有り続けた所が悪女ヒロインでありながらも「醜く」そして本人が言うように本当の意味で「惨め」で。
もう一つのEDである好きだった人が茜にフラれて自分に寄って来たのを受け入れるルートもまた主人公と兄の一件の真実を知る事無く終わり。
そして茜と平行するルートでは、心に残るバッドエンドレベル。
攻略サイトに「ゆかり&茜」とあったので、「おっ、3Pハーレムか?」と思ったら全くそんな事無かった、全く真逆だった。
その上、陵辱回避システムが作動しなかったような。
このEDが一番ダメージ大きいと思うのでとんだ爆弾でした。
主人公を薬で堕とし茜の前で抱かれ、茜も薬で堕とし自分の好きな人に抱かせ、今までの逆恨みを晴らすかの如く茜の前で主人公に抱かれた後、好きな男は茜を連れ去って行方知れずに…
そして3ヶ月後には見知らぬ土地で犯され続けて妊娠し、調教された茜を抱いている想い人から電話がかかり自分のした事を後悔しておそらく自害する…という鬼鬱ED。
(このEDに関しては親にちゃんと知らせて捜索願出せよとも思いますが、あと、前作の妹自害EDといい、地味に自害EDあるなこのメーカー)
まさに「人間としての悪の縮図」で。
自分の逆恨みや勘違いを無自覚に持っている彼女は決して本当の幸福は掴めない…そんな気持ちになるルートでした。
他ルートで「人間の醜さ」を見せつけた主人公がゆかりに心をボロボロにされる描写は中々に主人公ザマァwwwとも思えましたし…
ゆかりとの勉強の際にどう接するかの選択肢で主人公の人間性が良い方にも悪い方にも構築されて行くのも良く。
人間が人間側の都合で人間関係が壊れて苦しむ姿の描き方が非常に上手かったです。


『アヤ ルート』
猫はそれでも幸福だと思っている。
主人公が昔飼っていて死んだと言われていたミミという猫の娘のお話。
知らないという事の罪、不妊治療、それでも動物は人間を愛している。
様々な要素が人間に突き刺さる突き刺さる。
「お母さんと同じになりたい」と願いながらも不妊治療をさせられて子が産めないアヤ。
母のミミの件で主人公を恨み続けたアヤ。
主人公は確かにその一件を知らなかったけれど、茜は知っている以上、知ろうと思えばしれた事で。
子供の頃の事ではあるけれど、母親が猫アレルギーでちゃんとその部分を把握しておらず飼えない家であるというのに捨て猫に手を出したのもまた人間の無責任さで。
他の生き物を飼う、育てるという事は「知らない」では済まされない…生き物を飼うというのはそういう事。
他の生き物の生殖機能を止めるという事は他の生き物の将来を奪う事。
そんな当たり前でありながらも人間が忘れがちな事をズバズバと突き付けて来ました。
でも、それでも、猫は、他の生き物は人間を慕っている。
人間の勝手で懐かせて、人間の勝手で捨てられても。
人間の勝手で責任を果たして貰えず病院に連れて行って貰えなくても。
人間の勝手で去勢され生き物としての生き方を潰されても。
「自分が寂しいから他の生き物を飼う」という人間の身勝手さをを受け入れながら、それでも他の生き物は自分を飼ってる人間を愛している。
…だからこそ、人はちゃんと生き物を飼う責任を果たさないといけない、負わないといけない。
アヤが助けた子猫の少女もきっと主人公は面倒を見ていくのでしょう。
今度こそちゃんと生き物を飼う責任を果たしてほしいなと思いました。
BADでは本当に主人公が人間として最悪で、主人公が無理やりアヤを抱く行動も主人公の人間としての邪悪さが溢れていて。
そりゃ流石にこれだけの事をして、それを見たらミオもユイも出ていくよな…と。
主人公は確かにゆかりの兄の件などで悪人では無いのですが、飼えない猫を餌付けしたり生死に向き合えない自分の都合で獣医を諦める人間である主人公は決して「良い奴」ではないというのがちゃんと描かれていたのが良かったです。
自分の行動で他の生き物に影響を与えて責任を持てない人間は決して「良い人」とは言えないと思うので。



あの日、ミミを拾った主人公の雨は今でも続いている…
「他の生き物を飼う」という事、それに付属する「人間の身勝手さや傲慢さ」にここまでしっかりと焦点が当てられる作品も中々に無いと思います。
それこそ、生き物を飼う事自体を売りにしている作品では描かれるでしょうが、エロゲ…見た目や記号化されたキャラが萌えっ萌えなゲームでは中々に…
ギリギリ「生き物を飼う事の責務」と「人と猫との越えられない壁」くらいは描かれますが、それでも最後はハッピーになる事が多いのでここまで広く見て決して幸せにはなれない、鬱を徹底して描かれるとは思っていませんでした。
あと「人間の身勝手さや傲慢さ」を「それでも彼は…」などと正当化や否定せず徹底して描くのにも中々に触れられないので。
いやぁ、面白い作品を読めました。
主人公がエロゲばかりしているというのも我々に対するアンチテーゼなのか。
そこは流石に考えすぎかもですが、色々突き詰めて行けば突き詰めるほど返ってくる作品だとは思います。


次回はこの流れでは「うちの妹のばあい」を予定。
2作とも中々に面白かったのに加えて、ライターさんが妹を描く事に定評があるのでどのような作品になっているのか…楽しみです!!



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 雨やどり ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/a/amayadori.html