ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【朱 -Aka-】感想

【男性向け18禁】



MANYOさんの担当されたゲームをクリアしていく企画第18弾。



2003年06月13日発売
ねこねこソフト』※リンク先公式HP(18禁)
朱 -Aka-】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。
前作『銀色 完全版』(※リンク先感想)もプレイ済みの為、「銀色」のネタバレをしている箇所もあります。
同作者様作品『冬のポラリス』(※リンク先感想)もプレイ済みの為、後半「冬のポラリス」のネタバレをしている箇所もあります。






「銀色 完全版」をクリアしていたので大丈夫かな?と開始。
どうやら明確に言われてはいませんが、銀色の続編との事で…
クリアしてみると本当に銀色の続編でした、むしろ大元が銀色なので銀色をクリアしていないと???レベル。
こういうのは表記した方が良いのでは?と若干思ったり。
ただ、銀色と違ったのは章毎でスパッと終わらない所。
章それぞれが一部を除き近い時代な所もあり、かなり唐突に終わる章が多いです。
銀色のように章それぞれで起承転結を想像していましたが…かなり違いました。


雄大な砂漠が丁寧に描かれるのは良いのですが、その、常にどの章も旅をしてルタを探すので人によっては飽きます。
「地の文章に美しさを感じ、緩やかで丁寧で細やかな描写に惹かれるタイプ」の方にはとてつもなく合う物語に感じます。
ただ、「地の文章よりもセリフや行動を重視し、何か大きな物事が起こる事で物語が動いたと感じるタイプ」…自分のようなタイプには物凄く向きません。
常に「ルタを探し、ずっと旅し、同じ町を廻り、結局は出会えない」という印象になってしまいました…
これはもう好みの問題だと思います。
合う人には合う、合わない人には合わない典型的タイプ。


構造も銀色とはまた違い、構造考察系タイプだと思います。
明確に物語の中で構造を語られず、各々の中で物語の構造を組み立てないといけない…
この構造考察系が私は物凄く苦手でして…
苦手のダブルコンボで凄く困りました。
なので正直な話、物語に対して「楽しかった!!」という気持ちは抱けなかった事をここに記します。
好きな方には大変申し訳無いです…でも、これが素直な気持ちです。


ただ、色々と素晴らしいと思う所は沢山あります。
まず、音楽は本当に素晴らしい。
歌曲の多さもですがBGMもどれも良く…
MANYOさん目的で始めましたが、どの曲も良く、実力派の方々ばかりでビックリしてます。
砂の城 -The Castle of Sand-」が挿入歌だと知ったり。
BGMではMANYOさん贔屓も多少入っているかもですが「西へ」が好きです。
サントラは持ってますが、ゲームで聞くと良さが倍増ですね!
サントラには各担当は記載が無かったのですが、ゲームの音楽鑑賞モードで判明して嬉しかったです。


あとはシステム方面、銀色同様、古い映画のような表示は好きです。
そして、目パチがある事に驚きました。
2003年なのに凝ってますね…
ボイスリピートは無かったのですが、それは時代的に仕方ないと思ってます。
途中で入る太陽のムービーも灼熱の砂漠のとても良い演出だったと思います。


ただOPが再生されなかったと思うのと、『朱』の章からアラミスの声が再生されませんでした。
これは記憶を失ったからという意味で仕様なのかな?
その辺りはちょっと不明…


章分けされてる割に描かれる比率が違いカダンとアラミスの物語に感じたり、ヒロインが好みじゃないキャラが多かったり、物語方面に合わなさを感じましたが、音楽的には大満足でした。



『一章:Arrems』
過酷な砂漠、灼熱の太陽、吹き荒れる砂礫。
文章から、背景から、音楽から、コレでもかというくらいに砂漠の雄大さとアラビアのような雰囲気を感じました。
でも、おそらく架空の世界なのでしょう、その雄大な砂漠で行われている人ではない者達の使命の物語。
正直、一章な所もあり、全体像は全く掴めませんでした。
カダンという青年とアラミスという少女が使命の為に町を回り続ける物語。
分かったのは、ルタという存在が物語の中心人物で各地に眷属と守護者を作って周り、アラミスが「還す者」という眷属である事。
そして「還す者」の眷属は他者の記憶を自由な年数分消す事が出来、その守護者は他者の記憶を消す事は出来るけれども加減をする事が出来ないという事。
様々な町の領主の記憶を消して回っている事、二章のヒロインのチュチュが一瞬だけ出た事、水鏡という預言者(?)のような眷属も居る…これくらいでしょうか……
分からない事だらけで始まり、分からない事だらけで終わるので、若干二人の物語を追うだけになってしまった所が残念でした。
ただ…エロゲでエロのリソースをメイン二人に割かない所は最高でした。
正直、カダンがあまりにも冷静冷酷、守護者としての自分に比重を置き過ぎてアラミスとのエロシーンを想像する事が出来ない所もあり、
「この二人のエロが始まっても唐突に感じてしまうなぁ…」
と思ってたので、これはとても有り難かったです!
『銀色』の一章もでしたが…メインの二人にエロを割り振らず、ヒロインの過去や別のキャラクターでR18要素が入るの最高だと思います!
人によってはヒロインとのエロ無しを喜ぶの?と、理解し難い性癖だとは理解しているのですが、そういう性癖持ちなので、少なくとも私は最高でした!!
そして、挿入歌として「砂の城 -The Castle of Sand-」が流れるのも最高で…挿入歌だったんですね…豪勢過ぎます…
謎は多い中でも、カダンが姉の記憶を消した事を悔やんでいる、心に引っかかっているからこそ守護者として使命を全うしようとする、守護者としての自分で居ないといけないと自ら枷をしている所や、一度諦めたリボンと同じリボンでは無かったけれども二度目では手にする事が出来、喜ぶアラミスのシーン。
今まで作った事の無かった砂の城を最後の水を使って完成させるシーン。
お互い記憶を消し合う約束をしながらも、最後にはカダンの記憶だけ残して消えたアラミスなどなど。
所々で「これは…」と胸に響くシーンがあったので、流石の片岡ともさんだと思います。
細やかなシーンで胸に響かせるのがお上手な方です。
正直、一章では殆ど謎ばかりでしたが、カダンとアラミスの出会いと別れは短い中でも響く物が有りました。
あ、でも、目に入った砂を舐めて取るのはあまり良くないらしいです、細菌的な意味で…まぁこんな知識は野暮って物だとは思いますが。


『二章:Chu-Chu』
ぶっちゃけ超絶に眠たくなる章でした。
まず、個人的に「ぽんこつ」苦手なんですよね…ねこねこにそんな事を言い出したら終わりな気がしますが…
学園モノとかでなら良いのですが、危険が関わってたり命に関わる作品で「ぽんこつ」は正直イライラさせられます。
よく転ぶ、静かにしないと行けない場所で大声を出す、盗みに失敗する、宿屋の壁に落書きをする、失敗して逃げた場所でお祭りがあると知ると行きたいと言い出す、お祭りに行けない事を伝えても何度も行きたいと言う。
お前、状況理解してるか?と正直何度も思いました。
銀色の狭霧のように最後の最後で物凄い信念があればかなり好きになるのですがそんな事も無く。
「チュチュは聞き分けが良い」みたいに言われててもそういう描写が少なく「そうでもないんじゃ…」と思ったり。
チュチュは最初から朱い石持ちで、実は水鏡で、その「ぽんこつ」部分が絡んで使命を忘れていた娘だったり。
彼女のリボンがアラミスに渡ったのだろうなと思ったり、一章の宿屋での名前は彼女が書いた物だと分かったり。
リボン、宿屋の名前、水鏡と一章との繋がりが若干見えますが二章まででは全く分かりません。
話の流れも一章のような起伏も無く、そして一章のように心に響くシーンが個人的に無かったので凄く単調なイメージでした。
エロもカダンとチュチュではあまり想像出来ない中でいきなり挿入されるので、唐突な印象。
そんな感じで色々と思う所がありますが…一つだけどうしても許せない所が…
それは…チュチュの中のターサの記憶が消された後、チュチュをカダンが抱きしめるシーンです…
おめぇ!カダン!!お前にはアラミスが居るだろう!!!そしてチュチュにはターサが居るだろう!!!と。
こういう風に章分けされてて、主人公とヒロインが固定の作品で他の主人公と他のヒロインが綿密になるの…カプ厨として許せないんですよね。
許せないというより違和感が強いというか…カダンとチュチュに何か深い繋がりが無いと個人的に許されない事だと感じていました。
話は単調、ヒロインにはイラッとさせられる、絶許ポイントがあるの三拍子で正直良い印象がない二章でした。


『三章:Fou』
男性主人公と女性ヒロインの男女コンビとして正直一番好みな二人でした!
倒れた主人公と主人公を救った少女のお話。
一章、二章と関係が既に構築された二人ではなく、ゼロからスタートの二人だったので、個人的に感情移入度が高かったです。
ウェズに人を傷付けて欲しくないとファウが思う部分も若干、
「それでしか生きて来れなかったから仕方ないんじゃ…」
と思いつつも、そこは、
「ファウが薬師だからこそそう思う部分」
と思うと納得する事が出来、二人が一生懸命、投擲以外の趣味や薬草集め以外の趣味を見つけて行こうとする姿が微笑ましかったです。
何もせず添い寝をしたり、一緒に沢山旅をしたり、主人公の作った木彫りのお守りをファウが嬉しそうに受け取ったり。
ファウも可愛ければウェズもまた色々と気が付く良い主人公で、全章の中で一番好きな主人公とヒロインです。
とにかく今までで一番恋愛になっていく過程が丁寧で微笑ましい描写が多かったと思います。
エロシーンも自然な流れで、エロは相変わらず薄いですが、導入はとても良かったと思います。
ファウが一章でも語られていた「癒しの者」である事は何となく察していましたが、自分の役目を知らないとは思っておらず。
この物語はとにかくルタに会いに行く主人公達が多いです。
恋愛方面ではかなり満足感のある主人公とヒロインでしたが、ラストが若干アッサリ風味というか。
ウェズが切られ倒れるのが早すぎにも感じました…
流石に直ぐには会える存在じゃないとは思っていましたし、ルタを護る者も強いとは思いますが…ちょっとアッサリし過ぎた感が強いです。
ラストに「癒しの者」は単に癒やす事ではなく、自分の精神と相手の精神を入れ替える…という事が判明し終わるので、後半はスパッと終わった印象でした。
お話全体では後半に詰め込み過ぎな感じが否めませんが、二人の仲が深まっていく関係性はとても良かったです!
そして、まきいずみ時空は素晴らしい、本当に素晴らしい。


『朱』
一章のその後の物語。
正直、記憶を失う事でようやく素直になれたアラミスを見ていると胸が詰まりそうでした。
今まで一章では何を答えるにも「あ、うん」「あ、はい」など必ず言葉を詰まらせていたアラミスが素直に自分の気持ちをハキハキと伝える姿が眩しくて…
だからこそ消してしまったアラミスの本当の記憶を取り戻したいというカダンの気持ちに若干の葛藤を感じていました、「本当にそれで良いのか?」と。
カダンもきっと感じているだろう雰囲気が流れていましたがそれでもルタの元へ向かう二人。
途中で会ったチュチュとターサには驚きました。
正直、二章だけではそんなに良い印象が無かったのですがここでかなり好きな二人に。
「どんなに記憶を失っても再びまた巡り合う」「必ず元の鞘に収まる」
そんな二人に弱いので…チョロいですが、「あ、良いなぁ」と素直に感じました。
リボンの事も過去も、何もかも覚えていないけれども二人で今度は真っ更からやり直す、真っ更だからこそ素直に成れる。
一章組も二章組も記憶を失う事で、ルタの事を忘れる事で幸せになれている所がなんとなく好きでした。
人間、使命なんてなくても逞しく生きるのだなぁと。
だからこそ、余計にルタが不憫にも感じました。
そしてラストは衝撃の一枚絵で幕を下ろす…
章とは別の物語でしたが他の章との繋がりとその後が見れて、ある意味で記憶を失ったからこその前向きさが描かれて好きでした。


『四章:Rutent』
表示される日付からおそらく240年近く前の物語。
ルタが男性で、今までのルタの姿をしていた娘がラッテ…には驚きました。
…が、正直ヒロインのラッテがあまりにも世間知らず、ワガママ、聞き分けがない、人の心を察せないの四拍子でとても疲れました。
箱入り娘だし仕方ない…と思う部分もありますが、外の世界への憧れがあるのなら多少の勉強や知識を蓄えても大丈夫なはずなのに…
いや、外の世界への興味を持たない為に父親が規制してたのかもしれません。
ですが、それでもあまりにも人の気持ちを考え無さ過ぎて…一度ダメと言った事柄を何度も何度もYESと答えるまで聞く。
旅の件もですがネックレスの件も。
一度ダメと言われる→自分の大切な物と交換しようと言う、ここまでは良かった、無償で貰えるとは思わないと考え付くだけでも良かった。
けれど、それでもダメと言われても尚交換しようと言うその根性。
いくら世間知らずでも察しませんか?そのネックレスそのものが唯一無二で替えが効かない物だという事に。
察せなかったのでしょう…それがあまりにも過ぎて…
お嬢様で箱入りで足を引っ張る、とにかくイライラさせられてキャラに寄り添う事が出来ず。
そんな娘を同情とは言え大事な旅に連れて行く主人公もよく分からず。
「イライラする娘に冷静沈着のはずの主人公が何故か同情し、大事な旅に連れていき、単に最終目的がよく分からないまま砂漠を旅する物語」に個人的に感じてしまい辛かったです。
途中で様々な理不尽に合い「助けたい」と思うラッテのその部分は、まぁ世間知らずだし仕方ないと思うと同時に、そのどうしようもなさに触れて現実を受け止めていく姿は好きでした。
旅自体も、「緋檀の一族」「宗家」など初めて聞く要素が出てくる上で、その説明が四章では無いままで終わるので、結局目的は掴めないまま。
なので「よく分からない旅をしている」という印象でした。
銀色をプレイしていたので、銀糸は察することが出来、ルタは銀糸を作った(この大陸に持ってきた?)者の一族に返そうとしている…って事で多分良いのだと思います。
三章同様、四章も唐突に終わるので、正直、プレイ中はヒロインの性格、旅の目的、終わり方など、様々な部分で苛立ちや疑問符を沢山浮かべてしまっていました。


『銀色』
そしてまさかの銀色。
再びカダンとアラミス、そして途中でルタとラッテの話が挿入され始めました。
上記でも書きましたが、朱は本当にカダンとアラミスのお話ですね…
その上でカダンがチュチュを抱き締めるシーンがあったり、カダンがラッテを抱き締めるシーンがあったりで若干カダン優遇され過ぎでは?と思います。
OPはゲーム上では何故か見れませんでしたが、入ってるOP見てもカダンとチュチュを抱きしめてるシーンがあったり…カダン、貴方はアラミスでしょう!!
あと、三章組が好きなのですがあまりにも救われ無さ過ぎて…銀色でも四章しか救いがないのですが…
一番好きな章の好きな二人があんまりにもあんまりなのが悲しかったです。
まきいずみさんの少年声(というか中身が男性なので男性寄りの声)は最高でしたが…
銀糸のお話と旅立った石切さんのお話が語られますが、「宗家」と「緋檀の一族」に関してしっかりと語られる事は無いのでその辺りは正直???な印象。
石切さん、結局この大陸でも銀糸で大変な事起こってますよ!!?という気持ちです。
三章のラストもあり、実はラッテの中にルタが居ると思ってましたが…騙されました。
いや、騙されるというより「銀糸の力でラッテの性格が変わった」という部分は無理ですよ流石に予想、想像出来ませんでした。
スリードしてるとは思いますが、真相が絶対に辿り着けないミスリードはミスリードとは呼べないのでは?
ミステリーでは無いですが、絶対に解けない魔法とかがあるミステリーを読まされたような気分で複雑でした。
あと結局ルタは…ラッテは自分の眷属集めて世界を平和にしたかった…で良いのでしょうか?その辺りも曖昧で。
ルタとラッテも正直、二人の間が深まるのが謎な所もあったり。
ラッテが個人的に良い印象の無いヒロインだった上に、なんか無理矢理入ったエロな感じで…朱は正直コンシューマ版があればそちらの方がしっくり来そうです…無いですが。
あ、でも、ラッテが今までお世話になった、大事な人になったルタの名を名乗りだすのは好きです、なんかキ◯の旅みたいですよね、あぁいうの凄く好きです。
ただ、エロではカダンとアラミスは一章でエロが無かった分、最後の最後で結ばれるのが熱いです。
アラミスが眷属になる前に戻っている、元の性格になったからこそ気付いた事。
カダンはアラミスの中に、アラミスはカダンの中に記憶や思い出、在り方として存在しているという表現がとても好きでした。



ラストは…ハッピーで良いのかな?
カダンとアラミスだけ…
カダンとアラミスはきっとあの海辺で0からスタート。
二章組は記憶を失いながらも再び出会い0からスタート。
ラッテもきっと還され0からスタート。
そして、銀色の幕間が描かれラッテと石切だけが永遠を生きる…
でも、三章組は………
いや、本当に、三章組はどうしてあんな…本当に好きな二人だった分、モヤります…
いや、まぁ、銀色も四章以外は悲惨でしたが、銀色は時代軸が進んだ事や「あやめ」関係でもしかしたら…と色々と考えると現代では幸福だったかも?
と、想像する事が出来ましたが、朱の三章は完全にどう足掻いても、どう考えても魂も肉体も報われる要素が感じられず。
最後に好きな人を救えたり、好きな人の肉体に入れた事が救い…には見えないですし…最終的に死んでしまいますし…
完全に分かれた章分け構成だったらもう少し均等さが欲しいなとも感じました。
あまりにも一章の二人が優遇され過ぎです。



『おまけ』
全部がみずいろ関係だったのは流石ねこねこソフトというか…
身内ノリ感が同人的でねこねこらしいです。
そして、みずいろ…未プレイです…
夏はマシンガン」の進藤さんのエロシーンを初めて見るのが朱だとは思いませんでした。
未プレイ故にいきなりエロとネタだけを見せられても感情移入出来ず、正直、複雑な心境でした。
緊急回避のRPGとADVもクリアしましたが…こういう細かいネタ、好きです。



最後に、なんとなく「冬のポラリス」は朱で出来なかったり、やりたかった事をやったのかな?とも思ったり。
「不死者」が居た所も含めて。
朱では世界は広く描かれていたけれども、広く成りすぎて考察頼りになり収集出来てない部分が多いと思いました。
それを冬ポラでは世界は狭く描きながらも考察にはあまり頼らない構成にして、完全に「二人の世界」を描いたのかなぁと。
朱では根源は一応語られますが、各章の差や「宗家」や「緋檀の一族」とは?ルタが行おうとした事は?と、どうしても思ってしまう所がありましたが、冬ポラはどちらの章も魅力的に描きながら「不死者」は結局何のために居るのか?と思う部分は確かにありながらも「そんな事どうでもいい、これは二人の物語!」と思わせる力強さがあったので。
上手い具合に同人だからこそ出来るコンパクトな物語を描きながら出来なかった事、やりたかった事をやった印象です。
そして朱をプレイすると冬ポラの「不死者」もなんとなく分かったような気がしました。
朱でルタは世界平和を望み「自分の眷属を集めて世界を平和にする」行動を起こしていました。
眷属は自分に従う=争いは起きない…みたいな感じなのでしょう。
と、考えると冬ポラも「不死者」だけが残る世界になったのは「不死者」は誰かから分かれた物で、ルタと同じ様に「同じ存在であれば争いは起きない」と思われて存在している…という事なのでしょうか?
歳を取らず、娯楽の為くらいにしか食事も睡眠も必要としない「不死者」は争う必要正直無いですから…
そして、死により元の記憶が消えて、目的を忘れても心のどこかで「どこか」へ向かおうとしている、その「どこか」とは「不死者」の中心人物(ルタの様な存在)がいる場所である。
…こんな感じなのでしょうか?
なんか、汎用人型決戦兵器が出る某作品みたいですね…皆一つに慣れば世界は救われる(本当か?)。
朱も冬のポラも超究極的な世界平和が描かれていたのかなぁと、構造考察系が大の苦手の私はなんとなく思いました。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 朱 -Aka- ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/a/aka.html