ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【雫 ~しずく~】感想

【男性向け18禁】



なんとなくLeafのノベルゲーム作品を最初からプレイしたくなったので購入part1。



1996年06月28日発売
Leaf』※リンク先公式HP(18禁)
雫 ~しずく~】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








オーガストのゲームが一通り落ち着いたので次に決めていたLeafのノベル系エロゲを開始。
戦略系は…話題作や大作には触れる予定ですが、戦略嫌いではないですが基本下手糞なのでなるべく避ける傾向にあると思います。


最初にLeaf初ノベル…どころかエロゲのノベル形式のゲームの始祖と言ってもおかしくない「雫 ~しずく~」を開始。
ノベル系ゲームの始まりは「弟切草」「かまいたちの夜」とチュンソフトが開拓したのですが、チュンソフトのノベル形式をエロゲに持ち込んだのがLeafで現在の殆どのノベルエロゲの形式を作ったという歴史があるらしいです。
ネット調べなので絶対とも言えませんが、開拓者であるのには間違いないでしょう。


その「雫 ~しずく~」の本当にオリジナル版の1996年版をプレイ。
動くのか心配でしたがWindows7で動きました、それだけプログラムがしっかりしているのでしょう、凄いです。
ただ、ディスクから音楽が流れる仕様だったので、DVDドライブがお亡くなりの本PCの方では音が鳴らず、サブPCで起動しました。


イラストはかなり綺麗だと思います、この時代の絵柄好きです。
何よりも表情や動きが良い。
めちゃくちゃ立ち絵のポーズ枚数多い気がします…
昨今だとポーズは1~3あれば良い方なのですが、表情毎にポーズも変わる感じ、細かい。
その分背景は写真加工な感じで時代を感じました。
多分写真加工じゃないかなぁ…フリゲの雰囲気を感じ個人的には好きです。


音楽は流石Leafというか…良い曲しかないです。
ループせず途中で途切れるのが残念でしたが。
作曲家は折戸さん、石川さん、下川さん、と聞いた事のある方しか居ません。
EDの曲はビックリするほどカッコよかったのと、一応PS2To Heart2と初回同梱のTo Heartをプレイ済みなのですが、長瀬の曲が流れた時には笑いました。
なるほど、長瀬の系譜はここから続いているのですね…勉強になりました。
BGMは「叔父さん」「沙織」「ハッピーエンド」「バトル」が好きです。


システムは昔のノベルゲームにありがちな1クリア式。
クリアするとフラグ開放になるので、クリアして最初から始めないとそのフラグが反映されない仕様です。
なので、選択肢でセーブしてからセーブポイントから開始が出来ないのが難点。
あと、文字表示速度も設定出来ないのは難点。
まぁでもこの時代のゲームなので仕方ないのと、既読スキップは完備されてるのでそこは有り難かったです。
最近のノベルゲームでも既読スキップ無い(というか既読が反映されない)作品もある中でかなりシステムは充実していたと思います。


お話は…エロゲノベルゲームの始祖でもありながら同時に電波ゲーの始祖とも言われるのでかなりお察しな感じです。
作中実際に「電波」という人を操れる物が存在する時点でお察しなのですが、主人公の思考がその「電波」が存在する上でかなりイッちゃってます。
開始早々思想が凄いので「おっ!濃いの来たな…」という気持ちでした。
90年代後半らしい思想というか終末思想というかノストラダムスというか…90年代後半の仄暗い面が綺麗に反映されている作品だと思います。
電波な性格面と恋愛での性格面の乖離がとにかく激しい、それも電波っぽいと言われたら作風には合っていますが、今までダウナー電波系だった少年が唐突に恋愛モードヒロインを守る熱血主人公になったりします。
差が激しいので読んでると「え、ここで!?」と変貌に驚く部分が多々ありました。
更にはエロシーンでの若干のオッサンっぷりも入るので、主人公の性格に一貫性はあまりありません、電波な主人公らしいと言えばらしいですが。
話自体も…とある「電波」を使えるようになってしまった兄妹の悲劇の物語なので、あまり主人公に関係がある物語とは言えない所もあります。
ストーリーや構成、唐突なエロで全体的に凸凹感がありますが、これがエロゲの最初のノベル作品だと思うとかなり挑戦的だったとは思います。


後にLeafは「鎖 ~くさり~」を発売してその際に「Leaf初の陵辱ゲーム」と言われてましたが、「雫 ~しずく~」をプレイすると、どの口が言ってるんだ?感はありますね。
だってこのゲーム、基本が瑠璃子さんゲーでおそらく正史は瑠璃子ルートだと思うのですが、瑠璃子ルートに行くともれなく他の2人のヒロインは陵辱受けて…その上で瑠璃子さんも最初から………なので、かなり陵辱面が強いゲームになってます。
正直、今のカテゴリに入れるなら辱ゲーカテゴリに入れておかないと暴動レベルだと思うんですよね…あの時代だからカテゴリが無かった感じです。
いや、本当に、「鎖 ~くさり~」に対して「Leaf初の陵辱ゲーム」って…To Heartみたいな純愛ばかり作ってましたみたいな面しやがって(笑)という気持ちです。



プレイ順は
沙織→瑞穂→瑠璃子→おまけ
の順で攻略



『沙織 ルート』
後にFD…アミューズメントソフトで主役を飾るヒロインらしいです。
明るくてとっつきやすくて可愛い、そりゃ人気出ますよね…
個別ルートだとヒロインとして終わりますが、おそらく正史である瑠璃子ルートだと悲惨な目に合うので、かなり可愛そうだと思いました。
でも、可愛そうだからこその人気があるのもなんとなく分かります。
今でも彼女の事が好きな方もいらっしゃると思うので、その明るさと悲惨さで人気キャラで居続けて欲しいです。


『瑞穂 ルート』
眼鏡で大人しいというエロゲヒロインの中でも目立たない要素を凝縮したヒロインでした。
えっと…良い子ですよね、友達思いで…とても良い子だと思います。
……どうしよう、それ以外言う事が無い…いや、良い子なんだけど、本当に地味だったと思います。


『瑠璃子 ルート』
超弩級のメインヒロイン。
彼女と彼女の兄で物語は作られています。
元ネタが「新興○教オモ○デ教」という小説らしく、「電波」の設定や兄妹の設定などがそちらの小説から来ているという話を聞きました。
読んだ事は無いのですが、作者が大○さんと聞き、「あっ…」でした(笑)
あの方の曲は…絶○先生でお聞きしましたが、確かに凄かったです、色々と。
二人だけの世界だった兄と妹の物語。
そこで悲劇が起こり狂っていってしまう。
主人公は瑠璃子と同じような「電波」に逃げ込む孤独はありますが、完全に部外者という部分も今ではあまり見かけず新鮮でした。


『おまけ ルート』
メタと90年代後半のネタ要素満載のお話でした。
ウルト○マンとかドラ○エとか、ギリギリで追いつける範囲。
でも微妙に分からない要素満載で困りました。
今で言うアニメとかラノベとかのネタをバンバン言ってくるタイプのノリ。
エヴァを「流行りのネタと」言う辺りに時代を感じました。
こういうネタは時代が経つと古さを感じると同時にその次代で何が流行っていたのかが分かるので、古さと寒さ、(歴史的な)面白さが同時に攻めてくる感じがします。
死亡フラグ」という言葉は無かったみたいですが、「俺、結婚するんだ…」系のネタはこの時代からあったのかという驚きがありました…洋画とかからだとは思うのですが、ネタとして確立したのってどの時代くらいなんでしょう…調べてみると面白そうだなと感じたり。
主人公がゲームの主人公だという事を認識していたり、とにかくメッタメタでおまけらしい世界観崩壊シナリオでした。



個人的には90年代後半の暗い方面で懐かしい空気に触れられたのと、エロゲノベル系の歴史の一つに触れられたので物凄く楽しかったです!
何度でも言いますが、7でも動くの本当に凄いです…
リメイク版もあるみたいで。
リメイク版ではフルボイスなのと実の兄妹がアウトだからか義兄妹に変更されているらしいとの事。
作中の17歳宣言とかもアウトだろうし…リメイク版にもいつか触れてみたいです。
次回はエロゲ伝奇系の始祖の方らしい「痕 ~きずあと~」に触れてみたいと思います!



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:Enjoy Game Life 様
https://tryspace.net/
 雫 ~しずく~ ページ
https://tryspace.net/game/sizuku/