ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【こみっくパーティー】感想

【男性向け18禁】



なんとなくLeafのノベルゲーム作品を最初からプレイしたくなったので購入part7。



1999年05月28日発売
Leaf』※リンク先公式HP(18禁)
こみっくパーティー】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








まずはじめに、オリジナル版は7での起動不可能でした!
インストールから難しかったのですが、起動してCGが出る同じ箇所で何度も機能停止しました。
おそらくオリジナル版はプレイが相当難しいと思います。
耐えられずリニューアル版も購入しプレイしたのですが、そちらでは何とか起動でき、クリア出来ました。
(何度か落ちはしましたが…)
音楽再生にはゲームディスクが必要で、BGMループはしませんでした。
好きな曲は「プリンセスタイム」です。


「同人」を題材にした当時としては画期的なゲーム。
コンセプト、内容、ノリとテンションは大変良いのですが、それを覆すレベルでシステムが苦痛でした。
WHITE ALBUMの作業ゲー再来…
地獄のような作業を繰り返し、一応攻略を見ながらですが全EDと全CGコンプリートはしました。
上手く記録されなかったのか、見たCGもクリア後に表示されなかった時には泣きそうになりましたが…どうにか再度攻略して全CGを回収しました。
リアルに死ぬかと思った…


まず、タイトル通り同人誌を作るゲームなのですが、初回だとその同人誌が作れませんでした。
何度作れずに終わったか…
同人誌のタイトルとジャンルだけで選択するので、実質選んでても選んでる気分は無く。
なんかよくわからないタイトルを選んだだけという印象。
その上で結構運による要素も大きいという。
正直、攻略サイト様が無ければ全く進みませんでした、先人の方々有難うございます。
原稿は「コンテ→ペン入れ→仕上げ」と別枠で「表紙」という項目があり、それを締め切りまでに仕上げないとゲームオーバーとなります。
この部分の要素が初回だと掴めなかった…
やってる事は流石に分かりますよ、漫画の工程だなって。
でもシステムが上手いかと言われたら…うぅん…
パラメーターの成功率の振れ幅が激しいので、良いステータスが出るまでセーブロードの繰り返しは如何なものかと。
そして、慣れたら慣れたで作業と化します。
慣れると効率のいいパターンが見えてくるのである程度の固定化してしまって、選ぶ事での楽しさが殆ど無かったです。
というか私はアホなので、絵コンテ練習→コンテ、ペン入れ練習→ペン入れ、仕上げ練習→仕上げと連動しているのに気付くのに時間がかかりました…
なるほど、必ず「コンテ」からスタートなので「絵コンテ練習」を最初に上げれば良いのかと…
50~60くらいまでのステータスの時期はそこそこに楽しいのですが、80超えるとヌルゲーと化します、ほぼ売れる。
ステータスもイベントで重要といえば重要ですが、「かなり重要!」となるキャラは数人しか居なかった印象。
2、3人くらいかな?
しかも単純にキャラが多くてダレます。
9人って…いや、この時代ありがちな大人数ヒロインですがちょっと多すぎ。
それぞれにコンセプトがあるキャラ達ですが、もう少しシステム的に統合しても良かったのでは?な気持ちです。
キャラは皆良いのですがなにぶん攻略が…
ステータス管理ゲーなので、セーブして途中まで一緒のルートも出来ず、攻略は必ず最初からという鬼仕様ですし。
さらに、好感度不足や選択肢を一個でも間違うとゲームオーバーなのですが、即ゲームオーバーになってくれず、3月までは続くので、終わりを迎えるまで攻略出来てないかが分からないという…
途中で攻略出来てない指標のようなものもゲーム上では無い事が多いので、攻略サイト様を統合して発生してないイベントなどが出たらやり直しでした。
イベントもランダムだったりするので攻略サイト様でも全く同じなのが無く…鬼だし悪魔仕様でしょうコレ…
一回目で攻略出来たヒロインは殆ど…というか自分は一人も居らず、ヒロイン9人という多さもあり間違いなくリセット10回以上してます。
自分が下手くそなのは認めますが、パラメーター管理中の上くらいに上手い人でも手こずるかもしれません…ってかヒロイン9人の時点で9は周回するのでその分はかなり苦行かと。
パラメーターを管理する事により、数字や手に入る称号、今発生しているイベントにばかり目を奪われ、シナリオが頭に入らなくて入らなくて…
「あ、このイベント発生してない」「あ、パラメーター足りてない」…と気付くと一気に今あってるイベントが頭に入って来ませんでした。
WHITE ALBUMからだったのですが、キャラが居る場所がランダムなの、あれどのゲームでも本当にやめて欲しいです。
しかも今回は移動だけでなく電話の要素も入るので選択のランダムが2倍ですよ…地獄かよ…
今進行してる時点でパラメーターやイベントが足りてない事に気づいてリセットもかけないといけないし、キャラのランダム移動でもリセットかけないといけないし。
文字通りリセット地獄。
良いコンセプトの物語なのに本当に勿体なかった…
ノベルゲームとしたらおそらく一人2、3時間で読み終わる物語なのですが、パラメーター管理が入ることによって一人6時間は確実に削られます。
もうね…普通に読ませて欲しかった…
WHITE ALBUMのリメイクが単純なノベルゲームの方に変わったのも分かります、このシステムは今時流行らないですよ…
「ランダムとはそのランダム要素の後にプレイヤーが選択出来、選んだ後に意味のある要素があり初めて楽しい物になる」と、とあるボドゲ製作者の方がおっしゃられてましたが、本当にそれなと思います。


上記でシステムについて苦言を漏らしましたが、物語は1999年としてはとても画期的だったと本当に思います。
今でこそ国民的イベントですが、「同人誌を作る」とか正直コミケ知らない人からしたら「?」だったでしょうね。
当時はエロゲーマー全員がコミケ知ってるわけでもなかったでしょうし。
この作品から同人を知り…まぁ良い事も悪い事もあったというのはお聞きしています…
どちらかと言えば悪名の方らしいですが…調べれば今でも出ますね。
まぁそれはさておき、「同人」という物に商業関係が向き合った初期の方の作品だとは思います。
自分はもうガッツリと同人ゲーマーで二次創作も大好きで、ある程度浸かってしまった側で。
今現在プレイすると「そこは流石に…」「それはちょっと…」な箇所が見えて純な気持ちでプレイ出来なかったのが申し訳ないです。
この作品を同人を知る前や知ってすぐの時期にプレイしたかったなーとは思います。
かなり見える物が変わってきそう。
それでも、今現在の同人でも普遍的な物があったり。
「何かが好きで好き過ぎて作らないと生きていけない人達」の熱意というのは凄く感じました。
…というか今、同人誌や同人ゲームを作られている方の中には、この「こみっくパーティー」からこの世界を知り飛び込んだ方もいらっしゃいそうです。
そういう意味でも、間違いなく世界を広げた作品だと思います。
流石に名前だけは知ってて、世間に与えた影響もなんとなくですが察してたので、今回触れられて良かったです。
絵も1999年のエロゲと思えないくらいに美しいですし…流石のLeaf中心イラストレーターのお二人。
春夏秋冬でキャラの洋服の差分があったり、イベントで微妙に服や小物が変わるとちゃんと立ち絵にも反映されたり、凄く細かったです。
パートボイスですが声もLeaf初っぽいですし、7以降では音量調整が難しくキャストも非公開ですが聞いてると有名な方のお声もチラホラと聞こえてきて。
勿論全員がお上手とは言い難いですが、かなり大御所であろう方もいらっしゃったりしたので聞けて良かったです。


コンセプトや話の流れ自体はとても面白かったので、電話とキャラ移動のランダム性を廃したリメイク版が出れば良いなーとは思います。
あ、移植をそのまま再移植したDCE版もあるらしいですが、やっぱりエロゲでプレイしたいと思う気持ちがあります(笑)



プレイ順は
瑞希→南→詠美→由宇→千紗→彩→玲子→あさひ→郁美
の順で攻略
主人公の名前はデフォルト名。



『高瀬瑞希 ルート』
超絶一般人。
今「漫画なんて!」「アニメなんて!」と言うと逆に学校で村八分になるレベルの時代ですが、1999年の事を思い出すと瑞希の方が一般的だったなぁって。
もう今では一つのステータスですからね…20年で世間とは変わるものです。
分かりやすくオタク嫌いな彼女。
彼女を納得させる為にはプロになるしかなく、大志の付けるランクが大きく関わります。
初回で彼女のルート行ったんですが、正直ステータス管理の難しさに「無理じゃね?無理ゲー??」と思ってました。
…が、他のヒロイン攻略するとめちゃくちゃシンプルな攻略方法だったと思います、初回でジャブ受けてて正解でした。
最初から好感度がそれなりにあるっぽいので月に2回くらい電話や移動で会ってれば良く、あとは漫画に集中すれば良いので改めて思うとかなり初心者向けルート。
彼女はヒロイン的には普通かなぁ…可もなく不可もなし。
正直、「人様の趣味を馬鹿にしたり嫌悪する」というのが個人的にあまり好きではない事なのでそういう意味では苦手な人です。
ただ、これは自分が完全にオタクの方面に足を突っ込んでるのでこういう思想なだけで、一般からしたら仲の良かった友人がいきなり「漫画描く!!」と言ったら引く…の…かなぁ?
うーん、各々の自由な気がする…やっぱ友人だろうがなんだろうが人様の趣味を否定するのは良くないですね。
少なくとも「父さん、ヒップホップで生きていくんだ…」よりも将来性がある気がする。
ようは一般人を納得させるのってプロになって、それで食っていくしかない、というお話だとも思います。
今現在漫画が社会的に認められてるのってそういう事なんだろうな…というのを感じたルートでした。
ってか瑞希の話してない…ごめん、瑞希、ヒロインとしては普通過ぎて言う事が無い。


『牧村南 ルート』
えっと…彼女の立ち位置が正直微妙だなと思ったり。
キャラではなく、職業的に。
こみパ」はおそらく…というかどう見ても「コミケ」モチーフなのですが、コミケスタッフって職じゃないんですよね。
皆ボランティア。
そしてコミケは夏と冬しか無く、他の時期にあるのは基本、大手だと赤ブーやyou、ティア(オリジナルのみ)が主催です。
こみパは全部盛った!みたいな所ですね…
赤ブーやyouは企業ですがコミケは企業ではないので(ティアだけ微妙に分かってない)、ここ一緒にしてると大分違うし、当時誤解を招いただろうなぁと思いました。
あと、来る人は参加者だけで、一般参加かサークル参加しかおらず、客は居ないというのがイベントの基本だったりします。
ゲーム中で客という言い回しをされてたのでそこは凄く気になりました。
細かい所ですがどうしても…そういう所はwikiでも言われてるので私が今更言うまでもないですが一応気になったと言っておきます。
で、南さん本人の話してない。
年上系お姉さん、眼鏡のオンオフがある人…なんかそのくらいだな…
彼女の話をするとどうしてもイベントの運営の方を見てしまうので個人ではあまり印象が無いかもです。
話としては分かりやすく夢があっても現実が突きつけてくる系。
ある程度の年齢に達すれば両親の事を気にせず自分の好きな事すれば良いのに…と思いましたが、両親を気にされる辺り関係は良好なんだろうなーとも思い。
仲悪いなら仲悪いで無視も出来ますが、仲良いのも難しい立場だなと思ったり。
最終的に夢を叶えられたので良かったです。
なんだかんだ、ハッピーエンドは良いものです。


大庭詠美 ルート』
わっかりやすい同人ゴロ。
かなり考えるルートでした。
個人的に同人ゴロ好きじゃないんですが、それでも売れるし注目を浴びるというのは何物にも代えがたい快感なのも分かります。
基本同人は「自分が見たくても無いから自分の需要の為に作る」が根底にあるとは思うのですが、それを世に出した時点で自己顕示欲ですからね…
見られたいし、売れたい。
そういう自分の本当に作りたい物が見られて売れる人なんてほんの一握りですし…目的と手段が逆になっても仕方ないなと思います。
流行りのジャンルに毎回変わる絵がお上手だったり有名な方もいらっしゃいますし…でもそれは絶対に「悪」ではない。
それぞれの「好き」という気持ちが物理的に測れない以上、それを止められる権限があるのは「公式」だけだと思っています。
そもそも「売れる」「流行りで見向いて貰える物」だったとしても、本を生み出す為の労力は割かれてて。
その労力をかけている分は間違いなく努力で、お金だろうが注目だろうが作品への愛だろうが、何らかの「好き」が無いと書けないものだと思っています。
どこかに何かしらの「好き」がある以上、作る人は皆平等なんですよね…
ただ、まぁ…有名作ばかりにジャンル移動して毎回美しい絵で人を惹きつける人も、その「公式」を舐め腐った態度を見える形で取ればそりゃ衰退もするよなぁ…
というのが詠美の転落だったと思います。
絵が綺麗だから、絵が好きだからで買う人は沢山居るわけですよ、たとえ心の中で同人ゴロっぽいと思っていても、公式へのリスペクトさえそれなりにでも見えていれば買う側は付いて行くわけですよ。
でもね、オタクは厳しい生き物だから、公式へのリスペクトが全く感じられなくなったとき、とても厳しい対応を取ります。
だって、そもそも、大元が好きなんだから。
その大元を無碍にされて笑って許せるんだったら作者買いじゃない限り同人の世界に居ませんって。
そういうのがね…このルートではヒシヒシと感じて…かなり辛かった…今でも通用するリアルな面だった。
作中で詠美は愛が無い悪人のように描かれていますが、彼女は別に「悪」でもなんでもないし、彼女が弾圧されるならそれは同人業界全体が弾圧されないとおかしい事なわけで…
彼女のやり方は何も悪く無い中、プライドを守る為に公式を雑に扱い、オタクの世論が彼女を潰した展開がもう…
一人叩ける存在が出来たら叩くという姿勢もまたSNS界隈でよく見る流れで…正直見てて辛かったです。
今でも全然通用する話の流れだなぁと思います、いや、むしろ今の方が響くかも。
最後には買ってくれた人が居ますが、あれだけ大手だったら詠美自身の絵が好きで買ってた方も居そうだなとも思ったり。
彼女個人のファンがその後で買ってくれてたら良いなぁと思います。
キャラは単純に傲慢だけどわかりやすい小物で言い合いになると直ぐに負けて…中々に憎めない子で可愛かったです。
アホな小物キャラ好きなので。
そして水族館のイベントや他のルートで助けてくれたり…根はめちゃくちゃ良い子なんですよね…だからこそ展開が辛かったというか。
話のコンセプトは1、2位を争うくらい好きです。
あとエロシーンで包帯があるのが最高だと思いました。


猪名川由宇 ルート』
同人に魂賭けている娘さん。
いや、文字通り魂賭けてる、熱血、ある種のスポ根のノリでした。
分かりやすく作品愛でのみ描き続ける姿は見ててスカッとはしました。
ただし、周りが見えてませんでしたが。
個人的に空回り系苦手なんですが、なんかここまで熱意を溢れさせた上であぶれた物が空回りを引き起こしたのなら…仕方…な…くはないですけど(笑)
単純にプレイ中、主人公にあたる箇所が多くて「もっと周り見ろよ!!」とは思いました。
イラッとする事も多かったですが…でもねぇ、熱意は本物なんだよなぁ…
情熱と冷静って中立難しいのだなとつくづく思います。
このルートをやるとネット上で数多く見かける熱意に溢れて発言が頭おかしい(褒め言葉)な方々がリアルイベントでお見かけすると紳士淑女なの本当に凄いなと思います。
熱意は溢れさせ、けれども見えてる部分では冷静を貫く…やっぱり作る方々が凄まじい方々だ…とリアルの作家さん達の生き様の凄さを痛感したルートでした。
由宇自身は…熱血で良いキャラだと思います。
あと、こういう野暮ったい子かなり好きです…最近のゲームだと見かけないなぁ。
詠美といい由宇といい、基本ファッションは雑なのが良いですよね。
詠美はファッション好きだろうけど、得意では無さそうだったり…ちょっと雑めの服着てるのがとても好きです。
攻略に関しては、途中の遊園地イベントは主人公のお金が無いと行けなくなるので、前の段階である入稿でお金を余らせた方が良いのと、途中の野球観戦イベントは称号で左右されるのでなるべく早めに良い称号を貰ってた方が良いです。


『塚本千紗 ルート』
印刷所の娘さん。
印象かなり薄い子です…他ルートだと意味深な感じで年末迎えるので、「え…死ぬ系ヒロイン?」とか思ってました。
それは彼女じゃありませんでしたね…
良い子だけど…擬音多い系ヒロイン、得意かと言われるとドジっ子なのも加えて苦手なタイプ。
悪い子じゃないですし、嫌いじゃないんですけどね…なんか苦手な感じ。
年齢と言動の乖離もありますね。
ただ、勉強方面の頭は良いらしいので、天才となんちゃらは紙一重
印刷所が傾くという展開で他のキャラが助けてくれるのはかなり熱い展開でした。
由宇も詠美めっちゃ良い子。
ただ、その時には主人公、既に2000冊も擦れて売れるレベルになってたので、主人公の影響力じゃ無理だったのかな?と少し思いました。
パラメーターとイベント進行で差が出るタイプ(笑)
このルートだと立て直しますが…おそらく他ルートだと潰れてると思うと悲しいですね…
ラスト、普通に高校卒業の話が入るので学園じゃなく普通に18歳以下のキャラが居る辺りに時代を感じました。


『長谷部彩 ルート』
作品の質と評価が追いついていない人。
作中かなり同人的な人だと思っています。
好きな物を作って、それはとても質が高くて、でも売れない。
正直同人…コミケでのあるあるというか…基本はそういう世界というか…
ようするに同人は専門的な事を沢山の人が発表する場で。
その中から発掘する場なんですよね。
最後の方で、自分の作風を捨て、流行りに乗って売れて…それに悲しむ主人公と苦しむ彩は同人ではよく見かけます。
「昔の作風が好きだった」系、でもそれは書き手の選択なので読み手には何も出来ない事ですが。
ラストで昔からのファンが居て、彩は誰かに響く作品を作っていたというのには救われました。
一人でも他に自分と同じ価値観や感覚の人が居るかもしれない。
その誰かに届けるのがある意味での物作りの根底だと思っているので、凄く良かったです。
彩の無口っぷりやエロシーンも好きだったりします。
基本エロシーンあまり惹かれるのが無いのですが、彩のエロシーンは凄く好きでした。
一人だけ二回戦するし…優遇されてる気がする…
地味に人気高いヒロインだとお聞きして、話のコンセプトやキャラ的に凄く納得しています。
ただ、攻略はめちゃくちゃ大変でした。
彼女の好感度が一番上がりにくいんじゃないかな…高感度が足りないと後半ラスト一歩手前で出てきてくれなくなります。
なので、休みの日の電話は必ずかける事と、何度リセットしても出ない場合は画材屋に行く(ただ、画材屋は好感度が上がってるのかが微妙ではあります、上がってても電話より低い可能性有り)、途中の主人公が自分の想いに気付くイベントが起こらなかったらリセット。
その上で称号もある程度上のランクを達成していないと攻略不可能になるので、厳しい高感度と高めの称号両方を管理しないといけないので相当難しいヒロインだとおもいます。
自分がステータス管理下手なのもあり確実に彼女でリセット5回はしました。
本当に攻略が大変なキャラクターですが、その分可愛い方なので、攻略に躓かれている方には是非頑張って頂きたいです。


『芳賀玲子 ルート』
コスプレイヤー
ボーイッシュや男装系、ボクっ娘(ボクっ娘は友人で玲子ではありませんが)みたいなキャラが好きな人にはたまらないかもです。
あと攻略キャラで唯一表に出してる腐女子
話は…1999年には未来に見えていた問題で、そして今の時代には過去に通った問題だったのが印象的でした。
コスプレイヤーの露出の問題。
今では素肌にかなりの規制がある…とお聞きしています(コスプレ界隈に詳しくないので聞いたくらいですが)。
コスプレ自体を規制はされなかったけれど、規約はかなり出来ていて…1999年の事を考えると先を見たシナリオだなと思いました。
露出をすれば人気が取れる、けれど自分が目立つという部分にキャラへの愛はあるのか?
仲間との価値観での断絶。
原作に対しての思いに関しては、若干、詠美ルートに近いコンセプトにも感じました。
露出をして嫌な気持ちになる主人公の気持ちも分かると同時に、「それには愛がない」みたいな流れになるのは同意しかねましたが。
詠美ルートでも書きましたが、何が愛かは測れたり見えない以上、決められないんですよね。
単純に主人公が好きな女の子の露出が嫌だと思っただけ、でもその主人公の嫉妬心が好きだったりしました。
最後には新しい制度でコスプレを存続させてハッピーエンドですが…
リアルでもコスプレだけじゃなくどのジャンルでも、大きな問題が発生し口煩い人達の目に入ると大事になるという事は共通しているので、ある程度の規約はあった方が良いなとは思っています。
それが「悪」なのではなく、それを勝手に「悪」だとみなして大事にする人達に見つかる事が大変なので。
彼女の攻略自体は一番簡単でした。
同人誌さえ完成させられれば後はフローチャートのみに進めば攻略できるという。
基本電話が留守電なので、絶対に電話に出る日以外に電話に出た時はレアイベントです。


『桜井あさひ ルート』
アイドル声優
同人、オタクをコンセプトに置くならこういうヒロイン一人は居るよね!という定番な子。
どうやら隠しヒロイン扱いっぽいですね。
どもり系ヒロイン好きなので、かなり好きだったのと…あと単純に声が…ズルい。
え…エンディングクレジットにお名前無いですが…あの…こ◯ろぎ◯とみさんですよね?
2000年代前半の声ヲタの自分が聞いて反応してしまう方じゃないですか…
流石に特徴的なので間違ってないはず…
DC版やアニメ版から名義を開放していらっしゃいますが、PC版でもこの方だと思います。
エロゲに出てるとお聞きしてましたが…ここでお聞きするとは…感無量です。
声質が単純にズルいですもん…エロシーンまで声付きで…聞いてて幸せで最高でございました…
ラスト、まさかアイドル引退するとは思いませんでした。
「私、普通の女の子になる」エンディング。
同人やオタクを題材にしているので、最後の最後まで声優を、アイドルを貫いて欲しかった気持ちは正直ちょっとありました。


『立川郁美 ルート』
完全に隠しヒロイン。
千紗ではなく彼女が病弱キャラでした。
創作は、人の心が救えても肉体を救えるわけではない。
wikiでアンチテーゼと載っていて納得でした。
出来ない事もありますよね…
他のキャラが基本全員ハッピーエンドなので、彼女だけ切ない感じで終わり、あぁ、隠しヒロインなんだな…と強く思いました。
ただし、「謎の男」は本当にズルかったです、途中まで野郎ルートかと思ってました
立ちはだかるCGでは笑いを堪えられませんでした。



今回、主人公の和樹がかなり良い主人公でかなり好印象でした(というかWHITE ALBUMの主人公が優柔不断すぎて…)。
様々な価値観や主義、個性を持った女の子が出ても、基本合わせられるスタイル、凄いと思います。
やる時にはやりますし、それがステータスと連動していた部分も若干あったので熱かったです(もう少し連動してても良かったですが)。
でも、描けば絶対に伸びる辺りが超人的というか…無名から始まり一年で2000冊は凄すぎないですか?
実際居るかもなので否定は出来ませんが、凄まじい才能です…というか最初から50部擦刷れるのも凄い。
同人の世界を少しでも知ってるとゲーム中に刷る部数量にヒヤヒヤしました(笑)
大志もこの世界に引きずり込みますが、和樹の才能を見極めた上で引きずり込んでて場合によっては大成させますし、どんな時でも助けてくれますし…
面白おかしい濃い友人キャラでとても好きでした、
というか、大志はこみパとイコールというか…こみパを知ってると付属的に大志の存在だけは知る事になる気がします。
プレイ前もコミケをモチーフにしてる事と大志だけは何故か知っていたので。
こういう風に作品とイコールで結ばれるキャラは正直強いです。
全クリするとジャンルにLeafの過去作が追加されたり細かい要素は凄く楽しかったり。
ヒロインも最初は9人…と思ってましたし攻略自体は面倒だったのですが、キャラ的には皆個性的で濃くて…本当に、システムにランダム性さえなければかなり満足出来たので、色々と惜しいなと思いました。
あとエロシーンで珍しく男性の局部を透明にして男性側の性器のモザイク描写が無かったので珍しかったです。


しかし…この作品上はこみパ参加者20万人と言われてますが…現在のコミケの参加総数見ると目ん玉飛び出ますね。
3倍くらいになって市民権得てるので時の流れを感じます。


次回は「まじかる☆アンティーク」予定ですが…これもまた作業ゲーになりそうなので若干期間を起きたいと思います。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:Index of 様
http://ifs.nog.cc/
 こみっくパーティー ページ
http://ifs.nog.cc/destiny-tiar.hp.infoseek.co.jp/kouryaku_komipa.htm
 参考攻略サイト様:PEKO屋 様
http://www.healing-leaf.info/mt/index.html
 こみっくパーティー ページ
http://www.healing-leaf.info/mt/18pc/comic_party.html
 参考攻略サイト様:You's Funky Station 様
http://www.eonet.ne.jp/~you-m/
 こみっくパーティー ページ
http://www.eonet.ne.jp/~you-m/games/ka/comicp_sol.html

※DC版の攻略サイト様ですがお世話になりました。
 参考攻略サイト様:妄想天国 様
http://adusa-ciel.my.coocan.jp/index.html
 こみっくパーティー ページ
http://adusa-ciel.my.coocan.jp/comipa/comipa.htm
 参考攻略サイト様:スナップスルー 様
http://shisnap.iza-yoi.net/index.html
 こみっくパーティー ページ
http://shisnap.iza-yoi.net/game/dc/CP_DC/cp_DC_index.htm