ひっそりと群生

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【Tears to Tiara】感想

【男性向け18禁】



なんとなくLeafのノベルゲーム(では今回無いですが…)作品を最初からプレイしたくなったので購入part21。



2005年04月28日発売
Leaf』※リンク先公式HP(18禁)
Tears to Tiara】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








ノベルゲームではないですが、良さげなので触れてみました。
プレイ時間は約24時間くらい。
システム面は7でもインストール起動可能。
ディスクレス起動可。
プレイは超簡単でプレイ、RPGクソ雑魚ナメクジなので許して下さい。


テイ◯ズ オブ エロ…ゲフンゲフン。
世界の根底に関わる主人公が目覚め、主人公の知識や経験を活かし国を築き他キャラクターを導き、日々の中で世界の創生を知って行き、最後には世界を滅ぼすレベルの敵と戦う…はい、とても「うたわれ」ですね。
本作、同社のLeafによる「うたわれ」フォロワー作品でした。
後半でポッと出のキャラがラスボスだったりする所も一緒かも…
アイヌや日本神話モチーフだった「うたわれ」から、アルサル、アヴァロンなどのイギリス…ブリテンと、コロッセウム、市民権などのローマ、そして人間に火を与える…ギリシャ神話などの美味しい部分を混ぜ合わせた設定に変えたファンタジー作品でした。
「うたわれ」でもだったのですが、本作も「味方の裏切り」や「三つ巴」などは全く無く、人間の美しい所が真っ直ぐに描かれている作品の為、個人的にはノリ切れなかった部分があるのが正直な気持ちです。
本作でもかなり言葉として出てきますが、「王道」なんですよね…
真っ直ぐ純粋な正統派英雄譚。
魔王が本当に魔王ではないのはなんとなく分かり、アロウンの真相もある程度察せられますし。
なので作品の在り方としては凄く「王道」だと思います。
まぁ、そういう負のネトネトした部分が好きなのは好みの問題なのでそこは仕方ない。


物語は一本道。
一周で全部のCGが埋まります。
「うたわれ」でもでしたが、RPG系でこれは有り難いです。
分岐型のRPGは前にプレイしましたが、もう正直プレイしたくないというか…システムがちゃんと繰り返しに特化してないと本当に辛いので。
そして、本作は一周で全て回収出来ると言ったようにハーレム物になるわけなのですが…なんと言いますか…
女性キャラがびっっっっっくりするくらいに魅力が薄かったです!
え…必要無かったよね?レベル、冗談抜きで。
そもそも本作、男キャラの方が主人公と関わりが強く関係性が強いんですよ。
ヒロイン達は出会って直ぐに何故か速攻で主人公に落ちて即「結婚する!」と言うので「え…何で???」となる部分が大きかったというか、「まぁハーレム物だし」と納得はしましたが、「主人公とこういう関係だから結婚したがる」みたいな理由が本当に全く全然無いのでヒロインはただ主人公と結婚したがってる都合の良い女達くらいの認識になってしまい、その上、作中での格好良い見せ場は殆ど男キャラが掻っ攫うので全く魅力的な部分が無いキャラばかりになってしまい本当に残念でした。
過去、主人公と共に戦った親友の末裔でありおそらく前世的な繋がりのあるアルサル&主人公を出生から見守るオガム&どうしようもないピンチな状況で自分の命を掛けて初源の歌を歌い皆を救ったタリエシン&主人公に多大な影響を与え育て最後には人類を救う為に初源の歌を歌い散ったミルディン&敵でありながらも自分の信念を貫き武人として有り続け最後に言葉を残して逝ったガイウスVS主人公に出会ったら理由が薄い中で即結婚を申し出るヒロイン達、ファイ!!!
…こんなん、ヒロイン達勝ち目あるわけ無いじゃないですか…負け戦でしょう…
オクタヴィアとかもう少し主人公と対立するツンデレ系かな?と思ってたら速攻でデレて嫁になるし…もう少し対立する系のヒロインとか欲しかった。
そういう意味ではエポナの方がめちゃくちゃ好みです。
魔王様大好き!でもお金はもっと好き!みたいなヒロイン大好き。
特にメインヒロインであるリアンノンの薄さと言ったらもう。
主人公の隣に立つポジションは兄に奪われ、ゲームとしての初エロシーンはモルガンに奪われ、良いとこ無さ過ぎて。
というか、ハーレム物で最初のエロシーンがメインヒロインじゃないってなんなのよ?
自分はメインヒロインが最初が良い派なのでモルガンだったのに驚きました、そりゃ個人的な印象も良く無いし、印象も薄くなるわ…
もう少しアルサルみたいに「前世的な縁が~」があるかなと思ったらそういうのも全く無いし。
戦闘面でも自動だと絶対に回復しかしないのでプレイヤーが動かさないと全くレベルが上がらないし。
しかもエロゲとしてエロでのヒロインはサブキャラの妖精リムリスの方が多い&エロいという始末(確かリアンノンが2回でリムリスが3回だったような…)。
なんかもう…哀れとしか。
ってか、キャラの関係性や展開での活躍が好きな自分としてはタリエシンの方がヒロインだと思ってます、正直。
だって命がけで主人公達を救った上に、実は生きてて最後の最後でラスダンから出られない主人公達を助けに来るとか…え…コイツがヒロインで良いんじゃないかな??
最後の方のCGとかタリエシン中心だし…やっぱりヒロインなんじゃ…
ヒロインは冗談としても間違いなくヒロインの活躍を食ったとは思ってます。
ヒロインがエロシーンくらいしかCGでの印象が無い中で、タリエシンはあの吹雪の中で立って別れる時のCGはそれはもうとても良いCGで…本当に良いキャラでした。


ゲームシステムはリアルタイムシミュレーション。
洋ゲーネトゲで見かけますね。
ただコレ、時間が無い人にとっては大変辛いシステムだと思います。
レベル上げしないと死んじゃう程に雑魚いのでレベル上げ頑張りましたが、レベル上げがしんどすぎる。
キャラが歩いて行くのをほぼジッと見てるだけで戦略性があるかと言われると…
まぁ超簡単でプレイしたので難しいと忙しくなるのかな?とは思いますが、キャラの役割が決まってると戦略性は低くなると思うのと、武器が装備出来たりアイテムが使えるようになったのは「うたわれ」よりも良いなと思う反面、新しい武器が出たら昔の武器が無駄になる系は…あまり好きでは無く。
色々な武器があって用途によって迷う…みたいなのが好きなので武器の上位互換買い替えシステムは…名作RPGでもありますがあまり戦略が高いとは言えないなぁと。
「うたわれ」の時は駒で進めるタイプで、場所を選択後にCtrlキーで動くスピードを早める事が出来たのですが、今作はキャラの歩行速度も戦略に盛り込まれているのでそういう速度変更が出来ず…すっごいモタモタしいんですよね。
そういう部分も含めて時間無いと出来ないなーと思いました、速度は…なんとかして欲しかったなぁ…


絵は個人的に好きなのですが…うん、移植版でゴロッと変わってますね。
移植版、まさかの3年越しに移植してましたが、ゲームシステムとキャストはまぁ分かるとしても見た目も変わりまくって「誰だお前!!?」レベルなので見た時ビックリしました。
移植版の方が絵柄が華やかなのはまぁ分かるし、一般受けは良いんだろうなとは思いますが、PC版の芋っぽさというか垢抜けなさというか素朴さというかそういうデザインが王道ファンタジー英雄譚の物語に合っていて好きなので、全変更を見た時は悲しい気持ちにはなりました。
ただ、キャラデザやパケデザや立ち絵の人とCGの人は若干違う気も…塗りが違うのかもですが、作中CGの方が確かに綺麗だなと思う部分はあったので…まぁ変更はやむなしなのかもです。


BGMは流石のLeaf、全部良き。
でも、戦闘BGMはもう少し量が多くても良いのになーと思ったり。
レベル上げしまくる民なので何度も同じ曲で正直飽きました。
主題歌も良いのですが、男性歌唱英語verの「Tears to Tiara - 凱歌」が良すぎて。
特に男キャラが活躍するシーンで流れるので印象に残っています。
声はフルボイス、最高。
「うたわれ」よりも進化していて履歴も見れるのも有り難かったです、ただボイスリピートは無し。
RPGにそこまで求めるのは酷だと思ってるので諦めます。
女性声優に関してはエロゲでお聞きする方でしたが男性声優が…豪華過ぎて…
大kaw…小次郎さんはもう、本当に声だけで天下取ってる声してるのでズルいです。
エロシーンのボイスオンオフも選択できる神使用、勿論オンにしました。
男性向けエロゲでのエロシーンでの主人公の声付き大好き党(おそらく少数派)なので。
巌蝉秋さんも、「夜明け前より瑠璃色な」「夏音」でお聞きしていましたが、お声だけで老賢者!という感じで本当にズルい…
移植版キャストを見た所女性キャラはリアンノン以外うん…という感じですが、男性キャラを見てかなり安心しました。
移植版プレイ予定は無いのですが、こう…気持ちの問題で…良かったです。


うん、とても王道のお話でした、嫌味なキャラは分かりやすく嫌味で、良いキャラは分かりやすく良いキャラで。
好みとは別ですが、こういう真っ直ぐなファンタジーなお話も良いなーとは思いました。
個人的に「うたわれ」よりも好みです。
ガイウスが良敵キャラでした。
「うたわれ」は敵キャラで印象に残ってるキャラが全く居なかったので。
覚えてるのヌワンギくらいか…でも愚かという意味で覚えていて、決して良いキャラとは言い難いキャラだったかも。
あと何度も言ってますがタリエシン、タリエシン最高でした。
「うたわれ」ではオボロが好みの男キャラでしたが、今作ではタリエシンの後半の見せ場がとにかく好みにぶっ刺さりました。
本当に良い所全部持って行ったなあの男…というレベル。
ステータスのヘボ詩人が好き過ぎる。
最後竜に懐かれますが、多分女の子の竜だと思っているのですが…どうなんでしょう?
オガムさんが人間体になれるのであの竜も多分人間体になれるのでは?
良いじゃん、竜と結婚する吟遊詩人、最高じゃないですか!
竜の女の子と結婚すれば良いんじゃないかな?と思ってます。


正直、タリエシンとエポナのコンビが好きだったり、リアンノンとアルサルの兄妹コンビが好きだったり、主人公とヒロインのコンビよりも他キャラとの絡みが好きでしたし、イベントシーンもエロやヒロインとの掛け合いよりも男キャラが居た方が楽しかったのですこぶる女キャラ要らなかったとは思っています。
戦闘での役職でしか覚えてないくらい…
別に完全ハーレム物にしなくてもアルサルとダブル主人公だったり、半分くらいエロ減らして、その半分でもっと男キャラとのイベント増やして欲しかったです。


どの話しても男キャラ最高!!という所に行き着きますね…それくらい男キャラが良かったです。
ってかタリエシンが(以下略
既プレイの方から「タリエシンが最高だった」と言われていたのでちょっと期待していたのですが、期待通りの物が見れたのと、攻略見ながらのプレイだったので「離脱」の文字を見た時にある程度察していたのですが、ラストのラストで予想外に復活してくれて大変嬉しかったです!
いやぁ…メインキャラは誰も欠けず、大団円で終わり、まさに王道を貫き、純粋なRPGで爽やかなEDで良かったです!



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:愚者の館(アーカイブ) 様
http://sagaoz.net/foolmaker/
 Tears to Tiara ページ
http://sagaoz.net/foolmaker/game/t/t3/t3.html