ひっそりと群生

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【うちの妹のばあい 純愛版】感想

【男性向け18禁】



2007年10月26日発売
イージーオー(解散)』※リンク先公式HP(18禁)
うちの妹のばあい 純愛版】(PC)(18禁) ※リンク先wiki
以下ネタバレ含めての感想です。








おぅんごぅる(おるごぅる)さんの単独作に触れるのは5作目、「うちの妹のばあい 純愛版」に。
プレイ時間はオリジナル版で読んでいた部分もある為、約8時間15分くらい。
システム面は7でもインストール可。
ディスクレス起動可。


イージーオーは5作目プレイ。
前々作『うちの妹のばあい(はぁと)』(※リンク先感想)のリメイク版。
大幅な違いは新キャラ2名追加、NTRルート廃止、立ち絵リメイク、クリア後外伝追加。
かなり大幅に変更されたリメイクですが、特に違うのはNTRルート廃止により寝取り男だった虎牙がかなりの良い奴になっていた点。
オリジナル版では野球を引きずっている繊細な部分は確かにありましたがNTR要素が強めでクズ要素の方が勝っており「繊細な部分もあるだろうけどクズ野郎」で終わっていた虎牙。
しかし、今回はそういうNTRの部分が廃止された上、虎牙のクズ部分で語られていた悪行(マネージャー孕ませや野球部に対しての暴力)も実は真相があり、「実は良い奴」を引き立てる要素に。
そしてクリア後外伝「虎牙猛外伝シリーズ」では前作の『幼なじみな彼女』(※リンク先感想)の世界と繋がる要員として前作重要キャラの鬼嶋龍童と過去に関わっていたり、その追加要素とキャラクターの方向性から完全に裏主人公的な立ち位置になっていました。
特に最後の方で主人公が恋愛(というか優香)が絡みながら野球関係で悩んでいる中で、虎牙は優香への想いは確かに忘れられないけれど、主人公と優香の間に入れない事を悟り、新キャラである小柳の弟妹との交流で野球に舞い戻ってくる姿はまさに裏主人公。
下手にグダグダ恋愛関係で悩まずサクッと野球に戻ったのは、後半で若干助長に悩み続ける主人公よりも正直好感を持てたり。
彼と関わった小柳の弟がプロになる姿が一子相伝で非常に見応えがありました。
オリジナルでただひたすらにクズ野郎だったので「お前…寝取りをしないとこんなに良いルートに行くのか…?」と驚いた程。
確かに途中で主人公に茶々は入れて来たり大きな物事を起こしますが、NTRほどにクソな行動は起こさないのと、彼の補完が綺麗に纏まっているので、凄まじく善良な人間として描かれ生まれ変わっていたのが印象的でした。


ただ、同時にNTRルート廃止によりNTRルートで輝いていたと思った菜々子は魅力が半減したようにも感じ。
NTRルートで絶対に堕ちない所で芯の強さを発揮していたのでその部分が描かれず、ただお花畑お嬢様で終わったのが残念でした。
ですが廃止した事で良い部分も確かにあって、NTRルートでは女性陣が散々主人公の性器や性技を比較して小馬鹿にして来たので、寝取り男の虎牙に対してヘイトが向くというよりも、ヒロインに対してヘイトが向くような作りになっており、NTRルートがある事で優香と純子の印象が下がったのですが、廃止された事で小馬鹿にする事によるヘイトはかなり減っていました、これは良かった事だと思います。
その分、各エロシーンで主人公上げが発生していて、これは主人公上げが好きな人も居ると思うので全否定は出来ませんが、個人的には主人公上げをし過ぎていて逆に萎えた部分があります。
オリジナル版のNTRルートでディスり過ぎた事へのフォローなのかもしれませんが、結構露骨に見えたので、ここまでアゲアゲしなくても良いんじゃ無いかな?という気持ち。


NTRルート廃止とそれに伴う追加要素に関しては一長一短かな。
NTRルートがあったからこそ出来上がってた世界観も確かにあり、その世界観があった上でギャグとシリアスが上手く絡まってた部分もあって。
今回はそれが無くなった事で若干シリアス要素が増えたのですが、シリアスが増えた分ギャグが入ると世界観と上手く絡んでいないようにも感じた所があるので、「全部完全に良くなりました!」とは言えない所があります。
虎牙の追加要素と、追加ヒロインは良かったとは思いますが、「全部が揃っていたからこそ形作られていた世界観」というのは削った分どうしても崩れてしまうかなと、それは仕方ない。
「岩崎優香外伝」が追加された事により、優香視点が見れたのはGOOD、良かった。
オリジナル版の感想でも書きましたが、オリジナルの方では主人公目線だけなのもあり、「主人公の優しさが分かってない子」に見えて居た所があって優香に良い印象を持てなかったのですが、今回は優香視点が挟まる事で彼女の苦悩も見えてきて、彼女の真意がダイレクトに伝わって来たのが良かったです。
そう、これ、こういう視点を見たかった。
主人公の視点だけだとどうしても偏りますが、物語の重要箇所が優香の視点で見れた事により大きく受け取り方が変わりました。
NTRルートの廃止と「岩崎優香外伝」が加わった事で優香への個人的な好感度はかなり上がった所があります、ここは非常に良い追加でした。


絵は立ち絵は完全に書き直し。
新キャラも居る為に並ぶと旧絵との差で違和感を感じると思われる為、良い判断だったと思います。
幼なじみな彼女」から大分絵柄が変わり、男性キャラもお上手になっていらっしゃたたので、全員書き直されていて非常に見応えがありました。
一枚絵は旧絵も使われていて、旧絵は線画のみ引き継ぎで塗りのみ今の塗りにかな。
オリジナル版からはNTRルートのイラストや一部イラストが削除され差分無しで14枚ほど減っていましたが、その分純愛版では差分無しで65枚ほど新規イラストがあったために、損だと感じるリメイクではありませんでした。
キャラの目元の部分で旧絵と新規絵が大分違うので4年の歳月を感じます。
音楽は歌唱曲の「Like my heart」が追加。
幼なじみな彼女」から続き結月さん。
…なのですが、主題歌とありながらOPムービーなどが無く、「いつかかるんだろう?」と思っていたらクリア後のタイトル画面で流れました。
主題歌なのでOPでは無くても問題無いのですが、一向に流れないので不安にはなりました。
声はあさり☆さんと森川さんが新規キャラで参加。
あさり☆さんは他作で好きなキャラ演技をされていたり、森川さんはウィスパーボイス系の声質がとても好きでした。
元々収録してあるのは再収録は無さ気でしたが、新規ルートでの新規収録でかなり演技の上達が見られ。
優香役の涼森さんの上達っぷりが凄かったです。
音質もあるかもしれませんが、00年代演技が抜けていて一気に現代寄りの演技になっていらっしゃいました、凄い。
他の方々もそれぞれで変わっていた部分があり、リメイクの追加はこういう所が面白いなと。


エロはまぁ…多いと言えば多いですが、シチュやテンションとしては普通、純愛でのエロかなーくらい。
若干女性上位系でM寄りな言葉責めが多いのと、一部主人公の鬼畜責めが入りました。
純愛版の「真説」はほぼ優香とのエロシーン。
ただ、同じCGを何度も使い回す上に芸は無いので飽きがありました。
岩崎達也猥伝」は本編とは別枠の主人公鬼畜化ハーレム。
NTRルートを廃止した中でまさかの主人公を鬼畜化するルート追加に笑いました。
本編の優しさはどこに行った?レベルで性格が違うので完全にオマケ要素。
NTRルートで散々disられた主人公の性技や性器がめちゃくちゃにアゲアゲされていて。
プレイヤーの承認欲求満たしまくり…というよりは「オリジナル版のNTRルートで小馬鹿にしてごめんよ主人公!」みたいな気持ちが込められてるのを強く感じ、作者の意図という意味で笑いが。
完全に別ゲーでしたが面白かったです。
ただ、こちらもCGでは使い回しが多かったのでエロでの盛り上がりはあまりありませんでした。
オリジナル版NTRルートでの優香陵辱シーンのCGがまさかのこちらで採用されていたのにも「このCG意地でも使うんだ」と笑ってしまいました。
システム的にはオリジナル版では好感度で文章が変わったエロシーンを一つ一つ回収しないと回想の全回収が出来なかった所が、1つでもエロシーンを通ると全好感度のバージョンのエロを回収出来る作りになっていたのは非常に良かったです。
あの全回収は面倒だったので。
でも2007年の他社作と比べると大分システムが古いとは感じました。


NTRを廃止したとは言いつつも、茶々を入れてくる男キャラは居ますし、優香が途中で別の男と付き合ったりもしますし、追加ヒロインに非処女は居るのでガチ独占大好きな人からしたら「純愛版」に惹かれるのは危険な作品ではあります。
でも、そこは元がNTRルートがあるゲームなのである程度お察しではありますが。
幼なじみな彼女」からNTRルートは廃止されましたが、「純愛版」と言いつつもイージーオーらしい作風ではありました。
追加要素では男達の野球に懸ける熱い想いがエピローグで深堀りされ、主人公の野球の要素もオリジナル版では最後は有耶無耶になった所があった分、ちゃんと回収されていて非常に纏まった作りになっていたと思います。
リメイク作としては追加要素が多く、良いリメイクでした。



プレイ順は
優香→真説→美穂→通常→菜々子→優香&菜々子→純子→さゆり
の順で攻略
優香、真説、菜々子、優香&菜々子、純子はオリジナルの純愛ルートと同じなので省略。
オリジナル版の真説は優香ルートと統合されていますが、優香ルートの後の物語なので統合してスリム化していたのは良い選択だと思います。



『小柳美穂 ルート』
ワタシ、コノコ、スキデス。
見た目も好きだし性格もキャラクターとしてイイ性格していて非常に好きでした。
小学生くらいの小さな頃から主人公の事が好きだったけど優香が常に側に居て邪魔だった。
イジメなどを行い優香を貶め主人公を自分の物にしようとする少女。
けれど、いつの間にか主人公を手にする事よりも優香を貶める事が優先になり。
こういう目的と手段が入れ替わってしまった系好きです。
虎牙と手を組み岩崎兄妹を陥れようと画策する。
目的が達成され虎牙と手を叩き合うCGは好きの二乗。
ルートでは主人公と結ばれますが、主人公と並ぶよりも虎牙とのコンビが好きだったりします。
小悪党と小悪魔の利害の一致で行動するコンビ、良き。
この作品は正史ではカプが決まっている所がありますが、小柳は虎牙と将来友人なのか恋人なのか、どんな関係か分かりませんが二人で一緒に居るみたいで。
お似合いだなと。
彼女のエロはヒロインのNTRルートは廃止されましたがまさかの主人公のNTRルートとして発生した事にも驚き。
「雨やどり」でもでしたが、妹から兄を寝取るヒロインが非常に魅力的に描かれる為、読んでいて大変好きでした。
妹に自分と兄の行為を聞かせる小悪魔キャラの描き方が最高。
オリジナル版ではNTRルートで優香がバッチバチに寝取られた為、オリジナル版を思い返すと今度は兄がやり返したようにも感じ。
オリジナル版と重ね合わせる事で優香に対して「オリジナル版ではそれを兄が味わったんだぞ、ざまぁ」と思ってしまうという謎にやり返した快感を味わいました。
性格悪いヒロイン大好きなので、裏表が見ていて楽しく、そしてルートでは最終的に優香をも手篭めにするお姉様になる所が非常に良いキャラしていました。


『春日さゆり ルート』
元彼持ちの非処女キター!
「純愛版」と言いつつこういうキャラを入れてくる所、好き。
「夢を追いたいから」と婚約者から振られた事がある保健室の先生。
優香と夢を天秤に掛け、そして優香を選んだ主人公に惹かれるという。
そういうお話ではありますが、若干話としてはもう少し深堀りして欲しかった所もあり。
「夢」の部分でさゆり先生と揉めるかな?と思いましたがそんな事は無く。
主人公も先生に惹かれ、先生も主人公に惹かれるという普通な恋愛で終わったのが残念。
年上、非処女、保険の先生、という要素は好きなのですが、要素だけで終わってしまったなーと。
小柳ほどのインパクトは無かったです。
ただ、本作は年上キャラが純子先生だけで、純子先生があまり年上の感じは無かった為、「落ち着いた年上キャラに襲われる」というシチュは大変良かったかなと。
そういえばエロでの「精液をドアまで飛ばしシチュ」「いつまでも… ~神長さん家の春夏秋冬~」でも見たんですが、これ、ライターさんの性癖ですか?
女教師に手コキでドアまで飛ばせるかを試されるシチュスキーな方なのかな?と。
とても、良いシチュだと思います。
話としては薄めですがキャラとしては純子先生と違うタイプの年上キャラで差別化出来ていたのと、上記でも書きましたが声質が大変好みな方でした。
ウィスパーボイス大好き。



正史EDを見ると主人公×優香は完全固定で、和樹×菜々子、セバスチャン×純子、ヤスさん×さゆり、虎牙×小柳という感じで完全にカプが出来上がるみたいで、まぁ嵌る所に上手くハマったとは思います。
メガネ教師?知らんなぁ…
幼なじみな彼女」でもやらかしてたので、お縄についてて下さい。


オリジナル版から見ると細かい部分で綺麗に補完された作品でした。
NTR苦手だから…とオリジナル版回避でも楽しめますが、オリジナル版をプレイすると更に楽しめた部分が多かったです。
おまけでおぅんごぅる(おるごぅる)さんの妹観を見れたのも良し。
イージーオーは今作で解散されて。
幼なじみな彼女」で予告がありましたが「うちの妹のばあい0.5」は開発中止だそうで。
予告で面白そうだったのと過去作と繋がりがあったのだろうなと思うので結構残念です。


おぅんごぅる(おるごぅる)さん次回は「死神の接吻は別離の味」を予定。
原画家さんも同じ方の為、実質イージーオーな気はしますが、ALcot系列になる事でどう変わるのか。
変化を楽しく追って行きたいと思います。



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:Enjoy Game Life 様
https://tryspace.net/
 うちの妹のばあい 純愛版 ページ
https://tryspace.net/game/utinoimouto_junai/