ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【Sugar+Spice! Party☆Party】感想

【男性向け18禁】



2008年05月23日発売
Chuablesoft(解散)』※リンク先公式HP(18禁)
Sugar+Spice! Party☆Party】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








森崎亮人さんの単独作…ではありませんが参加作に触れるのは3作目、「Sugar+Spice! Party☆Party」に。
今作は草壁よしおさんとのダブルライターシナリオらしいですが、FDなので続けてプレイ。
プレイ時間は、約8時間30分くらい。
システム面は7でもインストール可。
ディスクレス起動可。


Sugar+Spice!』(※リンク先感想)のFD。
3年目の文化祭、どのヒロインともEDを迎えなかったルートから始まり、文化祭内のミニゲームをプレイしながらポイントを貯め、キスカのお店でイベントアイテムを交換し、本編メインヒロインとの後日談の3年目文化祭やifストーリー、スピンアウトストーリーなどを回収して行きます。
「シュガスパ」本編で見れなかったけれど見たかったアレやソレ、そしてifなどが盛り沢山。
話に関してはとても充実したFDでした。


良かった点は、まずシステム面で起動時のメーカーロゴや一度見たムービーを飛ばせるようになっていた事。
これは本当に有難い…本編で飛ばせずにその部分でストレスを感じていたのでかなりストレスフリーになっていました。
そして、ヒロインとの物語の欲しい部分はかなり充実していた所。
本編後の各ルート後は3年目文化祭やエピソードでほぼ補完されています。
エピローグ後の見たかった部分やエピローグに至るまでで見たかった部分など。
公式が出す話としてはかなりの充実っぷり。
本編で推しのヒロインが居る方にとっては満足度が高いかと。
あとは、ifストーリーとして彩弥と倫のアナザールートの話を追加。
本編で魅力的だったけれど攻略出来なかった&年上攻略キャラは本編で皆無だった為、お姉さんの二人が好きな人にとっては嬉しい追加になっていたと思います。
スピンアウトはユーザーが公式の素材を使い自作でスピンアウトを作る事の出来たサイトがあったらしく、そこで作られた作品の内、13作がフルボイスになってFDに収録されたらしいです。
こういうユーザー参加型の試みは最近では商業FDであまり見かけないので、Chuablesoftの前身が同人サークルなのがなんとなく感じ取れました。
こういうユーザーが強く関わっているFDのノリ、とてもお祭りらしく好きです。
更に完全追加キャラの藤間かごめが主人公に惚れている攻略キャラとかで無く、サブキャラ男子のマサムネに惚れ追っかけているキャラだったのが個人的に好感が高く。
追加キャラの女性キャラ、基本的に主人公に惚れていてルートがあるみたいな事が多いのでとても新鮮でした。
サブキャラ男性に惚れている女性キャラの追加、確実にエロゲでは好き嫌い分かれそうですが、自分は好きです。
一切主人公に好意が無いのもとても良い。
マサムネ、本編でも良いキャラでしたし、良い男だけど女っ気が無かったので、FDでこういう部分が見れて楽しかったです…まぁマサムネはかごめから逃げ回ってますが、一方通行の愛で逃げ回る男の子キャラ好きなので性癖に刺さりました。


ですが、悪かった…というか合わなかった、苦手だった部分も確かにあり。
まず、各エピソードを見る為のポイント回収のミニゲームを回避不可能なのが辛かったです。
集中力無い、記憶力無い、反射神経無い、判断力無いタイプの人間にはとても辛い。
ノベルゲームをプレイしているのが上記の能力が無い無いな事が大きいので、そんなノベルゲームプレイヤーとしてミニゲーム必須科目はキツイ。
本作、そういう技術の無い人間に対しての救済処置系のミニゲームが無かったんですよね…
なので、「SPECIAL」の???以外と「EPISODE」「SPIN OUT!」「BGM」「MOVIE」は自力で回収しましたが、それ以外のポイントは回収不可能と判断し、データを拝借させて頂きました。
「SPECIAL」の???はおそらく他の購入アイテムを全て購入後に解禁されるアイテムの為、ミニゲームが苦手な人にとっては難しいアイテムかと。
ポイント回収のミニゲームプレイだけでおそらく早い人でも2、3時間はかかると思います、一応自分は「演劇」のミニゲームでしのぎました。
後日談などの物語を見たい理由でFDをプレイしているのに、ミニゲームがメインになっているのは本末転倒なんじゃないかな…と。
次に、ヒロインや女性キャラとの物語は充実していましたが、男性キャラとのイベントをもっと見たかったなと思った事。
本編感想でも熱く語りましたが、黒越と佐藤の会話、もっと見たかったです!
いや、まぁ黒越の怒涛の佐藤罵りが聞けたので満足ではあります、ありますが…
正直、「EPISODE」の一つに女性キャラ無しの野郎キャラだけが出てくる話が1つ2つあっても良かったなーと。
黒越、佐藤、マサムネ、高島先生の乙女会議ならぬ野郎会議、見たかったです。
黒越の双子のお姉さん、折角話が出たので、双子のお姉さんと佐藤の話とかなー、「我々が見たいのは女の子の黒越、ちがう、そうじゃない」と腐心で思いつつも、黒越が双子のお姉さんと同じ格好をして黒越を選んでしまう佐藤とかめちゃくちゃ見たかった!!
マサムネとかごめの攻防戦とかも見たかった!…というかかごめ、折角新キャラなのに登場少な過ぎます!もっとマサムネを追い回して欲しかったです!!
…この辺りは男性向けゲーで需要があると聞かれたら微妙なので、適度な采配だとは思いますが、本作はサブキャラが良い味を出していたのでサブキャラだけの「EPISODE」がもっとあれば嬉しかったです。
最後に、超個人的な好みというか性癖の話ですが、倫ちゃん先生とのエロを通ってそうな作りだったのがあまり好きでは無かったです。
システムという意味で本編では自分でイベントを選択して自分なりに話を組み立てる事が楽しかった要素なのに、公式で「このルートを辿りました」という確定事項をお出しされたのが合わなかったというか。
性癖の意味では単純に二次元童貞厨で純愛ゲーの初体験同士厨として主人公も純血を守ってて欲しかったというか。
ただ、この点はかなり上手い作りにもなっていて、本編イベントの「酔っぱらい倫ちゃん」は通ってはいますが、「倫ちゃんのエッチな指導」を通っているかは微妙な描写にはなっているんですよね。
ifストーリーの倫の「EPISODE」では「倫ちゃんのエッチな指導」を辿っている設定になっていますが、メインのルートではその辺りがどちらとも取れるような描き方がされていました。
なので、選択性の高いゲームで「このイベントを通った」という確定事項が合わなかった点でもありますが、上手いなと思った点でもあります。


エロは本編の各ヒロインに2つ追加、ミャンマーのみ1つ。
彩弥は2パターン、倫に1つ。
彩弥は妹のミャンマーとの3P有り、ミャンマーとのエロ2つ目はここでノルマ達成という感じ。
エロのシチュエーションはコスプレエロが多かった印象。
コスプレエロに関しては本編でも多かったので、出来ればコスプレ以外のシチュエーションを盛り込んで欲しかったとも思いました。
ジジの「EPISODE」でエロでは無く一沙と一緒にお風呂に入るエピソードがあったのはとても嬉しかったです。
エロシーンも良いのですが、こういうほのぼのエピソードを各ヒロインに1つあった方が個人的には好みでした。


絵は本編と特に変わらず。
ですが、本編で動きの無かった特殊な服装の立ち絵が動き有りで立ち絵になっていた所が好きでした。
ジジの猫耳衣装やオトメのカッパ合羽が可愛かったです。
音楽は本編の曲と一緒にミニゲーム専用の曲有り。
シューティングゲームの「Apricot application」がとてもシューティング曲っぽく格好良かったです。
シューティングは苦手ですが格好良い曲が多いので曲はとても好きです。
OPは変わらずRitaさん。
「Party☆Party Time!」はFDらしいお祭りのテンションの高い曲で、コチラもプレイ前から知っていて何度か聞いた事があります。
EDに本編OPの「Sugar+Spice!」の2番を持ってくるのは神の采配。
声は彩弥役の谷中さんはお聞きするのは初、ホワホワお姉さん系。
ホワホワしてる時よりも言うことを言った時の声色が好きでした。
倫役の逢川さんもお聞きするのは初、キビキビお姉さん系。
通常時やキリッとした時の話し方は良かったのですが所々で滑舌が甘く感じる所があり、若干聞いててヒヤヒヤしました。


見たかったヒロインとの後日談やサブヒロインとのアナザーなど話の出来やユーザー参加型の楽しさは満足度が高く。
ポイント回収の為にミニゲーム通るのが必須なのはどうかとは思いますがミニゲームとしての出来は良く、FDとしてはかなり質の高いFDだったと思います。
もっと男キャラに焦点が当たっていれば、更に満足度が高かったです。



プレイ順は
本編ヒロイン→彩弥→倫
の順で攻略
アナザーヒロインのみ感想を書きます



『深山彩弥 編』
本編の2月3月で彩弥と親しくなっていたらのif。
中学時代の元カノ、妹のミャンマーが話に関わるのが姉らしさがありました。
藍衣に悪い…みたいなのがお姉さんだなーと。
ルート分岐選択肢が2箇所あり、4分岐するのですが、その内の一つにミャンマーとの3P有り。
藍衣の事も悩むけど、藍衣に主人公を渡したく無い…ならいっそ3人で!というのが彩弥っぽかったです。
ヒロイン5人の内、ミャンマーヒエラルキーはかなり高めですが、そのミャンマーよりも高い為、作中最強感があります。
3Pでは中学時代に初体験を失敗して別れている為、藍衣のお初も頂けるという美味しい仕様に。
それでも彩弥ルートなので彩弥→藍衣の順に頂く流れだったのでルートヒロインとお初を迎えたい党の自分としては大拍手でした。
3Pも満足度が高く、残り3分岐は全部彩弥ルートなのも好き。
3Pはあくまでもオマケな作りが良いですね、このルートは彩弥ルートなので。
彩弥との一対一の流れも彩弥がとても可愛く、エロシーンでは眼鏡のオンオフも出来る神仕様。
移植版では彩弥が純粋に攻略可能らしいのですが、このルートがそのまま入っていてもおかしくないくらいに出来が良かったです。


『本見倫 編』
「倫ちゃんのエッチな指導」を通っているアナザールート。
夏の海の一夜の事が夢じゃないと知り、倫を意識するけれど、倫が教師だから主人公の気持ちを受け取れない…と言うのですが、正直、自分の酒癖の悪さで生徒を食っておいて、生徒がその件で意識して好意を抱き、それを受け取れないと言うの、大人としてどうなのかな?とも思いました。
大人なら責任取れよ…と。
その責任が「校長などに言っても良い」という事かもですが、そうじゃなく、想いをちゃん受け取ったれよ!となり。
まぁ教師と生徒で難しいのは分かりつつも、なら酒が入ったとは言え手を出すな!!としか思えず、あまり倫に良い印象は無かったです。
彼氏が居た事ある非処女のお姉さんキャラ、一人くらい居ても良いと思うのでそういう意味では好きですが、大人としてなんだかなーという気持ち。
主人公に告白された流れで「気持ちが無くてもセックスは出来るから肉体関係だけは続けて良い」と教室で主人公を食うシーン自体は非処女キャラっぽく好きではありますが、気持ちを受け取れないなら思春期の生徒を食うな!!と自分の中の価値観がザワザワしました。
酒の失敗も歴代の彼氏としか失敗してないらしいですし、主人公に気があったとは思いますが…うぅん。
このルートだと主人公は教室での行為以降、肉体関係を持たず、卒業後に諦められず倫に大学に入ってから再告白するのですが、主人公の方がキッチリ立場を守りわきまえ、大人な行動を取って居たので、主人公の株が上がりました。
ルートがあった事や非処女キャラ攻略の流れがあったのは好きですが、彩弥ルートに比べると微妙な感じ。
もう少し倫に好印象を抱く流れがあっても良かったなーと思います。



次回、森崎さん追いはこのまま「Sugar+Spice2」をプレイ予定。
また濃いキャラのワイワイガヤガヤが見れるのか、また行動選択イベントが豊富なのか、今度はどんなヒロインが待っているのか、楽しみです!



※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
 参考攻略サイト様:エロゲ攻略・評価・改造ブログ 様
http://yumemizuki23ii.blog40.fc2.com/
 Sugar+Spice! Party☆Party ページ
http://yumemizuki23ii.blog40.fc2.com/blog-entry-39.html
 参考攻略サイト様:チュアブルソフト総合 Wiki* 様
https://wikiwiki.jp/chuablesoft/
 Sugar+Spice! Party☆Party ページ
https://wikiwiki.jp/chuablesoft/Sugar%2BSpice%21Party%E2%98%86Party/TIPS