ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

TRUE REMEMBRANCEをn週目している人のネタバレ記録 その11

※この記録は里見しば様制作のTRUE REMEMBRANCE-remake-をn週目する人間の記録です。
※軽く片手の指以上の数の周回をしているのでネタバレ込み、伏線に触れまくりの記録になります。
※好き過ぎてスクショ撮り放題です。
※また、同作者様作『送電塔のミメイ』もプレイしてるのでその辺りにも触れています。


前置きは コチラ

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TR記事まとめは コチラ






A break time 勝負の行方】その②



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ここでスッと音楽が鳴り止み、煉獄庭園様製作「死ノ音色-SiNoNeiro-」に切り替わるのが話しの流れの変化を感じます
キョウから語られる『S級封士』の話、アナライの話。
著書だけの、噂だけの存在。


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うぅん…自分が『セツナ病』で記憶を封じてもらうならAランクが良いなと思うのが素直な気持ち。
医者のランクのようなものでしょうか…上に行けば行くほどお値段も高くなるとか。
黒目は「Aランク」とありましたが、マールをキョウが受け入れられなかったという事はキョウは「Bランク」くらいなのでしょう。
キョウも一目置かれてたけれども「Bランク」だという事を考えれば「Aランク」は本当に一握り、一つの教習グループに一人出るか出ないかくらいなのかもしれません。


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ラはどんな気持ちで…となります。
アナライの事、自分の事、その特殊な境遇を嫉妬される、良くない感情を向けられるのはラにとっては悲しい事かもしれません。
絶対に言う事はないけれど、ラの表情は悲しげです。


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記憶を封じれば八番街の門から、記憶を封じなければ一番街の門から。真逆の帰り方なんですね。
街の構造のイメージは個人的には円形で、すり鉢状で壁に囲まれてるイメージです。
里見さんの日記】9月9日にお好きな作品は『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』(wikiリンク)という記載があります。
こちら未読なのですがこの物語も壁に囲まれた街というのが出るらしく、おそらく原型の一つになっていそうです。
私の好きな作品で『灰羽連盟』(wikiリンク)というアニメ作品があるのですが、そちらでも『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』が世界観の元になった上で壁に囲まれた街が出てきます。
円形の壁に囲まれたすり鉢状の、中から外が見えない構造の街。穏やかそうで透明な空気を纏いつつ、隔離を感じどこか恐ろしい街なイメージです。
TRUE REMEMBRANCEも灰羽連盟もどちらも好きなので、いつかこの世界観の原型になった小説に触れてみたいと思っています。


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子供の頃のキョウらしい陥れ方です(笑)
あくどいというか、なんというか…一度ライバル視したら容赦ない。


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流石国が保有する街。煉獄庭園様製作「聖なる亡時-SeinaruBoutoki-」が恐怖を煽ります。
S級封士』の、国が子供を犠牲にしているという秘密は国家の最高機密なのでしょう。
国外追放、下手したら…死刑?とんでもない秘密です。


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黒目、おそらく17歳か18歳頃。
そして特技のピッキングでアッサリと解錠する黒目。
これを軽く出来ていないと生きていけない環境だったんだなぁ、黒目。
黒目を畏れるキョウの姿が目に浮かびます。


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この頃の黒目の全てだったのは、彼が封士に成らなければいけなかった理由は…マリア…
彼が目指していた場所はもっと先にあったから、先に突き進むしかなく他の相手をする余裕なんてきっと無かった。
音楽が煉獄庭園様製作「でも…」に切り替わり過去と切り離され穏やかな気持ちに包まれます。


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きっとその間にマリアの事があり、丸くならざるを得なかったのでしょう。
マリアの事で傷を負いマリアのために突き進む熱は無くなって無気力になってしまったけれど、それでも黒目は彼に今ある境遇を受け入れ彼の手のひらにあるものを彼なりに大事にしていると思います。
クラゲのように触った手触りはあまり無く、のらりくらりとですが。


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ここの流れが本当に好きです。


なんだ、結構簡単に勝てるものだ。


きっと人生見方次第でそういうものなのでしょう。


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キョウの黒目よりも幸せになってやる!と意気込みつつも、黒目の幸せをさり気なく願ってる所が好きです。


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物語は次話へ……。

キョウ、君も来店した彼女と幸せになれるよ!みんな、みんな、幸せになれ!!
キョウの視点からだけれども黒目の過去から漂うほの暗さと、現在の黒目の穏やかさの対比が絶妙で…
過去は悲しい事が多かったけれど、きっとみんな幸せになれるよ!!というか絶対幸せになれよ!!!
あのED後には幸せが待っている、そう願わずにはいられない話でした。



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