ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

TRUE REMEMBRANCEをn週目している人のネタバレ記録 その16

※この記録は里見しば様制作のTRUE REMEMBRANCE-remake-をn週目する人間の記録です。
※軽く片手の指以上の数の周回をしているのでネタバレ込み、伏線に触れまくりの記録になります。
※好き過ぎてスクショ撮り放題です。
※また、同作者様作『送電塔のミメイ』もプレイしてるのでその辺りにも触れています。


前置きは コチラ

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TR記事まとめは コチラ






五話 さよならの準備】その①


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今回は語りも無くすぐに五話開始です。
Will you praise me if I can say good-bye well ?
『さよならを言うことができたら、私を賞賛しますか?』(グーグル翻訳)
別れを言ったら賞賛してもらえるか?という問いかけですが、これがラが黒目に対して思っている事なら、
『私がさよならを言うことができれば、黒目は幸せになれる?』(意訳)
かなと思っています。
ラは黒目に褒めて貰える事よりも黒目の幸せを願いそうなので…超絶に意訳が入ってますが。


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ここでセーブを取ると『五話 いつか来る日』というセーブタイトル。
怒涛の四話が終わり、これからは静かに、ゆっくりと真実を浮かび上がらせていきます。
初回プレイではサブタイトルから「ラともどんどんお別れの時が…物語も終わりの時が…」と悲しみに暮れたものです。


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ラが風邪をひいてしまいました。
あんな教会で寒い中眠らされてたら風邪もひくと思いますが、あの場所の事を考えるとラが住んでいた時にはきっと『じいじ』が暖かくしてくれていたのだろうなと思うと『じいじ』の優しさを少し感じます。


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風邪を見てもらう為に病院へ。
病気の時に病院へ行くのは治す為に仕方ないと思いつつも、行くのが凄くダルいですよね…
出来れば暖かい布団で眠って居たいし、医者が来い!と何度思った事か。

いつもはラが後から付いて来るのが面白いという理由で歩むスピードを変えない黒目も今日ばかりはラに合わせてくれます。
病院は一番街にあるみたいです。
という事は消防署も一番街?警察は…国の職員関係が統治してると思うので無さそうですが。
この街の配置は未だによく分かっていませんが、公共機関は一番街にあるのかもしれません。


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ここで一枚絵が無いのが残ねry
ラは今まで風邪をひいた事が無かったのか、それともやっぱり両親に放置されていたから風邪をひいても無視されて居たのか。
出来れば前者がいいのですが、風邪をひく事自体は知ってるので後者の確率が高そう。
風邪をひいても無視される中ちゃんとここまで健康に生きてこれたのは運と神様に感謝です。


人の前で服を脱ぐのは恥ずかしくて抵抗がある。


初めてずぶ濡れで出会って服を渡された時、そのまま着替えようとした事を考えると淑女への良い進歩です。


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ラが敬語を使う珍しい場面。
敬語を使える所を見ると、しっかりと言葉の勉強をしたんだなと。
言葉のお手本にした人が使ってる姿を想像出来ませんので、ちゃんと独学で学んだのは偉いと思います。


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黒目とキョウの教官だった人が入院しているという流れへ。
ここで黒目の会うのをためらう気持ち、教官の事を知っているとなるほどと思ってしまいます。


……あのな。
 誰かが会いにきてくれるっていうのは本当に嬉しいことなんだ


ラの台詞は彼女の過去を知っていると重くのしかかります。


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名前のプレートが無いのは引退して使える能力を模したコードネームを名乗る事がもう無いからか。
でも、しっかりと老後まで見てくれる所はちゃんとした国の機関だと。


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音楽がAmor Kana様製作「心の海域」に切り替わり、人物や病室を映す事なく青空だけが広がる中で静かに交わされる同じ事を繰り返すだけの会話。
ここの場面がとても寂しくてクリア後も凄く印象に残り続けています。好きです。


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自分に負い目があると、自分が影側の人間だと思ってるとどうしても光の側の正しい側の人間が苦手だと思う事あります。
相手が正しければ正しい程その人が眩しくて嫌いじゃないけど苦手だと思います。
わからないラはきっと光側の人間だなと思ったり。


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さよならの準備』、人は来るべき時が来たら自然とその準備をするのに、どうして人は忘れ急ぐのか…
ラが「その一人」というよりも、ラは忘れさせる側の一人で…


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選択の時が近づいて来ます。
忘れ生きていくか、向き合い生きていくか。
でも、もう、ラには伝えなくても黒目自身の答えは既に…


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この一連の流れは何周も何周もし、何度も何度も見ていますが、やっぱりどうしても涙ぐんでしまいます。
「人が年を老いて忘れていく」普遍的なんですよね。
忘れない人も確かに居るけれども、忘れてしまう人も居る。
いつの時代でもどこの国でも変わらず起こっている事、それを感動的でもなく劇的でもなくただ当たり前に描いている所に毎回どうしても感情を揺さぶられるみたいです。
五話、何周してもとても好きです。



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