【純正優男】感想

【乙女全年齢】

2018年07月08日配信
『spice+』様 ※リンク先公式HP
【純正優男】(PC) ※リンク先ふりーむ！
以下感想です。

病まぬ！堕ちぬ！豹変せぬ！
男性キャラよ、常に心を強くあれ！！

『強く、正しく、美しく。
　最強のヒロインを目指す熱血女子高生な主人公は
　ピュアで優しい男の子が大好きな恋に恋する乙女。
　最近気になっている相手が居るようだが…？』
(公式より引用)

一周15分程。
主人公が大人しい完璧淑女に見えて過去に脳筋だった姿があり、内面…というか主人公がかなりはっちゃけてます。
「拳を封印」とか過去が凄まじい主人公。
常にテンションが高めで、話の長さも丁度良くダレる事無く、開始後即攻略キャラクターを選択出来、即ルートに入れるのがサクサクしてて好きでした。

『システム、演出』
吉里吉里製。
「近親愛」「ヤンデレ」「ヒロイン攻め」
の項目でNG設定出来るの面白いですね。
チェックを付けるとそのルートに行かなくなるという。
「地雷」という言葉をよく聞く女性向け業界だからあるシステムというか…男性向けだとまず見ないシステムなので驚きました。
(男性向けだとグロフィルター、スカトロフィルターを見かけた事があるくらい)
とりあえずどのルートも見たいのでどれにもチェックは付けませんでした。
基本システムは完備ですが、メッセージ速度を一番早くしたい時など、速度メーターを端に寄せるのが若干大変でした。
下の◆の部分をマウスで動かせるようにして欲しかった…

『音楽』
ポップにコミカルに、良い選曲です。
キャラ…というか主人公が動く度にキュピーン☆などと入るSEが面白かったです。

『絵』
オリジナル。
主人公の立ち絵もあり、コロコロと変わる立ち絵が魅力的。
個人的に主人公の立ち絵がある作品好きなので、主人公が可愛らしく大満足でした。
ゴリ音時のイラストが好きです。

『物語』
話は読みやすく。
サクサクと進むのでストレス無く読めます。
若干、友人の相田朋世さんがあまりにも男性口調で驚きましたが…乙女ゲーでここまで男性口調の友人も珍しい…

『好みのポイント』
イッケメーンな主人公好きなので、「主人公攻め」の部分は大変好きでした。
…といっても全年齢なのでそういう意味での攻めは無く。
正直笑いの方面のでの攻め方なので、そんなに地雷の人も少ないかも…という気持ちです。
まぁ、でも、ダメな人は居るの…かな？
そういう細やかな所へNG指定で配慮する所、丁寧だなと思います。
エクストラでゲーム内ゲームキャラの「小長谷 修也」の項目があるのにも笑いました。
序盤しか出てない(笑)

【以下ネタバレ含めての感想です】

「病まない！堕ちない！豹変しない！純正の優しい男の子を私は求めているの！」

めっっっっっちゃ分かる(分かる)。
軽率にヤンデレ化させる文化…嫌いではないですが、そればかりなのもどうかな？と思う気持ちも有り。
ずっと優しい人と一緒に居る…そんな物語を求める主人公に結構同感してました。
そして主人公の望み通りの未来が切り開かれる…はず。
少なくとも常にテンション↑↑で堕ちる事はなく。
病むような現象も起こらず、内面が明かされても豹変する事は無かったです。
良かったね織音さん。
…ただ、各々の新たな一面は垣間見えてしまったけど……

最初は、「鯉川皐月」の「完全無欠のバカップル」END到達。
無難に自己評価が低いけれども良い人、そんな憧れの皐月先輩と一緒になれて主人公が幸せそうでなによりです。

2周目は、「鯉川皐月」の「正真正銘のバカップル」裏END到達。
主人公の心理カウンセラー教室。
壁ドンで壁にヒビを入らせる元脳筋の攻めな主人公、まさに攻め主人公の見せ場でした。
主人公、イッケメーン。

3週目は、「優木涼介」の「完成されてた幼馴染」END到達。
ゴリ音って何度も出てくるの止めて下さい、笑ってしまいます！！
予想外の所で大人になっていた幼馴染に競争意識を燃やし始める主人公。
くっつくと同時にほのぼのと終わったので、とてもにこやかな気持ちでした。

4周目は、「優木涼介」の「完熟されてた幼馴染」裏END到達。
幼馴染の裏を暴くつもりが、逆に真っ白真っ更な姿を見せ付けられました。
真っ白真っ更である意味で全てを知り尽くしてるの凄いですね、裏なく素でにこやかな涼介君、ある意味で恐ろしい人です。
「簡単に体を許して」って主人公が言うのがまた…主人公のイケメンっぷりよ…

5周目は、「織人」の「僕×姉さん」END到達。
涼介ルートの反応で何となく察してましたが…織人君色んな属性盛りすぎ！！
萌えと現実は違う…分かるよ、その壁は厚い。
「シコい姉さんが見たい」で腹筋が耐えられませんでした。
エロい姿を見たいけど、その相手に幸せになって欲しい。
まるで二次元を見ているようだ…織人君の主人公へ向ける感情が完全に二次元の物で、オタクの自分は「分かる」とただひたすらに頷いてしまいました。
「ボディーブローで止めてね」
「跡が残らない程度に手加減はするけど…」
主人公の過去を知ってると冗談じゃ済まされないその言葉に笑います。

6周目は、「織人」の「姉さん×僕」裏END到達。
「ゴリ姉になっても萌えられる」
…素晴らしい姉弟愛。
そして、主人公の心理カウンセラー教室その2。
結局、織人君は主人公から逃れられないのが微笑ましい(？)です。
そして主人公も弟大好きなので逃れられないのがまた。
…でも、こんなに素敵なお姉さんが側に居たら…格好良さや包容力で私も転んでしまいそうなので織人君の気持ちが凄く分かりました。

EDは全部回収しましたが、個人的に攻略キャラと攻略キャラの掛け合いとかが好きなので、最初でサクッと分岐する分そういうのが無いのが残念。
素敵なキャラクターが多いので、掛け合いとかも見たかったです。

個人的に織人君ルートが色々と属性詰め込まれてて好きです。

で、一通りクリア後に一応それぞれのNG項目もNGでプレイしてみました。
「親近愛」NG
では織人ルートが不可に。
「ヒロイン攻め」NG
皐月ルート、涼介ルートで選択肢無しの裏END到達不可に。

ここまでは分かります。
一通りプレイして察してました。
ですが、ぶっちゃけヤンデレキャラ居なかったので、どうなるんだ…？と思っていましたが…

「ヤンデレ」NG
では、序盤の「小長谷修也」の内容が変わるという！！
お前かよ！！予想外過ぎるわ！！！
攻略キャラではないというオチに最後に爆笑しました。
ヤンデレの時も大概だけど、実は性悪腹黒属性の時も大概だな修也。
最後まで大爆笑有り難う御座いました！！