ひっそりと群生

ひっそりと持ってるCDの情報やゲームの感想上げたり。購入物の記録など。気ままに。飽きっぽいので途中で止まったらご愛嬌。

【すぴぱら NICE TO MEET YOU!】感想

【男性向け全年齢】



なんとなくminoriのノベルゲーム作品を最初からプレイしたくなったので購入part13。



2011年12月29日発売
minori(解散)』※リンク先公式HP(18禁)
すぴぱら NICE TO MEET YOU!】(PC) ※リンク先Getchu.com
以下ネタバレ含めての感想です。








システム面は7ではインストールが難しかった為、『Inst2000』を導入。
インストール後は普通に起動可能。
ディスクレス起動可。
プレイ時間は約45分くらい。


コミケ発売、「すぴぱら - Alice the magical conductor. STORY #01 - Spring Has Come !」のシステム体験版。
「ef」の「First Fan Disc」「Second Fan Mix」と同じようなキャラと世界観紹介のミニFD。
小話で中編的話は無し。



「ノベルゲーム」
トークCD」
が収録。
とりあえずノベルゲーム部分のみ読了。



『ノベルゲーム』
45分くらいで終わるプロローグ的な内容。
舞台は鎌倉、「すぴぱら」ヒロインのアリスと桜とアンジェが学校提出のレポートの為に鎌倉を練り歩く話。
背景の美麗さも合わさり完全に鎌倉紹介になっていました。
鎌倉に行った事は無いのですがminoriの事なのでこの背景はかなり綿密に再現されているのでは無いでしょうか?
2021年プレイ時の現在とは違いつつも、歴史的な建物は変わってないはずなので、鎌倉に親しい方がプレイしたら更に背景で楽しめそうだと思えるほど美しい背景でした。
minoriお家芸と言えるほどの演出もしっかりと完備。
このミニノベルは男性主人公不在でアリス視点で進むのですが、minoriお約束の視点キャラの隣を歩くキャラがテクテク歩く演出は「はるのあしおと」「ef」から続いてあり、更に歩く度にキャラの髪の毛が束になって揺れている描写が追加され、「横を歩いている」という見せ方が強化されていました。
アリスとアンジェが話している時、間に挟まる桜が振り返ってそれぞれの顔を見たりするシーンでも振り返りは完全にアニメーション化されていて、「原画のままアニメーションで動く」という演出が好きなので見ていて始終楽しく。
桜、アンジェ、それぞれに振り返りアニメーションがあり、進化を感じました。
声優さんは非公開ですが、ネット上で探せばドラマCDでのキャスティングが見つかり、おそらくゲーム版と変わらないキャスティングというのが確認出来ます。
桜役の方は今年3キャラくらいお聴きしていますが、元気っ子が本当に似合う方です。
アンジェ役の方は…前作でもお聴きしました。
本当に声に品があって好きです。
アンジェは自分が可愛い事を自覚しているキャラで自信満々系な所が前作キャラとは違いますが、品の良い声で「私は可愛いから(キリッ)」と言うのが良すぎました。
アリスは「天使の日曜日」でゲスト出演しているので、「天使の日曜日」でお聴きしていましたが、他作ではおそらく聴いたことが無い方かなと。
個人的に滑舌の「ら行」や所々の演技が若干気になりましたが、ツッコミは上手かったと思います。
天使の日曜日」でアリスは魔女であり魔法で「if」を見せる役回りだったので、「すぴぱら」は彼女がトラブルメーカーで中心になり物語が回るのかな?と思っていましたが、むしろ桜やアンジェがボケボケでツッコミ役だった事に驚きました。
魔女っ子物だと魔女っ子がトラブルメーカーな事が多いので先入観がありましたが違うっぽいですね。
魔法で色々するかもですが、結構常識人枠っぽく、周りのボケキャラに振り回されるっぽいのが伝わり人間のボケキャラと魔女の常識人という対比が面白かったです。
「ウィッチ」という部分にアリスが反応した時に桜もアンジェも「そうだね」みたいな反応をするので魔女を隠している訳では無さそう。
「First Fan Disc」「Second Fan Mix」が本編とキャラの出会いなどが変わったのでこの「NICE TO MEET YOU!」が本編と完全に地続きでは無い可能性も高いですが、鎌倉の町並みとキャラクター性、そして圧倒的演出を堪能できたので楽しかったです。


FDなので感想はこれくらいで。
安定の演出力で安心しました。
本編はminori初の完全全年齢ではありますが同時に未完の作品でもあるので、そこを理解しつつ本編の演出などを楽しみたいと思います。