ひっそりと群生

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【アナベル・メイドガーデン】感想

【男性向け18禁】



2020年06月26日発売
Barista Lab』※リンク先公式HP(18禁)
アナベル・メイドガーデン】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。








プレイ時間は約1時間くらい。
7でもインストール可。
ディスレス起動可。


ヒロインが固定されてるタイプの作品に触れたくプレイ。
メーカーのBarista Labは去年『リリウム・ウェディングプラン』(※リンク先感想)で触れていました。
本作はそのBarista Labの一作目。


固定カプゲー専門のメーカーだけあって、「二人の世界でイチャイチャラブラブ」に関しては流石、文句のつけようもございません。
ひたすらに洋館で幼馴染のメイドの女の子と可愛い日常会話をしてラブラブするお話、最高、これで良いんだよこれで、というタイプ。
洋館の内装や外装などの雰囲気も良く、「バラが咲き誇る庭のお茶会」のような空気感がたまらなかったです。


ただ、『リリウム』の時よりも若干気になった点がいくつかあり。
一つ目は今作は「夏休みの間、許嫁の幼馴染が主人公のメイドになり一ヶ月イチャラブ生活をする」というお話なのですが、「許嫁、幼馴染、メイド」とヒロインの属性がちょっと渋滞を起こし気味だった事。
『リリウム』の時は「妻、精霊」と二重属性だったのに対し、今作は三重属性で。
個人的に「許嫁、幼馴染」「幼馴染、メイド」は属性が被っても好みではあるのですが、「許嫁、メイド」がちょっとピンと来ないというか…
階級が違いすぎて「そこ一緒になると違和感が…」と思ってしまうんですよね。
まぁ、本作はヒロインのアナベルが「小さい頃からの夢にメイドがあり、夢の実現としてメイドをしている」という理由がありメイドなのですが、メイドと言うとどうしても自分は「主従の関係」に重きを置きたい派なので、そういうファッション的なメイドをされるとコレジャナイ感がありました。
「幼馴染、メイド」属性に関しては、私生活でのメイドとして「ご主人様」と呼ぶ関係と、学校での幼馴染として「圭くん」と呼ぶ関係との違い…つまりはギャップ萌えの部分があり、そこはとてもソソりました。
ただ、学校パートが少なかった為、もう少し挟まって欲しかったなーと思ったり。
「幼馴染、メイド」の属性に関してはそのギャップを楽しむための属性だと思っていたので、学校パートが少なくちょっと残念でした。
まぁ、夏休みの話なので仕方ないとは思いつつ、でもやっぱりもっとギャップ感じたかったです。
二つ目は最初のエロシーンがちょっと早すぎたなーと。
『リリウム』の時はもう少し段階を踏んでいたのに、今作では同棲していきなりエロになったので「待って!もう少し関係の構築を楽しませて!!」となりました。
固定ヒロインゲーでも段階の構築大好きなので、そこはやむなし。
三つ目はサブキャラが居ないので、会話が盛り上がりに欠けたと思う点が数カ所ありました。
『リリウム』での美湖の存在は大きかったなーと痛感。
「二人だけの世界」大好きではありますが、日常系になると恋愛には全く絡まないけれど場を盛り上げるサブキャラが好き嫌いは分かれそうですが、自分の中では大事なキャラだと再確認しました。


絵は『リリウム』の時と同じく原画せせなさん、SD流さん。
やっぱり絵はめちゃくちゃに可愛いです。
可愛いがブレる事無くどのCGも違和感無く、立ち絵も豊富で。
絵というよりも演出になりますが、アナベルがワクワクしながら左右に揺れる動きがとても可愛らしかったです。
SDもまたチマチマ可愛く、アナベルがベッドでゴロゴロするSD絵が最高に可愛過ぎでした。
本当にもう満遍なく可愛い、絵で損する事は無いと思います。
一点だけ申し上げるとするなら、夏のお話なのに水着が無い事!
花火のシーンはあるけれど浴衣は無い事!!
アナベルの水着と浴衣…見たかった…です…


エロは回想で7シーン。
正常位、バック、ヒロインの自慰、69、対面座位、フェラ、騎乗位、パイズリ、手コキ、(屋敷の庭での)青姦あり。
多めではありますが、もう少しニッチな方…足コキや窓際プレイが欲しかったなと。
わりとエロは全部オーソドックスで固められていたと思います。
ただ、挿入エロでは無いですが一緒にお風呂と主人公の前での着替えがあったのはGOOD!今作は直球のエロよりもそういう微エロのシーンの方がエロいと思った所がありました。
あと、若干主人公の初々しさが少なめなので初体験同士厨としての物足りなさがありました。


音楽はタイトルの「メイド・ラプソディ」も良い曲なのですが、日常BGMの「アナベルさん家のひみつ」が好きで好きで。
エロゲBGMの中でも個人的に上位に食い込む曲でした、この曲を聞きながら感想を書いています。
こういう洋風というか、穏やかな西洋の庭のような優雅な曲大好きです。大川さん…「ハピ☆マテ」の方だと調べてて知りました…『リリウム』でもですが、BGMとても好みなので良い曲を作られる方だと思いました。
声はアナベル役の花澤さんのみご出演。
『リリウム』でも美湖役で出演されていて、美湖はハキハキとした少女でしたが、アナベルはフワフワと愛らしく。
甘えさせてくれる包容力のある演技、甘えてもくれる庇護欲を掻き立てられる演技、どちらもお上手で、ヒロイン力の高い演技でした。


正直『リリウム』の時に感じた「楽しい!」が少なめだった印象。
『リリウム』の時は「過去を思い出す」や「夫婦で一緒に和菓子を作る」など「二人で一緒に何かを行う」が多く、そこがとても琴線に触れた所がありました。
今作はイチャラブは楽しいのですが、「二人で一緒に何かを」があまり無い為、個人的な好みに引っかからなかったなーと。
こうやってプレイすると『リリウム』は自分の好みの方向性ではありますが、正当進化をしていたと思います。
Barista Labは今年新作の『空の青と白と/瞬きの夏』を発売予定らしく。
この感想が投稿される事に発売済みかもですが、『空の青と白と/瞬きの夏』も必ずご購入させて頂きます!
毎回雰囲気がかなり良いので「夏」をどう表現されるのか、楽しみです!!


…そういえば、『リリウム』でのヒロインのリリウムは「リリウム」だけが名前でしたが、アナベルは「アナベル・メイドガーデン」がフルネームみたいですね。
ハーフという設定でしたが、「メイドガーデン」って凄い名字だなと思いました。