ひっそりと群生

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【ハグとも! 隣の優しいギャル娘は初めての・・・】感想

【男性向け18禁】



2020年09月12日発売
rainhills』様 リンク先公式紹介ページ(18禁)
ハグとも! 隣の優しいギャル娘は初めての・・・】(PC)(18禁) ※リンク先DLsite.com(18禁)
以下感想です。








全部受け入れられてギュ~っとして。
でも君の全部がやっぱり欲しい!



『ある日、俺(宮沢コウ)は、
 初めて好きになった女の子、「野々原うたい」に告白した。
 でも――

 「あたし、彼氏は作らないことに決めたんだ・・・」
 「だから――『ハグとも』なら、いいよ!」

 恋人同士じゃない、ハグだけの関係――『ハグとも』

 でも・・・ハグだけでガマンできる気が全然しない!

 心と身体が近づいていく、優しいギャル娘のからかいデジタルノベル。』
(公式より引用)



プレイ時間は約2時間45分くらい。
分岐は無し。


ライター様の前作である「My Sweet Home」から実に13年、オリジナル版だと17年。
間に商業作品を書かれていらっしゃいますが、凄い年月です。
今作でちょっとだけ前作と繋がりがあるとお聞きしておりオリジナル版である『My Sweet Home ~invoke for remenbarabe days~』とリメイク版である『My Sweet Home』(※リンク先感想)を今作前にプレイしましたが、確かに一部あってフフッとなりました。


ハグだけの関係になる!という恋人ではない、でも友達にしては距離が近い独特な関係を築く事になる本作。
とにかくヒロインの野々原うたいの包容力が凄まじかったです。
主人公の宮沢が開始から結構コミュ障というか陰キャというか、まぁ人との関係を築くのに難があるのが丸わかりのタイプなのですが、そんな主人公に対して全く否定する事無く全てをその包容力で受け止めて来ます。
所々で主人公は「それはいくらなんでも…」というような事を言う事が多いのですがそんな彼に対してもどんな時も「いいよ」と優しく柔らかい声で受け止めてくれる野々原。
もうね、可愛くて可愛くて。
ギャルで金髪で褐色で見た目はオタクと対極を行く彼女ですが、その海のような包容と優しさにノックアウト、陰キャコミュ障のハート追撃機と化していました。


そんな女神のような彼女とハグをする「ハグとも」の関係になる宮沢。
まさに「なんでも受け入れてくれるうたいちゃん」とばかりに宮沢の駄目な部分をグイグイと受け止めて行ってくれる野々原ですが、何故かハグ以上は駄目というルールを設けて。
このままの関係でも野々原は柔らかくて暖かくて心地よい、でも、やっぱり男としてはそれ以上を望んでしまう!!
そんな、まさに生殺しの関係のままで居続けるのか?それとも関係は進むのか?
野々原がハグを以上を、恋人になるのを嫌がる理由は何なのか?


甘くとろけるような許容で心も身体もハグしてくれるギャルの優しさに全てを委ねながら男の本能が悶々と蝕み訴えかける。
心地よさと生殺しを同時に味わいました。
昨今ではよくSNSで見かける「オタク君~」のような、オタクと対極にありながらも受け入れてくれるギャル好きにはたまらない一作だと思います。



『システム、演出』
ティラノ製。
基本システムは有り。
文章下表示でメッセージウィンドウ無しででも読みやすいと思ってましたが、よく見たらメッセージが表示される部分にだけ微かにデザインが施されていて。
その微かに見えるデザインで読みやすさが向上していたのでセンスが良いなと思いました。
主人公が悩んでいたりして聞いていない際に文章が表示されずボイスだけが流れてプレイヤー側には補完になっているのが上手かったです。


『音楽』
音楽はどれも心地が良い曲ばかりでした。
挿入歌はなんとなく感動系というか心の震わせ方に音の既視感を感じましたが竹下さんと見かけて納得でした。
ビジュアル○ーツ系統で凄くお見かけする方で。
ゲーム自体は未プレイでも持ってるCDで高確率でいらっしゃり、挿入歌が流れるシーンでの盛り上げ方は流石でした。
歌われているKAKO♪さんも、ね○ね○でよくお聞きしていました、好きです。
野々原役の歩サラさんは商業でお名前をよくお見かけしますがお上手です。
プレイした商業でメインではお聞きした事が無いのですが、野々原の明るく優しく包み込むような。
からかうシーンでも決して小馬鹿にした感じは無く、愛情を感じる言い方で。
ギャルという見た目の子ですが野々原は本当に優しい子で、人の心情を察し決して嫌な言い回しはしない聡さがある部分をしっかりと台詞に乗せられていて凄かったです。
濡れ場もエロいし。
流石、最近のエロゲでお名前をお見かけるすのも納得のお方でした。


『絵』
キャラは野々原のみですがそこが良い。
「My Sweet Home」もでしたが固定ヒロインでヒロインだけ描かれるの本当に好きです、好き。
野々原のクリっとしたお目々が可愛く、その目がたまに細められてニヤッとするのが愛らしかったです。
基本制服ですが、ラブホに行く際にはパーカー来たりと細かく。
でも、パーカー脱ぐ時にフードの差分が3段階で脱げていくのにはちょっと笑いました、スクリプトの関係なのでしょう。
立ち絵もCGも塗り安定していて、特に後半の野々原の褐色の裸はもう、美ですね。
主人公がめちゃくちゃ褒めますが褒めるの分かる肉感してます、美しくてエロい。
文章で表現されている野々原の身体の良さがしっかりと絵でも表れていました。
健康体で大変良かったです。


『物語』
文章は読みやすかったです。
主人公は非常に面倒くさいのですが、その考え方も「分かる、居る」というのが伝わる現実感があり。
その面倒くささがありながらも野々原と関わり彼女に受け入れられて行く事で、徐々に変わっていく姿が非常に見ていて良いもので。
見た目は「ハグとも」として悶々とする寸止めラブコメではありましたが、主人公の成長物としても楽しめました。


『好みのポイント』
野々原ー!可愛いよ、野々原ー!!!
こんなギャルが自分の周りにも居て欲しいと心から思いました…
面倒だなと思いつつも気質は主人公と似ている為に、主人公が生活の中で苦しむのもまた分かってしまい。
そんな中で野々原みたいな子が居たらそりゃあ好きになっちゃいますよ!!
野々原は主人公の宮沢のものなんだけどさー、けどさー。
野々原みたいな子とお友達になりたいと心から思いました。
彼女が女友達から慕われてるのも凄く分かりました!!





以下ネタバレ含めての感想です





主人公の繊細さ、というか神経質さ、傍から見れば面倒さが序盤から分かるのが凄い。
絵を描いている、自分が集中している所を邪魔されると怒鳴る。
人との関係を基本構築するのが面倒だと思っていて必要でも接しようとしない。
お金は持っている金額をキッチリと使い切れないと昼飯を買わない。
「立入禁止」と書いてある屋上に対して「校則では屋上は使用禁止とはなっていない」という部分で気になる。
野々原の友人に対し確かに相手も威圧的であったけれど、瞬間的に勝手に敵とみなし初対面で暴言を吐き円満な会話をしようとしない。
そんな数々の行動にこう…A○のH○的な物を凄まじく感じました。
序盤から「こいつぁ面倒だ」というのがヒッシヒシと伝わってくる。
とにかく自分のルールがあって、それを崩されるのを嫌う。
決められたルールを守る事は上手だけれどルール上での矛盾を見ると困惑する。
人と上手く接する事が出来ないなどなど。
もうね、見てて他人事には見えず非常に同族嫌悪で。
だからこそ、そんな数々の自分ルールを持つ主人公の、外側から見れば完全な奇行に対して「そっか、○○だもんね~」と主人公の思考をちゃんと考えてくれて理解した上で否定を全くせず優しく受け止めてくれる野々原が本当に輝いていて。
何度野々原が女神に見えたか…


主人公に同族嫌悪しながらも行動原理は分かってしまうから余計に分かります、野々原みたいな子には惚れるのも当然だと。
そしてこういうタイプは内に入れた人間が居れば尽くすのも非常に分かる。
バイト先でルールさえ分かれば忠実にこなす姿も、野々原が決めた「ハグとも」のルールだけは意地でも守ろうとする姿も分かってしまって。
自分の性欲があって、欲望があっても、野々原との約束を反故には出来ないし、野々原を傷付ける事だけはしたくない。
面倒な自分ルールがある人間だけれども、そういうルールがあるからこそ決してそのラインは越えないようにする姿は同族嫌悪していても「根本的には善人である」という事が分かり。
そういう人間の生き辛さが直球で伝わって来るのと同時に、そういう生き辛い人間に差し伸べられる野々原の手に救いを感じていました。
どんな時でも救ってくれる、導いてくれる、受け入れてくれる野々原が居たからこそ、主人公のそういう頑なな部分も後半ではどんどんと変わって行き。
前半の主人公では考えられないような、野々原を知る為に教師に聞いてまで野々原の友人の場所を知ろうとしたり、自分の築いた自分ルールや敷かれていたルールを破っていく、融通を効かせていく姿に成長を感じて。
こういうタイプの人間がルールを破るのがどれだけ難しいかを考えると、主人公、成長したなぁと思わずにはいられませんでした。


野々原の過去も。
結構予想通りだった所はありますが、一度付き合った人の「初体験が気持ちよくなかった」という感想が相手の友人内で広まるという下劣さで傷付き。
それが原因で性行為を恐れて、そりゃ嫌になるよなって。
でも主人公から向けられる好意に気付き、自分も主人公に惹かれ、傷付いた中ででも主人公の温もりには触れたくてハグを求めて。
女心としては凄く分かってしまう部分があります。
過去の経験から性的に抱かれるのは怖い、でも抱き締められたいという気持ち。
分かる、でも、男からしたらキツイのもまた分かる。
そういう女性が求める行為と男性が求める行為というののズレも非常に面白く、それに主人公の「ルールを守る」という神経質さ頑固さも加わって非常に面白い相乗効果を生み出していた作品だと思いました。
あと単純に性癖の話しですが、付き合った人の下劣な行為で傷付いた非処女キャラ大好き党としては野々原は可愛そうだと思いつつも性癖に刺さって刺さって、最高オブ最高でした。
しかも野々原が悩んでいた事が「相手に自分の初体験を広められて傷付いた事」もありますが、それよりも「気持ちよく無かったと言われた事」に傷付いていて、「主人公に対して気持ちよく出来ないんじゃ…」と思って「ハグとも」を提案しているというのがまた…どんだけ優しいのか。
自分の事よりも相手を優先する姿、野々原マジ女神過ぎます!
こりゃ石川さんも北原さんも野々原大事にするし友人多いの分かります!
宮沢、野々原の事を永遠の幸せにしないと私が許さないからな!!!
(絶対に幸せにすると思うけど)


最初から最後の流れや野々原がハグしか求めない原因など、色々予定調和の流れの中ではありますが、主人公のルール重視の性格や野々原の宇宙のような広大な包容力と優しさにより独自の関係が築かれていたと思います。
固定ヒロイン好きとして非常に良い作品に触れられました。
「My Sweet Home」の皆樹の名前も出てきて。
ってか「笹山さんってブラコン?」と聞いたの野々原なんですね、年数で見ると17年越しの回収と知って驚きました。
過去作をしているとニヤリとするポイントもあり非常に楽しかったです。


ただ一点、物申したい事があるとするなら、何で「オマケ3」にある3回連続エロでCGが無いんですか!!
「オマケ2」まではCGあるじゃないですか!!
3発連続だけ回想の上文章だけでエロCGが無いの何でなんですか???
私、エロはバック描写が大好き派閥なのですが唯一あるバックがその「オマケ3」のみで文章だけでキレ散らかしてしまいました…
騎乗位もパイズリもCGがあるのにどうして…どうして…
マジで切実にCGの実装を願います…完成してるので無理だとは思いつつ。
鏡写しのバックエロ、見たかったよぅ…