【ツンDraCsuicide ～吸精主はミニマム美少女吸血鬼!?～】感想

【男性向け18禁】

2021年08月27日発売
『Grand Cru』※リンク先公式HP(18禁)
【ツンDraCsuicide ～吸精主はミニマム美少女吸血鬼!?～】(PC)(18禁) ※リンク先Getchu.com(18禁)
以下ネタバレ含めての感想です。

プレイ時間は約2時間45分くらい。
7でもインストール可。
ディスレス起動可。

ヒロインが固定されてるタイプの作品に触れたくプレイ。
1年以内(2021年11月現在)に発売された商業ゲームプレイは8作目。

Grand Cru作に触れるのは初。
同系列のメインのブランドらしい魔人というエロアニメブランドは「euphoria」のエロアニメを作られていたので知っていました。
アニメの話は原作ゲームの物語性を抜いてマニアックエロ特化になっていたらしいですが、作画は良かったとお聞きしています。
最近では同人エロRPG「うさみみボウケンタン」のエロアニメを作っていらっしゃるともお聞きしており、精力的なエロアニメ会社な印象。
同じメーカー作では過去作の「メンヘラ歩理のヤまないおねだり」の主題歌「気持ち Are You Real?」だけは知っていました。
知り合いの方が「曲が良い」というのを仰られてて何故か曲だけ知っていたと思います。

今作は分かりやすく吸血鬼美少女搾精物。
倒れていた美少女を救おうとした際にホームレスの男に刺され死んでしまった主人公が気まぐれに蘇らせられ半吸血鬼&ゾンビ化してしまう、人間に戻る為には吸血鬼美少女、ミアの力で人間にしてもらうしか無かったが、ミアは吸血をしなければ力を取り戻せない状態。
しかし、ミアは血液を不味いと感じる吸血鬼、上手く力を取り戻せない中、主人公の精液にも血液と同じく力を取り戻せる効果がある上、精液は美味しいと感じるらしく。
口からの供給と、主人公が勢い余って襲いセックスをした際、口からよりも吸収率が良かった事で、ミアに精液を与え力を回復させる7日間が始まる。
という超王道抜きゲー話。
特にイチャイチャもラブラブも無く、ずっとエロ、エロ、エロのターンなので気軽にエロを摂取出来ました。
とは言いつつも、今まで風俗通いで彼女無しの素人童貞だった主人公がミアとのセックスによって自分の精液を美味しく摂取する彼女や、処女からどんどん感度が良くなり達していく姿を見て「風俗の女の子は当然だけど演技だったんだな」と本当に感じる女の子の姿に触れて、今まで見た目の年齢は好みじゃないと言っていたのに回を重ねる毎にミアにのめり込み。
最後には力を沢山取り戻したけれど吸血鬼一族に強く関わった人間の「血の記憶」が完璧な覚醒で必要になり、ミアが他の人間の血を手当り次第に吸いに出かける事になった時に「俺以外の男の血を吸うのは嫌だ」と思うようになっていて。
ミアが「血を吸う際に男なら精液も摂取している」と言った時には怒り狂い嫉妬の塊になったりする姿は「主人公からのヒロイン大好きな感情」が好物な自分は見ていて非常にニヤニヤしました。
最終的に主人公以外の血は飲みつつも精液の摂取はミアの嘘でしたが、その時にミアが大好きな主人公の気持ちが反転し、ネットで手に入れた「吸血鬼を杭で殺すと人間に戻る」という情報で殺すか殺さないかの選択肢が出たのはとても面白い流れだなーと思ったり。
ミアが好き過ぎるからこそ、憎しみに変わり「殺す、殺さない」の選択になるのは人間の感情らしくて凄く好きでした。
ラストも主人公が母から持たされたお守りの杭を見たミアが杭の出どころに気付き、実は主人公の家系が「血の記憶」持ちで過去に一族がミアに関わっていたという王道展開になるのですが、さり気なく序盤の「俺の家系には外国人の血が混じっている関係でチンコがデカイ」という情報や、ミアに何気なく話そうとして途中で遮られた「一人暮らしする時に俺の母親が持たせようとした物が面白くってさ～」という主人公の持ちネタがちゃんと後半で地味に回収している所に笑ってしまいました。
どっちもどうでもいい小ネタくらいだと思っていたので…こういう小ネタが後半に生きるの大好きです。

あと、背景が良く絵もとても好み。
背景はもしかしたら写真加工かもですが、かなり丁寧で綺麗で好きでした。
主人公からの目線の背景と、ミアが寝付くクローゼット側から見た背景があり、地味に細かったです。
絵は一枚絵が衣装によって細かく下着が変わるのと、下着のデザインがセンスが良くレースの柄などがオシャレで、下着描写好きな人には満足度が高いと思います。
絵も崩れ無く、どの体位もアングルも上手なのと、吸血鬼物として大事だと思われるヒロインのミアの歯の描写がとても良く。
歯とか結構絵だと省略されがちなのですが、ミアが口を大きく開ければしっかりと歯が描写され、かなりリアルに歯が見えていたのが好感が高かったです。
美少女の歯は良いぞ。
立ち絵でもミアの感情が高ぶると瞳の色が青から赤に変わったりと細かい変化が見ていて飽きませんでした。
ただ、いくつかコスプレエロがあるのですが、コスプレエロに関してはただ服を着ただけの取って付けたようなシチュが多かったので残念なのと、ミアは主人公からロリババアと言われますが、ロリ…ではないよな？という見た目をしていたのがロリという言葉と噛み合っておらず困惑しました。
JCと作中言われますが、ミアはJKくらいだと思います。

エロは回想で16シーン。
搾精が多いので手コキが多く足コキがあるのは良いのですが、この胸の大きさでパイズリが無いのは詐欺だと思います。
出来る大きさだと思うので欲しかったです。
シーンは多いですが、序盤は主人公が強い性衝動に襲われミアを襲うシーンが多いのと、後半は力を取り戻しつつあるミアが上位を取る女性上位シチュで、後半に主人公の想いが恋愛感情になってもミアは吸血鬼としてのプライドは揺るがない為、イチャラブ系エロのシチュはほぼ無く、イチャラブエロが好きな人には満足度は低いかと思います。
進んでいくにつれて徐々にラブラブなイチャラブエロになっていくタイプでは無かったです。
吸血鬼物での搾精系だと「美少女万華鏡」の一作目が最近の自分の中で印象的なのですが、あちらがどんどんイチャラブエロに変わっていったとしたら本作はずっと主人公が獣欲で襲うかミアの責めかのどっちかな感じ。
最後にワンシーンくらいイチャラブ入るかなーと思いましたが、個人的にはイチャラブはあまり感じませんでした。
「ツンデレ」っぽいタイトルが入りつつもデレ要素は少なめなので、この点に関しては吸血鬼美少女抜きゲーと求めながら「吸血鬼美少女はデレないで欲しい！ずっと気高くあって欲しい！！」という人にとっては「美少女万華鏡」一作目よりは好みに合うんじゃないかな？とは思っています。
主人公はミアにどんどん惹かれますがミアがどこまで行っても気高く「吸血鬼」であり続けるので、「吸血鬼のプライドが揺るがないヒロイン」好きには刺さる所が大きそうです。
キスを最後の方でするのはお約束だと思いつつも、前半のエロシーンではキスが全く無く、後半でキスシーンが入るのが気持ちの変化を感じて大変好みでした。

音楽はピアノ曲が印象深かったです。
主人公も半吸血鬼&ゾンビ化しており活動時間が徐々に午後になって行くのですが、夜の背景が青を貴重にした色彩の中にピアノ曲が響き「夜の青」の澄んだ空気を引き立てていました。
声関係はミア役のsaki子さんは某情報サイトや名義関係を調べても一切ヒットせず。
同人関係も検索しましたが一切出て来ませんでした。
名義が多い世界なので新人と絶対に言う事は出来ませんが、新しい方の方かもしれません。
演技に関しては…うん…まぁ…はっきりと申し上げて中の下くらい。
下手では無いですが、所々の滑舌が気になったり特にら行の発音に不安がありました。
同人系の音声付き系では聞くレベル、「聞いてられない！」となる程では無かったです。
ミアは吸血鬼で高貴な血筋ですが、高貴さを感じるような演技では無く、とても上手い！とはなりませんでしたが、中の下くらいの上手さでの癖になる感じはありました。
主人公の事を蛆虫と呼ぶのでたどたどしい感じで罵倒されるのがたまらない人には良い感じだと思います。

孤高吸血鬼美少女に罵倒されたい！罵倒されるけど主導権を握ったりしたい！
高慢だけど身体は正直でどんどん快楽に溺れていく美少女を調教したい！でも最終的には逆転とかされたい！
そういうのがお好きな方にはかなりヒットすると思います。
ミアが最後の最後まで「吸血鬼」だったのが良かったです。

※ゲームの攻略で検索される方がいらっしゃるみたいなので参考にさせて頂いた攻略サイト様を失礼します。
参考攻略サイト様：誠也の部屋 様
【https://seiya-saiga.com/】
　ツンDraCsuicide ～吸精主はミニマム美少女吸血鬼!?～ ページ
【https://seiya-saiga.com/game/grandcru/tsundracsuicide.html】