ひっそりと群生

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【都市伝説ロールプレイ-愛病世界-】感想

【男性主人公全年齢】



2020年11月02日発売
東堂 前夜』様 ※リンク先公式HP
都市伝説ロールプレイ-愛病世界-】(PC) ※リンクBOOTH
以下感想です。
必然的に『ゼーメンシュ-Aftermath-』『実に花なり捜査部よ-BrotherInArms-』『サイケデリック・ウーファー-Coloration-』『愛病世界-象牙の塔-』『愛病世界Ⅴ 【全てが愛に至る-Euphoria-】』(※リンク先感想)のネタバレもしています。








「ヘーメラー」の小さく幸せなお遊び。



『豪華絢爛、一日千秋、才華蓋世、海内無双、英雄欺人の5人は絢爛の家で都市伝説語り…という名の怪談話を始める』



オススメをして頂きプレイしました。
プレイ時間は約30分くらい。
「愛病世界Ⅴ 【全てが愛に至る-Euphoria-】」に同梱。
「ゼーメンシュ-Aftermath-」「実に花なり捜査部よ-BrotherInArms-」「サイケデリックウーファー-Coloration-」「愛病世界-象牙の塔-」「愛病世界Ⅴ【全てが愛に至る-Euphoria-】」の順にクリア後推奨です。


自分達が「タイムトラベル」で見聞きしてきた都市伝説を語る事になった5人。
あくまで都市伝説であり、不思議な事であればホラーで無くても良いはずだったのに、何故か事がコロコロ変わり百物語のように順に怪談を語って行く事に。
ルールを設け、自分が当事者になったかのように怪談を語る内に、実際に怪談に巻き込まれて行くかのような状況になって行き…



『システム、演出』
ティラノ製。
今までツクール製だったので新鮮でした。
ロールプレイとタイトルにあったので戦闘が入ったツクール作だと思っていましたがまさかのノベルゲーム。
最終作で戦闘があったのでオマケで沢山本編キャラを使った戦闘が出来るかな?とも思っていたので、その部分は違っていて少し残念でした。
内容はホラー。
背景の色が変わりがグルグルと回転する演出が上手かったです。


『音楽』
今までではあまり聞かなかった和風系の曲が印象的でした。
音楽が不穏な感じに変わっていく所など、とても場を盛り上げていました。


『絵』
本編だと一人一人立ち絵が表示だったので、ノベル形式で2人づつなどで表示され掛け合う姿が見ていて新鮮でした。
表情が豊富で見ていて飽きなかったのと、所々で枠組みでキャラの顔が表示されツッコミや指摘などが入る所が上手かったです。
一枚絵は語りの時や最後の方のみですが、効果的に使われ、特に最後のCGは本編のラストを知っているとグッと来ました。


『物語』
「本編のネタバレを含む」とあるように色々とクリア後推奨のネタが豊富なのですが、こんな風にホラーを楽しむワイワイガヤガヤした空気も楽しく、ホラー語りではありますが、ある意味で優しい世界だったと思います。


『好みのポイント』
最後の台詞通り、「幸せ」その一言かなと。
たとえ一時でも「幸せ」が訪れた事が良かったです。





以下ネタバレ含めての感想です





オマケ作品で超短編作なのでネタバレ抜きでは難しいのですが、「本編から外れたドタバタ劇」か「本編後の何らかの実験」かという予想はしていました。
後者が当たりでした。
メンタルが強いからという理由で絢爛と才華が居る辺りが流石の二人です。
海内が欺人を海の底から救う為の結代との実験。
居なくなったはずの千秋が居たり、海の底の欺人が居たり。
真名が沢山出てきたり。
居なくなった人達と楽しく笑って例えホラーでも会話が出来たり。
それは確かに結代が言うように「幸せな夢」で。
もう戻らない人と、いつか必ず再び会う事を約束した人。
今回の実験は成功はしなかったけれど、例え夢から覚めた時の現実が辛くても、一時の「幸せな夢」を見れた事は良かったのではないかなとは思います。
いつか再び、海の底から彼が出て来れる事を願って。